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Yamareco

記録ID: 84912
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

南八ヶ岳縦走・御小屋尾根→阿弥陀岳→赤岳→横岳→硫黄岳→美濃戸口(日帰りハイク)

2010年09月18日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:28
距離
21.3km
登り
2,003m
下り
1,997m

コースタイム

<美濃戸口〜赤岳>(4時間17分)
 05:49 美濃戸口駐車場
 07:00 御小屋山(御柱山)
 07:35 不動水
 08:47 阿弥陀岳
 10:06 赤岳

<赤岳〜硫黄岳>(1時間56分)
 10:30 赤岳
 10:59 地蔵の頭
 11:30 三叉峰
 11:42 横岳
 12:26 硫黄岳

<硫黄岳〜美濃戸口>(2時間26分)
 12:58 硫黄岳
 13:09 赤岩の頭前分岐
 13:45 赤岳鉱泉
 14:24 堰堤広場
 14:53 美濃戸山荘
 15:24 美濃戸口駐車場(※)

※ 最後でGPSの電池切れ
天候 くもり時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
八ヶ岳山荘前の有料駐車場利用(料金:500-)
深夜1時到着。先着は20台ぐらい。60台ぐらいは停められるかな?
コース状況/
危険箇所等
◎美濃戸口〜阿弥陀岳(御小屋尾根)
 不動清水の縦看板があるところまでは、多少の急登がありますがそこまで問題ないです。展望の開けたガレ場が現われ、阿弥陀岳前衛の岩が見えると、このコース一番の難所の始まり。かなりの急登の上、ザレ場で足場が悪く滑ります。備え付けのロープをうまく使って上って下さい。上部の方に、1メートルほどの段差があります。ここが一番厄介です。ロープを頼りに腕力だけで上ります。ここを上りきると岩場に出ますが、難易度は低いです。

◎阿弥陀岳〜赤岳
 阿弥陀岳からの下りは傾斜がきつく、またガレ場なのでここも注意が必要。中岳通過は問題無し。赤岳へと続く道のうち鞍部から文三郎尾根分岐までは単調な上り、ここから上は岩場です。かなりの泣き所です。手も使って慎重に上ってください。また渋滞している場合は落石にもご注意を。

◎赤岳〜横岳
 山頂から天望荘への下りは急斜面のガレ場・ザレ場です。横に鎖が備え付けられているので、うまく利用してください。ジグザグに下りると少しは楽です。天望荘から三叉峰までは、アップダウンが続きます。岩場を上ったり下ったり、梯子があったりと変化に富んでて面白いです。ただ尾根に対してほとんど東側斜面を通過しますが、一回だけ西側斜面を通過します。ここの下りは岩が滑りやすいので注意が必要。滑落すると非常に危険です。三叉峰から横岳(奥の院)までは、岩場に架かる梯子を越えたりしますが、特に問題ありません。

◎横岳〜硫黄岳
 横岳を過ぎるといったん下り、そこから『蟹のヨコバイ』と呼ばれる難所があります。鎖があるのでこれを利用すれば問題ないです。ここを過ぎると道の雰囲気がガラッと変わり足場のよい緩やかな下りです。ただガスが濃い場合は、登山道をそれないように注意が必要です。硫黄岳山荘まで下ると、緩やかな上りです。大きなケルンがあるのでそれを目印に上ってください。

◎硫黄岳〜赤岳鉱泉
 初めはザレ場の下りです。ゆっくり下れば問題なし。赤岩の頭手前の分岐を通過すると木々に囲まれた緩やかな下りに変わります。

◎赤岳鉱泉〜美濃戸山荘
 北沢沿いの登山道を下ります。何度も沢をまたぎます。増水時には気をつけてください。途中より林道に変わります。ここまで来れば後はゆっくり戻るだけです。

◎美濃戸山荘〜美濃戸口
 ここも林道を利用します。車の往来に注意するのみです。途中林道をショートカットする登山道があります。赤いビニールテープが目印です。
八ヶ岳登山道 案内板
2010年09月18日 05:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 5:52
八ヶ岳登山道 案内板
御小屋尾根への登山道入口
(ここまでは別荘の中にある舗装道を進む)
2010年09月18日 06:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 6:15
御小屋尾根への登山道入口
(ここまでは別荘の中にある舗装道を進む)
綺麗な森の中を進む
2010年09月18日 07:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 7:05
綺麗な森の中を進む
ガレ場(そこまで危なくない)
2010年09月18日 08:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 8:16
ガレ場(そこまで危なくない)
雲の上に出た!!
2010年09月18日 08:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 8:16
雲の上に出た!!
突然の朝日。眩しい。
上の岩を目指して上る。
2010年09月18日 08:17撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 8:17
突然の朝日。眩しい。
上の岩を目指して上る。
ガレ場・ロープあり。傾斜は急で、足場がポロポロと崩れます。ロープを使わないと上れません。
この尾根一番の難所。
2010年09月18日 08:35撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 8:35
ガレ場・ロープあり。傾斜は急で、足場がポロポロと崩れます。ロープを使わないと上れません。
この尾根一番の難所。
上りきった先にある梯子と鎖。
2010年09月18日 08:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 8:44
上りきった先にある梯子と鎖。
梯子・鎖場を越えた辺りから
(特に難しくありません)
2010年09月18日 08:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 8:46
梯子・鎖場を越えた辺りから
(特に難しくありません)
阿弥陀岳山頂(2805m)
2010年09月18日 08:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 8:54
阿弥陀岳山頂(2805m)
ガレ場・阿弥陀岳から中岳への下り
足場が悪いので気を付けて。
2010年09月18日 09:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 9:07
ガレ場・阿弥陀岳から中岳への下り
足場が悪いので気を付けて。
中岳と奥が赤岳(ガスで見えない…。)
2010年09月18日 09:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 9:12
中岳と奥が赤岳(ガスで見えない…。)
赤岳へと上る道(中岳ピークを越えて)
2010年09月18日 09:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 9:27
赤岳へと上る道(中岳ピークを越えて)
赤岳山頂方向・少しガスが取れてきた。
2010年09月18日 09:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 9:27
赤岳山頂方向・少しガスが取れてきた。
おっ富士山!!
2010年09月18日 09:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 9:30
おっ富士山!!
ガスが取れた!!(赤岳山頂)
2010年09月18日 09:34撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 9:34
ガスが取れた!!(赤岳山頂)
赤岳へと続く岩場
2010年09月18日 09:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 9:55
赤岳へと続く岩場
赤岳へと続く岩場
2010年09月18日 10:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 10:00
赤岳へと続く岩場
赤岳山頂(2899m)
2010年09月18日 10:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 10:08
赤岳山頂(2899m)
奥が阿弥陀岳・下に見える建物が行者小屋
(赤岳山頂より)
2010年09月18日 10:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 10:24
奥が阿弥陀岳・下に見える建物が行者小屋
(赤岳山頂より)
赤岳山頂はこんな感じ。
2010年09月18日 10:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 10:32
赤岳山頂はこんな感じ。
赤岳から天望荘への下り・かなり急です。
2010年09月18日 10:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 10:40
赤岳から天望荘への下り・かなり急です。
天望荘への下りのガレ場・傾斜は急ですので注意必要。危険と感じたら迷わず鎖を利用して下さい。
2010年09月18日 10:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 10:44
天望荘への下りのガレ場・傾斜は急ですので注意必要。危険と感じたら迷わず鎖を利用して下さい。
天望荘前から赤岳(風力発電の風車が面白い)
2010年09月18日 10:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 10:54
天望荘前から赤岳(風力発電の風車が面白い)
天望荘より阿弥陀岳
2010年09月18日 10:57撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 10:57
天望荘より阿弥陀岳
天望荘と赤岳
(ここに来るとラピュタを思い出す)
2010年09月18日 11:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 11:01
天望荘と赤岳
(ここに来るとラピュタを思い出す)
横岳方向・この尾根の右側斜面を主に歩きます。
2010年09月18日 11:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 11:27
横岳方向・この尾根の右側斜面を主に歩きます。
途中の梯子(三叉峰を越えて)
2010年09月18日 11:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 11:41
途中の梯子(三叉峰を越えて)
途中の梯子(三叉峰を越えて)
2010年09月18日 11:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 11:42
途中の梯子(三叉峰を越えて)
横岳山頂(2829m)
2010年09月18日 11:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 11:44
横岳山頂(2829m)
横岳通過後の危険箇所
踏み外しにご注意を。
2010年09月18日 11:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 11:46
横岳通過後の危険箇所
踏み外しにご注意を。
横岳通過後の危険箇所
鎖を頼りにトラバース
2010年09月18日 11:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 11:48
横岳通過後の危険箇所
鎖を頼りにトラバース
横岳通過後の危険箇所
鎖を頼りにトラバース
2010年09月18日 11:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 11:49
横岳通過後の危険箇所
鎖を頼りにトラバース
硫黄岳にある爆裂火口
2010年09月18日 12:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 12:28
硫黄岳にある爆裂火口
硫黄岳山頂(2760m)
広々とした山頂です。
2010年09月18日 12:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 12:32
硫黄岳山頂(2760m)
広々とした山頂です。
赤岳鉱泉からの横岳
2010年09月18日 13:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 13:53
赤岳鉱泉からの横岳
沢沿いにある木道
(赤岳鉱泉を過ぎると、何度も木道を渡ります)
2010年09月18日 14:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 14:13
沢沿いにある木道
(赤岳鉱泉を過ぎると、何度も木道を渡ります)
美濃戸山荘前の分岐。山荘の目の前です。
標識のある方向に行くと南沢コースで行者小屋へ。林道を直進すると北沢コースで赤岳鉱泉です。
2010年09月18日 14:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 14:53
美濃戸山荘前の分岐。山荘の目の前です。
標識のある方向に行くと南沢コースで行者小屋へ。林道を直進すると北沢コースで赤岳鉱泉です。
美濃戸山荘・写真にあるソフトクリームの模型横に水が流れています。飲用できるようですが、利用してよろしいのでしょうか?
2010年09月18日 14:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 14:54
美濃戸山荘・写真にあるソフトクリームの模型横に水が流れています。飲用できるようですが、利用してよろしいのでしょうか?
おまけ
2010年09月18日 14:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/18 14:59
おまけ
撮影機器:

感想

三連休を利用して今回は八ヶ岳遠征。今年の夏に初めて上りましたが、どうしてもまた上りたくなり再チャレンジ!!1日目のこの日は美濃戸口から御小屋尾根経由で、阿弥陀岳・赤岳・横岳・硫黄岳の縦走を試みました。


仕事帰りの後準備をして22時ぐらいに家を出発。美濃戸口の駐車場に着いたのは0時過ぎぐらい。とりあえずここで一眠り。朝5時に目を覚まし、半には歩き始めました。

この日は快晴とはいえない天気で、山行中ほとんどガスの中でした。それでもガスが薄れていくといつもとは違う雰囲気の頂が見え、ちょっとお得な気分です。

それにしてもこのコースは面白いですよね。岩場・ガレ場・鎖場・梯子と最高のアトラクションです。適度な緊張感と、一つ一つ難所を越える満足感が味わえる楽しいコースです。眺めが良いと周囲の山々が抜群に拝めます。赤岳山頂からいったいいくつの百名山を見渡すことができるのか?30座は見えるんじゃないかな?

帰りに、もみの湯に立ち寄ってこの日の汗を流しました。美濃戸口から10分くらいとかなり近いです。料金は500円。確か5時を過ぎるともうちょっと安くなった気がします。(八ヶ岳山荘の温泉が込んでいたため、こちらを利用) ここの温泉のサウナは、一回入ってみるといいと思います。以上に暑いです。何度あるのか知りませんが、サウナ好きの方なら一見の価値があると思います。私、普通のサウナなら12分は入ることにしていますが、5分も耐えられず、普段入らない水風呂直行でした…。

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