磐梯山(裏磐梯スキー場より)
- GPS
- 05:20
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 764m
- 下り
- 918m
コースタイム
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 5:21
11:05 火口壁コース1375m 11:18 -> シートラーゲン(アイゼン)
12:34 磐梯山 13:24 -> スキー滑降
15:14 裏磐梯スキー場ゲレンデトップ -> スキー滑降(ゲレンデ内)
15:19 裏磐梯スキー場ベース
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
リフト2本 \350×2 ※ゲレンデ内は歩行禁止で、センターハウス前の駐車場に止めた場合はリフトに乗る必要がある |
その他周辺情報 | ラビスパ裏磐梯 \520 ※スキー場に1割引チケットあり |
写真
装備
個人装備 |
[スキー板/ビンディング/靴] K2:BACKUP('12) / Voile:Switchback X2 / Scarpa: T2('13)
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感想
土曜は北日本が高気圧に覆われるというので、磐梯山に登ることにしました。
当初は西吾妻山を予定していましたが、毎年のように登っていて少々マンネリ気味だし、晴天続きで南斜面のため雪質も期待できない。それより、有名な割りにまだ登ったことがない磐梯山のほうに興味が移ったのです。
起点は裏磐梯。表側の猪苗代スキー場からもよく登られていますが、総合的に楽しみたいならやはりこちらでしょう。
スキー登山では中ノ湯コースを往復するのが一般的のようですが、今回は火口壁コースから時計回りで周回することにしました。これなら有名なイエローフォールに立ち寄ることもできます。
さて、初めての磐梯山、期待以上に面白かったです。
あまり山スキー向きでないと言われており、確かに快適に滑れる斜面は多くないのですが、個人的には滑り自体も十分楽しめました。
爆裂火口などの景観も素晴らしいですし、西吾妻山の樹氷原とはまた違った楽しみ方ができます。西吾妻のパウダーが期待できない場合なんか、こちらに登るのもありかもしれません。
9:58 1106m 裏磐梯スキー場ゲレンデトップ。
木曜の降雪でトレースはいったんリセットされたらしいが、すでにもうたくさんのトレースで踏み固められている。ツボ足でも潜らず歩けるくらいだが、しばらく平坦な雪原が続くのでシールで歩くことにする。
10分ほどで銅沼。目の前には1888年に大崩壊した爆裂火口が迫り、なかなかの景観。イエローフォールもあることだし、スノーシュートレッキングで人気があるのもうなずける。
10:27-10:40 1195m イエローフォール。
一般に紹介されている写真だとなかなか見応えがあるが、今年は規模が小さく、あまり黄色くもない。正直しょぼいと感じだが、さほどの寄り道ではないし、まあいいだろう。
ここからは目の前の尾根の末端まで回り込んで登山道に合流。傾斜の強い尾根を登る。
イエローフォール目当ての人がほとんどなのでトレースは一気に減るが、それでも十分に付いている。とはいえみんな登山者。シールでは同じように直登できず、トレースはあまり利用できない。
やがてシールでは登りづらくなり、1375mでシートラーゲンに切替。どうせこの先はあまり雪が付いていないので、どのみち板を担ぐ必要がある。
11:27 1445m 磐梯山-櫛ヶ峰稜線。
稜線をちょっと進むと磐梯山山頂が見えるようになる。もうすぐそこだと思っていたが、まだけっこうある。
ここからは爆裂火口の縁に沿って稜線歩き。黄金清水を越えるまではあまり雪が付いておらず、岩や泥の上を歩くことになる。ここを滑るわけではないが、この時期にこれはちょっと悲しい。
12:03 1628m 弘法清水小屋。
目の前の山頂に向けラストスパート。斜面は雪をかぶった灌木でデコボコしており、その間を縫うように登る。
小屋からはあっという間に登れそうだったが、標高差はまだ200m近くある。いつも以上に疲れを覚え、けっこう時間がかかる。
12:34 1812m 磐梯山。
たかだか2時間半ほどのルートなのに、なんだかえらい疲れた。
対してlivくんは元気いっぱい。聞けば明日、三浦のハーフマラソンに出場するらしい。大会前日にこんなことしてていいのだろうか?(しかもさっさと帰って体調を整えようなんて気は毛頭無いらしく、夜は喜多方まで出向いてラーメンを食ってた)。
山頂からは遮るものなく360度見渡せるが、霞がひどくて期待していたほとの展望は得られない。すぐ目の前の猪苗代湖ですらはっきり見えないほど。
13:24 滑降開始。
登ってきたルートではなく北西斜面を滑るのだが、灌木でデコボコしている点は変わりない。自分の実力ではなかなかターンができず、斜滑降や横滑り、キックターンを多用して下っていく。
ただ、登っていた時に感じていたほど滑れないわけでもない。クラストもしてないし、ちょっとスペースがあればなんとかなる。これはこれで十分楽しい。
ちなみに後で振り返ってみると、すぐ隣にオープンバーンがあった。さほど広くはないが、こちらを滑っていればさらに楽しめただろう。
傾斜がゆるくなってくると灌木も少なくなり、快適に滑れるようになる。
1600mで山頂ドームの滑降は終了。ここからはヤセ尾根の左側をトラバースで滑っていく。
この辺りの雪はかなり中まで腐っており、油断すると雪ごとずり落ちてしまう。さいわいトレースが残っており、それに乗ってどんどん滑っていける。
14:25 1473m 八方台ルート展望台。
この先は無理にトラバースする必要はなく、左の沢など広い斜面を自由に滑っていける。腐れ雪ながらも快適なツリーランを楽しめる。
14:42 1303m 中ノ湯跡。
ここで八方台ルートを外れて裏磐梯方向へ。北斜面の沢地形のため雪は深く、傾斜もほどほど。重めの雪質ながら楽しく滑ることができる。
ほどなく平原に出て滑降は終了。銅沼への下りでちょっとだけ滑れる箇所はあるが、あとはストック漕ぎや逆ハの字でゲレンデまで戻る必要がある。
とはいえさほどの距離ではない。面倒に感じることもなくゲレンデに戻ることができた。
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