達磨山【輝く雨氷 その神秘と脅威を体感】

2016年01月31日(日) [日帰り]

• GPS: 02:54
• 距離: 4.5km
• 登り: 375m
• 下り: 369m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:17
• 休憩: 0:35
• 合計: 2:52

距離 4.5km 登り 375m 下り 385m

8:04 戸田峠
8:43 8:47 小達磨山
9:07 9:08 達磨山北駐車スペース
9:31 9:57 達磨山
10:15 10:18 達磨山北駐車スペース
10:32 小達磨山
10:55 10:56 戸田峠
10:56 ゴール地点

通常の3倍はかかっています

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

☆アクセス
▽戸田峠駐車場
・裾野ICで下りて、伊豆中央道（200円）→修善寺道路（200円）→県道18号線を通り、戸田峠まで
・途中、凍結等はありませんでした
・15台程駐車可（無料）
・7時40分到着時点で先行車無し、11時帰着時で計3台

コース状況／危険箇所等

☆道の状況(2016年1月31日現在)
▽戸田峠⇄達磨山
・小達磨山の少し手前から凍結・積雪がありました。本日はチェーンスパイクを使用
・達磨山への登りはかなり凍結していましたので、チェーンスパイク程度はあったほうが良いと思います（特に下り）。軽アイゼンではオーバースペック
・そして何と言っても、本日は雨氷。少しでも太陽が顔を出すとバラバラと崩れ落ちてきて危険です。また、気温も5度くらいになってくると、まるで雨のように降り注ぐ。ハードシェル系は持参したほうがいいでしょう（今後、本日のような雨氷が見られることはあまりないと思われますが・・・）

その他周辺情報

☆下山後の温泉・飲食店等
▽道の駅「くるら戸田」
・道の駅くるら戸田の中にある温泉施設
・この手の施設はたいしたことないところが多いが、ここは最高に良かった。源泉掛け流しというのも、伊豆では貴重
　http://kururaheda.com/
▽きびなご寿司「味千」
・一貫にキビナゴが3匹乗っています
・キビナゴは小さい魚なので、非常に手間がかかっています
・地魚のヅケ丼も美味かった
　http://r.gnavi.co.jp/8jj6sgpb0000/
▽土肥達磨寺
・本堂の拝観料は500円かかりますが、必見だと思います
　http://darumadera.jp/map.html
▽いちごプラザ 大福や
・この辺のブランド品であるイチゴを使用したイチゴ大福。当然美味
　http://www.15plaza.com

写真

1/31 7:50

土肥峠駐車場より
生憎の曇り空だが白く輝く山容に気持ちが高ぶる

1/31 8:02

ここが達磨山への登山口

1/31 8:08

いきなり雨氷がでた

1/31 8:08

凍り付くアセビ

1/31 8:09

神秘的な自然現象

1/31 8:12

伊豆といえばアセビですよね
花期はさぞかし素晴らしいことでしょうね

1/31 8:17

凍り付く実

1/31 8:17

アセビとクロマメの木

1/31 8:17

雨氷で木がしなっています

1/31 8:18

晴れの富士山よりも全然素晴らしい絶景稜線

1/31 8:19

全てが凍り付いている

1/31 8:22

氷漬けアセビと戸田港

1/31 8:23

雨氷と戸田港

1/31 8:24

笹も凍り付いています
こんなの初めて見ました

1/31 8:25

冬芽も凍り付く

1/31 8:29

1/31 8:32

雨氷の重さで折れた木々が沢山

1/31 8:34

苔も幹も氷に覆われている

1/31 8:37

過冷却状態の雨が葉を落としたのか

1/31 8:38

美しいと思うと同時に、昨今の異様な気象を危惧します

1/31 8:42

幹にはエビの尻尾も

1/31 8:42

雨氷のトンネルを行く

1/31 8:43

小達磨山に到着

1/31 8:43

アセビの葉に着くエビの尻尾

1/31 8:46

1/31 8:47

もはや言葉が出ない
しばし立ち止まる

1/31 8:47

1/31 8:49

達磨山が見えました

1/31 8:49

1/31 8:53

極たまに青空も
雨氷が輝きを増す

1/31 8:53

達磨山に日が射す

1/31 8:55

伊豆半島にいるということを忘れてしまいそう

1/31 8:55

雨氷を纏った1mほどの枝が落ちていました
持ってみましたが10kgほどでしょうか
こりゃー折れて当然

1/31 8:58

輝く雨氷群

1/31 8:59

地面もこの通り

1/31 9:00

達磨山と雨氷

1/31 9:02

一面の笹原も全て凍り付いていました

1/31 9:03

地面撮影中

1/31 9:03

こんな感じになっています
歩くのがもったいない

1/31 9:06

西伊豆スカイラインを少し歩きます

1/31 9:06

ガードレールもご覧の通り

1/31 9:07

凍てつく反射板と戸田港

1/31 9:09

人工物も1cm程の氷を纏っています

1/31 9:09

お地蔵様も氷の中

1/31 9:11

1/31 9:12

1/31 9:15

1/31 9:17

笹の雨氷を採取
うまく取ればストローになります

1/31 9:21

達磨山への登り

1/31 9:23

雨氷の笹原と戸田港

1/31 9:27

雨氷に覆われた笹原から駿河湾を眺めるという違和感

1/31 9:29

達磨山山頂

1/31 9:29

達磨岩？
凍てついています

1/31 9:32

伊豆山稜線歩道の指導標もご覧の通り

1/31 9:37

笹の茎に着いた雨氷をストローにしてみました

1/31 9:41

凍てつく三角点

1/31 9:50

持参したイチゴ大福

1/31 9:56

ここは本当に伊豆か？

1/31 9:57

1/31 10:00

アニマルトラック
何者だろうか・・・

1/31 10:03

1/31 10:03

戸田港と雨氷

1/31 10:06

戸田港のアップ
御浜崎がカッコいい

1/31 10:06

1/31 10:07

笹の茎に着いた雨氷

1/31 10:10

1/31 10:14

足元もニョキニョキ

1/31 10:23

圧巻の雨氷モンスター

1/31 10:23

10cmくらいの枝も、自らに纏わりついた氷の重さに耐えきれず

1/31 10:24

そこらじゅうからバキバキと音が聞こえます

1/31 10:24

雨氷とエビのシッポの混合体

1/31 10:28

1/31 10:36

1/31 10:40

1/31 10:41

この木の総重量は果たして何百キロ！？

1/31 10:40

1/31 10:41

1/31 10:42

暫し雨氷に打たれてみる

1/31 10:44

1/31 10:46

本当にいいもの見させてもらった

1/31 10:49

伊豆のアセビは本当に好きだ
このうねり具合

1/31 10:58

駐車場に帰還

1/31 11:17

さて戸田を目指して下っていきます

1/31 12:21

温泉は「道の駅くるら戸田」にて
2015年4月1日にOPENしたばかり
源泉掛け流しでとても良かった

1/31 12:15

施設内のポスター
達磨山への登りからの景色ですね
こんな景色も見てみたいですが、本日の雨氷群はこれから先何度も見られるものではないでしょう

1/31 12:38

戸田の桜は既に開花！

1/31 12:49

夕日スポットの旅人岬

1/31 12:55

土肥桜
河津桜よりも早く開花するらしいです

1/31 12:56

1月最終日に桜を拝めるとは

1/31 13:57

昼食は「きびなご寿司 味千」

1/31 13:37

地魚のヅケ丼（1000円）

1/31 13:37

きびなご寿司（1700円）
少々お高い気もするが、きびなごは小さな魚なので、その手間も考えれば納得

1/31 13:38

手前がヅケで奥が生
シャリときびなごの間にはそれぞれ違った薬味が
とても美味しかった

1/31 13:57

店の前には水仙が

1/31 13:57

隣には「究極のそば」
18年位前から気になっている店なので、次回は食してみたい

1/31 14:02

そして今回も達磨寺へ
本日登った達磨山とは関係ないそうです

1/31 14:03

水かけ達磨

1/31 14:08

本堂の達磨大使
本堂の拝観は500円必要ですがその価値ありです
写真撮影は自由

1/31 15:15

帰りは大好きな県道17号線で
戸田港を見下ろす絶景スポットより

1/31 15:16

達磨山も見えます

1/31 15:15

ここで本日の目的であるみかんも購入

1/31 15:17

1/31 15:18

出逢い岬
あの円から富士山が見えるのだが、本日はダメでした

1/31 15:27

県道17号線沿いにはみかんの直売所が沢山あります
ここはすべて1袋100円でした！

1/31 15:34

金柑も購入
そのまま丸ごと食べてみな、とのこと
なかなか旨かった

1/31 15:30

煌めきの丘

1/31 15:33

「井田」と書かれた菜の花アートも

1/31 15:31

1/31 16:22

「いちごプラザ大福や」にて
絶品イチゴ大福（350円）
少々お高いが、山ガールと伊豆の山デートした際には寄ってみるべし
ポイント上がります

1/31 19:28

達磨寺の御朱印（300円）と夫婦円満護り（セットで1000円）

1/31 19:46

本日の戦利品（計700円）

撮影機器：

COOLPIX AW120 NIKON

SO-02G Sony

感想

Kazu405

今年はみかんが少々高いらしく、伊豆に買い付けに行くことにしました。
伊豆でみかんといえばやはり西伊豆・西浦みかんですね。

みかんの買い付けだけでは寂しいので、せっかくなので軽く山でも、と。
富士山と南アルプスの展望、そして碧く輝く駿河湾の絶景が見られる達磨山を選択。ヤマテンの予報でも、丹沢・富士山ともに午前中は晴れ！
しかし御殿場を過ぎたあたりから小雨が・・・
富士山の見えない西伊豆の山なんて全く意味無し、と思いながら戸田峠に到着。
なんだか山全体が輝いている？西伊豆の低山でまさか霧氷？と思ったが、それは何と雨氷でした。
長野県蓼科の鷲ヶ峰で何度か見たことはありましたが、ここまで山全体が氷に覆われている光景は初めて見ました。
伊豆半島の1000m弱の山だからこそ、ここまで素晴らしい雨氷に成長したのでしょうか。
大変貴重な自然現象を拝むことができました。
ちなみに雨氷とは、0℃以下でも凍らな過冷却状態の雨（着氷性の雨）が、地面や木などの物体に付着することをきっかけに凍って形成される硬く透明な氷です。（Wikipediaより）

松本市や山形村ではこの雨氷により孤立状態になった箇所がありましたが、それも納得でした。
見ている分には綺麗なのですが、その重さはハンパないです。
1メートルほどの枝が折れて落ちていましたが（写真参照）、それでも重さは10kg程あったと思います。
そこらじゅうでバキバキと木が折れる音が響き渡り、太さ10cm程の木もその重さに耐え切れずにへし折られていました。

予定では1時間でピストンするはずでしたが、結局3時間もかけて雨氷鑑賞してしまいました。
今回は、自然の美しさと恐ろしさを改めて実感するとともに、今まで見たことのないような自然現象に、地球の環境変化を危惧する山行となりました。

コメント

hirok

伊豆？
kazu405さん、こんばんは

悪天と思いきや、見事な景色に出会えましたね。
上野原でも小規模な雨氷らしきものは見れましたが、
kazu405さんの遭遇した景色は素晴らしいの一言。
樹木だけでなく、足元からもニョキニョキ？
ほんと伊豆！？って感じです。

雨氷の後は温泉+桜に地魚、伊豆満喫の旅でしたね 。
きびなご寿司、かなり惹かれました

Kazu405

Re: 伊豆？
hirokさん、こんばんは。

本当に奇跡的な一日でした。
まさか山全体が氷に包まれている光景を見ることができるとは
足元の氷柱のようなものも初めてで、歩くのが惜しいくらいでした。
なかなか訪れることのない山域なので、本当にラッキーでした

きびなご寿司、是非お試し下さいね！

気仙長部双六(kesensugo6)

1日登頂
盛岡から伊豆に来て、31日に万三郎岳、1日に達磨山登頂
達磨山は前日の万三郎岳と同様、雨氷状態でしたね〜〜
富士山 は見えませんでしたが、達磨山、金冠山とまずまずの山旅でした
またお邪魔したいと思います

Kazu405

Re: 1日登頂
kesensugo6さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

富士山の見えない生憎の天候でしたが、代わりに凄い光景が見れましたね。
盛岡からお越しでしたか！東北好きの私としては大変羨ましい限りです。
天城山はアセビとシャクナゲが見事なヤマですので、ぜひまたお越しください