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Yamareco

記録ID: 77876
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

ジャンダルム〜奥穂高岳(上高地〜天狗のコル〜ジャン〜奥穂高〜奥穂高岳山荘泊)

2010年09月11日(土) ~ 2010年09月12日(日)
 - 拍手
GPS
29:20
距離
24.0km
登り
1,792m
下り
1,792m

コースタイム

9月11日 6:00上高地-8:00岳沢小屋-10:40天狗のコル-11:25昼食11:55-12:35ジャンダルム-14:10奥穂高岳-14:50奥穂高山荘
9月12日 5:00奥穂高山荘-6:35涸沢小屋-8:40横尾-10:00明神館10:55-11:30上高地
天候 11日 晴れのち霧
12日 雨のち曇り
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
沢渡駐車場は結構車がありました。
タクシー(4,000円固定)〜上高地バスターミナル
コース状況/
危険箇所等
登山ポスト:上高地バスターミナルにあります。
1日目
天候  :午前中は晴れており、午後からはガスが出てきました。
コース :岳沢の登山口から天狗のコルへ。天狗沢はひどいガレ場で落石必須です。ヘルメット等あったほうが良いでしょう。
稜線はさすがに切りたっていて、高度感があります。登山道のペンキマークが多いので見逃さなければ大丈夫です。斜面のホールドも豊富で思ったほど難しくありません。
ジャンダルムは、西穂側から見て、左側から取り付いて折り返すように頂上まで登れます。奥穂方面へはほぼ垂直のルートもありますが、来た道を下りて右側から巻いて行けます。
馬の背はさすがに細い。今回は登りだったので下を気にせず行けましたが、下りは相当怖いでしょう。
馬の背を超えれば、見慣れた奥穂高岳のルートに合流します。
小屋  :奥穂高岳山荘(素泊まり6,000円+夕食1,700円)翌朝は自炊しました。
手続きしたときは、最悪布団一枚に二人と言われましたが、それほど来なかったようで一人一枚となりました。(先週は二人で一枚だったそうです)
2日目
天候  :雨となりました。
コース :涸沢に下って上高地まで林道歩きです。
立寄り湯:しもまき。(500円)第一駐車場のそばです。
食事  :しもまきでざるそば。
河童橋から西穂高を望む(でもどれだかわからない)
2010年09月11日 06:10撮影 by  E5900, NIKON
9/11 6:10
河童橋から西穂高を望む(でもどれだかわからない)
河童橋から穂高連峰
2010年09月11日 06:10撮影 by  E5900, NIKON
9/11 6:10
河童橋から穂高連峰
焼岳
2010年09月11日 06:10撮影 by  E5900, NIKON
9/11 6:10
焼岳
岳沢登山道にある風穴(涼しい風が出て来ます)
2010年09月11日 06:52撮影 by  E5900, NIKON
9/11 6:52
岳沢登山道にある風穴(涼しい風が出て来ます)
天狗沢方面
2010年09月11日 07:02撮影 by  E5900, NIKON
9/11 7:02
天狗沢方面
陽射しがあたってきました。
2010年09月11日 07:03撮影 by  E5900, NIKON
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9/11 7:03
陽射しがあたってきました。
天狗のコル方面。あの辺りに行くのか・・・
2010年09月11日 07:54撮影 by  E5900, NIKON
9/11 7:54
天狗のコル方面。あの辺りに行くのか・・・
青空に映えます
2010年09月11日 07:55撮影 by  E5900, NIKON
9/11 7:55
青空に映えます
上高地方面。乗鞍岳が見えます
2010年09月11日 07:58撮影 by  E5900, NIKON
9/11 7:58
上高地方面。乗鞍岳が見えます
岳沢小屋(夏季のみで復活するそうです)
2010年09月11日 08:02撮影 by  E5900, NIKON
9/11 8:02
岳沢小屋(夏季のみで復活するそうです)
足下に上高地を望む、最高のロケーションに立つ岳沢小屋
2010年09月11日 08:07撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
9/11 8:07
足下に上高地を望む、最高のロケーションに立つ岳沢小屋
たぶん真ん中辺が西穂ではないか
2010年09月11日 08:11撮影 by  E5900, NIKON
9/11 8:11
たぶん真ん中辺が西穂ではないか
天狗沢に取り付く人々
2010年09月11日 09:44撮影 by  E5900, NIKON
9/11 9:44
天狗沢に取り付く人々
最悪のガレで埋まる天狗沢
2010年09月11日 09:25撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
9/11 9:25
最悪のガレで埋まる天狗沢
富士山も見えました
2010年09月11日 10:03撮影 by  E5900, NIKON
9/11 10:03
富士山も見えました
すごい岩場。落石があったらひとたまりもない。
2010年09月11日 10:20撮影 by  E5900, NIKON
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9/11 10:20
すごい岩場。落石があったらひとたまりもない。
もう少しで天狗のコルです。一番の難所。
2010年09月11日 10:21撮影 by  E5900, NIKON
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9/11 10:21
もう少しで天狗のコルです。一番の難所。
天狗沢最上部
2010年09月11日 10:34撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
9/11 10:34
天狗沢最上部
ガレを避け、岩に取り付く。
2010年09月11日 10:22撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
9/11 10:22
ガレを避け、岩に取り付く。
スラブの岩場も手強い。
2010年09月11日 10:27撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
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9/11 10:27
スラブの岩場も手強い。
コルに飛び出す。左はしは前穂高。
2010年09月11日 10:33撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
9/11 10:33
コルに飛び出す。左はしは前穂高。
天狗ノコルから畳岩の頭を見上げる。
2010年09月11日 10:40撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
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9/11 10:40
天狗ノコルから畳岩の頭を見上げる。
畳岩の尾根を行くグループ。
2010年09月11日 10:39撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
9/11 10:39
畳岩の尾根を行くグループ。
天狗のコル
2010年09月11日 10:41撮影 by  E5900, NIKON
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天狗のコル
畳岩の尾根。後方わずかに顔を出す、西穂高。
2010年09月11日 11:06撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
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9/11 11:06
畳岩の尾根。後方わずかに顔を出す、西穂高。
トラバースも多い。
2010年09月11日 11:08撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
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9/11 11:08
トラバースも多い。
眺めは最高ですが、見ている余裕がない。
2010年09月11日 11:17撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
9/11 11:17
眺めは最高ですが、見ている余裕がない。
雲の間から笠ヶ岳
2010年09月11日 10:46撮影 by  E5900, NIKON
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9/11 10:46
雲の間から笠ヶ岳
こんな所を登って行きます
2010年09月11日 11:18撮影 by  E5900, NIKON
9/11 11:18
こんな所を登って行きます
鎖場、傾斜もあり使わなくても登れる。
2010年09月11日 11:23撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
9/11 11:23
鎖場、傾斜もあり使わなくても登れる。
休憩中に写真を撮る
2010年09月11日 11:28撮影 by  E5900, NIKON
9/11 11:28
休憩中に写真を撮る
後方は笠ヶ岳。
2010年09月11日 12:00撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
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後方は笠ヶ岳。
緊張の連続です。
2010年09月11日 12:17撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
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9/11 12:17
緊張の連続です。
高度感もたっぷりです。
2010年09月11日 12:22撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
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9/11 12:22
高度感もたっぷりです。
ジャンダルム(左)と奥穂が突然目の前に現れました。
2010年09月11日 12:25撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
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9/11 12:25
ジャンダルム(左)と奥穂が突然目の前に現れました。
ジャンに登ってるところ
2010年09月11日 12:36撮影 by  E5900, NIKON
9/11 12:36
ジャンに登ってるところ
あ、ジャンダルム!
2010年09月11日 12:35撮影 by  E5900, NIKON
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9/11 12:35
あ、ジャンダルム!
これから登る奥穂高への主稜線。登れそうに見えない。
2010年09月11日 12:43撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
9/11 12:43
これから登る奥穂高への主稜線。登れそうに見えない。
ジャン足下で休む登山者とロバの耳。
2010年09月11日 12:44撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
9/11 12:44
ジャン足下で休む登山者とロバの耳。
去年ヘリが墜落したロバの耳肩付近
2010年09月11日 13:17撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
9/11 13:17
去年ヘリが墜落したロバの耳肩付近
去年、10月にはまだヘリの残骸が残っていた。
2009年10月10日 13:31撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
10/10 13:31
去年、10月にはまだヘリの残骸が残っていた。
ロバの耳を下る。
2010年09月11日 13:26撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
9/11 13:26
ロバの耳を下る。
そしてトラバース。
2010年09月11日 13:28撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
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9/11 13:28
そしてトラバース。
馬の背、頭に登山者が立っている。ほんとに登れるの?
2010年09月11日 13:54撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
9/11 13:54
馬の背、頭に登山者が立っている。ほんとに登れるの?
馬の背
2010年09月11日 13:59撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
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9/11 13:59
馬の背
濡れていたら、かなりヤバイ。
2010年09月11日 14:01撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
9/11 14:01
濡れていたら、かなりヤバイ。
馬の背を越えると奥穂のピークは目の前。後方は馬の背のピーク。
2010年09月11日 14:05撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
9/11 14:05
馬の背を越えると奥穂のピークは目の前。後方は馬の背のピーク。
馬の背を超えて、元気な人
2010年09月11日 13:59撮影 by  E5900, NIKON
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9/11 13:59
馬の背を超えて、元気な人
振り返ると、一瞬ジャンダルムが顔を出しました
2010年09月11日 13:11撮影 by  E5900, NIKON
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9/11 13:11
振り返ると、一瞬ジャンダルムが顔を出しました
奥穂高到着
2010年09月11日 14:11撮影 by  E5900, NIKON
9/11 14:11
奥穂高到着
無事、ジャンを越え、満面の笑みの友人夫婦とkaito。穂高山荘の前。
2010年09月11日 14:52撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
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9/11 14:52
無事、ジャンを越え、満面の笑みの友人夫婦とkaito。穂高山荘の前。
山荘の夕食
2010年09月11日 17:39撮影 by  E5900, NIKON
9/11 17:39
山荘の夕食
二日目:下山
本谷橋で揺れてます
2010年09月12日 07:42撮影 by  E5900, NIKON
9/12 7:42
二日目:下山
本谷橋で揺れてます
本谷橋で揺れてます2
2010年09月12日 07:43撮影 by  E5900, NIKON
9/12 7:43
本谷橋で揺れてます2
長い下山道の自分へのご褒美
明神館:岩魚の塩焼き(900円。ちと高い)と生ビール(特大900円)。(ちなみに大800円、中700円、小500円だったかな?)
2010年09月12日 10:24撮影 by  E5900, NIKON
9/12 10:24
長い下山道の自分へのご褒美
明神館:岩魚の塩焼き(900円。ちと高い)と生ビール(特大900円)。(ちなみに大800円、中700円、小500円だったかな?)

感想

やっとジャンダルムに登ることができました。昨年より何度か奥穂まで来ていたのですが、天候不良により断念していました。
今回、元々は〔初日〜上高地-涸沢-奥穂高岳山荘。二日目〜奥穂高岳〜ジャンダルム〜西穂高岳-上高地〕という計画だったのですが、二日目の天気が良くなさそうなので急遽コースを変更し〔初日〜上高地-岳沢-天狗のコル-ジャンダルム-奥穂高岳-奥穂高岳山荘。二日目〜奥穂高岳〜ジャンダルム〜西穂高岳-上高地〕、二日目が雨の場合は涸沢経由で下りるだけ、というプランにしました。
一日目の天狗沢が曲者でちょっと気を抜くと石がガラガラ落ちていきます。かなりの急登なので自分もずり落ちないようにしなければ!
稜線に出るとすばらしい景色で富士山も見えます。恐々と進んでいきますがホールドもしっかりしており、天狗沢よりは余程安心できました。ジャンダルム・馬の背と難所が続きますがどうにかたどり着けました。意外と経験の浅そうな人もいて、なんとかなるもんです。
小屋に着くと翌日の天気予報が晴れになっていて、「え、西穂縦走するのか!もう充分堪能したんですが…」と心の中でつぶやきましたが、翌日は残念ながら(?)雨になりました。コース変更のおかげでとりあえずジャンダルムは登れたので良かったです。
雨の中の下山は単調でだらだらと長く、自分へのご褒美に明神館で岩魚の塩焼きを頂きました(900円。高!)

同行者、kaitoです。同じメンバーで去年の夏に奥穂、西穂の縦走に挑戦したのですが、天候が悪く、新穂高から奥穂高のピストンで終わってしまいました。
今回はそのリベンジです。同じルートから入るのはつまらないので、上高地から涸沢経由で穂高山荘に入り、翌日、ジャン、西穂を経由して上高地に下る計画でした。
しかし、今回も天気があまり良くない、少しでも岩が濡れれば西穂の縦走は危険です。前日まで八ヶ岳への変更を考えていたのですが、出発直前の予報で初日は夕方まで持ちそうです。
そこで、ルートを変更。天狗沢から入り、ジャンを越えて穂高山荘に入り、翌日、あらためて奥、から西穂にいくことにしました。最悪ジャンだけでも登れます。
結果的に初日は最高の天気に恵まれ、素晴らしい登山ができました。同行者諸氏も大満足で、翌日は雨なってしまい奥穂縦走を中止しましたが逆に喜んでいました。
今月末に予備日を設けてあり、だめなら再挑戦の予定でしたが、もう十分という雰囲気で、末は南の方に変更。
奥穂、西穂の縦走はいつ完結しますか?

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