笠ヶ岳 五ノ沢~杓子平



- GPS
- 08:46
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,971m
- 下り
- 1,972m
コースタイム
- 山行
- 7:54
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 8:47
天候 | 晴、晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
SNSで偶然知り合った、ご近所に住む山スキーヤーD氏(リアルでお会いした事は無い)から「山行きませんか?」のお誘いを受けた。
「事故って車が無いので無理です」とお断りすると、「近所なので乗せていきますよ」と。会った事も無い得体の知れないおっさんを、自分の車に乗せて山に連れて行ってくれると言う。神様はいます!行き先などの計画詳細は全てD氏にお任せした。
1時半に家の近くで拾ってもらい初対面しご挨拶。D氏は年上の爽やかな紳士だった。移動中も楽しく会話してあっという間に新穂高到着。本当にありがたい。
センター前で準備中に大ミスが発覚したが、本日のもう一人のメンバーであるD氏のお知り合いのB氏のお陰で解決した。神様はいます!2人は自分より遥かに経験豊富なので足引っ張らない様にする。まぁ自分はどこ入ってもそんなもんだろう。いつものことだ。
作業道を通り堰堤へ。今シーズンの積雪の割には雪は少ない印象。前回来た昨年2月よりは少なく感じる。最初の堰堤を越える際に脱板して、いくつか堰堤を越えてからシールハイク開始。穴毛谷はデブリは落ちているが小粒も小粒で一安心。前日上の方は降雪あったようだが下は雨で雪は固い。早めにシール~クトー~アイゼンに換装しスリップに注意しながら大滝手前まで。雪も締まって安定していたので当初の予定を変更して五ノ沢を登行することにした。そこそこ急でウィペット効かして四つん這いで登る場面もあった。日が当たる所は暑く、高い所に上がるのは1ヶ月振りだが苦しく感じる。キツい、だが最高。振り返れば槍穂高。やっぱこれよ、愛してるぜ新穂高。
先行登山者のトレースを使いつつ、幡隆平まで上がったら時間調整も兼ねて大休憩。強いトレイルランナーであるB氏にトレーニングの話などを聞く。やはりまた口から心臓を出すような思いをするしかないのか。ヤダなぁ・・・
雪庇の薄い所から稜線に上がり、ツメから板に履き替えてその後問題無く山頂まで。少し戻って祠でシールを剥いで抜戸岩まで滑走。最上部以外は雪も緩んで最高。一人ならそのまま南側をトラバースして高度を落としつつ杓子平へ抜けるが、楽しい滑走時間を出来るだけ長く取ろうとのことでP2753までシールを貼り直して稜線を歩く。天候も良く、適度にアップダウンがありシール滑走出来るので苦労は無い。
P2753に着いたら杓子平にエントリー。もう言葉にならない。死ぬには良い日だ。その後は写真を取りながら大滝を越えてあっという間に堰堤まで。デブリも小さく雪面が綺麗な箇所も残っていたので良かった。ビンディングのトウピースの小さいパーツが壊れて、ウォークモードのロックが出来なくなったがもはやどうでもいい。
雪の切れた所から脱板し林道を歩いて、3人の共通の趣味である自転車の話をしながら登山センターまで。ここでB氏とは解散。B氏がいなければ、この最高の雪質の上をツメで歩いて下りてくることになっていた。本当にありがとうございました。
その後はD氏の車で家まで送って頂いた。花見客で松本城周辺の渋滞が凄かった。D氏に誘ってもらえなかったら今シーズンはモヤモヤしたままシーズンアウトするところだった。これで悔いは無い。本当にありがとうございました。御二方、機会があればまたお願いします。
・単独も良いが誰かと登るのも良い。目的、思考、思想、方向性など、当然同じパーティはひとつとして無い。全てのパーティの意思が尊重されるべき。みんな「無事故で自力で下山する」が根っこにあると信じている。
・五ノ沢を通れて良かった。手に負えない斜面ではない。D氏曰く「滑るなら今日は最高のコンディション」とのこと。次の機会に。
・たぶんきっとおそらくシーズンアウトだが黒部五郎が輝いて見える。1シーズンに1回は行きたい。やる気と天気とカーシェアの空きが合えば。ビンディングの具合は悪いがまぁ・・・
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する