スーパーカンジキ(VERTEX社)をフィールドテストします。
ネット通販で今現在\5540。雪山歩行器具としては最安値のギアではないでしょうか。自衛隊の御用達としても知られています。
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2/6 9:27
スーパーカンジキ(VERTEX社)をフィールドテストします。
ネット通販で今現在\5540。雪山歩行器具としては最安値のギアではないでしょうか。自衛隊の御用達としても知られています。
自室にて。大きさはアルミ製のワカンと、ほとんど変わらないぐらい。重さはやや軽め。ストラップの構造がとても簡易なので、緩みやすいのが課題です。押さえ部分の金具をペンチ等で狭く潰すのは、多くの人が既にやっている工夫のようです。
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2/9 11:18
自室にて。大きさはアルミ製のワカンと、ほとんど変わらないぐらい。重さはやや軽め。ストラップの構造がとても簡易なので、緩みやすいのが課題です。押さえ部分の金具をペンチ等で狭く潰すのは、多くの人が既にやっている工夫のようです。
側面から。中央から後方にかけて5本のスパイクが突起しています。山岳用スノーシューには劣りますが、ワカンよりは滑りにくいぐらいの印象です。スノーシューのように後方が長くならないという点で、小回りが利き、歩行が簡単です。
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2/9 11:18
側面から。中央から後方にかけて5本のスパイクが突起しています。山岳用スノーシューには劣りますが、ワカンよりは滑りにくいぐらいの印象です。スノーシューのように後方が長くならないという点で、小回りが利き、歩行が簡単です。
底面。ブーツを固定する中心部はそのプラスチック素材のため、上下方向に多少のフレキシブルさを持って曲がります。かといって、目だったモロさは感じさせません。ホビー(おもちゃ)っぽい見た目をむしろ楽しみ、軽い心持ちでガシガシ歩いて遊ぶものだと思います。
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2/9 11:18
底面。ブーツを固定する中心部はそのプラスチック素材のため、上下方向に多少のフレキシブルさを持って曲がります。かといって、目だったモロさは感じさせません。ホビー(おもちゃ)っぽい見た目をむしろ楽しみ、軽い心持ちでガシガシ歩いて遊ぶものだと思います。
さてさて。
赤城高原に到着。1年と1ヶ月半ぶり。その時に登った最高峰・黒檜山が見えます。朝は霧氷が凄そうです。
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2/6 9:14
さてさて。
赤城高原に到着。1年と1ヶ月半ぶり。その時に登った最高峰・黒檜山が見えます。朝は霧氷が凄そうです。
大沼の南岸あたりにある大洞駐車場に駐車。この日は風もなく、厳冬期とは思えない暖かさでした。ゆっくりのんびりの到着で、ゆっくりのんびりの行程のつもり。準備して出発です。
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2/6 9:14
大沼の南岸あたりにある大洞駐車場に駐車。この日は風もなく、厳冬期とは思えない暖かさでした。ゆっくりのんびりの到着で、ゆっくりのんびりの行程のつもり。準備して出発です。
赤城道路の路面。午前中のコンディション。
午後にはかなり溶けていました。
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2/6 9:21
赤城道路の路面。午前中のコンディション。
午後にはかなり溶けていました。
駐車場からすぐ近く。地蔵岳への最短ルートへの登山口。無雪期に山慣れした人ならば30分ぐらいで登頂できるでしょうか。
ただし、私はここからの雪道をスーパーカンジキで一貫するつもりです。どうなりますか・・・?
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2/6 9:22
駐車場からすぐ近く。地蔵岳への最短ルートへの登山口。無雪期に山慣れした人ならば30分ぐらいで登頂できるでしょうか。
ただし、私はここからの雪道をスーパーカンジキで一貫するつもりです。どうなりますか・・・?
スノーシュー入門の人気コースとして知られる地蔵岳ですが、それは小沼方面からのアクセスのことです。こちら大洞からはのっけから等高線の間隔狭し。本来ならば10本爪以上のアイゼンによってストレスなく登れる場所です。フラットフィッティングで頑張りますが・・・
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2/6 9:35
スノーシュー入門の人気コースとして知られる地蔵岳ですが、それは小沼方面からのアクセスのことです。こちら大洞からはのっけから等高線の間隔狭し。本来ならば10本爪以上のアイゼンによってストレスなく登れる場所です。フラットフィッティングで頑張りますが・・・
辛くなってきました(苦笑)
雪の量は十分なのですが、広く踏み固められすぎていて、スーパーカンジキでは急斜に負けます。キックステップでも固くて蹴りこめず、時にズルズルと滑り落ちて。無駄な大苦戦を楽しみますw
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2/6 9:54
辛くなってきました(苦笑)
雪の量は十分なのですが、広く踏み固められすぎていて、スーパーカンジキでは急斜に負けます。キックステップでも固くて蹴りこめず、時にズルズルと滑り落ちて。無駄な大苦戦を楽しみますw
トレイルを外せそうな区間は、踏まれていない新雪をラッセルしてみます。これなら登るのは楽。沈み込みすぎることもなく、また、靴で蹴りこんでもスーパーカンジキの強度ならそう簡単には破損する心配はなさそうです。
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2/6 9:58
トレイルを外せそうな区間は、踏まれていない新雪をラッセルしてみます。これなら登るのは楽。沈み込みすぎることもなく、また、靴で蹴りこんでもスーパーカンジキの強度ならそう簡単には破損する心配はなさそうです。
山頂が近づいてきました。ここからは急斜箇所は少なくなります。
ここまでの使用感としては、スーパーカンジキは×。アイゼンのみ、あるいはそれと同時使用できるワカンの完全勝利です。すごい時間かかった・・・
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2/6 10:13
山頂が近づいてきました。ここからは急斜箇所は少なくなります。
ここまでの使用感としては、スーパーカンジキは×。アイゼンのみ、あるいはそれと同時使用できるワカンの完全勝利です。すごい時間かかった・・・
霧氷がなんとか残っていました。赤城山といえば、この光景ですね。
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2/6 10:30
霧氷がなんとか残っていました。赤城山といえば、この光景ですね。
暖かいので午前中からサラサラと溶け落ちていきます。
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2/6 10:31
暖かいので午前中からサラサラと溶け落ちていきます。
山頂を示す電波塔が近くなってきました。
スーパーカンジキはとにかく小さく軽く、私のように小柄体型でも踏んずけて転倒なんてことはありません。履いていることを忘れることも。要するに、ちょっと雑に歩いてもOKな、気軽なアイテムです。
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2/6 10:37
山頂を示す電波塔が近くなってきました。
スーパーカンジキはとにかく小さく軽く、私のように小柄体型でも踏んずけて転倒なんてことはありません。履いていることを忘れることも。要するに、ちょっと雑に歩いてもOKな、気軽なアイテムです。
さて、地蔵岳に登頂です。
結氷した大沼を見下ろします。中央が溶けているように見えて、ちょっと怖いですが。
大事なここまでのコースタイムですが、1時間半近くかかっていました。状況に向かないスーパーカンジキでの修行w
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2/6 10:51
さて、地蔵岳に登頂です。
結氷した大沼を見下ろします。中央が溶けているように見えて、ちょっと怖いですが。
大事なここまでのコースタイムですが、1時間半近くかかっていました。状況に向かないスーパーカンジキでの修行w
地蔵岳の山頂部分は広い。そしてNHKや国土交通省などたくさんの電波塔が建ち並ぶ、自然×人工の景色です。こういうのが好きな人は、カメラ登山にお勧めですね。赤城でも随一の展望の良さも売りです。
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2/6 10:58
地蔵岳の山頂部分は広い。そしてNHKや国土交通省などたくさんの電波塔が建ち並ぶ、自然×人工の景色です。こういうのが好きな人は、カメラ登山にお勧めですね。赤城でも随一の展望の良さも売りです。
漫画『ヤマノススメ』第巻を取り出します。
地蔵岳で女の子たちが初のスノーシュー体験をする巻なのですが、赤城おろしの強風に晒されたりで、活き活きとしたリアルな話になっています。スノーハイクあるある!という面白さ。なお、本日は無風で聖地巡礼♪
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2/6 10:58
漫画『ヤマノススメ』第巻を取り出します。
地蔵岳で女の子たちが初のスノーシュー体験をする巻なのですが、赤城おろしの強風に晒されたりで、活き活きとしたリアルな話になっています。スノーハイクあるある!という面白さ。なお、本日は無風で聖地巡礼♪
山頂から大沼方面。北方、東方に雲が集まっているので、遠くの山々は見渡せませんでしたが、霧氷が素敵。
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2/6 11:11
山頂から大沼方面。北方、東方に雲が集まっているので、遠くの山々は見渡せませんでしたが、霧氷が素敵。
さて、ゆっくり休憩を終えて、小沼方面へと下ります。スーパーカンジキの利点、ここからは発揮してもらいたいところ。黒檜山の霧氷もだいぶ薄くなってきてます。
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2/6 11:14
さて、ゆっくり休憩を終えて、小沼方面へと下ります。スーパーカンジキの利点、ここからは発揮してもらいたいところ。黒檜山の霧氷もだいぶ薄くなってきてます。
下りは緩やか。サクサク歩けます。
途中で山頂を見返したり。
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2/6 11:29
下りは緩やか。サクサク歩けます。
途中で山頂を見返したり。
小沼が近づいてきました。大沼と違って全面結氷しているように見えます。カンジキは好調です。
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2/6 11:26
小沼が近づいてきました。大沼と違って全面結氷しているように見えます。カンジキは好調です。
足を持ち上げて、ココにいるよ!と。
下りでは特にスパイクによるグリップが利くみたいです。軽いので走ってもいいぐらい。ゆるふわ〜。
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2/6 11:33
足を持ち上げて、ココにいるよ!と。
下りでは特にスパイクによるグリップが利くみたいです。軽いので走ってもいいぐらい。ゆるふわ〜。
どんどん降りて、小沼の沿岸の近く。
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2/6 11:43
どんどん降りて、小沼の沿岸の近く。
小沼に到着。
おお、人が歩いてる。渡ってる。
ということで私も人生初の湖横断へ。
もちろんドボンする可能性が無いわけではないので、自己判断・自己責任でお願いします。
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2/6 11:51
小沼に到着。
おお、人が歩いてる。渡ってる。
ということで私も人生初の湖横断へ。
もちろんドボンする可能性が無いわけではないので、自己判断・自己責任でお願いします。
湖歩き。これは楽しいかも!?
犬の氷上散歩を楽しむ方もいました。雪がふかふかに載っていて、カンジキも喜んでいます。
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2/6 12:00
湖歩き。これは楽しいかも!?
犬の氷上散歩を楽しむ方もいました。雪がふかふかに載っていて、カンジキも喜んでいます。
東岸へと渡りきりました。
こちらからは青空と白いフィールドとの対比が映えます。
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2/6 12:00
東岸へと渡りきりました。
こちらからは青空と白いフィールドとの対比が映えます。
地蔵岳を見上げながら、氷上でたっぷり休憩をとることにします。本日は休憩時間ばかり。頑張りません。
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2/6 12:05
地蔵岳を見上げながら、氷上でたっぷり休憩をとることにします。本日は休憩時間ばかり。頑張りません。
お手軽ではありますが、これで栄養補給。冬っぽい商品で、バターたっぷりカロリーを稼ぎます。
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2/6 12:13
お手軽ではありますが、これで栄養補給。冬っぽい商品で、バターたっぷりカロリーを稼ぎます。
氷上ランチ。
足を伸ばしたり、仰向けに寝転んだりしました。
ラーメンの後は、甘いお菓子ばかり口に転がしてました。自堕落。
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2/6 12:22
氷上ランチ。
足を伸ばしたり、仰向けに寝転んだりしました。
ラーメンの後は、甘いお菓子ばかり口に転がしてました。自堕落。
たっぷり休憩してしまいました。
テストは続きます。今日は地蔵岳だけではなくて、長七郎山も越えていきます。小沼の水門付近から林道を進むと、すぐに登山口に着きます。山頂への行程も短い。
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2/6 12:50
たっぷり休憩してしまいました。
テストは続きます。今日は地蔵岳だけではなくて、長七郎山も越えていきます。小沼の水門付近から林道を進むと、すぐに登山口に着きます。山頂への行程も短い。
地蔵岳よりも雪が少なめでしょうか。
ここからの登りはスーパーカンジキが快調。ほいほいと進行します。
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2/6 12:56
地蔵岳よりも雪が少なめでしょうか。
ここからの登りはスーパーカンジキが快調。ほいほいと進行します。
会う方々は、ほとんどスノーシュー。
地元のお土産屋さん曰く、「スノーシューだったら長七郎だな!」。地蔵岳以上に緩やかな初心者歓迎コースです。私はそんな高価なセレブアイテム買えないので、5540円ので・・・
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2/6 12:57
会う方々は、ほとんどスノーシュー。
地元のお土産屋さん曰く、「スノーシューだったら長七郎だな!」。地蔵岳以上に緩やかな初心者歓迎コースです。私はそんな高価なセレブアイテム買えないので、5540円ので・・・
なだらかな山頂が見えてきました。
もうスノーシュー跡だらけ。実際はツボ足でも問題ない状況ですが、そこを敢えてスノーシュー使うのがお洒落だというのは解ります。いいなー。
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2/6 13:02
なだらかな山頂が見えてきました。
もうスノーシュー跡だらけ。実際はツボ足でも問題ない状況ですが、そこを敢えてスノーシュー使うのがお洒落だというのは解ります。いいなー。
山頂直下で本日はじめての団体さんに遭遇。
そういえばここまでの行程、まだまだスーパーカンジキの認知度が低いせいか、視線がけっこう向けられました。「スノーシューでもないし、ワカンでも、昔のかんじきでもないし、なんだっけ?」と?マークを浮かべている様子かと。
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2/6 13:04
山頂直下で本日はじめての団体さんに遭遇。
そういえばここまでの行程、まだまだスーパーカンジキの認知度が低いせいか、視線がけっこう向けられました。「スノーシューでもないし、ワカンでも、昔のかんじきでもないし、なんだっけ?」と?マークを浮かべている様子かと。
長七郎山をピークハント。
地蔵岳からここまで歩いてきました!といっても大した距離ではないのですけど。なのに、また休憩タイム。
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2/6 13:10
長七郎山をピークハント。
地蔵岳からここまで歩いてきました!といっても大した距離ではないのですけど。なのに、また休憩タイム。
北東方向、日光などの山々は雲が多くて鮮明には見えませんですね〜。
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2/6 13:25
北東方向、日光などの山々は雲が多くて鮮明には見えませんですね〜。
さてさて、ゆるふわ下山開始。尾根道を軽やかに歩きます。
荷物を絞って、できうる限りでですがUL(ウルトラライト)志向にしてもよいのかもしれません。スーパーカンジキ自体が軽めの荷物を前提にしての浮力なので。
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2/6 13:26
さてさて、ゆるふわ下山開始。尾根道を軽やかに歩きます。
荷物を絞って、できうる限りでですがUL(ウルトラライト)志向にしてもよいのかもしれません。スーパーカンジキ自体が軽めの荷物を前提にしての浮力なので。
林道に出ました。登山そのものはここで終了。でも大洞まで戻らなくては。
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2/6 13:41
林道に出ました。登山そのものはここで終了。でも大洞まで戻らなくては。
まだカンジキを脱ぎたくないので、覚満淵の凍りついた湿地帯を渡ることにしました。林道ショートカット。ここに来て、カンジキが自然脱落。まあ安全地帯だからセーフですが。やはりストラップには課題があるので、モデルチェンジの際は改善を求めたいですかね。
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2/6 14:07
まだカンジキを脱ぎたくないので、覚満淵の凍りついた湿地帯を渡ることにしました。林道ショートカット。ここに来て、カンジキが自然脱落。まあ安全地帯だからセーフですが。やはりストラップには課題があるので、モデルチェンジの際は改善を求めたいですかね。
ビジターセンターに到着。あとは大洞まで道路を少し歩くだけでゴール。スーパーカンジキのテストもこれにて終了。
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2/6 14:13
ビジターセンターに到着。あとは大洞まで道路を少し歩くだけでゴール。スーパーカンジキのテストもこれにて終了。
お疲れ様でした。
総評は、後述するレビューにて!
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2/6 13:55
お疲れ様でした。
総評は、後述するレビューにて!
私は改造して使っています。
基本的に残雪期のギアだと思っています。
改造、って響きかっこいいですね。登山マニアっぽくて。
残雪期の方が安定歩行で進みやすいのでしょうか。雪が締まった雪原にまた持っていきたいです。
今年は残雪期が早く来そうな気がするので、西吾妻山や飯綱山といった今後の予定でも出番があるかもしれません。ありがとうございます!
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