五丈石のアスレチック! 〜瑞牆山・金峰山〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,810m
- 下り
- 1,811m
コースタイム
- 山行
- 10:10
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 11:49
天候 | 朝方晴れ、のちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道は全体にはっきりしていて道標も多く、間違えたり迷ったりの心配はないようです。 ただ歩行距離や標高差からイメージするよりも体力を消耗した感があり、なめてかかってはいけない山です。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック
下着着替え
靴下予備
防寒インナー
ウインドヤッケ
レインウェア上下
救急薬品
ナイフ
非常食
携帯電話
帽子
トレッキングポール
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
マグカップ
タオル
ティッシュ
財布
シューズ
自家用車
水
カメラ
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感想
山行の計画を立てるたびに少しずつ背伸びをする癖は相変わらずで、いつも歩きながら「もっとのんびりできればいいのに・・・」と思ってしまいます。
金峰山は3月にみゆっちさんとコラボで歩き、瑞牆山荘からのピストンでバテバテだったんです。
雪がなけりゃ大丈夫だろうと軽い気持ちで瑞牆山と合わせたルートを組んだところにみゆっちさん、ロッソさんの先月のレコ情報が加わり、おもしろそう!と不動滝ルートまで入れてしまう始末。
所要時間が長くなる分は出発を速めることで帳尻を合わせますが、初めてのルートで暗闇を歩くのは緊張します。
さすがに100名山の登山コースだけに整備や案内は行き届いていて、集中して歩く限り危険はありません。
(途中で動物の気配に気づいてあわてて熊鈴を付けました。)
もったいないのはせっかく歩いたこのコース、不動滝も名前の付いた岩もすべて暗闇に隠れてしまったこと。
でも足元を照らすヘッデンの光が探検気分を盛り上げてくれます。
あたりが明るくなり始めると、関西では見られない背の高い白樺やカラマツの森が目を楽しませてくれます。
普段歩く地元の山とは違う雰囲気を五感で味わいながら道を辿るのはいいものです。
勾配が急になり、鎖場が登場し、ストックを縮めて登るシーンが増えてくると、のんきな妄想を楽しむ余裕は消えて目の前に集中します。
普段は出てこないのに、こんな時だけ体育会系の自分が現れて鞭を入れ出すんです。
太ももの裏がぴくぴくし出すのをごまかしながら、なんとか山頂にたどり着きました。
想像以上の高度感を味わいながら富士山、南アルプス、八ヶ岳の絶景を眺めていると、この山頂でゆっくり時間を使って下山してもいいような気になりますが、ここは先に進みましょう!
下り道もやはり急勾配で、一歩ごとの段差があって足元に気を使います。
滑りにくい岩でも不用意に体重を預ける気にはなりません。
変な話ですが、こんな時にソロ山行のメリットを感じます。
2人以上で歩くと注意力が散漫になる傾向が強いのが欠点で、しゃべることに気を取られての失敗だらけなもので・・・
(一人でも考え事に夢中になると同じですが)
一気に下って谷を渡り、登り返して尾根を越えると富士見平。
ここで瑞牆山荘からのルートと合流します。
何組かのグループが小屋の前で休憩しています。
挨拶の言葉を交わしながら立ち止まって息を整え、金峰山への登りにかかります。
3月に雪道を歩くよりは楽なはずだと都合のいいように考えていました。
でも、さっきの瑞牆山での疲労が確実に溜まっていて体が重い!
後方からはさっき小屋の前で休憩していた若いグループの元気な会話が聞こえてきました。
砂払いの頭で追いついてきたそのグループの方に写真を撮り合ったりして仲良くなり、結局山頂まで前後して歩いていました。
山頂近くにそびえる五丈石のてっぺんに立とうと思っていましたが、いざ目の前にするとそのでかさに圧倒されます。
登っている人と比べると、高さが20mほどあるでしょうか。
例のグループの一人が登り切り、ならば!と自分も行ける気になって岩に取り付きます。
下を見るとそこで止まってしまいそうなので、取り付いた勢いで一気に上まで登ってしまいました。
(グループの一人が下で待機されていたのでカメラを預けて撮影をお願いしました。 お手数かけました。ありがとうございます!)
そのグループの皆さんも上がってこられて、私を入れて全員で記念撮影?
なんのグループかと伺うとみなさん消防署の方でした。
普段からレスキューの訓練などで身体が出来上がっている人たちです!
山頂までの登りでもずっと元気にしゃべりながら歩いているのが不思議でしたが、やっぱり只者じゃなかった(笑)
いやいや、このグループにこっそり対抗心を燃やした自分も身の程知らずです・・・
結局この岩で散々遊んでしまい、そろそろ下山の時間を気にする必要も出てきたようです。
食事をするために湯を沸かす必要もあって、いったん金峰山小屋に下りてみました。
小屋の前にはベンチもありましたが、ちょっと風も出てきたのでここはスルーし、稜線へのトラバース道の途中でスペースを見つけて座ることができました。
食事をしながら近づいてくる野鳥を見たり、午後になって少しずつ見え方の変わる山を眺めたりと少しの間「静の時間」を楽しんだ後は一気に下ります。
稜線から外れ、森の中を下りだすとまだ時間は早いのに影が濃くなってきました。
いつの間にか雲が厚くなり、余計に夕方の雰囲気を感じます。
普段の山行では下山の時間がやたら早いので、下山途中で暗くなるのは落ち着きません。
さいわい朝登った瑞牆山がずっと見えているので、地形図と照らし合わせると現在位置と方角は常に把握できます。
暗くなっても朝のスタート時と条件は同じだと思い直してヘッデンだけ装着しておきます。
林道に出るともう駐車場はすぐそこでした。
なんとか周りが見えているうちにゴールできてやれやれでした。
朝撮れなかった瑞牆山にカメラを向けるともう暗くなって撮れず、結局この山の全景を残せなかったのが残念です。
なんだか五丈石のアスレチックを楽しみに来たような山行でしたが、若いグループのパワーもいただいて楽しい山歩きでした!
雪の瑞牆山、どんなんかな・・・
むっしゅさん、こんにちは♪
行ってこられたんですねー!
しかも不動滝からの同じコースじゃないですか
楽しかったでしょ
3月に踏み抜きまくって苦労した金峰山のことを思い出したりして、季節が違うとまた違う景色になっているのを私も楽しみました。
冬の瑞牆山はどんなだろうと、私も気になりましたよ
今年は雪が遅くて予定の山行ができるのか微妙ですが、そんなお空の気まぐれに付き合いながらその日の山を楽しもうかなーと思います
早く山行きたいぞー
あ、それと五丈石登頂おめでとうございます
私が行ったときは、私は高所苦手だから最初から登る気はありませんが、「下りろ下りろ」と下で叫んでる人がいてかなり微妙な空気になってました(笑)
むっしゅさんもレスキュー隊の一員に見えますよ〜
みゆっちさん、こんにちは
ルートはまるまるパクりました
3月には苦労しましたよね〜
いやいや、今回もしんどかったって
休憩を除くと僕の歩行時間が1時間も長い
見栄を張らずに歳相応に歩けってことかな・・・
来月は仙丈ケ岳を予定してるんですが、またまた背伸びしてしまってる感があって、現在考え中です
ムッシュさん、こんばんは♪
金峰・瑞牆の周回お疲れさまでした。
まんまのコースをトレース頂き、ありがとうございました
以外とタフですよね、あのルートは。
富士見平小屋から稜線に出るまでが、とても長く感じましたよ
それにしても、五丈石登頂は素晴らしいです
登るな〜って叫ぶ人がいて、私は途中で断念せざるを得なかったので
でも、ムッシュさんが登ると、四丈石くらいに見えますね
ところで来月の仙丈は地蔵尾根ですか?
ロッソさん、こんにちは
ははは、まんまのコースです
登るな〜って叫ぶ人にも理由があるのでしょうが、喧嘩することでもないし、その場にいたらさっさとあきらめてるかな・・・
山ではいろんな状況が起こりうるってことですかね
来月、戸台から北沢峠経由で仙丈ヶ岳のつもりですが、1泊の行程に収まるものか目下検討中です。
なんとかなるかな・・・
monsieurさん こんにちは
時間を有効に使われて日本100名山を2つもピークハント
五丈岩にも登られたのですね
消防署の職員の方々とご一緒でラッキー運も
富士山は相変わらず綺麗ですね
姿に惚れ惚れします
行ってみたいところにタイムリーなレコに出会う
繋がるって 素晴らしいです
merさん、いらっしゃいませ
時間を有効に・・・
今年の自分の動きを見てると、撤退は多いし効率は悪いしであんまり褒められたものじゃないです・・・
若いグループの皆さんとの差を思い知らされたのは下山のペース。
同じように歩いているつもりが、あっという間に姿は見えず、下で再会しても誰も疲れた様子がないのに驚きましたよ
普段の鍛え方が違うんでしょうね
この山域は今年に入って知ったようなもので、それまでは「奥秩父」と聞いても全く場所がイメージできませんでした。
また行ってしまいそうな気がしています
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