立山・剱岳(テント泊)


- GPS
- 30:12
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,963m
- 下り
- 1,953m
コースタイム
21日:6:40剣沢キャンプ場-8:00前剣ー9:05剣岳山頂9:15-11:45剣沢キャンプ場12:27-13:07剣御前小屋-14:47室道ターミナル
天候 | 20日は晴れ、21日は小雨時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは室堂ターミナルに有り。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
立山黒部アルペンルートは2回目で、今回は室堂から立山、別山を経由し剣沢にテント泊して剱岳に登頂する予定でした。
室堂から一ノ越までは歩き易く順調でしたが、その先は急登でした。
別山北峰からみる剱岳は最高でした。
剱沢キャンプ場に着くとなんとKさんとIさんがいました。
Kさんは奥さんは雷鳥沢ヒュッテに友人と宿泊しているようで
Iさんと剱沢キャンプ場にテント泊して昨日剱岳に登ったとのことでした。
記念撮影して別れました。
実はKさんが1日ずれて剱岳に行くことは知っていましたが、会えるとは思っていなかったので感動しました。
剱沢キャンプ場にテントを張りましたが、
夜中に目が覚めたらテントを打つ雨音がしました。
中々雨が止まなかったので、剱岳登頂は、ほぼあきらめていました。
朝、二度寝の為予定より大分遅く起きて外に出ると、
テントを打った雨音とは予想外の小雨だったので、
前剣か室堂まで帰ることを考えタイムリミットを9時40分として
登る覚悟を決めた。
順調に前剣まで行ったので先に進みましたが、平蔵谷の登高では
キレットを見た恐怖心で、「やめた、引き返そう」と思いました。
でも、前日剣沢キャンプ場で会ったKさんとIさんも登っているので、
気を入れなおして進みました。
その先にカニのタテバイで一人男性がいましたたが、一服するとの事だったので先に行かせてもらいました。
ほぼ垂直に近い岩場に鎖と足場が付いていますが、雨で少し濡れているし、出発してからほとんど休憩も取らなかったので、少々きつかったのですが、意を決して取り付き、登り始めました。
今まで、何人かの人から、カニのタテバイは難なく通過したとの話を
聞いたのですが、やはり恐怖心が沸いたのは事実でした。
頂上に着いたのですが、生憎の天気で展望はほとんどなく、短時間に
白馬岳等が霧の間から見えるだけでした。
出発時間が遅かったので、頂上滞在も10分程度で下山しました。
カニの横ばいの上部で一時ルートを見失いましたが、西側のガレ場を進んだところで、正規ルートを外れていることが分かったのですぐに戻りました。今朝剣山荘から登りだし、最初に会って追い越した男性が登ってきていたので、その方向が正規ルートと分かり下山しました
コルの部分の石に赤ペンキで×と記入がありましたが、西、南側が×だか
何だか微妙でわからなかったのですが、よく見たら、南南東に鎖場があるのを発見し、そこを下り、平蔵のコルの古いトイレ小屋に着きました。
ここから下山コースのカニの横ばいに取り付きました。
カニの横ばいは、最初の一歩の足置き場が確認できず、
半ば強引に鎖につかまり足を伸ばし着地しました。
その先は何とかなりましたが、最初の一歩が最大の難所でした。
その先は長い梯子を下り、最初に上山コースでびびった
平蔵谷キレットに着きました。
さすが、剣岳は岩と雪の殿堂と言われる通り、岩場通過のために
14箇所に鎖場があり、ある程度の山経験者でなければ難しい山
であることを再確認しました。
鎖場のうち本当に鎖に頼らなければならない場所は半分位だとは思いましたが、100名山の中では難易度の高い山ではないかと思いました。
前日剱岳に登ったK氏の話だと、カニのタテバイと横ばいで1時間くらい
渋滞のため待ったと言っていましたが、自分のときは翌日が平日だし、
生憎の天気だったので渋滞はありませんでした。
剱沢キャンプ場に泊まった人は何組かいましたが、ほとんどの人が剱岳登頂を断念したようでした。
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