朝日連峰 大朝日岳 残雪の古寺コース

2016年04月24日(日) [日帰り]

• GPS: 10:07
• 距離: 16.8km
• 登り: 1,711m
• 下り: 1,713m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:09
• 休憩: 0:59
• 合計: 10:08

距離 16.8km 登り 1,712m 下り 1,713m

4:49 古寺鉱泉駐車場
5:04 古寺鉱泉
6:29 一服清水
6:35 6:36 ハナヌキ峰分岐
7:04 7:05 三沢清水
7:31 7:32 古寺山
8:20 8:22 小朝日岳
9:30 銀玉水
9:58 10:00 大朝日岳山頂避難小屋（大朝日小屋）
10:26 11:00 大朝日岳
11:10 大朝日岳山頂避難小屋（大朝日小屋）
11:28 銀玉水
12:31 12:36 小朝日岳
13:02 古寺山
13:13 三沢清水
13:25 13:30 ハナヌキ峰分岐
13:34 13:35 一服清水
14:45 14:52 古寺鉱泉
14:57 古寺鉱泉駐車場

天候

晴れ
午後からはうす曇り
微風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

古寺鉱泉駐車場利用
根子から先は自己責任で通行可能
道路は雪崩の危険はほぼなさそうだが落石に注意。
道路には落石が落ちている状態なので走行には十分注意を。
雪は古寺鉱泉までまったくなし。

コース状況／危険箇所等

●古寺鉱泉〜ハナヌキ峰〜古寺山
取り付きは雪はなく夏道、合体の樹の先から残雪がちらほら
一服清水あたりからアイゼン使用。
ハナヌキ峰はトラバースして進んだ、傾斜があるので雪が締まっている時間帯はツボ足では危ないかも、ツボ足ならハナヌキ峰を直登したほうが安全。
古寺山への登りは相変わらずキツイ…ピンクテープがこまめにあるのでルート取りはさほど難しくはないだろう。
★下山時、稜線からハナヌキ峰に下降するポイントを間違えると竜門滝の上流の峻険な場所へ出てしまい危険。
何も目印がなかったので下降ポイントに赤旗を立てておいた。

●古寺山〜小朝日岳〜大朝日岳
小朝日の巻道は雪があり危険なので小朝日は直登。
雪庇の踏み抜きに注意、隠れて大きな亀裂もあるので落ちないように注意したい。
小朝日から鞍部への下降、段差がありその上に雪が覆っており踏み抜かないようにかなり慎重に下った。
鞍部から夏道を辿ろうとすると雪庇の崩落の危険が高い、北側を巻くようにトラバースしたほうが安全だがこちらも雪崩に注意して通ったほうがいいだろう。
銀玉水から先の急登、所々に亀裂があるので注意。登りきれば夏道がほぼ露出していて大朝日小屋まで続いていた。
大朝日小屋から頂上まではツボ足でも問題なし。

●水場状況
すべての水場　雪の下です。
泊まりの場合は水を多めに持っていくか、雪を解かすしかない。

その他周辺情報

リニューアルオープンした道の駅にしかわ
道の駅に隣接する水沢温泉
温泉の建物はリニューアルしておらず以前のままでした。
入浴料大人300円

写真

4/24 2:46

根子から徒歩を覚悟していたが自己責任で通行可能のようなので車で先に進みます。

4/24 4:52

古寺鉱泉駐車場
ここまで道路に雪は全くなし、雪崩るような場所も見当たりませんでした。ただし道路には落石があり走行には十分注意を

4/24 4:53

根子からの歩きがなくなり時間が余ったので車中で少し仮眠して明るくなったところで出発

4/24 4:59

穴に注意

4/24 5:01

古寺鉱泉 朝陽舘

4/24 5:03

取り付き
雪はなく夏道

4/24 5:12

木の根が多い

4/24 5:20

ガッツポーズの木ってこれか！
ずっとどこにあるのかわからなかったけどようやく見つけることができた^^;

4/24 5:26

そして合体の樹
ヒメコマツとブナだったかな

4/24 5:36

合体の樹を過ぎると残雪

4/24 5:51

朽ちた木
お疲れ様でした

4/24 6:05

青空が広がってきた
そろそろアイゼンを装着

4/24 6:27

ハナヌキ峰は登らずトラバースして行きます

4/24 6:31

最初の目標の古寺山

4/24 6:31

ハナヌキ峰トラバース
雪が締まってツボ足では危険、滑落注意

4/24 6:31

古寺山の雪庇

4/24 6:34

ハナヌキ峰分岐
日暮沢へとの分岐

4/24 6:43

古寺山への登り
ここの急登は毎度疲れる…
ジグザグ登りで対応した

4/24 6:43

先々週登った障子ヶ岳

4/24 7:04

古寺山までもう少し

4/24 7:04

ピンクテープが多めにあるのでルート取りは解りやすい

4/24 7:13

稜線へ上がるポイント
目印がなにもないな…後で木でも立てておくか

4/24 7:18

稜線に上がりました

4/24 7:18

ハナヌキ峰への尾根

4/24 7:19

ハナヌキ峰への尾根下りずにそのまま下ると竜門滝の上流の峻険な場所へ出てしまい危険

4/24 7:27

古寺山到着

4/24 7:28

小朝日岳
ここの登りもきつそうだ

4/24 7:29

朝日連峰主稜線

4/24 7:29

もう一度障子ヶ岳

4/24 7:30

鳥原山

4/24 7:33

見事な稜線に足を止めてしまう

4/24 7:51

雪庇の亀裂
落ちないように…

4/24 8:07

小朝日岳山頂に到着
山頂からのパノラマ
パノラマ▲1
手前、中ツル尾根
奥の鋭角な山が御影森山

4/24 8:06

▲▲パノラマ2
左から大朝日岳〜中岳

4/24 8:06

▲▲▲パノラマ3
西朝日岳〜竜門山

4/24 8:06

▲▲▲▲パノラマ4
奥に以東岳
手前尾根　ユーフン山〜清太岩山

4/24 8:05

小朝日岳山頂

4/24 8:06

大朝日岳

4/24 8:07

御影森山　拡大
まだ行ったことないので今年行って見ようかな

4/24 8:07

鳥原山への尾根

4/24 8:38

熊越、小朝日トラバースとの分岐
小朝日からの下降が大変、上部は雪はなく夏道だが、途中から残雪がある、雪が薄く踏み抜き多発で下降には苦労した。

4/24 8:40

鞍部まで降りてきました。
苦労した…

4/24 8:42

小朝日直下のこの谷、何度見ても迫力がある

4/24 8:44

小朝日岳
ピークから約200mほどの下降

4/24 8:51

これは…歩けるのか？
雪庇はほぼ谷側へ落ちているから大丈夫かな

4/24 9:00

小朝日岳を振り返る

4/24 9:08

所々に亀裂がある
亀裂に落ちないように注意
自分も落ちました…足の筋が伸びてしばらく悶絶してました^^;

4/24 9:09

霞んでいるが月山
月山この時期は人が多そうだ

4/24 9:17

大朝日岳のy字雪渓

4/24 9:17

一か月前に登った日暮沢ルートの尾根
奥には以東岳が見える

4/24 9:30

銀玉水に到着
水場はまだ雪の下

4/24 9:30

銀玉水から先の急登
ここが最後のきつい場所

4/24 9:48

朝日嶽神社奥宮

4/24 9:49

中岳
滑らかな斜面だ

4/24 9:50

大朝日小屋が見えた

4/24 9:56

大朝日避難小屋

4/24 9:57

壊れた一階のドアは治っていました
今日は誰もいないみたい。

4/24 10:11

ピークまでもう一登り

4/24 10:14

大朝日岳到着
本日は山頂を独占

4/24 10:14

今日登ってきた尾根
このルートもう何度登ったかわからないな…

4/24 10:15

以東岳
今年はいつ行こうかな

4/24 10:15

祝瓶山
未踏の山、今年こそは…

4/24 10:16

袖朝日岳
この尾根は夏も登れるんだったか？

4/24 10:16

朝日連峰北部
障子ヶ岳や赤見堂岳が見える

4/24 10:17

祝瓶山への稜線
朝日連峰南部はほぼ未踏だな…
登ったのは長井葉山ぐらいか。

4/24 10:18

御影森山へ続く尾根

4/24 10:42

月山
霞が取れて来た

4/24 11:03

朝日連峰主稜線
今年こそは縦走を…！

4/24 11:47

気温が上がってきて雪が緩み踏み抜き多発！
隠れた亀裂にビクビクしながら下山
慎重になりすぎてペースが上がらない。

4/24 12:36

今日初めて人と遭遇
鳥原山から小朝日登り古寺鉱泉へ降りる周回ルートの予定とのこと
GWの下見に来たとおっしゃってました。

4/24 12:39

空を見上げると日暈がかかっていた

4/24 12:50

うす曇りになってしまった

4/24 13:05

ハナヌキ峰への下降ポイント手前付近

4/24 13:11

ハナヌキ峰への下降ポイント
登るときに刺しておいて木の枝に誰かがピンクテープを巻いてくれてみたいだ
途中で拾った赤旗をもう一本刺しておいた

4/24 13:54

下山途中で休憩中の人がいたので挨拶してみたら大朝日小屋管理人の阿部さんでした。
折角なので一緒に下山することに。
色々な話を聞けて大変楽しかったです。今度は小屋にお邪魔します！

4/24 14:49

古寺鉱泉まで降りてきました。
駐車場はもうすぐそこ、お疲れ様でした。

4/24 15:26

おまけ
大井沢の車道から一枚

撮影機器：

Canon PowerShot S120 Canon

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 ゲイター 毛帽子 靴 ザック ザックカバー サブザック アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 飲料3L ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 日焼け止め ロールペーパー 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ

感想

manimani

　根子からの歩きを覚悟して向かったが、着いてみると自己責任で通行可能の看板。
看板の脇を抜け先に進んでみると車道はおろか斜面にも雪は全くなく、雪崩の危険もすでになさそうであった。これも今年の雪不足の影響だろう。
サクラマス孵化場から古寺鉱泉への車道も雪はなく、特に問題なく古寺鉱泉駐車場まで着くことができた。ただし、車道には落石があり通行には十分注意したほうがいいだろう。

　時刻は午前3時、車で駐車場まで来れたもので時間が余ってしまった。少し寝不足だったので明るくなるまで車で仮眠することにした。
明るくなって出発、取り付きに雪はなく夏道、合体の樹から先から残雪が現れだす。
ハナヌキ峰は登らずトラバース、古寺山への登りは相変わらずキツイ…疲れないようジグザクに登る、古寺山の稜線に上がるポイント、登りはいいが下降ポイントを間違うと危険なので下降ポイントに木の枝を刺しておいた。下山時、下降ポイントに戻ってくると枝にピンクテープが巻いてあった。管理人さんが巻いて行ったのかな？

　稜線に上がると朝日連峰主稜線の眺めが見事。素晴らしい眺めに何度も足を止めてしまうのは仕方ないだろう。小朝日から先は無雪期なら気持ちの良い稜線歩きができるのだが、この日は雪庇の隠れた亀裂を注意しながらの登りだったので神経を使った。大朝日の山頂はこの日は誰もおらず独占、快晴の下山頂からのパノラマを堪能できた。風も弱く心地よい暖かさだったので昼食後しばらく横になりまったりと過ごした。ただ小さな虫が飛んでいて少し鬱陶しかった…そろそろ虫の季節ですね（なんか嫌な響きだ）

さて、そろそろGWですね、今年のGWはどうしようかなとまだ迷っている所です。
また今年も北アルプス？飯豊もいいな…それともまた朝日…
北アルプスは去年も雪が少ないと言っていたけど、今年は更に雪が少ないようで。涸沢辺りどれぐらいの積雪なんだろう…

コメント

juan

おはようございます。
朝日も雪が少なそうですね（っても県境付近よりはるかに多いです）
この時期に日帰りとはびっくりです
連休は小屋も賑わうことでしょうね。

manimani

Re: おはようございます。
雪はホント少ないですねぇ、最近県境のほうには足を延ばしていないですがやはり少ないですか。
今年は雪が少ないので日帰り行けるかなぁとちょっと頑張ってみました
予想通り結構疲れました
juanさんの健脚ならもっと早そうですね
管理人さんにGWはどれくらい人が来るのか聞いてみたら、例年20人ぐらいとか、この人数なら小屋も快適に過ごせそうですね。