茶臼岳(南ア) 暖冬ver.
- GPS
- 16:43
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 2,213m
- 下り
- 2,222m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 8:40
天候 | 2/6 晴れ時々曇り 2/7 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※静岡市内〜沼平 約80km ※井川周辺の交通規制について http://www.city.shizuoka.jp/000_002238.html 県道は山道であり、天候や時間帯によっては交通規制がかかります。事前に確認しましょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※後年、このレコをご覧になる方へ 2016年は暖冬でした。そのため、このレコも2月の山行とはいえ、例年よりはかなり積雪が少なかったと思われます。それを踏まえた上で、当レコをお読みいただければ幸いです。 【畑薙大吊橋〜ウソッコ沢小屋】 ほぼ夏道ですが、沢沿いは一部凍結しているので要注意です。(案の定、私は一度すっ転びました。) 吊橋も何度か出てくるので、落ち着いて渡りましょう。 【ウソッコ沢小屋〜横窪沢小屋】 一言でいうなら、急登!! 先は長いので、焦らず確実に登りましょう。また積雪も少しずつ目立ち始め、横窪峠〜横窪沢小屋は北側斜面のため完全な雪道。足元にご注意ください。 【横窪沢小屋〜茶臼小屋】 全体的には、まだまだ急登が続きます。そして登り始めてからすぐに夏道が完全に消えました。(私たちはこの辺りからアイゼンを装着しました。) 積雪量は、前半は5~15僉後半は50~60僂らい。基本的には尾根沿いを登りますが、赤テープを忠実に辿るようにしました。また終盤は、トレースがなければ一歩ずつ足を踏みあげて進むしかなく、また木の合い間を潜り抜けたりすることもあり、想定以上に時間がかかりました。 【茶臼小屋〜茶臼岳】 稜線は風が強いため、斜面を適当に登りましたが、雪質は固く、気持ちよく登れました♪ 【ウソッコ沢小屋、横窪沢小屋、茶臼小屋】 冬期用に小屋の一部が無料開放されていましたが、これたとてもありがたいことです。私たちが到着した際、どの小屋もとてもきれいに掃除されていましたので、私たちも同じく掃除には心がけました。また無料開放といえども、寄付金箱がありましたら、登山者の皆様には、ぜひお心遣いを入れていただきたいものです。(別に、小屋の回し者ではありませんが、山小屋のありがたみがわかる方には、わかってくださると信じています。) |
その他周辺情報 | ★口坂元温泉 http://www.kuthisakamoto-onsen.net/ ・営業時間:9:30-16:30 (受付は16:00まで?) ・大人300円/人 ・露天あり。ぬるぬる感の残る、軟らかいお湯でした。 ・県道27号沿い。周辺には特に何もなし。 ★白樺荘 http://www.okushizuoka.jp/100sen/spot/000132.html ・畑薙第一ダムに最も近いのですが、改修中でした…。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
ストック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
テントマット
シュラフ
シュラフカバー
ヘルメット(o)
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共同装備 |
調理用食材(o)
調味料(o)
飲料(o&w)
ガスカートリッジ(o&w)
コンロ(o&w)
コッヘル(w)
ジェットボイル(o)
GPS(o)
ファーストエイドキット(o)
ツェルト(o)
ポール(w)
テント(w)
スノーシュー&わかん(o)
ラジオ(o)
|
感想
2月といえば厳冬期。しかし今年は暖冬。。。
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【入山前】
入山前、1泊2日の行先候補がいくつか上がっていたが、最終的に選んだのが茶臼岳だった。といっても、南ア南部といえばアプローチに時間を要し、この時期の入山者数は圧倒的に少ないはず。さらにネットで2月の南ア南部山行記録を探すが、なかなか検索されないのも悩みの種。。。
しかし、行ってみないと分からないというのもある。そしてOさんには妙な自信がある。(ほんとに妙だ…。)
そこでOさんとは事前に以下を取り決め、登頂することにした。
(プラン)すべてが順調にいくなら:
初日は茶臼小屋泊、翌日はピストンで茶臼岳&上河内岳、そして下山。
(プラン)トレースがなくラッセルに時間がかかるなら:
初日は横窪沢小屋泊、翌日はピストンで茶臼岳、そして下山。
(プラン)あまりに雪深ければ:
初日はウソッコ沢泊、翌日は梅ヶ島温泉でのんびり。
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【入山】
入山前はわずかながらでもトレースがあることを期待し、8時出発、16時前茶臼小屋到着を予定していた。しかし、実際には入山者がゼロ。。。 それでもルートの前半はほぼ夏道で、積雪も少なく順調に進めたので、その分終盤に時間をかけられたことは幸いだった。
横窪沢小屋にて、ここまで順調に進めたからこそ、そのまま茶臼小屋まで進もうとの判断。この時点で13時10分。しかし、登るにつれ足が雪にとられるようになる。傾斜もあり必然的に歩幅も短くなる。その後わかんを装着したが、軟らかい雪質でもないため、あまり変わらないように思えた(足の角度によっては邪魔!?)。Oさんに至ってはスノーシューを装着したが、傾斜がきつければ体重が乗らず、むしろ滑落しそうなときもあったほどで、最終的には外して登っていた。
15時半を過ぎた時点で、気が張ってくる。とりあえず明るいうちに小屋までには着きたい。後日談だがOさんはビバークも考えていたらしい。それでも小屋が見えた瞬間、行けるっ!! と確信し、あとは前進あるのみ。赤テープを頼りに進み、日没前に小屋に到着できたことは本当に良かった。このわずかな時間に、たくさんのことを学べた。
ちなみに今回プラン△鯀んでいたらぞっとする。おそらく翌日は、茶臼岳まで到着できないまま、タイムオーバーを迎えていただろう。本当に結果オーライだった。
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【登頂&下山】
翌朝は快晴! 昨夜の時点で、今日は茶臼岳のみピストンと決める。そうとなれば、明るくなってから出発しようと、朝食後にのんびりしてしまい…、まさかの7時半出発。。。 しかし、山頂一帯の方が積雪量は少なく、特に問題もなく茶臼岳に登頂できた。
しかし、あんなに楽しみにしていた登頂も、いざ山頂に立てば、長居はしていられないと思えるほどの風。ううぅぅぅぅっ。。。 結局早々に引き上げたが、それでも山頂から聖&光を眺められたことは、山の神様からご褒美をもらえた気分だった♪
そして昨日あれだけ手こずった登りも、下山はあっという間だった。もちろん標高差は1600mあり、終始気を抜けないと思っていたが、例の大吊橋を渡り終えたら逆に気が抜けたのか、最後の林道歩きがいちばん重みを感じたときであった…(笑)。
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【最後に】
実は私が平日に休みをとれれば、2泊3日プランもあった。難易度の高い山であり、今回は見送りとなったが、Oさんは行く気満々だったのも事実。いつかまたそれを実現する日がくるならば、そのときには今回の経験をぜひ活かしていきたい。
それと余談で、今回初日は、GPSでログがとれました〜☆(ヤマレコMAP使用!) 2日目朝に電池が切れてしまいましたが…。新スマホも使いこなしていくぞ!
wildwind
wwさん こんばんは〜
暖冬とは言え厳冬期。
私のなんちゃって山歩きとは全然全く別次元。
グラフの鋭さが急登っぷりを物語ってますね。
天気図見ての判断も、未来の登山者へ向けてのメッセージも、さすがです
ヤレヤレなかもしかくんがカワイすぎます
トロフィー!(って言うんですね?)落ちていることなんてあるんですね。
名前からしても稀有な事っぽいですがもっと注意して山を歩いたら拾うこともあるかも?!インテリアにしたらステキそう〜
入山前、南ア南部2月のレコを探したのですが、
ほとんど出てこなかったんですよね。
もしかすると、これまで登頂者は公開を自粛しているのではないか、とも思え、
慎重な内容にしてみました。。。
でも今回は本当に無事に登れてよかったです。経験値アップ
トロフィーは猟師さんの間で呼ばれているようです
(ネットで検索してみたら「鹿角トロフィー」という言葉が出てきました。)
撃ち取ったらトロフィーを持ち帰るなんて、カッコいいですよね
ちなみに私も持ち帰りまして…。
帽子掛けにいいな、なんて思いつつ、そもそも帽子を持っていなかった。
これでは実家に眠ってしまいそう。。。!?
横窪沢小屋までのトラバースでは雪や氷でだいぶ苦戦したようですね。
その先の急登やプチラッセル?、踏み抜きも大変だったようで。
入山者が少ない厳冬期の南ア南部。
それもそのはず、ヤマレコで2月の茶臼岳はこのレコだけじゃありませんか!
そんな難易度が高い茶臼岳にチャレンジするとは・・・
omataさんすごい!
同行したwwさんもスゴイ!!
稜線に出ると素晴らしい景色!
風が相当強かったんですね〜・・・山頂滞在時間がわずか5分。。。
寒くなければもっと眺めていたかったんでしょうね。
実は、最終的に私が行先を選ばせてもらったのですが…。
難易度も想定でき、自分が選んだ手前、若干責任も感じつつ…、
でも登れたらカッコいいだろうな、そんな想いが勝ってしまいました
横窪沢小屋〜茶臼小屋までが、かなり時間をとられてしまいましたが、
でもおそらく例年より積雪が少なかったことに救われました。
それに前半は夏道でしたからね。
そして山頂での短い滞在。たしかに写真をとることに精いっぱいでしたが、
でもWILDWIND様を浴びた瞬間は、若干はしゃいでいたかも。いひひ
いつかは稜線歩きもしたいものです
ピッケルで押さえつけられている図には思わず悲鳴を上げてしまいました〜
お互い、なかなか相棒には過酷なシーンがございますな
どれもこれもステキな雪山で
こんな景色を見てみたい!
って、心から思いました。
でも、南アルプス、南の方はまだ夏でも歩いたところのない場所。
しみじみ、車の運転がもう一度できるようになりたい。
って、このレコを見て決心しましたよ。
ペーパードライバー用合宿コースとかないのかな〜-D
雲の上まで歩いて来たね!
の写真はとっても素敵。
不思議な雲達は、ダンスを踊っていたのかな?
それとも動きがなかったのかな?
雲が気になってしまうのはクモミの宿命・・・
そして、生徒達用?
天気図もありがとうございました。
天気図と実際のお天気写真。
とってもわかりやすかったです
かもしかくん。けっこう身軽というか、
風に飛ばされやすい体質だったようです。これ今回の発見
さて。このレコで、脱ペーパードライバー宣言をしていただけたとは!!
でも確かに南アは交通の便が悪いので、車があると便利ですよねー。
※「ペーパードライバー 合宿」で検索したら、
けっこういろいろと出てきましたよ〜。例えばこれとか。
http://www.hokuso-ds.com/paper.html
そして不思議な雲の写真、クモミさん、よくぞ気づいてくれました!!
ダンスしているようで、固まってるんです。(固まるダンスだったのかな!?)
雲たちもけっこう遊び心があるのかもしれません!?
天気図は、まぁ参考までにちょこっと載せてみました〜
ぜひmuniさんにも、天気のいい南ア南部を堪能してもらいたいものです
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