夜のダイトレ山行記録
- GPS
- 07:20
- 距離
- 28.1km
- 登り
- 1,550m
- 下り
- 1,558m
コースタイム
- 山行
- 3:44
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 3:55
天候 | 星空 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:近鉄忍海駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
蜘蛛の糸(巣の形になってない一本の糸)が多数あり。 気になる人は肌の露出を控えたほうがよさそうです。 |
写真
装備
個人装備 |
<服装>
ウインドブレイカー ロングタイツ(上下) ネックガード(薄手のもの) 手袋 日よけ帽子 <装備> ザック ハイドレ 行動食 ヘッドライト(電池4本入り) 交換用電池(4本*3セット) 懐中電灯 笛 |
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備考 | ネックガードを持っていて良かった(顔に蜘蛛の糸が着くのを防ぐ) |
感想
初めに申し上げておくと、
この記事のタイトルは「徹夜でダイトレ全山縦走」になるはずでした
<ここは出発前に書いています>
2ヶ月前にダイトレ日帰り全山縦走に挑み、無念の滝畑リタイア。。。
夏までにどうしてもクリアしておきたかったので、挑みました。
しかもナイトランです。そして一人です。
暗闇の恐怖に心が折れないだろうか?眠気にやられないだろうか?
でも岩湧山の山頂で夜明けを迎えたら、きっと感動するだろう。
槇尾山まで到達したら凄く達成感を得られるだろう。
こんなことやる意味あるのだろうか?
いや、趣味の世界は自己満足が全てなんだ。
自分が満足するなら、やる意味があるんだ。
先日買ったHOKA ONE ONE STINSON ATRなら
このロングトレイルを走り抜けることが出来るんじゃないか?
これを達成出来たら、自信を持てたらハセツネにエントリーしよう。
よし。まずはダイトレだ。では行ってきます。。
<ここからが下山後の感想です>
起点の近鉄二上山駅に降り立った時点で辺りは真っ暗。大阪阿部野橋の繁華街とは対照的で、失礼な言い方だが田舎はロードでもヘッドライトが必要なぐらい暗かった。
数少ない街燈を頼りにダイトレの入口を目指す。時刻は20時を過ぎたところ。これから翌朝まで暗闇を進むことになるのか、、HOKAの軽さだけが唯一心の拠り所だった。この時点ではまだ足取りは軽かった。
ダイトレ入口からトレイルに入ると前回2月とは表情が異なり、木々が濃く茂っている。そして蜘蛛の糸が体に纏わり着く。なるべく蜘蛛の糸にひっかからない様に進むが、今思えばこれが失敗。ネックガードで鼻と口をガードして気にせず突っ込めば良かった。(実際途中からはそうしている)
一人で夜の山を歩いていると色んな事を想う。自分は死んだらどうなるのだろう。去年の年末に他界した愛犬と逢えるのだろうか。両親はあと何年健在だろうか。生きている間に孫の顔を見せてあげられるだろうか。自分を見つめるロングトレイルの旅をHOKAと共に進む。
2時間ほどトレイルを進むと暗闇にも慣れた。泳いでいるうちにプールの水の冷たさに慣れる様なものか。岩橋山の山頂でヘッドライトの電池を交換しつつ、この時点では槇尾山まで行ける気がしていた。
ただ、一つ気になるのは心拍が異様に速く脈打つ事。徹夜の最中に感じる、あの嫌な不調感。23時前にしてこの状態か、、腹が減ってるのかどうかもよく分からないが、とりあえずチョコレートバーを1本食べる。
そして大和葛城山の2kmほど手間で事件は起きた。太ももに違和感を感じる。しかも両方。筋肉痛か?まだ大和葛城山すら登りきって無いのに、これから金剛山、岩脇山と登らないといけないのに、その他にも細かなアップダウンが続くのに。スタートして15kmぐらいか。たったこれだけの距離で筋肉痛になるなんて、、、
考えた挙句、大和葛城山まで行って山頂で一晩寝て夜が明けたら下山する計画に変更。もしかして夜中だからパフォーマンスが落ちているのか。自分は昼型人間、今まで遅くとも22時までには下山していたが現在時刻は0時手前。普段は寝ている時間帯だ。これまでの人生で、こんな時間に運動していた事なんてあっただろうか。
0時過ぎに何とか大和葛城山に到着。寝場所を探すが、、寒すぎる!屋外で寝るなんて、とても無理!ツェルト等ビバーク用の装備は持ってない。山小屋は当然だが閉まっている。
仕方ないので再度計画変更して水越峠からエスケープする事に。大阪側と奈良側どちらに抜けるか思案しつつ、大和葛城山から水越峠へ下る。
大阪側の富田林へ抜けるのが理想だが、大阪側は市街地までかなり距離があったはず。だとすれば奈良側、奈良側の葛城ロープウェイは近鉄の駅と繋がっているので、電車の駅はあるはずだ。
1時頃に水越峠に到着。今日のトレイルはここまで!この様なショートトレイルになってしまい、すまないHOKAよ。ただ水越峠からロードを下るにあたり、踵が包み込まれる様で足が着地する際の衝撃が殆ど無かったあたり、改めて凄い靴だと思った。
結局、3時半頃に近鉄の御所という駅に到着。始発まで2時間もあるのか、、時間をつぶせそうな場所はコンビニしか無いか、、、と思いながら辺りを探していると幸いにもイートインスペースのあるコンビニを発見!暖かい飲み物を購入し、始発まで居させて頂きました。長居してすいません。。
ハセツネ完走出来る人はやっぱり凄いわ。本来なら夜寝ている時間帯に山を走るという事。それがどれ程凄い事なのか。それが”耐久”レースたる所以なのだと。折れそうになる自分との戦いなのだと理解しました。
ダイトレは改めて昼間挑戦しよう。ハセツネはまだ無理か。。
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