大山 お手軽に見えて登り甲斐のある山
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,470m
- 下り
- 1,466m
コースタイム
天候 | 晴れのち雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
600mほど離れた第1駐車場は 600円/日 です |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません |
写真
感想
先週は風邪をひいてしまったため、山登りはお休み。
2週間ぶりのお山は体調が万全ではないので、軽めの大山に登ります。
ところが、トレーニング好きのkenboさんが大山ピストンで満足するはずもなく、大山からヤビツ峠へ下り、蓑毛から裏参道を通って阿夫利神社下社に登り返すルートに。
これが結構いい運動になりました。
前日の夜から雪が降り、当日の昼は晴れ・曇り予報。
雪がどれくらい積もっているかな?とワクワクしながら丹沢へ向かいます。
ケーブルカー乗り場に一番近い市営第2駐車場へ着くと、これから登る大山の山頂方面が真っ白になっているのが見えました。
まずは旅館やお土産屋さんが立ち並ぶ通りを抜けて、男坂と女坂の分岐へ。
登りは男坂を登り、帰りに女坂で下ることにします。
男坂という名前の通り、かなり急な階段を登りぐんぐんと標高を上げていきます。
苦手な階段の登りの連続と、前の山登りから期間が開いてしまったということもあり、やっぱりツライ…
ハァハァと息が上がり、汗が噴き出してきました。
途中から道に雪が見え始めますが、阿夫利神社下社まではアイゼンは必要なし。
阿夫利神社下社からしばらく登っていくと、氷の上に雪が積もったような道になってきて、足元が滑り始めたので軽アイゼンをつけました。
下りの人の中にはアイゼンをつけていない人やスニーカーの人もいて、かなり苦労しているようでした。
山頂付近に差し掛かると、それまで霧に包まれていたのが晴れてきました。
青空に樹氷の氷がキラキラと光ってとっても綺麗!
それまで男坂の階段で疲弊していたのですが、雪と樹氷と青空のコラボレーションにテンションが上がります。
樹氷のトンネルのようになっている道を登っていくと、やがて山頂に到着。
山頂の売店は開いていましたが、トイレは冬季閉鎖中でした。
山頂の写真を撮り、ここでは休憩せずに先に進みます。
山頂からしばらく戻り、分岐からイタツミ尾根へ。
ここから先はさらに雪が多くなり、中には結構深くまで踏み抜いている足跡があるな〜と思っていると…
ズボッ!と片足が見事に膝くらいまで雪に埋まってしまいました。
一人で脱出できずもがいていると、見かねたkenboさんが助けてくれました。
しばらく下ってヤビツ峠へ。
峠の手前で雪が少なくなったのでアイゼンを外し、トイレの前のベンチでお昼ご飯にしました。
ヤビツ峠からは柏木林道を通って蓑毛まで向かいます。
地図では通行注意となっていましたが、途中の崩落個所は補修されていたので特に危険はありませんでした。
蓑毛からは裏参道を登りかえして阿夫利神社下社まで戻るのですが…
「蓑毛バス停まで300m」の看板があったので、冗談で「バスで帰りたい」と言うと、スパルタのkenboさんに怒られました。
ここまで下ったのにまた登るのか〜と少々気が重いですが仕方ないですね。
しばらく登っていくと、雪が降り始めました。
天気予報では夕方までは天気が持つかと思ったのですが…急いで先に進みます。
幸い蓑毛越まで登った後は、ほぼ平行移動だったので良かったです。
阿夫利神社下社まで戻り、茶屋でお団子を食べ、女坂でケーブルカー乗り場まで下りました。
駐車場に着くと雪が止んでいて、振り返るとさっきまで居た大山の山頂が朝見たときよりもさらに白くなっていました。
今回は軽いハイキングのつもりで登りましたが、意外と登りごたえのある道でした。
山頂付近の樹氷も綺麗だったし、雪道も楽しめたので大満足♪
大山の山バッジが買えたkenboさんもご満悦のようでした。
いつも一緒に登っていただいているkazuruさんの体調が優れず、1週飛ばして静養に努めるも未だ芳しくないため、軽めに…。私の山デビューの候補のひとつであった丹沢の大山に決定しました。
前夜に東京でも雪が降り、朝起きると車のフロントガラスはうっすらと積もった雪でバリバリに凍っていました。大山は標高が1,000mを超えるから、雪が降ったのでは?新雪を少し期待して自宅を出発しました。
夜中の天気が悪かったからか、大山ケーブルカーに最も近い市営第2駐車場は、1/3程度の埋まり具合でした。
まだ多くのお店が開店準備中のこま参道を歩きます。どうして「こま」なのかな?と不思議に思っていると、伝統工芸品なのですね。相変わらずの一般教養の無さに情けなくなりました。
大山ケーブルカーの山麓駅でトイレを借りようと思って駐車場では用を足さずにいたのですが、まだ営業時間前であったため、フェンスが閉まっていました。この先は阿夫利神社下社までトイレがないので、注意が必要です。
さて、登りはもちろん「男坂」を選択。つい最近登った奥武蔵の伊豆ヶ岳の「男坂」をイメージしていたため、坂というよりは急な階段がひたすら続く「男坂」に驚きました。筑波山の薬王院ルートを可愛くした感じで、トレーニングにはちょうどいいかな…と一定のペースを心がけます。途中でオスの小鹿がお食事中で、心を和ませてくれました。
女坂と合流すると、茶屋は開店準備中でした。「さくらや」の年配の女性が雪を箒で掃きながら「アイゼンは持ってきた?今日はアイゼンがないと山頂まで行けないよ」と声をかけてきたので「ありますよ」と答えると、「それなら大丈夫だね。気を付けて行ってらっしゃい!」と励ましていただきました。
阿夫利神社下社でお参りをして、山頂を目指します。急な階段を超えると、道を雪が覆っていましたが、しばらくはそのまま歩くことができました。しかし、13丁目(標高1,000m程度)を過ぎたあたりから凍結が始まったのでチェーンスパイクを装着。標高を上げるにつれて雪深くなる中をザクザクと進みます。
イタツミ尾根と合流する25丁目付近から先は特に雪が積もっていて、アイゼン等を装着していない方は下りで転倒もしくはバランスを崩していました。低山とはいえ、きちんとした装備で臨むべきですね。
そして、大山山頂に到着。周りは真っ白で何も見えず、売店も準備中、トイレは冬季閉鎖中ということもあり、特に山頂を堪能することなく足早に下山を開始します。アイゼン等を装着していない方がゆっくり下るので若干渋滞していましたが、25丁目で私たちはヤビツ峠方面に進んだのでお別れ。ここから先は表参道ほど踏み固められていない、バリバリの道を進みました。
周囲の雪景色を見ながら進んでいると、「うわっ!」と後ろから声がしました。振り返ると、kazuruさんが膝上まで踏み抜いて脱出できずにもがいていたので、引っ張り上げました。
しばらく下って、ヤビツ峠の手前でチェーンスパイクを外しました(この先は必要ありませんでした)。ヤビツ峠で昼食。到着時には太陽が出ていたのにすぐに曇りはじめ、少し肌寒い昼食となりました。
雲の色が怪しくなってきたので、昼食後すぐに出発。蓑毛までの近道である柏木新道は、地図では「崩壊箇所あり通行注意」となっていましたが、補修工事が行われているらしく、特に問題なく進むことができました。春岳沢沿いにあるいて常夜灯・大山道分岐に差し掛かると、蓑毛まで300mということもあり、「蓑毛からバスで帰りたい」とkazuruさん。バスを乗り継いで車を回収するのは面倒なので、「あと2時間程度ですよ」と宥めました。
裏参道で蓑毛越を目指します。かなり下った後なので、当然、登り。オマケに雪が降り始めたこともあり、kazuruさんのご機嫌は斜めのままで、せっかくだからと浅間山に寄り、下社までがほぼ平行移動だったのでだいぶ回復されたようでした。
往路で励ましの言葉をいただいた「さくらや」で、気になった団子(かぼちゃと紫いも)を購入して休憩。まだ雪は降っているので長居はせず、復路は男坂とあまり大差ない階段が続く女坂を選択して、こま参道のお店を覗きながらゴールとなりました。
大山は丹沢の中ではお手軽な山だと思っていましたが、何気に歩き甲斐がありました。次に登ることがあれば、阿夫利神社下社から二重滝・見晴台を絡めて雷ノ峰尾根を選択してみたいと思います。
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