古峰ヶ原-【関東百】【栃木百】
- GPS
- 05:50
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 710m
- 下り
- 711m
コースタイム
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 5:42
水平距離 累積標高(+, -)
9.8km、 815m, -816m
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(復路)往路を戻る |
コース状況/ 危険箇所等 |
古峰ヶ原を三枚石新道を登り、古峰ヶ原高原コース(関東ふれあいの道)で下る周回コース。 (以下、積雪状況と注意点を列記します。) ・この時期、BSを降りると周囲は真っ白。車道は除雪されているが山道は雪が途切れることはない。 ・登山口から雪が20〜30cm。凍結はしていないのでアイゼン無しでスタート。数日前と思われる踏跡3人分は粉雪で少し埋まっている。 ・三枚石新道は健脚者に限る、と書かれてはいるが、鎖場や細尾根などいわゆる難所は無い。しかし、標高900m少しのところで急登り、雪が着いていてるが斜度があり踏んばると雪が崩れて気持ち悪い。土がむき出しになるが根っこがからまってステップを切ることもできない。仕方なくアイゼンを装着し前爪を効かせて登った。ここはアイゼン無しで一度滑りかけたので要注意。ここを下るのは相当大変と思う。 ・標高1,100mくらいで積雪が50〜60cmあるのでワカンがあると楽である。 ・それ以外は気を付ける箇所もなく、ノンビリ歩きが楽しめる。 ・古峰原峠からの関東ふれあいの道は踏跡無く(動物以外は)、新雪歩きが楽しめた。 |
その他周辺情報 | ・新鹿沼駅まで温泉らしきものは見当たらなかった。(調査不足もあるが) ・駅に売店ありパンやスナックは売っているが、近くにコンビニは見当たらず。バス路線沿い5分程先に一軒コンビニあり。 |
写真
感想
先日の雪が残っているであろうと期待をして関東百名山と栃木百名山の古峰ヶ原に登ってきました。
思ったより雪が多い印象でしたが、この辺ではこれくらいが普通なのかな。
初のエリアなのでよく分かってませんが、思いのほかパウダースノーの雪歩きが楽しめました。
三枚岩新道は「健脚者に限る」と書かれてはいますが、yamabeeryuさん他もおっしゃっているとおり、鎖場や細尾根などいわゆる難所がある訳ではありません。ただ2kmで標高を700m近くかせぐので斜度がきついところがあります。
特筆は標高900〜950m間。
斜度がきつく若干細尾根チックになっているうえ、キックステップで踏んばろうとすると雪が崩れ、あわや滑落か、というシーンがありました。
左手で直径5cmくらいの木を握ってたのですが、足許の雪が一瞬で崩れ去った際、手首を捩じられる感じになり指が離れてしまい、とっさに右手で掴もうとすると持っていたストックのグリップが木に偶然にもひっかかってくれた。
落ちても下の数本の木のどれかにつかまれば下まで滑落は無かったと思いますが、下をみると細尾根の谷に滑っていく感じ。ひっかかってよかった、と思う瞬間でした。
(古峯神社で念入りに安全祈願したのがよかったかも)
その上でさっそくアイゼン装着。
残り5mほどは前爪を効かせて登り切る感じ。
ここは雪の時期に下るのは至難の業だな。
その先は斜度のきついところもあるけど、ここほど留意は不要でした。
標高1,200mからは深雪で50〜60cm。
新兵器のワカンを投入します。
それまで膝下の踏み抜きだったのが、クルブシ程度と俄然効果あり。
接地面積が増えると劇的に歩きやすいですね。
しばらく緩斜面のトラバースのあと三枚石に到着。
脇の雪にシートを敷いてランチタイム。
といっても簡単にオニギリとパン。
無風の快晴で雪なのに暑いくらい。
しばし休憩ののち下りにかかります。
古峰ヶ原の山頂標識は見逃してしまったけど、この辺は「原」というだけに緩斜面の雪原歩きが楽しめます。
古峰原峠まで、正面右に男体山と女峰山を樹林越に見ながら気持ち良い下り。
ときおり日光白根山や皇海山も垣間見れます。
古峰原峠には湿原や避難小屋があり、季節には各種お花が咲いているのでしょうね。
そんなことを思いながら東屋で休憩。
そのあと関東ふれあいの道で下ります。
なんと、新雪のまま残っているではないですか!
動物以外、誰の踏み跡もないパウダースノーの下りを贅沢にも楽しみながら下ります。
後半は車道に出ますが、この時点であきらめていた1545発のバスまで残り30分。2kmだから行けるかも。少し駆け足混じりで歩くと1535にBS到着。
リス君はこのルートでは見つかりませんでしたが、
いい雪歩きができた快晴の一日でありました。
前日光は初めてでしたが、雪質もよく、千葉からのアクセスもそんなに悪くはないので、また来てみたいと思います。
古峰ヶ原峠からの新雪歩きを動画でもよかったらどうぞ(↓)!
(2016-02-08 Up。久々に動画作ってみました)
(BGM="A New Day" by Michael Lington, 2004)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
雪がない時期に今年最後前日光へ(古峰ヶ原神社→中禅寺湖)と思っていましたが、あちこちに浮気している間に雪が積もって、春を待つ身となりました。
あの急坂を登られたのですね
拙者も、たまたま同じバスに乗り合わせたグループのリーダーに
「そこはきついっすよ 」
と忠告されたのですが、そこを歩くのが一つの目的だったので邁進しましたが、急ではあるけど難所はなかったですね。
それよりも下山時の道は真っ白けで、サクサクと新雪歩きが楽しめたのですね。
動画も拝見しました
拙者も春を待って前日光(鹿沼)付近に出没予定で、東武電車の株主優待券3往復分を仕込みました
隊長
隊長、メッセージありがとうございます。
隊長のレコ見て、これは行かねば と思っていました。しかも冬の雪の時期に新兵器のワカンのテストを兼ねて。
ワカンはGoodだったのですが、三枚石新道の急登の一部は思った以上にやっかいでしたが、夏道だとあれを登るのではなく迂回してる感じですね。機会あれば夏道の確認に行きたいと思っています。動画もありがとうございます。新雪歩きはやっぱり気持ちよかった
私も中禅寺湖に抜けるルートに今回興味持ちました。
しかし、あれを10時着のバスで、とはやはり隊長=健脚さんですね。 あっぱれです。
東武の株優いいですね、私も隊長の真似して仕入れてみたいと思います
新兵器のワカンなかなか使い勝手よさそうですね。
新雪をけ散らして歩いていくのは雪山の醍醐味ですよね。
しかも晴天で言うことはなかったのでしょうか
自分も新兵器のスノシュ−を購入しましたが、仕事が忙しくて使う予定が出来ません。そろそろ、北八ツにでも行って、文明の利器を味わいたいと思っています
momohiro先輩、メッセ―ジありがとうございます。
ワカンは調子よかったですよ。
3年前に自作したこともあるのですが、強度不足から改良を3回やったらパッチが大きくなり雪の抜けが悪いので今回仕入れました。
古峰ヶ原は1,300mですが、青空の下、思いのほか踏み跡の無いパウダーSnowが楽しめよかったです。
スノーシュー仕入れられたんですね。もう無敵ですね (=いつでもどこでも)。
お忙しそうですが、威力の確認レコを楽しみにしています
山 貸し切り状態でしたね
天気もいいし最高ですね
ワカンはアルミ製ですか メンテナンスは必要でしょうか
私のは籐製で、二十数年使っています
亜麻仁油を塗布したり麻縄を張り替えたりとメンテが要ります
使用中解けた雪の水分を吸ってだんだん重くなってきます
固定もベルトではなく紐をわらじ掛けして使います
数年前出会った山ガールたちに クラシックですね、写真に撮らせて
と頼まれたりしました
ShuMaeさんの写真を見てつい愚痴ってしまいました ご容赦の程を
olddreamerさん、コメントありがとうございます。
いや〜、市販のアルミではなく、昔ながらの”籐のワカン"の方が味があっていいじゃないですか。 すばらしいものをお持ちですね。結構な手間がいるのも味の一部と思えば何のその?
アルミは汚れ落とすだけのほぼメンテナンスフリー、簡単ではあります。
私も3年ほど前にホームセンターの資材を活かして自作したりして楽しんでたのですが、籐の輪っかにワラジ風に早着するとこまでは至りませんでした。
今回、面倒くさくなって仕入れた次第。自作の改良ももう少しやってみようと思ってます
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する