あなどれません角落山〜剣ノ峰
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 771m
- 下り
- 760m
コースタイム
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 5:30
天候 | 春霞で時々日が射す状態 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
男坂から角落山を攻めるのは初心者では危険でしょう、2ヶ所の垂直鎖場はそれぞれ5〜6mあります。 |
その他周辺情報 | はまゆう温泉は日帰り560円(以前に横須賀市の保養所だった施設を旧倉渕村が譲渡され、管理会社が運営しているようです。どおりでこんな山の中には不釣合いな立派な建物です) |
写真
感想
周辺の浅間隠山、鼻曲山は既に踏破しましたが、ここはなかなか登るタイミングが合わずにきました(雪で国道からの入り口が埋もれていてわからなかった事もありましたし)。
今回は国道を走ってくると、はまゆう山荘の反対側にはっきり表示板があるではないですか。ここを車で入って行くと、橋を渡って進んだ先、白沢橋のたもとに駐車場があり、男坂登山口の表示も見えましたので、ここからスタートです。
沢を渡って登山道を歩いていきますが、途中から沢に沿ったり、川原の中を歩いたり、砂防ダムを越えたりしながら進みます。まだ芽吹き前の森の中は明るく眺望もあり、一人でもそれほど寂しいという感じではありません。
切り立った両岸の西上州にありがちな褶曲の跡を楽しみながら歩く内に、涸沢との分岐に到着、白沢の流れに分かれてこの涸沢に入って行きます。巨岩のあった辺りからは傾斜は急になり、最後はササの枝にしがみつきながら這い上がるように登り上げ、尾根の尻尾に出ました。しばらくで白沢分岐の標識に到着、ここからいよいよ角落山の壁に近づいていきます。
正面に突き当たった登山道は左に巻いて岩場に、ここの岩頭を垂直に鎖を使いながら登ります。岩が階段状になっているので手掛かりはありますが、それでも登り始めに岩に手を付ける時には流石に怖さで心臓バクバクでした。この辺りから頂上までは急激に登り上げるので、途中休み休みしながら。2つ目の鎖場を越えたあとは、木の根を手掛かりに這い上がって頂上です。
赤い鳥居を潜って山頂に到着、いや〜スリルあったな〜、これだから西上州の山は標高では無いですね、しっかり向き合う気持ちが必要で油断はできません、そのところが又良いんですね。
浅間山や鼻曲山、浅間隠山等が春霞みの中に見えますが、その先までは眺望が利かずちょっと残念。
西に向って降りて赤沢分岐から剣ノ峰を登りますが、こちらもなかなかです。這い上がるように上り詰めると頂上には昭和33年の慰霊碑があり(偶然私の誕生年)そこから尾根を先まで進んだ所で早い昼食にしました。
休みながら山座同定を楽しもうにも、この天気では近くの山しか見えず(榛名も見えないぐらい)もちろんまだ花は有りませんでした(ツツジはあと1週間ぐらいからチラチラかな)
帰りは赤沢分岐まで戻り、剣ノ峰直下の北側を巻く道を通りますが、この辺りは崩壊が進んでおり結構の迫力でした(いつ岩が落ちてきてもおかしくない感じで、それはそれで怖いです、長居は無用です)
道は山際から離れ、なだらかにすそ野が広がる中を涸沢に沿って下っていきます。
木の芽吹き前で、森はまだ明るく気持ち良く歩けました。時々止まって回りをゆっくり見渡すと、なぜこんなに木がまばらで藪が少ないのか不思議に思えるようです。
古にはこの辺りで炭焼きが盛んに行なわれた為に、雑木が切り払われたのではないかと想像します。(その頃はたぶん大勢で冬の間に何日も住み込んで行なっていたので、賑やかだったのでは?・・・想像がふくらみます)
女坂登山口の標識の所まで下って来ましたが、ここから下の道はとんでもない事になっていました。土砂崩れというか道自体が徐々に山に戻っていきつつあると言う感じですね・・・。
途中に出ていたフキノトウを摘みながら赤沢橋に到着、宇都宮ナンバーの車が一台有り(下の川でフライをやっている人がいましたが)
ここから林道を進んで白沢橋に到着。
帰りははまゆう山荘のお風呂に入ってさっぱりして帰りました(この施設の維持費大変そう〜)
コメント
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同じ向きに歩いたのはもう15年以上前です。
その当時は女坂登山口まで車で入れました。数台駐車されてました。
はまゆう山荘に駐車させてもらって行きましたよ。
ルート全体が荒廃しつつあるみたいな感じです。こんなに荒れた感じではなかったです。
どこの山もそうですが、行政にもお金無いし人手も無いし、以前整備されたコースの手入れがされなくなっていくのでしょうか。
kesamaru様
先日歩いた女坂登山口〜赤沢橋までの間はごらんの通りでした。以前歩かれた時とは大きく変わってしまっているのでしょうか。群馬県の山を歩いていると、かなり奥まで林道整備がされた跡が残っています。林業が盛んで山村にも活気があった時代の名残でしょうか。
仕方ないのかもしれませんが、いつかは秘境といわれる時代もくるのかもしれませんね。
simagawara さん
初めまして(*'▽')
同じコースを今日行ってきました。
でも、砂防ダムの2回目の階段を見逃し直登して藪尾根に出てしまったりと間違いちゃいました。 No20の写真のあと(鎖の後)右というのを間違えて左から直登したのですが、
ここがハイレベルでした。赤テープはあったのですがやっぱり間違えたのでしょうか??
ソロだったため不安でしたが、詳しく紹介していただきとても参考になりました。
ありがとうございました。
pi-ti様
お疲れ様でした。薮尾根に出てから白沢分岐まで行かれたのでしょうか。しかもその後、間違えたとはいえ角落山の岩峰を登り上げたのは凄いですね。宜しければそのあたりの画像を拝見したいものです。西上州は標高は決して高くは無いですが、日帰りでスカッとスリルが味わえるエリアだと思います。あなたも虜になりますよ(但しツツジが咲いた後は暑くなるので、標高の高い夏山がお勧めです)
simagawara さん
ヤマレコの中に、勝手にSさんとして登場させてしまいすみません。
ログで見ると、藪尾根をそのまま進んでも合流できたようですね。
今回は慎重に行こうと思い引き返しました。
私も打田0譴気鸞膵イな 西上州マニアなんです。
改めて 今回はお世話になりありがとうございました。
よかったら 私のレコご覧くださいね。
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