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記録ID: 84830
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ハイキング
奥多摩・高尾

棒ノ折山(上成木、黒山、白谷沢)不思議体験

2009年11月21日(土) [日帰り]
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miketama その他1人
GPS
05:30
距離
11.8km
登り
1,125m
下り
1,197m

コースタイム

09:30上成木バス停→10:21岩茸石山、惣岳山への分岐10:25→11:53黒山12:00→
12:37棒ノ折山山頂13:00→14:30白谷橋
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
東青梅駅08:20 都営バス08:37東青梅BS〜09:10上成木BS
コース状況/
危険箇所等
・上成木バス停にトイレあります。
・地図もあります。
・棒ノ折山山頂からゴンジリ峠、岩茸石の階段も脇の道も滑りやすいです。
・白谷沢は大雨の後は危険だと思いました。

※この山行後、ルートがよくわからず、2013/02/27に登録しました。
 上成木バス停から岩茸石山分岐までのルートがやはり不明瞭です。
地図上のルートがイマイチわからなくて…
地図上のルートがイマイチわからなくて…
黒山。842,3m。
棒ノ折山山頂。969m。
棒ノ折山山頂。969m。
眺めは最高。
人気な山なのもうなずけました。
眺めは最高。
人気な山なのもうなずけました。
白谷沢。
滝もいっぱいありましたが、下りるのにいっぱいいっぱいで写真撮る余裕ゼロでした。
白谷沢。
滝もいっぱいありましたが、下りるのにいっぱいいっぱいで写真撮る余裕ゼロでした。
撮影機器:

感想

 上成木バス停から黒山へ行くルートを描こうとしましたが、どう考えてもすぐに急な登山道に入ったのですが、地図は舗装道路になっていますし…???

 ルート割愛。

 いきなりの急坂で息が上がりました。
 土曜日なのに誰もこのルートへはきませんでした。

 アップダウンの連続で黒山までにノックダウンしそうでした。
 …と、遠くから熊避け鈴の音と何人かの話し声が聞こえてくる。
 段々近づいてきて、鈴の音も話し声も大勢かと思ったら、女性二人でした。
 「こんにちは〜」「こんにちは〜」とそれから先もずっとしゃべりっ放しで、すたすた進んで、あっという間に鈴の音とともに行ってしまいました。
 
 マタギの娘に違いない…

「ねえねえ、あの人たち、ぜったいマタギの娘だよ、うんと小さい頃から野や山を駆け回っていて、山が遊び場だったんだよ。でなきゃ、あんなに早く歩けるわけないわよ、間違いない。」
 同行者は冷ややかに、ごまめの歯ぎしり状態のわたしを見る。
 だって、本当にわたしがぜーぜーしているのをよそに、足取り軽やかに行っちゃうんだもの。
 わかってますよ、とっとと歩きゃいーんでしょ、歩きゃ。

 それにしても、羨ましい限りの健脚振りでした…

 棒ノ折山山頂が近づくに連れて、どんどんどこから来たのか人が増えて来ました。
 ゴンジリ峠からの丸太の階段がまた長くてきつい。
 あの先だ、と思って、脇の方が上りやすいのではないかと思って階段横を、へいこら上る。

 棒ノ折山。
 ずいぶんと広い山頂だ。
 空がまた広い。
 眩しい位の晴天だ。

 ひと休みしている間にもどんどん人が上がって来る。
 わたしたちは黒山から来たが、岩茸石から来た人たちはこの丸太の急坂がさらにえんえんだったからいやいや、さらに大変だと思う。

 帰りは同行者は滝ノ平尾根で降りる予定だったらしいが、前を行く酒気帯び中年いい気分グループと一緒に歩いたせいか、何故か白谷沢に入ってしまいました。
 沢を渡り返し、岩が迫り、いやいや初めてのアドベンチャーでした。
 滑りそうになりながらも振り返って滝を見る。
 誰も来ないから、しーんとした中で水の落ちる音だけが聞こえる。

 足元が危ないから、岩肌に手を当てて支えて沢を下りていると、その時、

 わたしの右手を誰かが触った。

 えっ?酔っ払いのおじさんたち、さっき後ろ見たときいなかったのに、もう追いついてきて、混んでんの?
 …ったく、と思って振り返ったら、

 誰もいない。

 あれ?
 
 わたしが手を付けていた岩肌は葉っぱすら伸びていない。
 葉でも枝でもない、間違いなく手を、重ねられたのだ。
 指の部分に4本の指の感触、あれは人間の手の指だった。

 水に落ちそうになりながらも、なんとか無事に下りて有馬ダムが見えてきました。
 土曜日のせいか紅葉見物の人が多い。
 名栗湖脇のベンチでお弁当を広げるグループ、テーブルにカセットコンロを置いて鍋つつくお二人連れ。

 飯能行きのバスの中で沢での話を同行者にすると、あたまから信じない。
 風でもなかったよ、誰もいなかったよ。本当だってば。
 歯牙にもかけない。

 でも、ほんとうの話です。
 きっと、たぶん、
 危ないから気をつけて行きなさいよ、と
 誰かが、
 おしえてくれたのではないかしら、と
 思うのですが…



 


 
 

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