鳥海山 「雪を求めて鳥海山へ」滝ノ小屋泊
- GPS
- 26:13
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,169m
- 下り
- 1,168m
コースタイム
- 山行
- 8:58
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 10:01
天候 | 11/22(日) 晴れ 稜線はガス、強風15m以上 気温-3℃体感はもっと寒い 11/23(月) 曇のち雨 ガス |
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過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
尚、湯ノ台登山口までの県道368号 鳥海公園青沢線ですがすでに冬季閉鎖になっており通行止め箇所から先へ進む場合は自己責任になるので注意 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●湯ノ台コース ◆滝ノ小屋〜八丁坂〜河原宿小屋 雪もまったくなく夏道、早朝で岩が凍っていて滑りやすいので注意 ◆河原宿〜あざみ坂 夏道利用、ガスで視界不良の時は注意 ◆あざみ坂〜伏拝岳(外輪山) 階段状の岩が凍っており滑るので注意、アイゼンを装着した方が間違いないだろう。 ◆外輪山〜七高山〜御室 外輪山のハシゴはまだ見えており問題なく利用できた。 外輪山から御室に下る夏道はまだ雪も少なくクサリも確認できた、雪の状態もよく特に問題なく下降できた。 ◆御室〜新山(鳥海山) 岩と雪のミックス、岩のペンキの目印は雪で隠れてほぼ判断不能 この日は雪付きの状態もよく特に問題はなかったが、岩と岩間に積もった雪の下に穴がある可能性もあるので注意。 |
その他周辺情報 | 湯ノ台温泉、鳥海山荘 日帰り入浴は11時からでした・・・ |
写真
装備
個人装備 |
フリース
長袖インナー
ハードシェル
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下2
グローブ2
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
朝晩ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
針金
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
ナイフ
カメラ
ストック
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
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感想
なかなか雪が降らない・・・去年ならもう結構積もっていたよなぁ。
雪山に登りたい、近場で今雪がありそうな所は・・・飯豊山、さすがに無理無理。
朝日連峰、この間遠くから見たら白くなかったのでここもなしかな。
となると鳥海山しかない、さすがに鳥海山は雪はあるだろう。
折角の連休だし泊まりで登りたい、そうだ、まだ泊まったことがない滝ノ小屋に泊まろう。
一応雪山も想定して準備してみたら結構な重量になってしまったが、滝ノ小屋で荷物をデポできるので問題ないだろう。
4時過ぎに湯ノ台登山口へ向かう鳥海公園線の冬季閉鎖箇所に到着、ここからは自己責任で湯ノ台口まで車を走らせる。道路は乾燥状態で雪もなったくなしで問題なく湯ノ台登山口まで走行することができた。早く着き過ぎたのでしばらく駐車場で待つことにした。
6時前、空が白み出したところで出発、出発して時計を忘れたりドアロック確認し忘れたりと凡ミスが続いたがそこからは順調に足を進めた。
ほどなく滝ノ小屋に到着、最小限の装備意外は小屋にデポして再出発、あ〜荷物が軽い♪
小屋からは山頂部に雪が付いているのが確認できたが、予想していたよりずっと雪が少ないな・・・
湯ノ台口からは今年の7月に登っているが、その時はまだ残雪が多く河原宿から先は雪渓歩きでした、この時期はもう雪渓にほぼ雪はなく多くの岩が転がる登山道に変わっていた。初夏の雪渓はどこでも歩き放題だったが、今回は夏道を素直に登っていきます。
あざみ坂は氷の階段となっていた、滑って危険だったのでここからアイゼンを装着して登り始めた。あざみ坂終盤になると雪の量が増えて風も強くなってきた。潅木には雪が付いてまるで雪の花が咲いたようだな。
伏拝岳に着くとものすごい強風で飛ばされないように慎重に足を進めた、風速15m以上はあったと思われる。外輪山は風が強く雪があまり積もらないと後から来た人に聞いたがこの強風になっとくした。
生憎と外輪山はガスで視界が悪かった、でも強風でガスが飛ばされて時折新山がチラリチラリと見え隠れする、焦らすねぇ鳥海山(笑)
しばらく歩くと一瞬ガスが晴れ、新山と七高山がハッキリと眺めることが出来た。晴れたのは一瞬でその後はまたガスの中に隠れてしまった。
稜線はトレースが付いていなかったので今日は一番乗りだったのかな?真新しい雪の上を歩くのは気持ちが良い、七高山に到着してもトレースらしきものは確認できなかった。百宅口方面からの登山者も今日はまだでしたか。
さて、ここから今回一番気になっていたポイント、御室へ下降する夏道だ。
雪が付きすぎるとロープがないと下降できなさそうだが、今回は雪も少なく安定していて鎖もまだ確認することが出来る状態だった。注意して降りれば特に問題なく下降する事が出来た。これで難所はもうないな、後は新山を登るだけだと思っていたが今回の山行での最大の難所は新山にあった。
御室に着いてから新山を見上げると思っていたよりずっと雪が付いていなかった。
夏ならばペンキの印を頼りに簡単に登れるのだが、当然雪が付いてペンキは見当たらず、どのルートで登ればいいのか検討がつかない、とりあえず記憶を頼りに登っていく、雪付きの状態はいいのだが岩と岩の隙間に積もった雪の下が空いているのか確認しつつ登るので慎重に登らざるを得ない、あのピークかなと登ってみると違うピークだったりと2度ほど違うピークを登ったりと、彷徨ってしまった。とりあえず落ち着いて分かる所まで戻ろうとしていた所で単独2人組みと遭遇、あ、人だと少し安心したのは間違いではない。
そのあとはお二人と一緒に山頂を目指すことになりました、ほどなく見覚えがある場所の胎内くぐりを見つけてほっとした一安心した所でした。意外と近くをウロウロしていたんだな・・・
結局、御室から新山山頂まで1時間近くウロウロしていたんだと後から気づき驚いてしまった。
山頂はガスで何も見えず、3人で記念撮影をして早々に下山開始となりました。帰りは七高山方面へ戻ることにしました、こっちの方が安全でルートも分かりやすかったなと後から思いました。七高山から新山と言えば厳冬期にできるスノーブリッジが有名ですが、今年はスノーブリッジは殆んど出来てなくまだ全然完成されていない状態でした。この状態からあのブリッジが成長していき繋がるのか・・・?と考えてしまった。
帰りも夏道で外輪山へ登ることになったが、特に問題なく外輪山まで登ることが出来たが雪がもう一降りするとここからの下降は困難になるだろうな。
丁度この頃、新山山頂にはLuskeさんが居られたようでレコを拝見して知った所でした。分かっていれば手を振ったのに^^;
単独3人で外輪山を進んでいくと伏拝岳あたりでこれまた単独の方と挨拶を交わした。ここでは気づかなかったが、ここですれ違った人もヤマレコユーザーの方だった。知っていれば・・・もっとお話してみたかったですDさん!
時間があれば鳥海湖方面に足を伸ばしてみたかったのだが、新山で彷徨ってしまい時間を取られてしまったので今日はピストンで下山することに変更、おかげで時間が余ってしまった。予定では日本海へ沈む夕日を見てから滝ノ小屋に着きたかったのだがいつもよりゆっくりと・・・休憩と何度もしながら下ったのだが夕日が沈む前に滝ノ小屋に着いてしまった。寒くて休憩で長い時間ジッとしていられなかったんですよ・・・
所で滝ノ小屋から日本海へ沈む夕日は本当に見れないのか?と鳳来山方面へのコースを少し登ってみたらなんてことはない3分のほど進んだ所から日本海が見えるポイントがあるじゃないか、夕日が沈むまでしばらくゆっくりと景色を堪能することができてなによりでした。
今日の滝ノ小屋は自分一人で貸切状態、折角なので個室を使わせてもらいました。
この日は一人寂しくすき焼とお酒で盛り上がることもなく夜は更けて行きましたとさ^^;
個室だったお陰か寒くもなく暑いぐらいでした、もっと寒いと覚悟して防寒着持ってきたんだけど必要ありませんでした。
翌朝、外に出てみると当たりは濃い霧?雲で視界はなかった。朝食をささっと済ませて荷物をまとめ、冬季宿泊代400円を納めて出発、汗をかく間もなく15分ほどで駐車場に到着。
日帰りを無理やり小屋泊まりにして結果がこれですよ^^;
駐車場について荷物を片付けると同時でした、雨が降り出したのは、どうやらベストタイミングで下山できたようで雨に濡れることもなく終えることが出来てなによりでした。
- おまけ -
帰りに猛禽類保護センターに立ち寄ってみたのですが、ここのセンターの方のお話が大変面白くて興味深く聞くことが出来ました。イヌワシの生態や現在の生態環境など色々聞いていたらかなり長いこと話を伺ってしまっていた。
鳥海山を訪れて時はぜひ立ち寄ってみてはどうでしょうか、おすすめですよ。
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