蔵王連峰 馬ノ神岳/水引入道/屏風岳(南蔵王野営場から周回)試練の屏風
- GPS
- 09:41
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,384m
- 下り
- 1,384m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇りのちガス(稜線はホワイトアウトに強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
■アクセス 仙台市⇔南蔵王野営場 ■駐車場 南蔵王野営場 https://hanayama.niye.go.jp/yaei/ TEL:0224-24-8126 現在冬季閉鎖期間中(11/1〜4/10)ですが駐車可能か電話で確認し了承を得ました。ロータリーは除雪が入るので管理棟側に少し上がった所に停めました。ありがとうございます。m(_ _)m 南蔵王への冬季登山は白石スキー場からがメインですが8:00〜17:00のみ駐車場とゲレンデの登山利用が可能です。それ以外の時間はNGとのこと。林道方面へ歩く場合も同様です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト Compassにて提出。 ■ルート状況(0225/1/5時点) 2024/12/29は南蔵王野営場から馬ノ神岳をピストンしました。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7633200.html 装備:冬靴、スノーシュー、12本アイゼン、ハードシェル(中綿あり)、ピッケル、バラクラバ、冬用グローブ、ゴーグル 馬ノ神岳まではスノーシューとストック、以降は片手にピッケル。 屏風の壁の降りだけは12本アイゼンに換装。スノーシューでもOKだと思います。 ヤマレコで手書きルート作成。 登りは林道〜馬ノ神岳〜水引入道〜屛風岳 野営場から林道に出たら林道を突っ切って馬ノ神岳への冬季ルートへ入る。序盤はまだ多少の藪ありますが概ね良好。尾根を目指してひと登りすると藪もすっかり埋まります。雪は12/29より増えた様子。比較的なだらかに登り続けるとやがて馬ノ神岳へと続く尾根に合流します。この尾根もだいぶ積雪増えてきました。P1400を越えると馬の鬣が目の前に。鬣の雪はかなり深いです。ピーク手前の急登は前回は右側をそのまま登りましたが今回はより緩やかな左を巻きながら登りました。ピークを越えて少し歩くと馬ノ神岳山頂になります。山頂から少し降るとコル。ここから水引入道の壁は新雪激ラッセルです。深いと腿付近まで。急登なのでたまに四輪駆動で登ります。水引入道から屏風方面も少し降りコル付近も場所によっては深いです。屏風の壁はスノーシューの刃とピッケルを効かせながら登ります。晴れていると高度感ありますがガスッていると良く分からず。登り切って縦走路の分岐に着くとスノーモンスターがお出迎え。今回はホワイトアウトでしたので縦走路は迷宮でした。樹氷の中はまだ石楠花の踏み抜きが多く途中から樹氷と雪庇の間を歩きました。10m〜15m程雪庇から距離を取って、樹氷の際を歩きます。位置確認しながら屏風岳登頂。分岐から屏風岳は視界があればすぐですが今回はかなり時間が掛かりました。状況によってはかなり厳しいルートになります。 降りは水引入道〜ジャンボリールート 屏風から水引入道へは登り返しがあります。水引入道からは冬尾根を降りました。藪もだいぶ埋まっており歩き易かったです。尾根沿いに降ると夏道に合流します。たまにあるトレースを辿りながら、ピンテを見つけながら、位置確認しながら概ね夏道沿いに歩き林道に合流。林道を白石スキー場を逆方向へ歩き南蔵王野営場へ。 |
その他周辺情報 | ■温泉 神の湯 \400(12/29,1/3,1/5 週3で通う) シャンプー・石鹸類なし |
写真
感想
年末年始の連休中に三度蔵王連峰へ!最後の締めはYAMAPPERのたかかさんと厳冬期屏風岳!12/29に登った馬ノ神岳と水引入道を経由し屏風の壁を登って屏風岳へのルート。降りは南屛風、不忘、東尾根経由した周回か水引入道からジャンボリールートの周回かピストンを状況に応じての計画。今回も南蔵王野営場の駐車場の利用。前回に続き駐車させて頂きありがとうございます。林道に突き当たったらそのまま直進し馬ノ神岳への冬季ルートへ。序盤は位置確認しながら少し藪掻き分けるがひと登りすれば尾根に出てすっかり藪も埋まっている快適なトレイルが始まる。背後に登る朝陽を眺めながら緩やかに登ると馬ノ神岳への尾根と合流。P1400が近づくと視界が開けて来て東側には太陽が輝く太平洋、西側には先週よりも立派に育った馬の鬣、後烏帽子、水引入道、不忘山やこの時点では刈田岳方面も見えていた。馬の鬣はもふもふで深いラッセルを楽しみながら登る。登り詰めて少し進むと馬ノ神岳山頂。前回は周辺の山すらガスで見えなかったが南蔵王主稜線以外の山々は眺められることが出来た!この時はまだ風も穏やかで気持ち良く休憩。ここからは未踏の水引入道の壁へ。コルまで降りたら壁へ取り付き。雪はかなり深く膝から腿の激ラッセルかつ急登の為、最後の方は四輪駆動で登り詰めた。水引入道に着くころには徐々に天気は降り坂で風が強く屏風方面は壁の上部はスッポリガスの中…。時間はまずまず早かったので二人で相談し予定通り屏風岳へ。少し降った後は徐々に登りへ。序盤の登りはラッセルもあり、壁はアイゼンとピッケルを効かせながら登る。晴れだと高度感があるがガスがと高度感なし。吹きおろしの風が突きつける中暫く登って漸くスノーモンスターとご対面。南蔵王のスノーモンスターはやっぱりスケールが違うなぁとしみじみ。辺りはすっかりホワイトアウトで樹氷写真がうまく撮れない。樹氷原を屛風岳方面へ進むとホワイトアウトだったり石楠花の踏み抜きだったりでなかなか進まず迷走。途中で樹氷を雪庇の方に出て樹氷の際を進み位置確認しながら屏風岳登頂。こりゃ長居はマズイねと写真を撮ったら折り返し。帰りは樹氷原に入らず際を歩いて分岐へ戻る。樹氷原を歩いてたらヤバかったかも…。壁の降りは念の為アイゼンに換装。膝まで沈んだのでそのままスノーシューでも良かったとも思ったが安全に楽しく降れたので良し。再びスノーシューに換装し水引入道を登り返してジャンボリールート方面へ。冬季尾根を歩いて風の当たらない所でやっと休憩で気持ちと体が落ち着けることが出来た。あとは夏道沿いを適当に歩き林道へ出たら南蔵王野営場へ帰還。途中振り返ったら稜線のガスが取れており下山あるある。水引入道〜屏風岳間はなかなか厳しかったですがたかかさんと二人でしたのでなんとか歩き切れました。トラブルもなく時間も想定より早く歩けて無事に周回出来て良かった。厳冬期の南蔵王は手を抜いてくれません。今回は稜線の天気がいまいちでしたが次回は晴れの縦走路を歩いてみたい。ありがとうございます!!
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