燕岳 展望の稜線歩きと燕山荘を楽しむ

2016年05月01日(日) ~ 2016年05月02日(月)

• GPS: 11:34
• 距離: 15.3km
• 登り: 1,653m
• 下り: 1,650m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:20
• 休憩: 0:57
• 合計: 4:17

9:30 有明荘
9:41 9:41 中房温泉
9:48 9:51 中房温泉登山口
10:18 10:20 第１ベンチ
10:41 10:44 第２ベンチ
11:05 11:27 第３ベンチ
11:56 11:58 富士見ベンチ
12:23 12:45 合戦小屋
13:05 13:08 合戦山(合戦沢ノ頭)
13:47 燕山荘

2日目

• 山行: 4:24
• 休憩: 2:48
• 合計: 7:12

6:47 燕山荘
6:56 6:57 いるか岩
7:14 7:14 めがね岩
7:27 8:31 燕岳
8:40 8:41 めがね岩
8:55 8:59 いるか岩
9:03 9:07 燕山荘
9:45 9:46 蛙岩
10:24 11:36 燕山荘
12:03 12:04 合戦山(合戦沢ノ頭)
12:15 12:15 合戦小屋
12:29 12:39 富士見ベンチ
12:52 12:53 第３ベンチ
13:08 13:08 第２ベンチ
13:23 13:30 第１ベンチ
13:47 13:49 中房温泉
13:59 有明荘

初めてヤマレコMAPで取得してみました。
ログを任意に分割できないのは少し残念。
スマホ機能でGPSが落ち、蛙岩までの往復が取得できず、手書きです。

天候

5/1 くもり（ガス）＋強風
5/2 青空♪

(GPV気象予報) 5/1AM8時頃確認内容
5/1 9時ころまでガス 10時頃より晴れ 夕方ころよりくもり
5/2 8時ころまで薄曇り 9時からピーカン

アクセス

利用交通機関：

電車

【往路】
04/30 東横イン松本駅前本町泊
05/01 松本0715ー[JR大糸線]→0746穂高
　　　 穂高0800ー[南安タクシー(乗合バス)]→0857(0900)有明荘
※JR大糸線は立席多数
　乗合バスは補助席数席利用

【帰路】
05/02 有明荘1558ー[南安タクシー(乗合バス)]→1655(1653)穂高
　　　 穂高1700−[JR大糸線]→1729(1732)松本
　　　 松本1751(1754)−[JRしなの]→1957(1958)千種
※乗合バスはゆとりある乗客数でした。
　有明荘を出てすぐ、離合時に脱輪した車両の復帰を10分以上待ちましたが、定刻到着でした。運転手さんに感謝。

※乗合バス乗車中、山間の道になると携帯(docomo,auとも)の電波は入りません。有明荘から上で再び入るようになりました。

コース状況／危険箇所等

□中房温泉〜第三ベンチ
　雪なし。往路は朝方の雨でドロドロ。帰路は融雪でドロドロ。
　第二ベンチより上は少しだけ雪があります。
　下りで豪快にスリップしました(^_^;)
□第三ベンチ〜合戦小屋
　第三ベンチからは雪も多くなりますがすべてではありません。
　富士見ベンチから上は少しの岩場を除いてほとんど雪道。
　往路は第三ベンチで、帰路は富士見ベンチまでアイゼン装着。
　そして富士見ベンチ下でスリップ(^_^;)
□合戦小屋〜燕山荘
　急登の尾根道。幸い風はほとんどなく、足をけりこめば登れました。
　往路は燕山荘の裏から表玄関までが暴風。たてないほどの風の強さでした。
□燕山荘〜燕岳
　歩きやすい雪道、一部地面が露出していました。
　トレランの人以外、アイゼン使用。
□燕山荘〜蛙岩
　歩きやすい雪道、一部岩場歩き。
　蛙岩の冬道(トンネルをくぐる)が最初わからず。
　岩場歩きなので、アイゼンでの歩行には注意です。
■トイレ：有明荘、中房温泉、燕山荘で利用可能
■携帯電話：小屋でauがかなり厳しい状態。時々わずかに入る程度。

その他周辺情報

前日(立山)までの荷物を預けるために登山前に有明荘に寄りました。
宿泊者でなくても無料で預けられます。
下山後に入浴、燕山荘の会員カードを持っているので半額の310円で入浴できました。
昼食も期待して行きましたが、14時ラストオーダーでありつけず。注意です(^_^;)

写真

5/1 7:06

前泊の松本から穂高に向かって。

5/1 7:48

穂高から登山バス。
途中から多く乗ってきました。

5/1 8:49

チケット番号、今シーズンの75番目かな。

5/1 9:29

有明荘に荷物を預け、準備をして出発。

5/1 9:47

登山口までもかなりの急登なんですね。
登山届も書いて、出発♪。

5/1 10:13

第一ベンチに向けて登っていく。
ぐちゃぐちゃの道。

5/1 10:18

第一ベンチ。
時間的にも空いています。

5/1 10:42

第二ベンチ。
ここで多くの人が休憩していました。

5/1 10:44

尾根らしき道を登っていく。

5/1 10:55

登山道に雪も出てきて。

5/1 11:10

第3ベンチ♪
ココが判断の分かれ目。
第二ベンチから思ったより時間もかかったので。

5/1 11:24

ここでシャキーンっと(*^^*)

5/1 11:55

富士見ベンチを通過。
ここまで6割ほどが雪道。
着けている方が歩きやすいよね

5/1 12:08

所々木々をよけながら。

5/1 12:24

ひぃひぃと合戦小屋。

5/1 12:29

お腹すいていたなぁ。
と、朝ごはん〜。

5/1 12:59

息を整えて燕山荘に向かう。
最初の急登、堪えますね(>_<)

5/1 13:04

一息ついて。

5/1 13:05

尾根をグングン登る。
小屋、見えてきて。

5/1 13:22

だいぶ、小屋に近づいた。
けどまだまだ登りは続く。

5/1 13:39

最後の小屋の裏に向けた登りを。

5/1 13:46

小屋の裏手に出て。
もう少し。

5/1 13:47

この先が大変でした。
ココまでが嘘のような暴風をこらえながら。

5/1 13:49

小屋の前に。
着いた☆

5/1 13:49

3年半ぶりの燕山荘。
入って手続きを。

5/1 14:50

落ち着いて外に出たけど、変わらず真っ白(^_^;)

5/1 14:54

それでも燕岳が見えてきました。

5/1 14:56

山男くんにも御挨拶。

5/1 14:56

間違えてデジイチの絵画モードで撮ってしまった(^_^;)
面白写真になったので・・・。

5/1 15:03

風も強い、まったりしたい。
ピークは明日と決めて。

5/1 15:10

早々に今日のご褒美を。

5/1 15:30

図書室からも燕岳は見えるんですね♪

5/1 17:31

夕食前、太陽も出てきたので、夕陽に期待しつつ。

5/1 17:39

さらに美味しくなりましたね♪

5/1 18:04

オーナーのホルンもありました☆

5/1 18:04

山についての大事なお話も。
貴重な時間ですね。

5/1 18:16

残念ながら夕陽は・・・。
それでも泊るものだけの特権。

5/1 18:42

ガスが濃くて・・・。

5/1 18:50

今日の記念に、川崎からのおねえさんに撮っていただきました。
ありがとうございます☆

5/1 18:53

陽が落ちて明かりのともる小屋。
なぜか暖かさを感じます。

5/1 18:53

明日、行くね♪

5/1 19:03

外の気温はマイナス0.1℃。
風のせいか、思ったより低くないんですね。
(翌朝もマイナス0.6℃でした)

5/1 19:51

就寝前、安曇野の街を。
上には少しの星空、キレイな眺めでした。

5/2 4:38

翌朝、テン場と燕岳。
風も穏やか。

5/2 4:51

日の出のころ。
見えた槍ヶ岳と裏銀座。
でも反対の日の出は見えず。

5/2 6:32

明るくなって山々も輝いてきた。

5/2 6:50

まずは燕岳に行くっ♪

5/2 6:51

気持ちよく歩ける。

5/2 6:53

振り返る山々も美しく。

5/2 6:55

槍穂の峰々。

5/2 7:01

お約束のイルカ岩だけど。
絵になりますね。

5/2 7:13

所々雪のない道も。

5/2 7:14

メガネ岩と槍ヶ岳。

5/2 7:20

最後の登りを。

5/2 7:26

絶景♪

5/2 7:27

記念の1枚をいただいて。
奥には立山、剱までも。

5/2 7:29

もちろん、三角点、タッチ♪

5/2 7:30

標識とともに。

5/2 8:00

イワヒバリが遊びに来てくれました。
歓迎してもらってる♪

5/2 8:04

北燕に登る人たちをズームで。
行きたいけど行かない場所。
そのバックもいいよね。

5/2 8:20

再び歩きたい常念山脈、穂高の山々と。

5/2 8:28

三角点を槍とともに。

5/2 8:31

1時間もいると誰もいなくなりました。
ゆったりと。

5/2 8:32

最後に、ピッケルとともに撮ってもらいました。

5/2 8:43

小屋に戻る途中も、槍に向かって歩くようで。

5/2 8:44

槍をズームしてみると。
山頂に数人確認できます。

5/2 8:45

振り返る燕岳。
素敵な場所でした。

5/2 8:52

さえずるイワヒバリ。
お見送り。

5/2 8:58

再びイルカ岩から。
何度見てもイイネ♪

5/2 9:02

燕山荘もすぐ目の前に。

5/2 9:15

でもそのまま稜線を大天井方面に歩いてみます。

5/2 9:35

軽快に蛙岩まで来たけれど。
道の判断がつかず難関でした。

5/2 9:30

右を巻いたところで手詰まり。
これが今回の最奥点になりました。

5/2 9:30

でも槍、笠、近かったっ(>_<)

5/2 9:42

なお正解は真ん中の岩の下をくぐると。
でもタイムオーバー、ここで引き返し。

5/2 9:48

途中には岩の間を歩くところも。

5/2 10:00

少し手前のピークから。
静かでいつまでもいたい眺めでした。

5/2 10:31

燕山荘に戻って。
ケーキをいただいて♪

5/2 10:43

そしておかわりもいただいた♪
オーナーさんともしばらくお話をさせてもらいました。

5/2 11:13

そろそろ下山しないと。
さらに魅力が増した小屋をあとに。

5/2 11:30

燕岳にお別れを

5/2 11:33

また見たい眺め。

5/2 11:35

今日は歩きやすい冬道を通り。

5/2 11:40

振り返るつつ下る。

5/2 11:41

安曇野を背景に登ってくる様、格好いいですね。

5/2 11:42

遠くなった燕山荘をズームで。
後ろには飛行機雲。

5/2 11:43

燕岳もズームしてみると、山頂にはまだ人が。
羨ましいよね〜。

5/2 11:52

昨日は見えなかった槍、縦走路の眺め。

5/2 12:05

この標識のところからも見えたんですね。

5/2 12:10

昨日きつかった急登路からも

5/2 12:11

見えなくなる前に槍。

5/2 12:13

合戦小屋まで下って来て。

5/2 12:29

スイスイと下って富士見ベンチ。
今日はココでアイゼンを外したけど。
すぐに転びました(T_T)

5/2 13:30

堪えて第三ベンチ。今日は静か。

5/2 13:45

そのまま下って。
目についたスミレ。
これ以外花を見ることなかったね。

5/2 13:49

2時間と少しで中房温泉に。

5/2 13:59

そのまま有明荘まで歩いて。
昼食には時間が遅すぎた(-_-;)
でも汗を流してゆっくりと。

5/2 15:52

ひゃー。22度もあるの？

5/2 15:58

登山バスで下りますが。

5/2 16:05

先行車両が離合で共に側溝に脱輪していました。
中房温泉までは狭い道です、気をつけて走りましょ。

5/2 16:59

10分ほどで脱出した運転手さんに感謝。
遅れを回復したバスの運転手さんにも感謝。
おかげで5分の乗り継ぎも無事にJRに。
でもね、再びロングシートで景色楽しめず。

5/2 17:35

アルピコの時刻表がほしくて松本駅で途中下車。
松本駅は27℃(＠_＠;)
でも爽やかですね、松本、いいなぁ。

5/2 17:53

乗り継ぎも無事に「しなの」で名古屋まで。

5/2 17:59

朝食なし。
燕山荘のケーキ以来の食事でした。
なぜ、松本名物でなく「ますのすし」にしたのだろう？

5/2 18:32

そしてゲットしたアルピコの時刻表。
今年も活躍しますように♪

撮影機器：

D5500 ニコン

AQUOS PHONE SERIE SHL22 au シャープ

PowerShot SX610 HS CANON

感想

たくたく

やっぱり槍穂など北アルプスの大展望が見たい。
去年のGWは燕岳予定を直前に変更して蝶ヶ岳していました。
が、今年は計画通りの燕岳にしました。
公共交通機関を利用できること、そして同僚の初山小屋に燕山荘を薦めていることもあり、様子をうかがうことも目的として。

今回のエリアには2012年夏、上高地から中房温泉に縦走した際に通っていました。自身初めての縦走、その最終の地として。

なので、中房温泉からの登りは初めて。
しかも途中からはアイゼンを付けながら、さすが北アの3大急登。
厳しい道のりでしたねぇ(^_^;)

登った後も思ったほど天気は回復せず、想像以上の暴風にもやきもきとさせられました。
かなり期待していた夕陽、朝日は見えなかったですが、2日目の眺望はさすがの一言。
あまりの穏やかさに、早め下山の予定を変更し、最終バスにあわせてじっくりと楽しんでしまいました。

また3年半ぶりの燕山荘、以前より魅力が増していますね。
小屋の方々の努力に感謝しないと。
オーナーさん曰く、これから梅雨明けまで静かな山を楽しめるそう。
また機会を見つけるのもいいかな。

昨年1月に伊吹山に行くまで、冬山は絶対に行くことはないと思っていました。
が、いざ登り初めてみると、静けさ、美しさなど、夏山にない魅力に引き込まれてしまってますね。
いつまで楽しめるかな〜、岩の上をアイゼンで歩くのは大嫌いということもわかったし、無茶はせずゆっくりと歩いてみよう。

立山・室堂からの転戦でした。前日のレコはこちら。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-859750.html

コメント

edus4100

燕 o(^o^)o
北ア キター
いいですねえ
今年は雪が少ないんでしょうか？
小屋に行くとは、やりますねえ
北ア…いこうかなあ

たくたく

Re: 燕 o(^o^)o
edus さん、こんばんは。
いいですよ〜、北アルプス♪
雪は、去年、蝶ヶ岳に行った時よりも多く感じました。
まぁ、前後がかなり荒れていましたからね〜。
シーズン初の小屋泊でしたが、ゆったりとできたし。
この時期はいいものですね

murao3

燕山荘
こんにちは〜

燕岳にはよく行くので、燕山荘の方とも顔見知りになっているのですが、
未だに泊まったことがなくて…
いつも今日は泊まっていかないんですか…って聞かれながらも、
日帰りなので、今度は泊まりで来ますと言いつつ何度も何度も…
今年は餓鬼岳から縦走とか考えてるので、そうなれば泊まると思いますが、
お食事の写真とかホルン演奏の憩いの写真とか、
ますます泊まる意欲が向上しました
立山からの移動、お疲れさまでした〜

たくたく

Re: 燕山荘
murao3 さん、おはようございます。
今回は小屋に泊ることも目的の１つだったので、アクセスできる燕山荘にしました。
murao3 さんは、直前にも燕山荘行かれていましたけど、小屋の方とも顔見知りだったんですね♪
近くだからこその日帰りでしょうけど、その環境も羨ましいです。
今年は是非是非泊まってみてくださいね

shin0609

連日、うらやましい^_^
今度は、燕岳ですか！僕も昨年縦走で寄ったんですが、その時会話した方が、雪の時期の燕岳界隈は最高！とおっしゃっていたのを思い出しました。
また、すごい立派な山小屋だった記憶があります。ホルンの演奏もあるんですね(^o^)
う〜ん。行きたくなってきた。まずは12本爪アイゼンとか買わなきゃ(^_^;)

たくたく

Re: 連日、うらやましい^_^
shin0609 さん、おはようございます。
北アで、公共交通機関でアクセスできる場所、立山からの移動も考えて燕岳にしました。
この時期は夏とは違い、人も少なく、静かな世界を満喫できますね。改めて「雪山のよさ」をしみじみと感じてましたよ。
雪山道具、買うにも思い切りは必要ですが、それだけの満足は得られます♪
ぜひチャレンジを、もし心配ならお付き合いしますよ〜

mamikobu-bu

お世話になりました
taktak6125さん、こんばんは
同日に燕山荘に泊まった、川崎の者です。
こちらこそ記念写真を撮っていただき、ありがとうございました
2日の稜線からの景色は、本当に素晴らしかったですね
一度でも雪山に行けたらと思っていましたが、
登るともっともっと雪山に行きたいと欲が出てきました。
登山初心者なので、来シーズンまでに少しでもレベルアップしたいです。

たくたく

Re: お世話になりました
mamikobu-bu さん、おはようございます
見つけていただいてありがとうございます♪
前日の大変さが吹っ飛ぶ美しい眺め、ほんとに素敵でしたね。
下山の時間が気になっていましたが、温泉ともども大丈夫でしたか。
雪山の楽しさ、知ってしまったら、また登りたくなりますよね〜 。
少しずつでも山を歩いて、もっと楽しく登れますように
またお会いしましょうネ