大岩岳 丸山湿原〜山頂〜南ルート(宝塚・神戸)
- GPS
- 02:53
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 366m
- 下り
- 360m
コースタイム
- 山行
- 1:59
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 2:50
天候 | はれ 時々 くもり 最寄のアメダス観測点『三田』当日の気温 朝の最低気温 8.6℃ (07:00) 日中の最高気温 18.4℃ (13:19) |
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過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
8台駐車可能。到着時に入替りに1台、下山時にも別の1台が利用されていました。 ※近くに兵庫県立『宝塚西谷の森公園』有。 公園管理棟にトイレ、周辺に自動販売機有。 http://nishitaninomori.jp/index.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
宝塚市域の丸山湿原エリアは、道標が整備された遊歩道です。山間部も基本はよく踏まれた山道レベルの遊歩道が整備されていますが、大雨等による被害により一部ルートが流失、川筋となった区間も見られるなど、年々荒れ具合が気になりだしました。 神戸市域は整備された道標がなく、私設の道標やテープ頼りとなります。年々目印が増加しているようで、紛らわしいものもあるようです。 比較的明瞭な踏み跡が多いものの枝道も多く、大岩岳南側は地形図の破線道に符合しないルートが多く見られます。道に迷う方が多い山域ですので、地形図等持参の上、この山域に不慣れな方は位置確認を慎重に行う事よう心掛けてください。 ヤマレコの地名データが質量的に不足しており、今回歩いたルートの分岐について、解る範囲で追加、加筆等を行いました。地点名はそのデータを基に記しています。 ■大岩岳東コース〜大岩岳山頂 丸山湿原群入口駐車場より、東側より山頂へ至るメインルート、道標の設置された遊歩道〜明瞭な山道がつづきます。山頂手前は急坂ですが、特に危険ではありません。 地形図上に破線道はありませんが、丸山湿原の案内図に明記されたルートです。 ■大岩岳山頂〜千刈水源地周回路、大岩岳分岐 ダム周回路より、山頂へ続く西側の尾根筋を辿るルートです。山頂直下の西への下りは急ですが、それ以外は特に急でもなく、地形図上に破線道が記されてませんが明瞭な踏み跡が続いており、千刈ダム方面より登られる方の多くが利用されています。 ■千刈水源地周回路、大岩岳分岐〜千刈水源地周回路、南ルート分岐 概ね地形図上の破線道に沿った、千刈水源地周回路となります。一部に降雨時に川筋となる区間があり少し歩き難いものの、その他は歩きやすいルートが続きます。但し、大岩岳への分岐より北側は、歩かれる機会も少ないようで、倒木等が多く荒れ気味です。各分岐にはテープ、私設の看板等の目印がありますが、見落とされる事も多いようです。 ■千刈水源地周回路、南ルート分岐〜南西側ルート登り口 若干の高低差はあるものの、基本は高低差のあまりない丘陵状の尾根筋が続きます。数カ所あるザレ場では踏み跡が消え進行方向に注意が必要ですが、概ね辿りやすいルートが続きます。 南西側ルート登り口は、大岩岳を示す私設の道標が目印。見落とさないように注意が必要です。 地形図上の破線道と現地の踏み跡は少々異なります。無理に地形を追わず、濃い踏み跡を辿るのが無難です。 ■南西側ルート登り口〜大岩岳南分岐〜大岩岳西コース、東山橋分岐 大岩岳南分岐より西側が湿原のような地形となっており、足元が悪く、ルートが枝分かれしているところも見られます。大岩岳南分岐、東山橋分岐共に私設の道標やテープが数多く設置されており、見落とす可能性は低いと思われますが、大岩岳南分岐は地形図や案内図上に記された分岐ではありません。 こちらも地形図上の破線道と現地の踏み跡は少々異なるようです。無理に地形を追わず、濃い踏み跡を辿るのが無難です。 ■大岩岳西コース、東山橋分岐〜四等三角点丸山 東山橋分岐より1分程度で再び上下川ダム方面への分岐が現れます。今回歩いた上下川ダム方面は、神戸、宝塚市境を示す杭が設置されており、概ね踏み跡も明瞭、概ね地形図上の破線道、市境界に沿ったルートです。 ■四等三角点丸山〜丸山湿原群入口駐車場 三角点より地形図上の破線道に沿った明瞭な踏み跡を北東方向へ進むと、程なく遊歩道の整備された丸山湿原エリアとなります。所により少々荒れてはいるものの、安全に歩けるルートです。 要所に道標も設置されており、丸山湿原群入口駐車場へは、境野バス停方面への案内となります。 【主な過去の記録】 ■竜岩〜大岩岳(宝塚市・神戸市)2015年02月04日(水) http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-584457.html ■千苅水源地〜大岩岳〜丸山 2014年11月28日(金) http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-554557.html ■大岩岳 …西谷ルート 2014年06月18日(水) http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-466760.html |
写真
感想
迷いやすいとされる大岩岳周辺の分岐、ヤマレコ地点登録の整理を目的として南側ルートを歩きました。
北摂のマイナー低山の中では訪れる人も多く、ヤマレコにも度々登場する山域ですが、迷う人も多いようで過去には遭難事故も発生しています。現状は地点登録数、情報量共に不足していると感じます。
平日にはあまり人を見掛けない山域。用事の都合で午後1時過ぎの遅めのスタート…
でしたが、山頂にて先着の男性ソロ、後から女性2人、都合2組の方とお会いしました。
いずれもお近くの方でしたがこの山域に慣れた方ではなく、男性は以前分岐を見落とし山頂に到達できなかったそうで、今回は慎重に歩かれたとの事。女性2人組はルートは正しく辿られるも、山頂西側のピークを山頂と間違え、休息されていたそうです。
2組の方共、よく似た(微妙に異なる?)ガイドブックの案内図のコピーをお持ちで、見せていただきましたが、私設の道標等のデータを元に分岐が示されており、東山橋方面へ続く尾根を辿るルートを歩かれる予定となっておりました。
2組の方どちらも進行方向が解りにくいと仰っておられたので、ポイントとなるであろう分岐2ヶ所について説明させていただきました。
地形図で破線を追いかけたり地形を読むには、起伏も小さく、実際の踏み跡と異なるラインに戸惑う山域ですが、シンプルに案内図に記された道標を辿る方が、特に初めて歩かれる方にとっては解りやすいとも思えます。
特にここ数年間で道標やテープ等の目印が随分増えているようで、見落とすリスクは減りつつあります。
但し、枝道の多い山域に付き、仮にコースを外れても歩きやすい山道が続き、異なる方向へ進んでいる事に気付かない事態も起り得ます。道標に頼る場合でも、時折進行方向の確認は心掛ける必要がある山域だと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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inakabusさん、こんにちは。
私の大好きな山域、ご無沙汰しているのでそろそろ恋しくなってきていました。
詳しいレポをありがとうございます。
このあたり、inakabusさんご指摘の通り「地名データの質量的不足」+枝道分岐点の多さ+地形図破線と実際の道との不一致だらけですね・・・何とかならないものでしょうか
歩き慣れてしまうと危険というほどではなくサクサクと歩けますが、初めて歩く場合にはこれが難易度を上げてしまっているような気がします。危険もあると思います。
行政区域がまたがっているから、山全体としての整備もしにくいのでしょうか?
みなさんが案内看板やテープを次々とつけていくのは、なんとか歩きやすい道にしたいという思いの表れでしょうね。
34画像には山友会さんの新しい矢印が見られます。この看板がついてからまだ大岩周辺へ行ってない
行きたくなってきました。(行きたいところが多すぎて困りますね。 )
takatukimaki さんこんばんは。
私は宝塚(丸山湿原)側より登ることが多い都合、南部エリアの情報には少々疎いようで
是非またお尋ねの上、よく歩かれている南部の情報、提供をお願いします
実は随分前、遊歩道や森林公園を散歩する程度で地図など用意する習慣がなかった頃に、丸山湿原のコース図を頼りに大岩ヶ岳西コースを歩いて初めて山の道迷いを経験。
その後は何度も迷ったり、見失ったり…少々そのような状況を楽しむ程度の余裕もあったりするものの、あの時の心細さや焦りは忘れられません
今となってはいい教訓ですが
南エリアはまだ未踏ルートがあるものの、今となってはよく知る山域の一つですが、地形図なしでは怖さを感じます。しかし、地形図上で自位置の特定は未だに難しいと申しますか
当日であった2組の方々のように、簡単なコース案内図で歩かれるのが、無難だと思えてきました。少なくとも地形図上の破線道と、実際の地形との差に違和感を感じるよりは安全と思います。
山友会の道標、流石に頼りになりますが、それ以外のものには一部曖昧な案内も設置されていると感じます。迷う程ではないと思いつつ、少々混乱する方もおられるかと。。
おっしゃる通り、山全体での整備を期待したいところですね
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