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Yamareco

記録ID: 791989
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アイスクライミング
八ヶ岳・蓼科

*八ヶ岳 三叉峰ルンゼ*岩溝の氷とナメ滝の続くルート

2016年01月02日(土) ~ 2016年01月03日(日)
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O-yama mituki その他3人
天候 二日間とも快晴
過去天気図(気象庁) 2016年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
赤岳山荘 駐車場 2日間 2000円
コース状況/
危険箇所等
○赤岳鉱泉までの道と地蔵尾根○
鉱泉までは北沢を歩くも雪はアイゼンをつけるほど雪はないです。
稜線上など厳冬期の雪ではなくザクザク春山の雪のようでした。
鎖や階段など全て出ています。
下山は南沢ですがスケートリンクのような凍ったところも多く、それでもアイゼンだと岩が出ていて歩きづらいので途中で外しました。

○三叉峰ルンゼ取り付き○
鉱泉から中山乗越へ向かう登山道を進み登山道が急になるあたりから柳川北沢へ入る
人気の石尊稜と途中まで一緒なのでトレースがしっかりありました。小同心中央ルンゼ、小同心ルンゼの先、石尊稜ルートから右岸へ入ると三叉峰ルンゼです。

○三叉峰ルンゼ○
最初の大滝はこのルートの核心。
ほぼ垂直で下段12mV−の難易度です。
その後はナメと小滝が連続する。
二俣から右に入りさらに氷瀑を二つほど楽しみました。
沢形を離れ雪の斜面を登り上げると石尊稜。
その先石尊稜上部岩壁へ登るか、石尊稜を懸垂するか迷ったけれど
登攀も5人パーティーだと時間がかかり、
懸垂も距離が長くロープが引っかかって回収できないリスクを避け
石尊稜右側の斜面をトラバースして稜線に抜けることにした。
もちろん支点などないのでアックスを打ち込んだり
スタンディングアックスビレイなどで確保しながらロープを出して慎重に抜ける。

雪が少ないけれど、それなりに冷え込んだようで氷自体はしっかりしていました。
このルートはゴルジュ帯なので雪崩等の危険もありますが
今年は雪崩れる雪自体が全くなく安心して登攀できました。
ラッセルも殆どなく快適。

鉱泉のアイスキャンディー
ようやく本来の姿
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鉱泉のアイスキャンディー
ようやく本来の姿
初日はアイスキャンディー
久しぶりのアイスの感覚
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初日はアイスキャンディー
久しぶりのアイスの感覚
ヘッテンつけてのスタートです
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ヘッテンつけてのスタートです
石尊稜と途中まで一緒
ここから入ります
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石尊稜と途中まで一緒
ここから入ります
少しずつ明るくなってきました
トレースもあり順調に進む
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少しずつ明るくなってきました
トレースもあり順調に進む
真っすぐ行くと石尊稜のルート
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真っすぐ行くと石尊稜のルート
ここを右岸側に進む
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ここを右岸側に進む
尾根を乗越した先に
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尾根を乗越した先に
最初の滝が現れる
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最初の滝が現れる
ここはそれぞれフリーで抜ける
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ここはそれぞれフリーで抜ける
正面に大滝が現れる
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正面に大滝が現れる
F2(垂直、V−)
本日の核心部
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F2(垂直、V−)
本日の核心部
緊張して生あくびが止まらなかったです(^^;
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緊張して生あくびが止まらなかったです(^^;
ヤマちゃん一番手
スクリューでランナーを取っています
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ヤマちゃん一番手
スクリューでランナーを取っています
大師匠様の登りは美しいです✨
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大師匠様の登りは美しいです✨
Yちゃん初アイスルート
全く問題なくスイスイ
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Yちゃん初アイスルート
全く問題なくスイスイ
F2の後の小滝&ナメは難しくないのでツルベ。後方の阿弥陀が綺麗。
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F2の後の小滝&ナメは難しくないのでツルベ。後方の阿弥陀が綺麗。
大師匠、師匠が共にリード
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大師匠、師匠が共にリード
岩場の少し高い位置に残置のハーケン&スリングあり
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岩場の少し高い位置に残置のハーケン&スリングあり
雪が深くないので助かります
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雪が深くないので助かります
綺麗な氷瀑が続きます
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綺麗な氷瀑が続きます
見上げるYちゃん
しっかりとした残置アバラコフ
有難く使わせていただきます♪
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しっかりとした残置アバラコフ
有難く使わせていただきます♪
私達はこのまま左岸へ
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私達はこのまま左岸へ
二俣より右岸の無名峰へ向かう滝
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二俣より右岸の無名峰へ向かう滝
ブルーアイスが結構シンドイ
ピッケルもアイゼンも固くて決まらない
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ブルーアイスが結構シンドイ
ピッケルもアイゼンも固くて決まらない
Yちゃん果敢にリード挑戦
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Yちゃん果敢にリード挑戦
抜け口の氷の状態が良くなく
何度も氷が割れて大きな塊が落ちる
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抜け口の氷の状態が良くなく
何度も氷が割れて大きな塊が落ちる
この先は岩が出没
私はアイゼンとアックスでここを登りあげるのが苦手でした
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この先は岩が出没
私はアイゼンとアックスでここを登りあげるのが苦手でした
抜けたところ
ここからはコンテで石尊稜へ
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抜けたところ
ここからはコンテで石尊稜へ
青空気持ちいい♪
でも雪ないです・・・
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青空気持ちいい♪
でも雪ないです・・・
赤岳、中岳、阿弥陀岳☆
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赤岳、中岳、阿弥陀岳☆
太陽が温かい(#^^#)
ゴルジュ内はやっぱり寒かった
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太陽が温かい(#^^#)
ゴルジュ内はやっぱり寒かった
ぽかぽか日向ぼっこの尾根歩き
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ぽかぽか日向ぼっこの尾根歩き
時間が押してきたので石尊稜上部岩壁を登り上げずトラバースにて稜線を目指す
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時間が押してきたので石尊稜上部岩壁を登り上げずトラバースにて稜線を目指す
嫌らしいトラバースなのでロープを出し2ピッチ切ります
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嫌らしいトラバースなのでロープを出し2ピッチ切ります
登る予定のルンゼは氷が薄く危険と判断。その先の登れそうなルートを見つけ登る。
登る予定のルンゼは氷が薄く危険と判断。その先の登れそうなルートを見つけ登る。
岩と草付のミックス
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岩と草付のミックス
最後の急登
稜線はすぐそこ。
ヤマちゃんはフリーで、私達は念の為ロープを出す
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稜線はすぐそこ。
ヤマちゃんはフリーで、私達は念の為ロープを出す
稜線へでて縦走路を進むと美しい富士山に出会えました
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稜線へでて縦走路を進むと美しい富士山に出会えました
稜線も全く雪がありません
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稜線も全く雪がありません
地蔵尾根を下ります
階段も全部出ていました
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地蔵尾根を下ります
階段も全部出ていました

感想

2016年の登りはじめは毎年恒例となりつつある八ヶ岳アイスルートへ。
今年は暖冬からか雪が全くなく、アイスキャンディーやアイスルートもなかなか発達せずヤキモキしましたが、何とか登れるようになったとのことで決行。
今年は雪が少ないので、いつもならラッセルや雪崩などで心配される三叉峰ルンゼが最高なのではと。
読みがあたり、ラッセルはほぼなく、雪崩れる雪もない。
私達だけの貸し切り✨やったぁ(*^-^*)
氷の具合はなかなか良く、快適なアイスクライミングとなりました。
とはいえ、最初の大滝は緊張のあまりアクビが止まらずヘタレ全開(^^;
アックスも一発で決められず、簡単なところはツルベで登りスクリューを打つもふくらはぎや左腕がパンパン。
それでも、去年よりはほとんど弱音を吐かずに頑張った。。。と思います。
年齢的に体力は落ちていってしまうけれど、それでも自分の出来る何かを探して
去年より確実に向上して、もちろん無茶はせず、山を楽しんでいけたらいいな。



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