記録ID: 84313
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒
岩手山(馬返-岩手山/日帰り・ピストン)
2010年10月23日(土) [日帰り]
- GPS
- 09:15
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,456m
- 下り
- 1,449m
コースタイム
馬返し7:00-8:23二・五合(新道旧道分岐)8:23-10:48七合目(新道旧道合流)10:57-11:24不動平避難小屋11:29-12:08岩手山頂12:30-13:13八合目避難小屋13:30-14:58二・五合15:04-16:07馬返し
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
馬返しには舗装の大駐車場あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【馬返し駐車場まで】 東北道滝沢ICから10〜15分ほど、道も良くとてもアクセスは良いです。 駐車場も全面舗装、広大でした。 朝5時ころの到着時には20台ほど、その後かなり増えたようではありますが、満車になっていることもなかった様子です。 【馬返し〜二・五合(新道旧道分岐)】 駐車場に登山道の標識があり、道が続きますが、その先はキャンプ場です。トイレ、水場があります。 鬼又清水というこの水場は、じゃんじゃん流れており、とてもおいしいです。 登山カードのポストも設置されており、ここからが本当の登山道のスタートになります。 クマ注意の看板もありますが、幸いにも遭遇はしませんでした(てか遭遇したら大変)。 冬眠前という時期も時期だけにクマ除けの鈴はあったほうが良いかと思います。 穏やかでなだらかな樹林帯をしばらく進むと、じきに〇・五合の標識とともに新道・旧道と表記された分岐点になります。 この分岐は一合目までのわずか20分ほどですが、旧道は岩手山を一望しながら歩けるという点で、とても楽しいと思います。 ここは旧道を迷わず選択されたらよろしいかと思います。 桶の淵(こがのふち)と名付けられた眺望の良い道をずんずん登るとじきに一合目で新道からの道を再びあわせます。 ここから二合目までも比較的眺望の開けた斜面を登っていきます。 二合目は広い緩斜面で、この後は、低木帯の中に入ることもあり、休憩に最適です。 あとは5分足らずの登りで、二・五合(新道旧道の分岐)になります。 【旧道を七合目へ】 新道旧道が並行して登るのは、二・五合〜七合までの間です。 この区間も眺望としては旧道が抜きんでて良いです。 四合目手前までは、明るい樹林帯を歩きます。 足場は概ね良いですが、大中小混じった火山礫が転がる急登です。 四合目からは、樹林を抜け、岩場の荒涼とした斜面となります。 振り返れば盛岡方面まで一望で、すばらしい展望です。 山裾の紅葉も色づいてはいますが、今年の紅葉は場所によって具合に差があるようです。 東北の紅葉はちょっと微妙ですかね。 五合目の新道への連絡道に入ると駒鳥清水なる水場があるようですが、今回は立ち寄りませんでした。 どうも水が細く、時期や天候で枯れることがあるようです。 六合目の道標はどこかと気にしながら登り詰めると開けた台地にひょっこり出て、山頂火口がドーンと正面に現れます。 どうも六合目の道標はないようです。 ここが七合目、旧道との合流点となります。 【七合目から山頂へ】 七合目からほぼ平らな道を、八合目避難小屋、不動平避難小屋へ向かいます。 八合目避難小屋は、すでに閉鎖してあり、冬季入口は裏手へという看板がかかっていました。 広場にある御成清水は、蛇口が設置され、流量も豊富で水の確保は容易です。 数日前の記録に、置いてあるカップが凍りついていたとありましたが、この日はそんなこともありませんでした。 不動平避難小屋前で右手に折れ、山頂火口への道が付いています。 高低差100mほどで火口へ到着です。 最高点(薬師岳)は左方向(右回り)に1/3周ほどのところです。 緩やかな登りではありますが、目指す山頂も目前に見えるとしんどさも感じないようです。 山頂からは、晴れ渡った秋晴れの中、360度の展望を楽しむことができます。 比較的山頂は広く、多くの方が休憩しておられました。 周辺最高峰であるために、風が強いとかなり寒いものと思いますが、この日はほぼ無風で、私は半袖でもOKでした(ほとんどの方が長袖シャツや薄めのジャケットを着ておりましたが)。 腰かけてみると、意外に地面が温かでした。 火山の地熱でしょうか。 【お鉢めぐり】 意外にお鉢めぐりをされる方が少なかったようです。 確かに焼走り方面に下山されるのであれば往路を戻れば全然楽ではありますが、馬返しへの下山であれば、お鉢めぐりをしない手はありません。 山頂から時計回りに進みますが、山頂からが少々急なザレ場ではありますが、危険なこともありません。 そして山頂火口東側からは、火口内にもルートがつけられています。 山頂火口内には岩手山神社奥宮があり、その付近は少々ガスが噴出しているようで白煙が立ち上っていました。 しかし、さほど硫黄臭の類はせず、水蒸気なのでしょうか。 【下山】 下山には、新道を利用しました。 新道は、荒天時等には安全であるといった記述を見ておりましたが、思いのほかの難路で難渋しました。 確かに、樹林帯の中を降りて行きますので、強風や雨の影響での滑落等の危険はないと思います。 ただ、樹林帯といっても、大中小の火山礫が転がっており、足の置き場には神経を払いながらで、またそれなりの急斜面でもありますので、その高低差からも足への負担は大きいです。 旧道のほうが展望を楽しめるし、むしろ降りやすいかなとも思います。 一合目から〇・五合への下りにも新道を利用しました。 こちらは、旧道をショートカットする感じで、距離も短くちょっと得した気分かもしれません。 最後、少々の登り返しをすると登山口へ到着です。 |
写真
撮影機器:
感想
何かと忙しく、6月の山行以来、久々の山歩きでした。
以前から気になっていた岩手山に足を延ばしたのですが、数か月の間での体力の減退は思いがけず大きいもので、1400mの高低差の登り下りで足がかなりの筋肉痛に・・・。
最高の秋晴れでの山頂の眺望はこの上ないものでしたが、一本調子に登りそして降りる山は結構堪えました。
また体力づくりせねば・・・。
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