蛭ヶ岳 丹沢主稜つまみ食い
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 2,434m
- 下り
- 2,166m
コースタイム
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 10:40
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
駐車場は大倉バス停前のコインパーキングを利用 (平日500円、土・日・祝日800円) 西丹沢自然教室〜新松田駅 富士急湘南バス (現金,IC:1,180円) 新松田駅〜渋沢駅 小田急線 (現金:190円,IC:185円) 渋沢駅〜大倉 神奈川中央交通バス (現金:210円,IC:206円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
蛭ヶ岳からの下りはザレているので注意しましょう |
写真
感想
2週間連続丹沢です。
今回は、まだ歩いていない蛭ヶ岳〜檜洞丸間を歩いてみるということで、丹沢主稜にチャレンジしました。
問題はどこをスタート地点にするのか?
kenboさんに西丹沢自然教室からのスタートも提案されましたが、そうすると蛭ヶ岳から先が先週とまったく同じコースになってしまうのでつまらないなぁ。とわがままを言い、大倉からのスタートにしてもらいました。
夜中に大倉の駐車場について、明るくなるまで仮眠。
5時10分、まずは塔ノ岳へ向けて出発です。
大倉尾根の登りは、去年鍋割山に鍋焼きうどんを食べに行った時以来。
あの時は2か月ぶりの登山でかなりツラかった記憶がありましたが、今回はノンストップで塔ノ岳まで登ることができました。
今回はスパルタなkenboさんに叱られることもなかったので、去年より少しは成長できたようです♪
塔ノ岳へ着くと、頂上はガスで真っ白。
今日は先週よりも天気がいいものと思っていましたが…どうやら当てが外れてしまったようです。
頂上にはまんまるの猫ちゃんがいたのでご挨拶。
他にも何人か休憩されている方がいましたが、景色はガスで何も見えないし、風が強く寒いので、ここでは休憩せず先へ進みます。
塔ノ岳〜蛭ヶ岳は、先週歩いた逆コースです。
この区間は比較的歩きやすいですが、塔ノ岳→蛭ヶ岳は基本登りが多くなるので蛭ヶ岳→塔ノ岳よりは体力を消耗してしまいました。
歩くペースが落ちてしまいましたが、意外にも予定より早く蛭ヶ岳へ到着。
ここでkenboさんが念願のバッジを手に入れてご満悦(笑)
少し早い昼食を食べて、いよいよ未踏区間に突入です。
蛭ヶ岳〜檜洞丸は、いきなりの急下りから始まります。
木道を下っていくとはるか下の方に道が見えて、「あそこまで下るのか〜」「そしてあそこからまた登るのか〜」と少々うんざり。
滑りやすいザレた箇所や、鎖場を慎重に下り、両側が崩落している痩せた道を先に進みます。
そこから登りかえして臼ヶ岳。
ちょうどここでガスが晴れて、先ほどまで居た蛭ヶ岳の全貌が見えました。
改めてみると、すごい所を下ってきたんだなぁ…とちょっと感動。
まだまだ遠い檜洞丸ですが、ここですこし元気が出てきました!
臼ヶ岳から先は神ノ川乗越まで下り、またまた下った分だけ登り返します。
だんだんと近づいてくる檜洞丸。
神ノ川乗越には「檜洞丸まで50分」と看板に書いてあったので、あともう少し!と気合を入れます。
梯子や鉄の橋を越えて、階段の道を登ると「青ヶ岳山荘あと150m」の看板がありました。
ここで俄然元気を取り戻し、疲れた足で最後の階段を登り切り、ついに山荘へ到着しました。
山荘ではトイレを借りて、休憩せずにそのまま檜洞丸山頂へ。
本日最後のピークです。やったー!
この時点で予定より随分早く着くことが出来たので、ゆっくり下っても16時代のバスに乗ることが出来そう。
ここからツツジ新道を下りましたが、意外と歩きにくい道で(前に登りで使った時は歩きやすい印象だったのになぁ)、20km近く歩いて疲れた足にはかなり堪えました…
それでもなんとか下り、ゴーラ沢へ。
沢は水量が多めで、岩が水を被っている箇所が多かったです。
渡渉ポイントを探すのに少し手間取りました。
その後はなだらかな道をサクサクと進み、16時過ぎ、西丹沢自然教室に到着しました。
残念ながらバスは10分前に出てしまったばかりでしたが、30分くらい待てば次のバスの時間だったので、自販機のジュースを飲んだりストレッチをしたりしてバスを待ちました。
今回は、思ったよりも早い時間で下山できたので、無事大倉に停めた車の回収ができました。
駐車場についてやっとホッと一息つけた感じです。
景色は先週の方が良かったけれど、歩きごたえは今回の方がありました。
特に蛭ヶ岳〜檜洞丸間は、パンチのきいたアップダウンの連続です。
とにかく良く歩いた一日でした!
蛭ヶ岳〜檜洞丸間を歩いてみたい、前回売り切れていた蛭ヶ岳のバッジを買いたい。そんな訳で、今回は丹沢主稜に挑戦してみました。ただ、西丹沢自然教室からのバスが朝も夕方も本数が少ないため、タクシーを使わずに車を回収するためには、スタート地点をどこにするべきか悩みました。
西丹沢自然教室をスタートにした方が元気なうちに蛭ヶ岳に到着することができ、丹沢山までのアップダウンを超えればあとはほぼ下り。大倉からはそんなに待たずにバスに乗車することができる。逆に大倉からだと、蛭ヶ岳までで体力を消耗しているのに、さらに檜洞丸まで進まねばならない。また、17:05のバスに乗ることができなければ、18:58まで2時間弱も待たねばらない。
色々と考えて西丹沢自然教室スタートをkazuruさんに提案したところ、「蛭ヶ岳から先が前回と同じじゃつまらないから嫌だ」と却下されてしまいました。仕方がないので、前回のkazuruさんの様子や下山後に乗り換えで慌てずに車を回収することを考えて17:05のバスに乗車することを目標とし、余裕を見て5:00に大倉を出発することにしました。9:00に丹沢山、11:00に蛭ヶ岳、15:00に檜洞丸に到着することができれば何とかなるかな?
1:00に大倉のコインパーキングに到着し、仮眠をとります。しかし、寒くてあまり眠ることができぬまま朝を迎えてしまい、少し不安になりました。準備を済ませて、10分遅れで出発です。
見晴茶屋を過ぎて階段が始まると、kazuruさんの様子を確認しながら登り続けます。まだ時間が早いので、花立山荘のバッジは諦めていましたが、途中の堀山の家が既に開いていたので、もしかしたら花立山荘も開いているかも?と淡い期待を胸に進みます。花立山荘に到着すると、残念ながら入口には「CLOSED」の札が…。仕方がありませんね。kazuruさんもまだ余裕のようなので休憩する必要もなく、先に進みます。
塔ノ岳に到着すると、天気予報では晴れマークだったのに曇り空。ガスで真っ白かつ強風で、蛭ヶ岳方面はおろか、何も見えません。つまらないなぁと思っていると、右の方から猫の鳴き声が…。
塔ノ岳に猫がいるということは知っていましたが、初めてお会いしました。尊仏山荘の猫とか、青い目の猫とか色々な情報を見かけるので、この子は後者かな?それにしても丸々としていて、おそらく登山者から何か食べ物をもらっているのでしょう。
風が強くて身体を冷やしたくないので、先に進みます。塔ノ岳まで予定より早く着いたので、これなら11:00までに蛭ヶ岳に到着できるだろうと判断し、ここを体力温存区間として少しペースを落としました。数人の方とすれ違い、丹沢山に到着。
丹沢山でトイレを借りて少し休憩し、先に進みます。高い木々のような遮るものがない蛭ヶ岳までの道は、冷たい強風のために寒かったです。アップダウンがあるので汗をかくはずですが、全く汗をかきません。kazuruさんのペースが落ちてきて「ダメかも」と弱音を吐きだしたので、「とにかく蛭ヶ岳まで行って、その先をどうするか判断しましょう」と励ましました。最後の登りで少しかいた程度で蛭ヶ岳に到着。
早速前回果たせなかったバッジを買いに蛭ヶ岳山荘の中へ。小屋番さんが仰っていたとおり、きちんと入荷していました。「4/10の約束通り、バッジを買いに来ました。入荷していなかったら暴れているところでした」と小屋番さんに告げると「おじさんは嘘つかないよ。2週続けて蛭ヶ岳かい?今日はどこまで?」と尋ねられたので「西丹沢自然教室まで下ります」と返すと「元気だね。次来るときは泊りでおいで」とお話しました。
無事にバッジを購入し、山頂のベンチでは寒いので少しでも風を凌ぐことができそうな山荘のテラスをお借りして昼食にしました。
10分スタートが遅れた割には40分早く蛭ヶ岳に到着することができ、あとはコースタイム通りに歩ければ17:05のバスに間に合いそうな雰囲気に。心理的なものでしょうか、これまで疲れた顔をされていたkazuruさんが復活しました。
未踏区間に突入します。随分と下の方に道が見えて、「あそこまで下るのか…」と若干うんざりさせられます。最初は階段で下って安心していたところ、鎖が登場。次第に道がザレてきて、ここが一番面倒でした。ここの区間を下りにする場合は気を付けましょう。
下り終えると、崩落しまくりで一部痩せている道が続きます。この道は数年後にどうなっているのだろう?登り返して臼ヶ岳に到着。だいぶ檜洞丸が近づいてきました。この頃には蛭ヶ岳を覆っていたガスが切れ、これまで歩いてきた方面が見えました。「あそこを歩いたんだね」とkazuruさんはご満悦な様子でした。
臼ヶ岳から先は神ノ川乗越まで下り、登り返します。途中ですれ違った男性に「せっかく登ったのに、どこまで下るのですか?」と質問され、「すぐ先の神ノ川乗越まで下ったら登って、また下って登れば蛭ヶ岳ですよ」と答えると、ため息をついておられました。
崩落地点に架けられた橋や階段を超えて下り、登りが始まります。次第に階段が出てきて、これを終えると「あと150m」の標識が。元気が出てきて青ヶ岳山荘に到着しました。トイレを借りて檜洞丸山頂に到着。時間の割には多くの方がのんびりと笑顔で休憩されていました。
予定より1:30早く到着できたので、これなら16時代のバスに乗ることはできるのではないか?と期待します。17:05より前のバスの時間を調べていなかったのでした。あとはとにかく下るだけ。
昨年10月に1回登りで利用したツツジ新道はそんなに面倒な道ではなかった記憶があり、楽勝と思いきや、下りだと面倒な部分が数箇所ありました。最低でも17:05のバスは間に合うだろうと、ゆっくり下ってゴーラ沢出合に到着。
水量が多いのか、渡渉ポイントであろう岩がほぼ水没してかろうじて表面が出ているだけ、のような感じでした。川にドボンしないように慎重に渡り、あとは緩やかな道をクールダウンを兼ねて進み、西丹沢自然教室でゴールとなりました。
バス停を確認すると、誰も並んでいません。「あれ?出たばかりかな?」と時刻表を確認すると10分前に出たばかりでした。それでも、16:25のバスがあったので、30分程度の待ち時間で済み、助かりました。あとは新松田駅まで1時間以上揺られ、渋沢駅まで1駅電車に乗り、再びバスで大倉まで車を回収しに戻りました。
大倉には日没直前の18:30過ぎに到着したのですが、バス停には1台では乗り切れないほどの長蛇の列が…みなさん、何時に下山したのだろう?もっと早くゴールできるようにしないといけないな、と早出早着の基本を再確認したのでした。
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