北ア・薬師岳（有峰林道からチャリ苦行）

2016年04月24日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 57.5km
• 登り: 4,138m
• 下り: 4,129m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:52
• 休憩: 1:39
• 合計: 14:31

0:45 有峰ゲート
2:15 2:40 有峰ハウス
3:10 3:30 折立
7:33 7:45 五光岩ベンチ
10:50 薬師岳
10:50 11:15 薬師岳避難小屋跡
11:15 五光岩ベンチ
14:23 14:40 折立
15:16 亀谷温泉

0.45　390m　 有峰林道（亀谷）ゲート発
2.10　1100m　有峰ダム
3.10　1350m　折立
5.47 1869m 三角点
7.33 2170m 五光岩ベンチから岩井谷へ
7.49 2120m 岩井谷沢床
10.14 2761m 薬師岳山荘
10.50　2926m　薬師岳山頂
11.15　2926m　薬師岳山頂発
11.49　2080m　岩井谷2080m
12.20 2170m 五光岩ベンチ登り返し
14.23　1350m　折立
13.30 1250m 除雪終了点
15.16　390m　 有峰林道（亀谷）ゲート

天候

雨のち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

有峰林道は標高差1000m、片道20kmのチャリ苦行

コース状況／危険箇所等

折立周辺も雪は皆無
雪が繋がるのは1650mから
岩井谷も割れ割れ

その他周辺情報

亀谷温泉白樺ハイツ入浴可能

写真

4/24 7:15

夜が明けるまでずっと雨だった、立山連峰が見え出す頃青空がのぞきようやく寒さから救われた

4/24 7:26

五光岩ベンチ手前

4/24 7:29

薬師岳が大きい、雨は山ではミゾレの様でキラキラしていた

4/24 8:06

五光岩ベンチ過ぎから岩井谷へ高度を落とさない様にトラバース下降して沢床まで、既に割れていた

4/24 8:23

沢床から最短距離で薬師岳を目指す

4/24 8:29

青空のもと快適な登り

4/24 8:43

空には飛行機雲、今日は当り日になった

4/24 8:44

太陽がいっぱい!!もう暑い上着を脱ぐ

4/24 8:51

しばらく沢を詰めて直に薬師岳を目指す

4/24 8:58

雲海を見ながら沢を詰めて行く

4/24 9:06

雲海の向こうに白山が

4/24 9:10

カットした太郎平が遠くに見える

4/24 9:14

面ツル快適な登り、クトーでガシガシ行く

4/24 9:27

北ノ俣、黒部五郎をバックにYSHR

4/24 9:29

スンバらしい雲海、非日常的な景色、だから山が好き

4/24 9:39

ようやく薬師がちらりと見えて来た

4/24 9:41

雲海の上に大日連山

4/24 9:48

南西尾根西側をトラバースして薬師を目指す

4/24 9:48

薬師が大きくなって来た。さあ待ってなさい

4/24 9:54

鍬崎山が孤島のようだ

4/24 10:42

山頂手前で南西尾根に乗り上げると槍穂がドドーン

4/24 10:49

YSHRゴーール！

4/24 10:50

大魔人お先にゴール

4/24 10:55

ピークの大魔人、白山をバックに

4/24 10:55

ピークのYSHR、白山をバックに

4/24 10:52

薬師の稜線と鍬崎山

4/24 10:52

雲海に浮かぶ北薬師稜線

4/24 10:52

薬師山頂から劔立山方面

4/24 10:53

YSHRと槍穂

4/24 10:54

大魔人と鍬崎山

4/24 11:19

山頂から落ちて行け！

4/24 11:21

快適なザラメ滑降でした

4/24 11:21

薬師岳さらばじゃ

4/24 11:23

広大な北ア稜線を眼下に

4/24 11:23

これぞ山スキー

4/24 11:24

青空最高

4/24 11:25

薬師岳山荘で右折して岩井谷へ滑り込む

4/24 11:27

面ツル快適滑降、タマランチ！

4/24 11:29

大日・劔を横目に贅沢な滑り

4/24 11:32

YSHR岩井谷へ

4/24 11:33

大魔人も

4/24 11:34

どこまでも落ちて行く

4/24 11:43

2170m岩井谷沢床まで滑り登り返す

4/24 12:15

五光岩ベンチ付近へ登り返す、最短距離作戦

4/24 12:41

下るにつれて草も出て来た

4/24 13:19

沢を下ると雪が切れたがスキーのまま突破

4/24 13:38

今日も総合格闘技！藪漕ぎ満載で登山道に合流

4/24 14:26

ようやく折立に下山、雪が無いと何倍も余計に時間がかかる。羽の無い鳥の様

4/24 14:35

折立からチャリ、下り20kmのダウンヒル、チャリ無しでは考えられない山行だ

4/24 14:55

アリミネンコとYSHR

撮影機器：

Canon EOS Kiss X7 Canon

感想

YSHR

四日前の剱岳の疲労もあるが、もうそろそろ最終章、晴れるなら行くしかない．大魔人と亀谷温泉有峰林道ゲート深夜1時発の約束で高速を走らせる．深夜0時半に着くと既に大魔人号は到着．富山ナンバーの車が一台、チャリが横付けされていてこの人も薬師を目指すのだろう（残念ながらピークには立てなかったようだ）．

深夜0時45分ゲートを出た．今日は晴れ予報だったがスタート時点で小雨が降っていた．そんなバナナ、あり得ない．重荷を担いでチャリを漕ぐ、折立まで標高差1000m、片道20km　このコースのチャリ漕ぎほど苦行は他には無い．

有峰林道は全く雪は無かった．びしょ濡れになりながらトンネルに入るとホッとする．単独なら辛いが大魔人と話しながら行くのであっという間にアリミネンコだ．アリミネンコを過ぎたトイレの屋根の下で休憩した．寒い寒過ぎ、果たして雨は止んでくれるのか？アリミネンコを時計回りで折立への最後の急登．尻が痛い、拷問のようだ！早く着かないか？ようやく折立が見えた．出発して2時間半を過ぎていた．

暗闇の折立に雪は全くなかった．こんな事アリミネンコ!!毎年この辺りは雪の壁が出来ているのに折立のトイレの屋根でまた雨宿り、いいかげん勘弁して欲しい。ここから雪の無い登山道をガシガシ登って行く．雪の無い山スキーヤーなんて翼の無い鳥みたいなものだ．情けない．それでも1650mから雪が出てようやく板が履けた．

こんな雪の少ない4月は初めてだ．ここからも雪を拾いながら苦労して高度を上げる．三角点を過ぎた場所にある積雪柱は足元から完全に露出していた．この先も草の出た場所を避けながら歩いて行く．

五光岩ベンチを過ぎたポコでシールを剥いで一気に岩井谷へ滑り込んだ．標高差100m弱を落としてかなり先まで滑り込めた．岩井谷も雪割れが激しかった．沢床から薬師岳山荘目指し一気に高度を上げる．このコース取りは多分完璧なショートカットになる．南西尾根には上がらず西面を山頂手前までトラバースした．さあ山頂がすぐだ．

ゴーール!!　出発から10時間の長旅だった．雪不足でかなり苦労した。山頂からは絶景、雲海に浮かぶ鍬崎山、剱岳から槍ヶ岳まで丸見えだった．記念写真を撮りまくりさあお楽しみの滑降だ．レッツゴー

薬師山頂からザラメで快適、岩井谷沢床までマンダム連発だった．振り返れば薬師岳がタマランチ、今日も来て良かった．岩井谷沢床2120mから五光岩ベンチ登り返した。登り返してシールを剥いで折立と行きたいところだが三角点を過ぎてしばらくで雪は切れ始め沢伝いに下りたところ水が出て来て下降不能、ウーン　マンダメ！ここから藪漕ぎして這々の体で登山道に戻る．

折立まで板を担いで飛べないニワトリ状態で難儀した．折立まで下ればチャリが待っている．チャリにまたがればもう鬼に金棒、ペダルを漕ぎまくり亀谷温泉を目指す．1時間かからずゲートに着いた．今日も完全燃焼．

雪不足の今シーズン45回目の山行でフイニッシュか、今シーズンも大満足