霧ヶ峰周回
- GPS
- 03:35
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 371m
- 下り
- 370m
コースタイム
天候 | 晴れ 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪は多くはないが昨日から今日にかけて降雪があった。場所によってはトレースがなかったがつぼ足で特に問題なかった。スキーをするには雪不足と思う。 |
写真
感想
車山肩の駐車場には7:40に到着。道中は各所で凍結していて慎重に運転してきた。到着時の外気温はマイナス12度ほど。外に出て支度をしていると当然ながら寒いが、風が弱いので数字ほどの寒さは感じなかった。駐車場のスペースはまだ余裕があった。また周囲には支度中のパーティも見られた。準備の後7:54に行動開始。天気は薄く雲がかかっているものの、晴れていた。歩き出しはとても寒く感じるため防寒着を着たまま。歩き始めてすぐ空気中にキラキラ光るものを見る。気温が氷点下10度以下なのでダイヤモンドダストだろう。駐車場の標高が1800メートルを超える車山ならでは、と言ったところか。しかも太陽の方向には虹が見え、歩き始めから何だかこの日一番きれいな景色を見たような気分になった。風が弱く日照があるため、マイナス10度を下回る気温でも寒さはほとんど感じず、反対に着込んで歩いていたため、むしろ暖かさを感じるほどだった。やはり風の有無で体感温度は大きく変わる。車山に向けて歩き始めると既に下山を始めるパーティとすれ違う。山頂で写真でも撮影してから下山だろうか。この時点では遠望は効かず北アルプスは雲の中だが、近くの八ヶ岳や南アルプスは見えていた。きれいな展望の中歩いて車山の山頂には8:30に到着。人が多いかと思ったが数名程度で空いていた。スキー場のリフトもまだ動いていなかったようだ。山頂付近であちこち見つつ写真を撮る。積雪はあるし新雪もあるのだが、スキーをするにはまだ不足と思われた。藪がまだ隠れておらず、快適な滑りになるまではあと30cmくらい必要だろう。南岸低気圧でも接近すれば状況は変わるかもしれない。山頂はさすがに冷たい風が通るので寒いが、それでも日差しがたっぷりあるため、気温ほどの寒さではなかった。神社に初詣したらスキー場のゲレンデを一部歩いて避難施設に入る。ここで衣類の調整をする。その後ゲレンデを下って周回路を目指すが、ゲレンデの一部が凍っていて2人とも同じところで滑って転びそうになった。チェーンスパイクでも履いていれば良かったと思うが、今日は2人とも持参せず。ゲレンデを逸れてトレースのあるほうを目指す。新雪にトレースがあり利用させてもらうが、途中で追いつきその後はトレースをつけつつ歩くことに。一部は昨日から今日にかけての積雪でトレースがリセットされていて、プチラッセル状態であった。ラッセルとは言っても標高差は少なく雪質もサラサラで軽いので、スノーシューやワカンを利用せずつぼ足でも全く問題なかった。展望の良い蝶々深山には9:19着。無人。振り返ると車山が白くてきれいだった。ここからは下り。やはり一部トレースがリセットされていたが下りなので問題ない。むしろトレースのないところを選んで歩くこともあった。標高差の少ない霧ヶ峰なので、ラッセルも楽だ。天気は相変わらず良く晴れ。風がほとんどないので厚着で歩いていると暑いくらいになってきた。物見岩で少し座って休憩。止まると寒いのが冬山だが、今日に限ってはそれもなかった。ここからも下って八島湿原を目指す。登りのハイカーとすれ違うかと思ったが誰もいない。八ヶ岳周辺は天気がどこも良いので、もっと高峰を目指す人が多かったのかもしれない。周囲に誰もいないので、貸し切りの登山道を進む。下りなので凍ったトレースでも出てきたら嫌だなあと思ったが、新雪の箇所が多くて杞憂だった。下り切ってしまうと日差しと照り返しが強くて本当に暑い。アウターのジャケットは既に脱いでいたが、フリースすら要らない気候になってきた。夏期はトイレのある分岐まで至り、ここからは八島湿原を大きく周回するルートではなく短縮コースを取ることに。一度も歩いたことがないので試しに選んだが、これはあまり面白くないコースだった。大回りのコースであれば湿原や池に近く展望も良いのだが、この短縮ルートだと湿原まで遠く、ただ雪の積もったすすき野原を歩いているだけになってしまった。花の時期であれば別の感想を持つのかもしれないが、冬だと歩いても面白味がなかった。やはり遠回りでも大きく周回すべきであった。次回からはそうしよう。再び分岐に至りコースは上りになる。天気が良すぎて暑いので本格的に薄着になって歩く。そして沢渡からは車山肩に向けて本格的な登り。ここで風が抜けたらさすがにアンダーシャツでは寒いのだが、今日は穏やかで風なく、シャツで歩いても全く問題なかった。ここまで滑り止めなしで歩いてきたし、この先も休憩の氷化斜面ではないため、そのままつぼ足で進む。最後の最後まで雪質はどこも良かった。11時過ぎのこの時間になると雲が増え始めたが、それでも周囲の展望は効いた。登りの途中で見た蓼科山がきれいだった。無事肩に至り駐車場には11:17に到着。朝はガラガラだった駐車場は、この時間はだいぶクルマが増えていた。それでもまだ空きはあったし、これからハイキングへ出掛けるパーティも見られた。この時間なら早朝よりは暖かくその点は快適かもしれないが、ダイヤモンドダストのような自然現象は早朝の気温の低い時間にしかお目にかかれないので、自分が狙うならやはり朝早い時間かなと思う。
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