入道ヶ岳〜宮指路岳〜仙ヶ岳〜野登山 （小岐須渓谷から周回）

2015年12月09日(水) [日帰り]

• GPS: 07:57
• 距離: 15.6km
• 登り: 1,583m
• 下り: 1,580m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:58
• 休憩: 0:56
• 合計: 7:54

距離 15.6km 登り 1,587m 下り 1,591m

6:37 小岐須渓谷山の家駐車場
7:02 池ヶ谷コース分岐
7:36 滝ヶ谷分岐(二本松尾根コース)
8:10 8:17 入道ヶ岳
8:25 奥宮
9:16 9:24 イワクラ尾根分岐
9:54 仏谷峠
10:11 小岐須峠
10:22 馬乗り岩
10:24 宮指路岳
10:31 11:05 馬乗り岩
11:07 宮指路岳
11:18 犬帰しノ剣
11:45 小社峠
12:03 12:07 仙ヶ岳（西峰）
12:17 仙の石
13:17 野登寺
13:28 野登山
13:33 13:36 国見広場
13:53 マド
14:31 小岐須渓谷山の家駐車場

天候

快晴・無風の1日でした。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

小岐須渓谷キャンプ場の無料駐車場に車を駐めました。30台ぐらいは駐められそうです。
駐車場横に，ログハウス風のきれいなトイレもあります。
（179K）

コース状況／危険箇所等

★入道ヶ岳への登り
小岐須渓谷からの滝ヶ谷コースは沢沿い。
渡渉を数回しますが，水かさが少なかったので，まったく問題ありませんでした。
鎖場・トラロープ場が3箇所ほどありますが，これも問題ないでしょう。
登山道が少し荒れてる感じでしたが，赤テープはたくさんあって迷うことはありません。
★イワクラ尾根，宮指路岳〜小社峠の県境稜線，仙ヶ岳〜野登山の仙鶏尾根
やせ尾根の激登り・激下り箇所もけっこうあって，ちょっと緊張しました。

写真

12/9 6:36

小岐須渓谷キャンプ場の駐車場。ここに車を置いて出発です。グルッと周回して，またここに戻ってくる予定。

12/9 6:37

滝ヶ谷コースの登山口。きれいなトイレがあります。

12/9 7:02

沢沿いに，渡渉したり，岩場を鎖やロープで登ったりしながら歩いてきました。池ヶ谷コースとの分岐を通過。

12/9 7:13

ちょっと荒れた感じの箇所もありますが，ペンキの矢印や赤テープがたくさんあって安心です。

12/9 7:28

小さな流れを渡って，鎖のつけられた向こう岸をよじ登る。

12/9 7:36

二本松尾根コースに合流しました。ここからは尾根道です。

12/9 7:40

避難小屋がありました。雨風はしのぐことができそうですが，ドアはありません。

12/9 8:03

アセビの群落の中をくぐり抜けていく道。

12/9 8:09

アセビの森の向こうに，山頂の鳥居が見えました！

12/9 8:11

入道ヶ岳山頂（906m）に到着。まっ青な空。風もありません。誰もいません。

12/9 8:13

南のほうには，このあと歩く予定の宮指路岳・仙ヶ岳・野登山。

12/9 8:22

北には，鎌ヶ岳や御在所岳。

12/9 8:24

椿大神社奥宮の前を通って，イワクラ尾根に向かいます。

12/9 9:24

イワクラ尾根はやせ尾根で，下りなんかちょっと緊張する箇所もありました。県境尾根に合流して，宮指路岳をめざします。

12/9 9:35

県境稜線を歩きながら，入道ヶ岳をふり返る。

12/9 9:36

前方には，県境稜線の919mピーク。ここらあたりはとても歩きやすい，気持ちのいい道です。

12/9 9:43

919mピークからの宮指路岳。その向こうに仙ヶ岳と野登山。

12/9 9:54

仏谷峠を通過。

12/9 10:00

ふり返ると，鎌ヶ岳のピラミダルな山頂部分がめだちます。かっこいい！

12/9 10:03

県境稜線903mピーク付近からの宮指路岳。

12/9 10:10

左手には，カワラコバ谷のむこうに入道ヶ岳。

12/9 10:10

小岐須峠を通過します。ここから宮指路岳への急登。

12/9 10:22

宮指路岳山頂の手前にある「馬乗り岩」からの綿向山。

12/9 10:22

馬乗り岩からの犬返しの険。そして，遠くに仙ヶ岳。

12/9 10:24

宮指路岳山頂（946m）に着きました。

12/9 10:25

山頂からの眺望。手前に馬乗り岩。遠くに綿向山と雨乞岳。このあと，馬乗り岩に戻ってお昼ごはんにしました。

12/9 11:11

宮指路岳からはいったん下って，前方の犬返しの険へのザレた急斜面を登ります。

12/9 11:18

犬返しの険からふり返る。宮指路岳と，その向こうに鎌ヶ岳や御在所岳。

12/9 11:20

行く手には，双耳峰の仙ヶ岳。

12/9 11:33

左手には野登山。

12/9 11:35

県境稜線を歩きながら，ふり返って宮指路岳をのぞむ。

12/9 11:36

仙ヶ岳がだんだん近づいてくる。ここらあたりの稜線はやせていて，両側が切れ落ちているところも。

12/9 11:46

小社峠を通過します。

12/9 11:58

仙ヶ岳への登りの途中，ふり返って雨乞岳をのぞむ。

12/9 12:03

仙ヶ岳山頂（961m）に着きました。今日はここまで，お二人の登山者とすれ違っただけでしたが，この山頂では数名の方々とお会いしました。なかなか人気の山なんですね。

12/9 12:04

山頂からの鎌ヶ岳や御在所岳。

12/9 12:07

仙ヶ岳東峰に向かいます。

12/9 12:15

東峰に到着。

12/9 12:16

東峰からの西峰。

12/9 12:17

すぐ近くに仙の石。この絶妙なバランス。

12/9 12:19

さぁ，最後に向かうは野登山です。でも，思ったより距離があるなぁ。

12/9 12:38

この尾根の下りは，なかなかの岩場の激下りで緊張しました。ちょっと登り返した場所からの宮指路岳と犬返しの険。

12/9 13:01

暗い杉林の中を登ると，舗装道路に出ました。この舗装道路をたどって…。

12/9 13:18

野登寺に立ち寄ってみました。

12/9 13:20

参道には，立派な杉の大木。

12/9 13:28

野登山山頂（851m）に着きましたが，展望もなし。何の標識もなし。あるのは三角点の柱石のみです。

12/9 13:35

国見広場からの入道ヶ岳・鎌ヶ岳。

12/9 13:36

国見広場からの宮指路岳。遠くに雨乞岳。

12/9 13:52

鳩ヶ峰との鞍部である，マドまで下ってきました。ここから一ノ谷コースを，小岐須渓谷まで下ります。

12/9 14:28

沢沿いに下って，御幣川をこの橋で渡ると…。

12/9 14:31

小岐須渓谷キャンプ場の駐車場に戻ってきました。今日もよく歩きました。お疲れさまでした〜。

撮影機器：

DSC-WX300 SONY

感想

ひさやま

土日出勤の代休のこの日，
前々から気になっていた「入道ヶ岳以南の鈴鹿山脈」の山行に出かけました。

三重県と滋賀県の県境になっている鈴鹿の山並みも，
961mの仙ヶ岳以南では800m，700mと標高を下げて，鈴鹿峠に至ります。
ボクとしては，「まず仙ヶ岳と宮指路岳には登ってみたい」と思っていました。

さらに「どうせなら，県境稜線の赤線つなぎも，南に延ばしたい」と思いました。
以前，宮妻峡から入道ヶ岳〜水沢峠〜鎌ヶ岳と縦走したときに，
イワクラ尾根分岐より北の県境稜線は歩いていましたから，
「そこから南へ歩いて，宮指路岳と仙ヶ岳を縦走する」と考えると，
小岐須渓谷に車を置いて，入道ヶ岳に登ってからそれらをぐるっと回る，
そしておまけに野登山も歩く今回のルートとなったのです。
同じルートを歩かれてるMarbouzuさんやshtさんのレコを参考にさせていただきました。

小岐須渓谷のほうから入道ヶ岳に登ったことはなかったので，
明るくなる6時半を目安に，現地に向かいました。
滝ヶ谷コースは沢沿いのルートで多少荒れた印象も受けましたが，
その上の二本松尾根は快適な尾根道。
入道ヶ岳山頂はさえぎるもののない360度の展望。おまけに快晴無風です。
「今日はこのまま，ずっとここにいてもいいなぁ」と思わせました。

イワクラ尾根分岐以南の県境稜線は，宮指路岳まではとてもゆったりした尾根道でした。
ゆるやかな登り下りの，緊張する箇所もまったくない道。
そして，山頂手前の馬乗り岩でお昼にしましたが，
西側の展望のきくこの場所で，小春日和の空のもと，ごろごろしていたい気分でした。

ところがその先，宮指路岳〜小社峠の区間は打って変わって，
花崗岩のザレた斜面や両側が切れ落ちたやせ尾根で，ちょっと緊張を強いられました。
仙ヶ岳の山頂はいいところだったなぁ。
北方面には，宮指路岳や鎌ヶ岳，御在所岳など同等の高さの山々の連なりが見え，
南方面の展望は，はるか下を走る新名神が見えて，仙ヶ岳の高さを実感できました。

ちょっと意外だったのは，仙ヶ岳から野登山への仙鶏尾根。
野登山のたおやかな山容から，もっとゆるやかな尾根道かと思いきや，
この日一番緊張した，細い岩場の激下りがあったりして，疲れた足には堪えました。

今の時期の，冬木立の稜線もそれなりに風情があっていいですが，
やっぱり春のアカヤシオやシロヤシオの咲く時期に，また一度歩きたくなりますね。