大雪山縦走(南から北)

- GPS
- 31:37
- 距離
- 79.9km
- 登り
- 5,455m
- 下り
- 5,666m
コースタイム
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 9:23
- 山行
- 11:07
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 11:19
- 山行
- 10:14
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 10:52
| 天候 | 【天気】日の出4:03/日の入り19:06 7/28:晴れ→雨→曇り 7/29:小雨 7/30:曇り(時々晴れ) |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
(移動方法) ・11:40旭岳ロープウェイ〜13:18着/15:33発旭川駅(.丱1,800円)〜16:27着/16:31発上富良野駅(電車1,040)〜17:16着十勝岳登山口(バス500円) クレジットカード使用可能。旭川電気駆動蠅いづ鮃罅 △蓮旭川駅でのんびりするため、電車利用。上富良野駅でゆっくりする場合は、バスもあり。電車は無人駅のため、スイカ等使用不可。切符利用の必要あり。切符はクレジットカードで購入可能」。 現金のみ。URL:https://www.town.kamifurano.hokkaido.jp/index.php?id=1522 ※7/27旭川駅近く泊。ホテルで朝ご飯バイキング堪能後、遅いバスで移動したもの。 旭岳クロスカントリー野営場P:無料に駐車(ビジターセンターから徒歩3分ほど/トイレなし) ※ビジターセンター駐車場は7〜9月の期間のみ、有料化(500円)される。 (十勝岳温泉凌雲閣)別館素泊まり寝具あり5,500円。寝具なし3,300円。 ※HPに別館の情報はなく、電話で問い合わせたら予約できた。和室の個室。日帰り入浴が1,000円なので、格安で宿泊できた。宿に到着して聞くと、本館が満室の場合は別館で予約できますとのこと。登山利用で電話すれば、別館は利用できると思う。 ・下着は靴下とシャツのみ販売。 ・LO14:30までレストラン岳営業中。チキンカツカレー(サラダ付き) 1150円 ・ジュース、お菓子、アイス、カップラーメン等豊富。 (ほか宿泊場所) ・吹上温泉白銀荘。入館料700円。宿泊3,100円。テント1張500円。 ・愛山渓倶楽部(平日4,000円、土日5000円,別館ヒュッテ3,000円) 寝具・食事の提供なし。雑魚寝(レトルト米、レトルトカレー、カップラーメン、ドライフード(アルファ米)、アイスなどを売店で販売)。送迎なし。タクシーのみ。 ・層雲渓温泉:温泉たくさんある(層雲渓温泉〜旭川駅:バスあり) 5合目大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ:1,800円/リフト:800円/セット2,400円(QR/クレジット使用可能)17:30まで乗れる。 ・白雲岳避難小屋:安定した水量の水場あり。管理人がいて、ドライフードを販売1,000円。宿泊は予約制ではないが、申請が必要で有料。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
【エスケープルート】天候不順の場合 ・トムラウシ山を超えてトムラウシ温泉に下山(旭川と反対側) 南沼キャンプ場から3h20 下山口にテン場あり。 ・トムラウシ山先の化雲岳から天人峡温泉(CO×0.7=3h)。 温泉〜青少年野営場歩くと3h20(東光ハイヤー 0166−82−2530/天人峡→旭岳ロープウエイ 約5,000円) 【登山者・泊地・水場等】 7/28:十勝岳まで(6名)、美瑛岳以降0名 ※上ホロカメットク避難小屋で、北から南の縦走者1名とスライド(水場情報等を得る) 7/29:0名 7/30:多数 (宿泊場所) 7/28:美瑛富士避難小屋 (携帯トイレブースあり/水場なし/1階だて15名程度の収容/小屋外電波あり/余ったガス缶3つほどあり) 7/29:ヒサゴ沼避難小屋 (トイレあり/2階建て、30名程度収容/当日30名ほど利用/電波なし/雪渓の水場あり) (ビバークポイント) ・三川台、三川台とツリガネ肩の間のコル、ツリガネ肩から南に少しいったところ。テント1張分が稜線にあり、砂地でテント泊でも快適そうな場所だった。 (水場)念のため雪渓水も、浄水器使用 ・美瑛富士十字路:(雪渓水豊富) ※美瑛富士先のP1716十字路で、吹上温泉方面へ行くこと7分ほど。平坦道で、すぐに水場あり。 ・双子池キャンプ場:(沢水豊富) ※北から南のすれ違った縦走者の方情報では、出ていないと聞いたが、豊富にあった。 ※7/28夕方から雨の影響か。 ※雪渓がなくなると水を沼から汲むしかないので、キャンプ指定地からかなり歩くことになる。浄水器が必須装備。 ・三川台:(なし) ※稜線脇に雪渓あり。雪渓の雪をとかして水をつくることは可能。 ※50-60m下ると池塘群が複数あるが、熊がたくさんいるらしい。今回も稜線下の雪渓で池塘に逃げるヒグマを1頭みかけた。 ※三川台は緊急時のビバークポイントだが、すぐ近くに熊がいると思うと怖いなあと感じた。 ・南沼キャンプ場:(沢水豊富) ※北から南のすれ違った縦走者の方情報では、出ていないと聞いたが、豊富にあった。 ※7/28夕方から雨の影響か。 ・ヒサゴ沼避難小屋:(小屋手前の雪渓水豊富) ・白雲台避難小屋:テン場先(雪渓水豊富) 【電波状況/ docomo】 ・各山頂は基本的に4本 ・美瑛避難小屋は小屋の中は電波ないが、入口でるとあり。 ・南沼キャンプ場は4本 ・白雲岳避難小屋は南向きに2本 【食料】 (1日目)計画:11h/実施9h20 水持参:1.2L持参 消費: カロリーメイト2×1、プロテインバー3、ミニヨーカン3、アミノバイタル1、お昼パン1 (2日目)計画:11h/実施11h05 水持参:2L持参 消費:カロリーメイト2×2、プロテインバー4、ミニヨーカン4、マグオン1、アミノバイタル1、塩分タブレット2、お昼パン1 (3日目)計画:12h/実施10h50 水持参:2L持参 消費:カロリーメイト2×2、プロテインバー3、ミニヨーカン3、マグオン1、アミノバイタル1、塩分タブレット2、お昼パン1 合計食料残: たくさん。4日行動+停滞1日で5日分の食料を持参。結果3日で縦走。 (夜・朝)a米各1個 ※a米にカルパスをいれると噛み応えがあって、おいしい。 (お昼)パン各1個 ※前回の泊まりでa米を食べると眠くなったため、量を減らしてパン1個と行動食で行動。結果眠くならなかった。 【コース状況等(メモ)】 (1日目)十勝岳登山口〜美瑛富士避難小屋 ・一般登山道で危険箇所なし。 (2日目) (美瑛富士避難小屋〜オプタテシケ〜双子池キャンプ指定地) ・オプタテシケから下る直下は、登山道が崩壊している箇所が2箇所ほどあり。注意して進めば問題なし。 ・双子池キャンプ場までは、岩場の下り。濡れている場合は、転倒注意。 ・双子池キャンプ場は、前日からの雨で水豊富。湿原のような土壌で、土の箇所をさがしてテントを張ることになりそう。水はけは悪そう。 (双子池キャンプ指定地〜カブト岩) ・1番藪が濃い区間。 ・キャンプ場からカブト岩まで150m程度の登り。 ・キャンプ場から笹薮漕ぎと、踏み跡の沼地、雨による川の登山道による、靴の浸水箇所。 ・雨でない場合は、川になっていないと思うが、今回は前日からの雨で、踏み跡に水が流れていた。 ・沼地も多く、靴がうまる。 ・踏み跡が15cm程度の幅であり、そこを水が流れるため、沼地や水たまりがひどい箇所は、踏み跡の両脇の笹薮を歩けば回避可能。 ・笹薮は登りということもあり、背丈以上の高さ。笹薮なので、手でどければ歩けるため、きつさはない。 (カブト岩〜美真岳) ・急に踏み跡がくっきりし、歩きやすい。 ・ハイマツ区間で、ハイマツもカットされていた。 (美真岳〜三川台) ・たまに藪漕ぎ。 ・ツリガネ山の肩先のP1,507〜三川台まで笹薮が濃くなる。笹薮が濃い箇所は、三川台近くの等高線が狭い、平行移動の箇所で藪漕ぎの時間は長いがしんどさはない。笹薮は背丈程度。 ・双子池キャンプからの藪のほうが距離は短いが、登りのため、少しきつい。 (三川台〜南沼キャンプ指定地) ・三川台にはいると、湿原で歩きやすくなる。 ・湿原を超えると、たまに平坦な笹藪漕ぎ。腰程度の藪漕ぎ。 (トムラウシ山〜ヒサゴ沼避難小屋) ・トムラウシ前後は、大きな岩場の登り下りが多い。登山道のため問題はない。 ・ステップが大きく、スピードは上がらない。転倒には注意が必要。 (3日目)ヒサゴ沼避難小屋〜旭岳〜旭川岳ロープウェイ登山口 ・一般登山道で危険箇所なし。 ・ヒサゴ沼避難小屋以降の白雲台までの区間は、膝下〜腰程度の笹や、ハイマツが登山道近くにある箇所があり、朝露でぬれる。晴れの日のため、雨具上下は着用しなかったが、雨具下をはいても良さそうだった。結構ぬれた。双子池〜南沼までの笹薮でない区間と同じ程度の整備で驚いた。ヒサゴ沼避難小屋にいた旭岳〜トムラウシ山縦走者が、藪だったと話していたことが納得できた。思ったより登山道脇のハイマツ等がカットされておらず、ハイマツが刺さったり、若干快適性がなかった。 ・五色岳から忠別岳方面が分かりづらい。五色岳で休憩して、相方が先行して歩き、誤って五色ヶ原方面へだいぶ歩いたため、焦って追いかけた。大声で叫んでもなかなか届かず、ホイッスルを持って来れば良かったと感じた。 ・白雲台〜旭岳直下の登り地点までは、平坦で歩きやすい道が続く。トレランに良さそうだと感じた。 ・旭岳直下の登りは、急なためしんどい。 ・旭岳〜旭岳ロープウェイ間で、観光客が転倒により足首脱臼。相方が救助要請手伝い、30分待機。 ・旭岳ロープウェイから、山麓駅までの登山道も歩きづらさはなく、ロープウェイが片道2,200円のことを考えると、走って1時間かからないので、ロープウェイ利用価値は少なそうと感じた。 |
| その他周辺情報 | 【その他】 ・飛行機利用でガス缶運べず。千歳空港・旭川空港のスノーショップでイワタニ・プリムスのガスカートリッジ予約受取可能。 ※到着日に時間あり、千歳近くのアウトドアショップで購入した。 ・熊スプレー持参せず。 |
写真
装備
| 個人装備 |
【服装】<br />半袖(アームカバー)+短パン(長袖スパッツ)+日よけ
シューズ(サロモンミッド)<br />※藪漕ぎは
雨具上下。<br /><br />【テン泊装備】<br /> ・sea to summitマット
モンベル#3<br />※薄手の寝袋にしようか考えたが
冬に利用するシュラフにした。温度はちょうどよく
正解だった。
|
|---|---|
| 共同装備 |
テント等
|
感想
【感想】
・夏休み利用により、北海道滞在10日間。
・序盤は天気が悪くパッククラフトと1日移動日。滞在4日目の月曜日に大雪山縦走をスタートする。7/30以降はさらに天気がよくなる予報ではあったものの、天気が変わる可能性も考慮し、28日に縦走スタートとした。29日は1日小雨。3日間全体としてあまり天気は良くなく、結果として7/30以降のスタートのほうが天気が良かったが、まあ仕方ない。
・縦走路の最大の懸念点は、双子池キャンプ〜南沼キャンプ場までの、登山道がない部分。
・事前に7月に縦走された登山者の方に、いろいろ質問をさせてもらい、縦走装備や、旭岳から十勝岳(北から南)か、南から北かを検討した。情報提供いただいた方には、本当に感謝しきれない。ありがとうございます(南から北か、北から南かは、末尾に詳細を記載)。
・実際藪漕ぎ区間は、想定よりも笹が濃かったが、密度が濃くないため、簡単だった印象。
・旭岳に到着して、天気が良さそうなため、また北から南で戻ってもいいなあと感じた。
・藪漕ぎ区間は、個人の藪漕ぎ感覚によるし、エスケープルートがトムラウシ山まで来ないとないため、要計画が必要。
・富良野岳〜白雲台までの区間は、登山道両脇にチングルマの群生地が多かった。時期的に綿毛になっており、これが咲いていたら、縦走路全てが楽園ですごいところだと感じた。
・北海道は梅雨がないと言われているため、次は7月上旬のチングルマの時期に縦走したういと感じた。
・また、縦走路は雪渓水を利用する箇所が多く、8月を超えてくるとどんどん水確保が水確保が難しくなる。7月が適期だと感じた。
【藪漕ぎが北から南か? 南から北か?】
(獲得標高比較)北から南のほうが500mほど獲得標高が低い。
・藪漕ぎ区間:南沼キャンプ指定地〜双子池キャンプ指定地
北から南(12.2km+524m-1,043m)/南から北(12.2km+1,043m-524m)
(コースタイム比較)差はない。
オプタテシケ山〜南沼キャンプ指定地(co11h21/13.7km)
南沼キャンプ指定地〜オプタテシケ山(co11h41/13.7km)
(オプタテシケ山について)
標高差571m
(自身の考え)
※合計の藪漕ぎ区間を考えると、北から南のほうが圧倒的に楽ではないか?獲得標高が500mも低い。
(縦走者への確認)
・藪漕ぎ区間は、細かなアップダウンがあり、どちらからでも大差はない。
オプタテシケ山の急登がきついため、南から北のほうが良い。
・藪が濃い区間の双子池〜カブト岩、三川台の区間は勾配が緩やかで、どちらからでも変わらない。
(ルート決定)
・北から南、南から北を歩いた方2名に確認し、どちらの方も、「南から北が楽では」とのことだった。そのため、南から北を選択した。
(実際に縦走して)
・南から北が楽だと感じた。藪が濃い区間は、笹がある箇所。ハイマツ区間は藪漕ぎがない。笹がある箇所の双子池先や三川台は平坦や、やや登り。そこまできつくなかった。オプタテシケ山の下りはゴーロで長い。南から北のため、苦なく下れた。これが逆だと確かに、登りがきついかも。
katochan-




















最近は北海道でも長く続く雨風の日が多くなりました。
台風は少ないですが、それに乗って来る雨雲、ガスが多くてなかなか長期縦走のプランが立てづらくなりました💧
気候変動の影響は深刻たと思います🌀
こんにちは。北海道でも雨風の日が多いんですね。
滞在中は、前日の天気予報でも、当日は予報が当たらない日があり、本州とは違うのかなあ?なんて感じました。
次はお花の時期に縦走します♪
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