修験の山・大峰山脈 稲村ヶ岳〜山上ヶ岳
- GPS
- 07:32
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,393m
- 下り
- 1,375m
コースタイム
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:30
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山者は1日500円。お賽銭箱に入れます。 母公堂の近くの五代松鍾乳洞にも大きな駐車場有り。 清浄大橋にも有料の大駐車場あり。トイレ有り。 神戸から約130km。洞川まで3時間ほど。 阪神高速→南阪和道路→大和高田バイパス終点→R169→R309→県道21号 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に危険個所はありませんが、登山道の片側が切れ落ちた個所が多く、躓いて転落しないように注意が必要。 ※大日山の上り下りはやや危険。初心者は行かないほうがよいでしょう。 花はほとんど咲いていませんでした。 |
写真
感想
古くは富士山をはじめ立山、白山など国内の多くの山は女性が登ることができない「女人禁制」でしたが、江戸時代後半から明治にかけてその禁制は解かれました。
が、平成の時代でもまだ女人禁制の山があります。
その1つが「大峰山・山上ヶ岳」。
大峰山脈の最高峰は八経ヶ岳(1915m)ですが、一般的に大峰山と言えばこの山上ヶ岳を指します。
山上ヶ岳の山頂には大峯山寺があり、山頂の周辺には険しい行場が数多く存在し、大峰信仰の中心となっています。
神戸に引っ越してから関西の山はたくさん登りましたが、大峰山脈の山は数年前に登った八経ヶ岳の1回のみ。その後は足が遠ざかっていました。
というのも、大峰山系には未だに女人禁制が残っているということ、また、体にロープを巻きつけて、断崖絶壁から上半身を乗り出すように吊るされる大峰独特の修行等の映像を見て神聖さと恐れを感じ、生半可な気持ちでは登ってはいけないエリアと感じていたから。
いつも遠くから大峰山脈を眺めるだけでしたが、思い切って登ってみることにしました。
5月は昼間の時間が長いのでたくさん歩けます。
洞川の母公堂(ははこどう)から稲村ヶ岳〜山上ヶ岳を巡る反時計周りの周回プランとしました。
張り切って2時に起きて神戸を出発。
母公堂には5時前に到着しました。
まもなく日が昇って明るくなってきたので、すぐに出発します。
山上辻までは展望のない緩やかな登りとなります。
急登や大きな危険個所がないので、一定のペースで登れます。
山上辻から稲村ヶ岳へ。
山頂付近はシャクナゲが生育していますが、まだ花は咲いていません。
6月になれば、この登山道が花で彩られてきれいでしょう。
稲村ヶ岳の山頂には展望台があり、山頂ヶ岳が望めます。
反対側には八経ヶ岳も。
ローソクのような形の大日山にも登ってきました。
こちらは岩の急登で、途中のはしごや階段も壊れそうでとても怖い。
山頂には祠があり、大日如来様が祀られています。
山上辻に戻り、山上ヶ岳へ向かいます。
レンゲ辻まではきついアップダウンがありませんが、急な断崖に作られた登山道を歩いていきます。つまずいて崖の下に落ちないように。
レンゲ辻に女人結界の門があります。
ここから山上ヶ岳方面が女人禁制のエリアです。
ちょっとキツイ登りを登り切ると、大峰奥駈道に出て、熊笹で覆われた広い山上ヶ岳の頂上に到着します。
もちろん男だらけです(^_^;)
ゴールデンウィークなので、テント泊装備の方も多いです。
いつか、大峰奥駈道を全部歩きたいですね。
頂上からやや北側に大きな宿坊があります。
そして、あの恐ろしい行場である西ノ覗の岩場も。
母公堂まではたんたんと下っていきます。
清浄大橋から洞辻茶屋を経て山上ヶ岳に至る登山道は各所に休憩所があり、大峰参りをする方たちで賑わっていることがうかがえます。
いろいろと歩いてみたくなりました。
次は大普賢岳かな。
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