残雪強風の至仏山
- GPS
- 06:45
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 660m
- 下り
- 654m
コースタイム
天候 | 晴れ&強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
積雪や凍結はなく、ノーマルタイヤで問題ありませんでした。 また、皆様のレコだと6時頃にはほぼ満車とのことで少し早めに5時半頃に着きましたが、まだ若干空きがありました。天気がそれほどいいわけではない予報だったからかもしれません。 なお、鳩待峠まで車で入れるのは、今年は4/22〜5/20と非常に短い期間です。詳細は以下を参照ください。 https://www.pref.gunma.jp/06/h2810053.html https://www.oze-fnd.or.jp/ozb/b-as/tt/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
至仏山は、残雪期の植生保護のため、5/7から6/30は登山道が閉鎖されます。詳細は以下を参照ください。 https://www.oze-fnd.or.jp/archives/62812/ 以下、5/3登山当日の状況です。 ■鳩待峠からオヤマ沢田代 最初の数百メートルは、雪と夏道が入り混じっています(特に帰りは、小川になった夏道の上を歩くことになります)。慣れていればツボ足でも問題ありません。我々は、歩き始めて1kmくらいでアイゼンやチェーンスパイクを装着しました。 ■オヤマ沢田代〜至仏山 小至仏山の稜線上は雪が解けて夏道が出ています。我々も含めほとんどの人は、小至仏山の東側斜面をトラバースしていきました。しっかりとしたトレースがついているので、それほど滑落の危険はありません。ただ、特に行きがかなりの強風で、慣れていないと怖かったと思います。 至仏山の100m手前のピークからは、一旦雪がなくなります。岩場を超えていくことになりますので、慣れていない人はアイゼンを外していくほうがいいですね。山頂周辺はまた雪が残っていますが、ツボ足でも問題ないレベルです。 ■至仏山〜山ノ鼻 夏は登山専用です。また現在は通行禁止ですので、鳩待峠とのピストンになります。詳細は以下を参照ください。 https://www.oze-fnd.or.jp/archives/62812/ |
その他周辺情報 | お気に入りの日光湯元に行きました。いつも行っている休暇村は午後3時までとのことで、おおるり山荘に行きました。 http://onsen.nifty.com/nikkou-onsen/onsen007854/ ぬるめのお湯で長く浸かれてよかったです。いつもの休暇村より硫黄臭が薄い気がしました。屋内は硫黄臭が強かったので露天は薄くなっているのか、それとも時期的にいまは薄まっているのか、気のせいなのか。 |
写真
装備
個人装備 |
昼食
非常食
飲み物
手袋
帽子
レインコート
日焼け止め
サングラスorゴーグル
ストック
ヘッドライト
スパッツ
アイゼンorチェーンスパイク
ヒップそり
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共同装備 |
コンロ
ガス
鍋
ツェルト
救急キット
細引き
テープシュリンゲ
|
感想
今回は、うちの子供と近所の母子を連れて、4人での登山です。もともとは5/3, 4と1泊2日の予定だったのですが、天気が悪そうなので計画変更。翌日の仕事に備えて5/5は早めに帰りたい=5/5の日帰りは厳しそうとのことで、5/3の日帰りに。天気を見ると東の方がよさそうなので至仏山へ行くことに。
最初は樹林帯の中を気持ちよく歩いていきます。しばらくすると傾斜がきつくなってきたので、アイゼンを装着します。子供2人は12本爪アイゼン、大人2人はチェーンスパイクです。段々と高度を上げると、燧ケ岳や日光白根山が見えてきます。楽しく登っていくのですが、森林限界を超えてくると強風にあおられてきます。そして、難所の小至仏山のトラバースへ。雪道の歩き方を再確認して、ゆっくり進みます。何とかクリアし、休憩をはさんで至仏山へ。強風の中、山頂に着いたのに山頂標識がない!100mほど先を見ると山頂標識が。山頂までの100mほどは雪のない岩場なので、慣れない子供はアイゼンを外してから山頂へ。風が強いので子供は岩場の陰で休憩。少し休んでからすぐに下山します。
下山のころには風が少し弱まり、スタスタ歩いて樹林帯に逃げ込みます。そこからはヒップそりを楽しみつつ、無事に鳩待峠へ。
鳩待峠についてから昼食をとり、結局山ノ鼻との往復は見送り、日光湯元の温泉に入って帰宅しました。
今回は安全登山を、と思いつつ、反省点が多々ある登山となりました。
・想定よりも早く強風にあおられました。4人にとってそれほどの危険はないと判断し、またみんなに確認して山頂に行くとのことで引き返しませんでしたが、後で子供の友達に聞くと、死ぬかと思った、これなら滑落したほうが楽なんじゃないかと思った、とのこと。危険な橋を渡っていたのかもしれません。
・うちの子供が今回初めての靴を履いていき、またアイゼンもいつもと違うものを装着したためか、靴擦れがひどかったようです。うちの子供の準備がいつも遅いので、靴擦れ防止のクリームを塗らずに出発しました。近所の母子を待たせてでも、クリームを塗ってから出発すべきでしたね。
・子供の靴擦れのために、私が4, 5回、子供の靴ひもやアイゼンの調整をしたり、足にばんそうこうを貼ったりして、立ち止まりました。その際、近所の母子に先に行ってもらいました。最大の難所の小至仏山のトラバースは一緒に歩きましたが、森林限界を超えた稜線上を先に行かせたのは問題だったかもしれません。
一方で、念のためと思って持っていったピッケルが役に立つ、救急キットを利用するなど、事前の準備のおかげで助かった点もありました。使わなかったけれど、細引きとテープシュリンゲやツェルトも持参していました。
今回の山旅では、自分はまだまだ人の命を預かれるようなレベルではないなぁと再確認。下山して、これまでで一番、感謝の念が湧いてきました。誰に感謝するわけでもないけど、山の神様に感謝、かな。ありがとうございました。
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