蝶ヶ岳 初の残雪期の山行

2016年04月22日(金) ~ 2016年04月24日(日)

• GPS: 52:47
• 距離: 59.6km
• 登り: 1,854m
• 下り: 1,852m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:22
• 休憩: 0:36
• 合計: 3:58

距離 23.4km 登り 449m 下り 175m

6:14 スタート地点
6:31 ひらゆの森
6:37 新中の湯登山口
6:38 中の湯温泉
6:39 中の湯バス停
6:46 大正池
6:51 7:07 上高地帝国ホテル
7:16 田代橋
7:21 上高地温泉ホテル
7:36 上高地アルペンホテル
7:41 7:54 河童橋
8:06 8:10 岳沢湿原・岳沢登山口
8:49 嘉門次小屋
8:56 明神池
9:03 9:04 嘉門次小屋
9:06 9:07 山のひだや
9:13 9:14 明神館
9:19 徳本口(徳本峠分岐)
10:12 徳澤園

2日目

• 山行: 8:27
• 休憩: 1:07
• 合計: 9:34

距離 15.4km 登り 1,230m 下り 1,227m

6:16 徳澤園
7:19 チューダイ広場
9:42 長塀山
9:46 カモシカの池
10:13 10:14 妖精の池
10:20 10:26 蝶ヶ池
10:42 10:50 蝶ヶ岳
10:54 11:21 蝶ヶ岳ヒュッテ
11:45 11:46 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐(横尾方面)
11:55 蝶ヶ岳三角点
12:01 12:06 蝶槍
12:11 12:12 蝶ヶ岳三角点
12:23 12:36 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐(横尾方面)
14:45 14:49 横尾 (横尾山荘)
15:30 新村橋(パノラマ分岐)
15:47 15:48 徳澤園
15:50 徳沢ロッヂ

3日目

• 山行: 2:06
• 休憩: 0:33
• 合計: 2:39

距離 20.8km 登り 175m 下り 462m

8:22 徳沢ロッヂ
8:55 徳本口(徳本峠分岐)
9:00 明神館
9:29 9:30 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
9:53 9:56 河童橋
10:01 10:30 上高地バスターミナル
10:32 上高地帝国ホテル
10:36 大正池
10:44 中の湯バス停
10:45 中の湯温泉
10:52 ひらゆの森
11:01 ゴール地点

かなり時間の余裕があるスケジュールです。
1日目は徳沢園に早く着きすぎて、時間を持て余しました。
2日目は蝶ヶ岳登頂し、早々におやすみ。
3日目は朝7時頃は曇っていたので、テントを乾かさずに撤収しました。
その後、かなり天気が良くなって乾かせば良かったと後悔しました。

天候

22日 朝7:00頃雨、のち晴れ
23日 朝から夕方まで晴れ、のち雨
24日 朝曇り、のち晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

あかんだな駐車場　3日間で1800円
あかんだな⇔上高地　シャトルバス往復2060円

コース状況／危険箇所等

長塀尾根は残雪ありの樹林帯を4時間くらい歩きました。踏み抜きに注意！
雪を踏み抜いて枝にスネをぶつけて悶えました・・・。
帰りは横尾へ降りるルートですが、第1ベンチから第2ベンチの間で大きな倒木があり、ルートが全く分からない所が2か所ありました。おそらくこれから整備されると思いますが、マーカーを見失わないように要注意です。

その他周辺情報

徳沢園など多くの山荘は4月27日からの営業となります。
それまでは食事・宿泊など利用できません。
今回は徳沢園でテント場を利用させて頂きました。ありがとうございました。
河童橋周辺の観光地のお店は営業しています。（中国や韓国のお客さんが多かった）
お風呂は平湯温泉の平湯民俗館の露天風呂（寸志３００円程度）を利用しました。
いい湯なんだな、ここ。

写真

4/22 6:53

あかんだな駐車場を6:20に出発して、30分で帝国ホテルに到着。ここから今回の山行をスタートします。

4/22 7:05

気温は9度。暖かいね。

4/22 7:06

帝国ホテルは4/27からの営業だそうです。なので、入り口は閉められています。雰囲気いい感じ。

4/22 7:13

雨が降っているので、ハードシェルとザックカバーをして、自然探勝路に向かいます。

4/22 7:16

明神岳方面。朝は全くお山は見えず。

4/22 7:17

霞沢岳方面と思います。モクモクしてます。

4/22 7:20

こんな天気ですが、結構楽しんでいますよ。自然探勝路を歩くのは初めてです。

4/22 7:23

カラマツの根元の暗い色が上に行くに従って明るくなっていくグラデーションが幻想的でステキです。

4/22 7:24

これが噂のウェストンレリーフ。イケメンやね。

4/22 7:24

今の山グッズの進化に慣れていると、昔の装備が想像できない。たしかウールのジャケットやパンツを着てたよね。

4/22 7:27

雨の木道は滑りやすいので要注意です。荷物も大きいので一歩一歩慎重に。

4/22 7:32

ちょっと天気良くなってきたんじゃない？

4/22 7:41

河童橋に到着。こんな人のいない河童橋は見たことない！
（よく考えれば雪中キャンプで来た時もいなかったな。）

4/22 7:42

穂高は雲の中〜。

4/22 7:47

たぶんエゾヤナギかな。ユキヤナギと思っていました。

4/22 7:50

雪解け水と雨で水量がおおいです。赤い木は何かな？
春は間近です。

4/22 7:51

晴れていればこんな風に見えるはず。

4/22 8:07

岳沢登山道入り口です。いつかはここへ下りてきたいな〜。

4/22 8:08

こちらは濁りのない綺麗な水ですね。上高地っぽい。

4/22 8:10

向こうから軍団がやってきました！！！
ちょっと怖いので、車道を歩くことにします。
開山式前なので、サルの追い払いしてないので、ここはまだ彼らのテリトリーのようです。退散しまーす。

4/22 8:17

すっごい勢いで流れていく。

4/22 8:25

雨も小降りになってきました。

4/22 8:26

ちょっと緑色になってる。春色はこれからです。

4/22 8:42

空の色、ちょっと良くなってきたんじゃないの？

4/22 8:42

明神池の近くまで来ました。

4/22 8:51

せっかくなので300円お布施して、神降池（かみこうち）明神池を散策します。明神岳は雲の中ですが・・・。

4/22 8:52

あれ、ちょっと青空が出てきた？神様にお願いしたから即効で効いてきたみたい。

4/22 8:54

晴れて〜！！

4/22 8:54

明神岳も見えてきました。

4/22 9:08

明神橋から見えるあの山は、もしかして蝶ヶ岳かな？

4/22 9:09

いつものアングルですが、明神岳がまた雲の中に・・・。

4/22 9:13

明神館のいつもの道に出ました。トイレはまだ冬季閉鎖中。
明神館もまだ営業していませんでした。

4/22 9:18

何となく撮ってみました。

4/22 9:19

島々から二俣・徳本峠を抜け上高地に入るいにしえのルートもいつかチャレンジしてみたい。

4/22 9:22

これから整備が入ると思いますが、所々落石があります。

4/22 9:26

寝起きの横綱がノシノシ。いってらっしゃーい。

4/22 9:27

そこらじゅうでふきのとうが花を咲かせていました。

4/22 9:27

春っぽい。

4/22 9:28

渡渉で水に足を突っ込む確率が100％の私ですが、さすがに今日はない・・・ですね。ちゃんと渡れました。

4/22 9:34

苔の名前が分かりませんが、なんかカワイイ。

4/22 9:38

ちょっと暗めに撮ってみました。

4/22 9:40

フレアを入れて。天気良くなるんじゃない？

4/22 9:44

ほら青い！

4/22 9:44

明神岳が映りこんでいると思ったけど、分からないな〜。

4/22 9:56

やった！晴れた！

4/22 9:57

イヤッホー！

4/22 10:03

落石注意です。

4/22 10:04

日陰はまだ雪が残っています。

4/22 10:05

あんまり寒くないけどね。

4/22 11:04

徳沢園に到着。徳沢園も4/27からの営業となっています。
なので、食事や宿泊はありません。幕営料もなしです。
お水だけ分けて頂きました。

4/22 13:02

テン場近くはニリンソウの群生地の為、幕営禁止です。

4/22 13:14

お昼ごはんを食べ、徳沢園の周りを散策中。苔むした色合いが良かったのでパチリ。

4/22 13:15

雨降った後だから、緑色が綺麗です。

4/22 13:52

梓川に出てみました。あれは前穂高岳かな。

4/22 13:53

アップで。

4/22 16:23

計画では午後はまったり、小説「氷壁」を読む予定でしたが、事件が起きたところで爆睡。起きたら夕方でした。

4/23 6:06

というわけで、舞台は次の日の朝に。5時に起きて早々に出発する予定が、グダグダとこんな時間に・・・。

4/23 6:06

出発前のテントの状況を撮っておきます。

4/23 6:18

ここから蝶ヶ岳にアタック開始です（大げさな・・・）。

4/23 6:53

長塀尾根の樹林帯が3〜4時間続きます。この辺りはまだ雪が無い。

4/23 7:03

残雪が出てきました。ここで忘れ物に気付きました。
アウターゲイター、熊鈴、サングラス。ゲイターは痛いな〜。

4/23 7:13

一休み。

4/23 7:18

マーカーを見落とさないように集中して歩きます。

4/23 7:58

この辺りでアイゼンを付けました。オーバーパンツにインナーゲイターが付いていたので、使ってみました。いや、使い方が分からなかったけど、使ってみたら分かりました。なるほどよくできてるな。

4/23 8:19

こちら登ってきた方向。

4/23 8:19

こちらこれから向かう蝶ヶ岳の方向。マーカーを見落とさないように注意しながら、足元を気にして歩くのは集中力が必要です。

4/23 8:29

なんか開けたところに出た！

4/23 8:41

蝶ヶ岳まで3km、徳沢まで3km。やっと真ん中って事かな？

4/23 9:15

ついに樹林帯を抜けるのか・・・？

4/23 9:22

と思ったら大間違い。まだまだ続くよ！

4/23 9:26

トレースが凸凹しているのが気になったんだけど、これは先人が踏み固めた踏み跡が周りの雪が溶けて露出したのでは？先人の皆様に感謝です。

4/23 9:59

やっとあと1km！ここまで雪を踏み抜いて枝にスネをぶつけて悶え苦しんだり、マーカーを見失ってウロウロしたりしたけど、もうちょっとだ！

4/23 10:12

妖精の池。妖精さーん、いらっしゃいますか？

4/23 10:20

やっと北アルプスの山々が見えてきました！もうちょっと！

4/23 10:22

あの山の向こうが蝶ヶ岳のピークのはず！

4/23 10:27

イヤッホー、北アルプスを一望です！

4/23 10:30

穂高連峰、槍ヶ岳、右手には常念岳も見えます。

4/23 10:39

蝶ヶ岳ヒュッテと常念岳。

4/23 10:40

槍

4/23 10:41

蝶ヶ岳山頂登頂！素晴らしい天気に恵まれて、明神岳の神様にお願いした御利益がありました。ありがとうございました！

4/23 10:46

涸沢方面？

4/23 10:48

槍、大喰岳、中岳でしょうか？

4/23 10:53

蝶ヶ岳ヒュッテの方に向かいます。

4/23 11:43

横尾谷方面のアップ。

4/23 11:56

蝶槍を目指していきます。

4/23 12:01

蝶槍登頂。

4/23 12:02

常念岳へは雪のない時にまた今度。

4/23 12:02

常念岳のアップ。

4/23 12:03

蝶槍からの穂高連峰。

4/23 12:04

そして、槍。

4/23 12:04

槍沢ルート1

4/23 12:04

槍沢ルート2

4/23 12:04

槍沢ルート3

4/23 12:04

槍沢ルート4

4/23 12:23

横尾方面に下山します。

4/23 13:14

マーカーを見失わないように。

4/23 13:51

雪崩？

4/23 13:56

第2ベンチに到着。ここから大変でした。
ココのちょっと手前の階段でアイゼンを外しました。

4/23 14:07

マーカーのついた木が倒れています。

4/23 14:07

比較的新しい折れ跡です。

4/23 14:09

左にマーカが見えるけど、道が分からない。

4/23 14:10

何とか通過。

4/23 14:12

ここも折れています。

4/23 14:15

道が分からないところが2か所あります。

4/23 14:18

これも通りにくい。

4/23 14:24

ふいー、疲れた。

4/23 14:26

第1ベンチに到着。横尾から登る方は、このベンチから上に倒木があるので気を付けて。

4/23 14:34

至る所で倒木が・・・。

4/23 14:44

横尾に着きました。もう大丈夫。

4/23 14:45

人のいない横尾。

4/23 14:45

横尾山荘の方がお手入れをされていました。

4/23 15:30

場面は進み、新村橋。ここも彼らのモノのようです。
この後、徳沢のテントでバタンキューして、次の日へ。

4/24 9:53

またまた、場面は急激に変わり、帰りの河童橋。
今日は中国人観光客に占領されていました。

4/24 11:36

バスであかんだな駐車場に戻り、平湯民俗館へ。ここのお風呂に入るために平湯に駐車しました。いい雰囲気なんだな、ココ。

4/24 11:57

平湯神社のすぐそばです。

撮影機器：

TG-860 OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 ゲイター 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット ストック

備考

持って行って使わなかった物・・・ヘルメット、ピッケル
テントに置き忘れて使わなかった物・・・ゲイター、サングラス
ゲイターはオーバーパンツにインナーゲイターが付いていたので、何とかなった。
というか、インナーゲイターの使い方を初めて知った！使ってみるもんだね。

感想

yakinasu

残雪期登山は初めてで蝶ヶ岳に挑戦。
1日休みをもらってゆったりしたスケジュールで行くことが出来ました。
長塀尾根は想像以上に長くキビしい道のりでした。
でも、頂上で見た北アルプスの景色は、忘れられない素晴らしいものでした。
このために登ってきて良かったな〜、としみじみ思いました。
テントで2泊してゆったり過ごせたので、体も楽で筋肉痛も無し。
テント泊はやめられませんな。

上高地は天気が良ければ来る価値があると思います。
天候を見計らって年内にもう一度来てみたいと思いました。