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記録ID: 79558
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ハイキング
槍・穂高・乗鞍

台風一過、初北アルプスの常念岳

2010年09月25日(土) [日帰り]
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GPS
08:25
距離
12.8km
登り
1,601m
下り
1,601m

コースタイム

6:50一ノ沢登山口
登山口には小屋があり、トイレも併設されています。常念小屋まで5.7劼瞭刺犬あります。(以後、細かく道標があります。)すぐに樹林帯に入り、小さな沢に沿って歩きますが、一旦離れて30分ほどで河原に出ます。急斜面を登り常念小屋まで2.9劼瞭刺犬立っているところが鳥帽子沢で、この沢を丸太の橋で渡り、さらにいくつかの小さな沢をわたって進むと前方に稜線が見えて来ます。このあたりから、厳しい登りが続き、沢の左側詰めるように進み、再び河原に出て丸太の橋を渡ると最後の水場に到着します。
8:50最終水場
ここからも急坂が続きますが、所々にベンチが設置されています。次第に道がなだらかになって来ると常念越に到着です。
9:25常念小屋9:35
常念小屋からは、すぐに登りになり次第に岩の上を歩くようになり、斜度も増してきます。一旦平坦になりますが、ここからジグザグに小石のザレ場をひたすら登ると山頂に到着です。
10:45常念岳頂上11:20
山頂は広くなく、大きないくつもの岩が堆積しています。
12:10常念小屋12:35
登りの道をピストンで下ります。滑りやすい部分もあるので注意して下ります。(しかし、3回ほど転倒しました。)
登山口付近の熊笹林から、お猿さんが突然現れて、ビックリしました。
15:15一ノ沢登山口
天候 曇りのち晴れ時々ガス
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央高速道路豊科インターチェンジから、豊科駅前のコンビニで食糧を購入後、一ノ沢登山口駐車場までマイカー。豊科インターからは、すべて舗装路で1時間はかからずに、駐車場に到着します。林道に入るとカーブが連続しますが、落ち着いて運転すれば問題ありません。林道にも駐車場にも「車上荒らし」に注意の看板が立っていましたので、貴重品は車内には置いていかないようにしたものです。特にETCカードの抜き忘れには注意が必要です。駐車場から1キロほど登山口まで歩きますが、途中、道幅が広い路側帯に路上駐車をしている人も、かなりいました。
コース状況/
危険箇所等
 登山口でおじさんのチェックを受けて登山カードを提出したあとに、緩やかな道を歩き始めて、途中で何か所かベンチもあり、徐々に急な登りがあらわれます。何度か沢を渡り胸突き八丁からは河原を離れて本格的な急登になります。再び河原に戻り、最終水場を過ぎると樹林帯に突入して急坂に入り、常念乗越へと至ります。ここから常念岳へは、ザレ場、大石の斜面をジグザグの長い登りが頂上まで続きますが、周囲の景色が勇気づけてくれます。一の沢登山道は仙丈ケ岳の薮沢の登りに似ているような気がしました。
登山口です。ここで登山カードを記入します。おじさんに厳しくチェックを受けます。
2010年09月25日 06:49撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 6:49
登山口です。ここで登山カードを記入します。おじさんに厳しくチェックを受けます。
空は、どんより、ひたすら歩きます。沢沿いの道です。あまり勾配はありません。
2010年09月25日 07:19撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 7:19
空は、どんより、ひたすら歩きます。沢沿いの道です。あまり勾配はありません。
木の階段現る。滑りやすいので注意は必要です。樹林帯です。
2010年09月25日 07:51撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 7:51
木の階段現る。滑りやすいので注意は必要です。樹林帯です。
雲が消えて、前方が晴れてきました。やはり山には青い空です。沢からのマイナスイオンが気持ちいいです。
2010年09月25日 08:11撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 8:11
雲が消えて、前方が晴れてきました。やはり山には青い空です。沢からのマイナスイオンが気持ちいいです。
とりかぶとの花が咲いています。根には猛毒があるらしいです。花の美しさからは想像出来ませんね。
2010年09月25日 08:30撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 8:30
とりかぶとの花が咲いています。根には猛毒があるらしいです。花の美しさからは想像出来ませんね。
最後の水場です。こまかく、標識が立っているので励みになります。急な勾配の道が行くてを阻みます。
2010年09月25日 08:50撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 8:50
最後の水場です。こまかく、標識が立っているので励みになります。急な勾配の道が行くてを阻みます。
安曇野は雲海の下です。幻想的な風景です。
2010年09月25日 09:19撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 9:19
安曇野は雲海の下です。幻想的な風景です。
あと少しで尾根です。爽やかです。
2010年09月25日 09:21撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 9:21
あと少しで尾根です。爽やかです。
常念乗越に到着。北穂、槍登場しました。常念小屋の赤い屋根も印象的ですね。別世界にきたような気分です。最高です。
2010年09月25日 09:24撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 9:24
常念乗越に到着。北穂、槍登場しました。常念小屋の赤い屋根も印象的ですね。別世界にきたような気分です。最高です。
美しい稜線ですね。横通岳から大天井岳方面への尾根が続きます。青空も続いています。
2010年09月25日 09:25撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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9/25 9:25
美しい稜線ですね。横通岳から大天井岳方面への尾根が続きます。青空も続いています。
常念小屋です。大きくて立派な小屋です。早速、お決まりの山バッチを購入しました。
2010年09月25日 09:27撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 9:27
常念小屋です。大きくて立派な小屋です。早速、お決まりの山バッチを購入しました。
頂上へ厳しい登り。ここから、かなり厳しいです。足場も悪く歩き辛いですね。
2010年09月25日 09:41撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 9:41
頂上へ厳しい登り。ここから、かなり厳しいです。足場も悪く歩き辛いですね。
常念小屋が小さくなりました。苦しい中、かなり登ってきました。見事な尾根です。
2010年09月25日 09:42撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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9/25 9:42
常念小屋が小さくなりました。苦しい中、かなり登ってきました。見事な尾根です。
槍が岳と穂高ですか? 北アルプスは初めてなのでわかりません。勉強します。
2010年09月25日 10:50撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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9/25 10:50
槍が岳と穂高ですか? 北アルプスは初めてなのでわかりません。勉強します。
槍ズームです。声も出ないほどの絶景です。最高です。山肌の色が、今までに見たことがない色をしています。
2010年09月25日 09:59撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 9:59
槍ズームです。声も出ないほどの絶景です。最高です。山肌の色が、今までに見たことがない色をしています。
大石のゴーロ帯で歩きずらいです。
2010年09月25日 10:23撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 10:23
大石のゴーロ帯で歩きずらいです。
安曇野は相変わらずガスです。晴れませんかね。
2010年09月25日 10:24撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 10:24
安曇野は相変わらずガスです。晴れませんかね。
白馬方面の眺望です。はやり、山の名前がわかりません。
2010年09月25日 10:23撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 10:23
白馬方面の眺望です。はやり、山の名前がわかりません。
やっと頂上到着しました。先客が数名います。方位盤ですね。
2010年09月25日 10:46撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 10:46
やっと頂上到着しました。先客が数名います。方位盤ですね。
祠に、お賽銭します。
2010年09月25日 10:47撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 10:47
祠に、お賽銭します。
よく見る写真です。やはり撮影してしまいますね。
2010年09月25日 10:48撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 10:48
よく見る写真です。やはり撮影してしまいますね。
槍穂方面への眺望。最高1
2010年09月25日 10:50撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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9/25 10:50
槍穂方面への眺望。最高1
山の名前がわからなくても、最高2
2010年09月25日 10:50撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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9/25 10:50
山の名前がわからなくても、最高2
山の名前がわからなくても、最高3
2010年09月25日 10:50撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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9/25 10:50
山の名前がわからなくても、最高3
山の名前がわからなくても、最高4
2010年09月25日 11:16撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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9/25 11:16
山の名前がわからなくても、最高4
山の名前がわからなくても、最高5
2010年09月25日 11:16撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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9/25 11:16
山の名前がわからなくても、最高5
山の名前がわからなくても、最高6 前穂高、奥穂高、北穂高、槍ヶ岳、双六岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳ですか?(地図で調べてみました)
2010年09月25日 11:08撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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9/25 11:08
山の名前がわからなくても、最高6 前穂高、奥穂高、北穂高、槍ヶ岳、双六岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳ですか?(地図で調べてみました)
上高地、梓川が見えます。
2010年09月25日 11:16撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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9/25 11:16
上高地、梓川が見えます。
次第にガスが上昇して来ました。
2010年09月25日 11:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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9/25 11:17
次第にガスが上昇して来ました。
土曜ということで、常念小屋は団体さんがいます。整列しています。間もなく登ってくるようです。早く下りないと途中で渋滞してしまいそうです。
2010年09月25日 12:10撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 12:10
土曜ということで、常念小屋は団体さんがいます。整列しています。間もなく登ってくるようです。早く下りないと途中で渋滞してしまいそうです。
下界の安曇野の田園風景です。
2010年09月25日 13:08撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 13:08
下界の安曇野の田園風景です。
やっとのことで、登山口に戻って来ました。
2010年09月25日 15:14撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
9/25 15:14
やっとのことで、登山口に戻って来ました。
撮影機器:

感想

 金曜日に山登りに行く予定でしたが、台風のために一日延期しました。2時に起床して3時過ぎに出発。台風の進路を気にしながら、少しでも台風から離れた方が得策であると考えて、北岳と常念岳を迷っていたのですが結局、常念を選択しました。途中、中央高速道路を走らせながらも闇夜の星を確認し、諏訪湖を過ぎたあたりで白々と夜が明けて来ると生憎の曇天もようで、豊科インターチェンジを降りた時は、諦めの境地でした。豊科のコンビニで食糧を調達して、一ノ沢登山口に向かう途中も天気が気になって仕方がありませんでした。登山口からの歩き始めも、当然のことながら、空は曇っており失敗したと思いながら歩きましたが、途中から、どんどん雲が流れて行き、青空となり気持ちもウキウキでした。青い空が広がるだけで体じゅうに力が湧いてきますね。今回、北アルプスは初めてでしたが、この一ノ沢コースは鎖場や、はしごといった危険個所がほとんどないので、私のような北アルプス初心者にもおすすめであると思います。沢の音を聞きながら徐々にペースを上げながら急登をクリアすると、尾根に出て最高のご褒美が待っています。正面に穂高や槍ヶ岳といった山々が広がり、その美しさには誰もが感動します。これを機会に北アルプスにも、どんどん遠征したいと思います。北アルプスの槍ヶ岳、穂高、燕岳、白馬と魅力は尽きません。大満足の中、常念岳からの下山時には明日が日曜で、天気も上向きということで多数の方とすれ違いました。林道に出ると、かなりの、数のお猿さんが、我がもの顔で悠然と歩いていました。一ノ沢林道から一般道に出て、安曇野を経て豊科インターチェンジから中央高速道路にのり、梓川サービスエリアで、てんぷらそばを食べて帰路を急ぎました。
帰宅途上、高速道路から八ヶ岳、北岳、仙丈、甲斐駒、鳳凰山、富士山と見事なまでのシルエットを鑑賞することができました。台風一過さまさまですね。今日、山に登った方々は皆さん最高な思いをしたのでは・・・・。明日も山日和の一日になりそうです。

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