残雪の能郷白山
- GPS
- 10:40
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,451m
- 下り
- 1,427m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前泊でゲート前にテン泊 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・道の状況-雪が少なく春山ハイク 前山までは雪はほとんどありません。前山から山頂までは残雪がありますがアイゼンは不要です。山頂からの急傾斜の下りは着けた方が安全です。 |
その他周辺情報 | ・温泉- うすずみ温泉・四季彩館 ・名所-根尾谷淡墨ザクラ 根尾能郷の能・狂言舞台 |
写真
感想
この時期に毎年のように訪れる奥美濃の霊峰・能郷白山にやって来ました。
雪山を期待したのですが、やはりここも雪がない。
付近の山の尾根はふわふわと紫色に霞み、樹木は薄緑に芽吹き、山の斜面を山桜が白く染め、林道や尾根道にはピンク色のイワウチワや紫色のスミレが咲いている。
まさに能郷の春山そのものです。
4/5夕方、林道ゲート前にテントを張り前泊する。能郷の夜は深々と冷え満天の星が夜空に輝いていた。
4/6早朝、6:30に出発する。
能郷谷を流れる根尾川に沿って荒れた緩やかな坂道の林道を進むと、1時間ほどで能郷白山の登山口に到着する。
登山口には渡渉地点があるが、雪が少ないためか水勢が弱く簡単に渡渉し急斜面の尾根に取りつくことできる。
登山口から約1時間で林道出合に到着する。ここから更に郡境尾根まで急坂が続く。
郡境尾根の尾根道は最初、緩やかで枯れたブナ林に覆われているが、次第に尾根道は急坂となり、幾つかの上り下りを繰り返しながら標高を上げてゆく。
前山直下に近づくと道は雪に覆われ更に急傾斜になる。そして10時過ぎに前山に到着する。
前山は広く展望が開け、残雪の尾根道の前方に能郷白山が堂々と存在感を示している。
前山から尾根道を下りコルを通過する。再び登り返すと能郷白山の山頂直下に到着する。見上げると山頂まで雪の急斜面が迫る。最後の力を振り絞り喘ぎながら山頂の一等三角点に到達する。山頂まで5時間余を費やす。
山頂はいつもより積雪が少ないため緑の樹木や笹が雪面より顔をだし狭く感じる。
風がなく青空が広がる山頂を東の三角点から西の白山神社奥宮に移動し、ゆっくりと昼食をとる。
西側には奥美濃や福井の雪の山脈が果てしなく拡がり、遠く北側には白い雪に輝く荒島岳、白山連峰の山々が拡がり感動する。
山頂に辿り着いた達成感と安堵感が疲れた体に再び元気を与えてくれる。
16:30無事、ゲート前に着き今日の山行は終了する。
時間があれば、帰り道に能郷の猿楽舞台、根尾谷淡墨桜を訪れたら良い。
・能郷の能・狂言(国指定重要無形民俗文化財)
毎年4月13日に、根尾能郷の白山神社上演奉納される能・狂言は中背の面影を色濃く残し、古能本来の姿を今に伝えています。能郷地区の猿楽衆に世襲制で継承されてきましたが、現在では地域全体で保存に努めています。
・根尾谷淡墨桜
推定樹齢1500余年。樹高16.3m、幹周り9.91mにも及ぶ大木です。花の色が散り際に特異の淡い墨を引いたような色になることからこの名前がついたといわれています。作家宇野千代の小説でも有名です。今年は今、桜が満開で夜桜も楽しめる。
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