立山三山縦走&剱岳(カニのたてばい・カニのよこばいは大渋滞!剣沢1泊(テント))
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,991m
- 下り
- 1,976m
コースタイム
9月19日 4:45剣沢テント場-6:25前剱-7:25カニのたてばい8:00-8:20剱岳山頂8:35-9:25カニのヨコバイ-11:55剣沢テント場12:30-13:10剣御前小屋13:25-14:25雷鳥沢-15:20みくりが池温泉15:40-16:00室堂ターミナル
天候 | 18日 晴れ時々曇り 19日 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
立山アルペンルート(立山〜美女平:ケーブルカー、美女平〜室堂:バス。往復4,190円。帰りはバス、ケーブルカーとも乗車待ち有り) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:室堂ターミナルにあります。 1日目 天候 :晴れており、槍まで見えました。時折ガスが拡がるも好天。 水場 :室堂、剣沢 コース :立山三山。わかりにくい箇所・危険な箇所はありません。雄山では山頂で参拝できます(500円)。別山からは剱御前経由とショートカットルートに分かれて剣沢へ下りました。ショートカットルートも多少ザレていましたが、問題はありません。 テント場:剣沢野営場(一人500円)。水場は飲める水と煮沸が必要な水場があります。ビールは剱沢小屋まで下りないと買えません(とても遠いです)。剣御前小屋で調達するのが良いかも。 2日目 天候 :快晴!(予報に反して)最高の景観です。 水場 :剣沢、雷鳥沢、室堂 コース :4:45に出発しましたが、既にたくさんの明かりが山頂へ向かっていました。ヘッドランプは剣山荘まで使用しましたが、登山道は危険なところはありません。 一服剱の手前から鎖場が始まります。全体的に鎖場の鎖はほとんど必要がなく、ホールドも足場も非常にしっかりしていて登りやすいです。前剱辺りから上りと下りの登山道が一部分離されます。逆送しないようにしましょう。前剱を過ぎると難しい鎖場で渋滞するようになります。 カニのたてばいは30分余り待ち時間がありました。カニのたてばいは下のほうはホールドも豊富ですが、上のほうになるとホールドが減り追い掛けられるプレッシャーもあって、力ずくで登りました。やはり女性の方などは厳しそうで時間が掛かっていました(でも女性の方もたくさんいましたよ!) カニのたてばいが終わったところで落石してしまった方がいました。下の渋滞の列付近に落ちたようなので充分注意してください。 カニのたてばいから上はガレ場と岩場が続き、難しい箇所はありませんが、下りの渋滞も始まってすれ違いに時間が掛かりました。 山頂も狭い中にたくさんの人がごった返しており、写真を撮るのも一苦労です。 渋滞を懸念して早々に下り始めましたが、案の定カニのよこばいで渋滞していました。結局止まってからカニのよこばいまで1時間弱待ちました。 カニのよこばいは、1歩目が恐いという話ですが、鎖に体重を預けて外側にぶら下がることができれば、恐怖感も少ないです。私の場合、外側かつ右側のほうへ体を開くとすんなり下りられた気がします。その後、長いはしごを下ってカニのたてばい付近へ着きます。ここで携帯用トイレの小屋(?)があるのですが、きちんと機能せずただの囲い部屋になっているようです。 ここからカニのたてばいの渋滞を左手に見ながらルートに合流しますが、ここでも落石があったようなので充分注意してください。 その後は下り用の鎖場等を使って下山しますが、上り登山者はさらに渋滞の列が伸びていました。 上りで渋滞した鎖場では下りも渋滞してしまいました。 その後は順調に下り剣沢に到着。そこから雷鳥沢を経てみくりが池温泉で一服し、室堂を後にしました。帰りはバス・ケーブルカーが乗車待ち(30分程度)となりました。以前、バスが立山駅直通になった時がありますが、条件がわかりません。 立寄り湯:グランドサンピア立山(700円ですが、6枚綴りが3,000円なので人数が多いときはお得です) 食事 :久亭(立山町役場付近の中華風食堂)。(立山駅から立山ICの間で遅くまで食事ができるところがあれば教えてください) |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
今回、またしても天気が心配でした。
18日は晴れ予報だったのですが、19日が曇りのち雨模様。
そこで2日目(19日)に剱に登れなくても、1日目に立山三山を縦走して剱沢に入れば、最低限立山を楽しめるでしょうという、リーダーの計画で臨みました。
しかしながら2日目の天気は快晴(!)と、予報はありがたい方に外れ、剱登頂も無事果たせました。
初日(18日)はテント装備を背負っての縦走となり、かなりきつかったようですが、雄山参拝など楽しんで無事テント場にたどり着きました。
夜中に起きてみると星が出ていて、いつ雲に変わるのかという不安がありましたが、朝まで星が見えていました。ということで、剣に向かいます。
長いコースタイムですが途中渋滞もあり、あまり休憩せずに登っていきました。
核心部のカニのたてばいはホールドも多く前半は好調でしたが、後半は力ずくで体を引き上げることになりました。渋滞は30分位でした。
山頂も人が多いので早々と下山しましたが、カニのよこばい手前十数mでぴったり止まってしまいました。
渋滞です。全く動きません。ご飯を食べてる人もいます。登りの人とすれ違いが必要なため上の方で待機します。上り下りの進み具合を見て調整役が必要なほどです。詳しいことは判りませんでしたが、ハーネスを装着したりしていた人がいたのではという話は聞きました。詳細は不明です。
そのうちに少しずつ動きますが、また止まります。ということを繰り返しかれこれ1時間近く並んでいたでしょうか?漸くカニのよこばいですが、さほど難しさを感じませんでした。鎖に体を預けて岩壁から離れれば問題ないと思います。
その後梯子を下って無事核心部は終了です。
全体的に鎖場は多いのですが、ホールドも多く足場もしっかりしているので登り易いと感じました。魅力的な山だと思います。毎年登っているという地元の人と話しましたが、映画「剱岳・点の記」の影響でさらに混雑が続いているようです。
剱を下って室堂へ下山し長い山行が終わりました。
大変人気の剱岳です。鎖場はヨコバイ、タテバイを含め難しくないですが、タテバイはかなり高度感があり度胸、ヨコバイは腕力とオモイッキリのよさが必要です。
今回、タテバイを登っているときに落石があり、20センチほどの石が私の横をかすめ、渋滞待ちの列に落下していきました。誰にも当たらなかったのが奇跡です。落石には十分注意が必要です。また絶対に起こしてはいけません。私は心臓が飛び出すほどの恐怖で慄きました。
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