常念岳(新雪のラッセルは交代で…)
- GPS
- 09:23
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,532m
- 下り
- 1,525m
コースタイム
10:30 ベンチ
11:08-21 常念乗越(常念小屋)
12:35-13:11 常念岳山頂
13:45-52 常念乗越(常念小屋)
16:08 一の沢登山口(駐車)
天候 | 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは、一の沢登山口にあります。 一の沢登山口から3k程はゆるやかな登りです。 渡渉は4カ所程ありますが、特に最初の渡渉は沢の流量が多くそのうえ石の表面が水しぶきで厚く凍っており、渡渉箇所を見つけるのに難儀しました。(下山時はほとんど融けており問題ありませんでした。) 新雪のラッセル(松本のKさんと交代で)が続き、常念乗越まで時間が掛かりました。 なお、一の沢登山口から常念岳へ登るルートはなだれの危険性が増すので11月中旬までとの記載が、常念小屋(冬期小屋)にありました。 そろそろ、今季は雪崩の危険もあり、このルートはおしまいです。 一晩で数10センチの積雪もあり、本格的な冬山装備と力量技量がないと入山は非常に危険です。来春までの間はお勧め出来ません。 |
写真
感想
北アルプスは冬山モードです。
が、先週に続き今週も本州には高気圧の配置、天気を期待し出かけました。
一の沢登山口に着くと、車は2台で両者とも登山の準備をして出発していきます。
20分ほどでソロの男性を追い越す。テントか避難小屋で1泊の予定で常念を目指すとのこと。
また、1時間ほどでソロの女性(松本市のKさん)を追い越す。日帰りで常念まで、山頂まで行けなくてもとのこと。
基本的に夏道を辿りますが、新雪のためトレースはありません。
しばらく10〜20センチ程度新雪の中、沢沿いの道をその後、種池山荘までは休憩なしで夏道ルートを辿ります。
1回目の渡渉地点に到着しますが、沢の流量が多くかつ沢にある石に沢の水が厚く凍ってつるつる状態で、なかなか渡渉の判断が出来ませんでしたが、なんとか渡渉出来ました。
この後3回ほど渡渉がありますが、この渡渉が一番難儀しました。
積雪は30センチ以上になり、傾斜もきつくなりペースが落ちたところにKさんが。
笹原と思われるところから、Kさんと交代でラッセルをすることに。
最終水場の標識を超えてからは、深いところで70〜80センチ程度の積雪があり傾斜も急なところもあり、交代でラッセルしてもなかなかペースは上がりません。ベンチの標識から常念乗越までの間は特にきつかった。
でも、新雪のラッセルは気分いいですね。
なんとか常念乗越に到着です。
風のため雪がほとんどありません。槍が目の前に。
常念小屋の冬期小屋の様子を見て、常念岳を目指します。
Kさんは途中でアイゼンを付けましたが、自分はつぼ足のままで。
乗越から山頂までところどころ雪の吹き溜まりに足をとられますが、なんとか常念岳山頂に到着です。
山頂には誰もいません。
前常念や蝶からのトレースも一切ありませんでした。
Kさんと、大展望を二人占めです。高曇りですが見通しは十分です。
常念山頂から乗越へ下山の際に、ソロの男性3人と出会いました。
2人はテントまたは冬期小屋どまり。1人は日帰りとのことでした。
また、乗越から一の沢へ下山の際、男性の3人のパーティと男女3人のパーティに出会いました。いずれも非常に大きなザックだったのでテント泊でしょうか。
雪の斜面の下山は楽しいです。
Kさんと着かず離れずのペースで一の沢登山口に到着し、2人で充実の山行を振り返りました。
日帰りでは勿体ないかもしれません。テント泊がいいですね。
今回親しく話をさせていただいた方
・Kさん
本文のとおりですが、お互い1人でラッセルなら一層きつかったねとの思いは一緒でした。
お蔭で終始たのしい山行になりました。感謝。
番外:
本当は白馬岳に登るべく、長野から登山口の猿倉に向かいましたが、猿倉手間5.5kmのところで雪のためゲートが閉鎖されていました。
さて、どこに行こうか。って訳で常念岳一の沢ルートでした。
雪山ですね!
すっかり槍穂高も雪化粧してますね。
お疲れさまでした!
Ulmatsuさん、早速のコメントありがとうございます。
槍穂の雪化粧は本当にいいですね
また、他の山の展望も素晴らしかったです。
しかし、もう北アルプス方面の登山は難しい季節ですね
kusmmkさん、こんばんは。
先週に引き続き雪山満喫ですね。
新雪、ふかふかで気持ち良さそう。
雪景色の槍はさすがの景観ですばらしいです
で、新雪の下りほど楽しいものはないですね
私、まだスタッドレスにしていなかったので
(今日しました)北アの登山口は不安だった
のですが、13日はノーマルでもOKな感じだったの
ですね。
youtaroさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
2周連続で、北アルプスの新雪を楽しめてラッキーでした。
おっしゃる通り、新雪の下りはの登りのラッセルの苦労(と云うより、結構楽しみました)の分、気持ちよく下れました
ちなみに一ノ沢登山口までは、雪や凍結は一切ありませんでしたので、ノーマルタイヤでOKでした
kusmmkさんコンバンワです。
白馬の山行記録はちょっと楽しみにしていましたが、通行止めでは仕方ないですね。
でも北アルプスは雪山とかしていますね。そしてそれでも登る方何人かいるなんて凄いですね。
また楽しく印象に残る山行記録で、こちらも嬉しいばかりです。
ところでやはりこの季節歩くにはアイゼンが良いのかスノーシュー・和カンジキのどちらが良いのでしょうか?
あれれ、2重投稿となってしましました。
削除できませんね、申し訳ございません。
kusmmkさん、ラッセルお疲れさまでした。
お一人ではなく、お二人での交代ラッセルとなってよかったですね、そのご褒美の大展望。近くの槍などの展望も素晴らしいですが、少し遠い山々が水墨画のようで幻想的ですね
こんばんわ。少々きついタイトルであり、貴兄には耳の痛い
内容かもしれませんが、岳友の一人として、敢えて書きます。
山ガ同行のルンルン気分未だ醒めやらぬといったところでし
ょう(頭が混乱しているのか、レポの文中、「常念小屋」と
「種池山荘」を混同している。)けれど、これは無謀登山だと
思います。
常念小屋に掲示の注意書きにもあるとおり、この時期にこの
コースを行くのは冬山の鉄則(常識)から外れています。
ご自身も文中冒頭で少々触れてはいますが、小屋の掲示を見る
まで、頭に無かったのでしょうか。現実的には常念乗越からは
同じ道を還るしかないのでしょうけれど、無事下山できたのは、
たまたま悪条件が重ならず、幸運だっただけのことだと思います。
当初は猿倉から白馬岳の計画とのこと。夏道と同じコースを
行くつもりだったんでしょうか?論外です。
それにしても、この掲示はなぜ小屋の中なんでしょうね。
一の沢登山口に掲示してなきゃ、意味無いジャン。
それなりの冬山を目指すならば、それなりの勉強と情報収集
をしてからにするのが賢明です。貴兄の肩には、ザック以外に
も色々背負われているんだから.....
この「るんるんレポ」を読んだユーザーの皆さん。よもや、
今週末の飛び石連休に「天気がよかったら、自分も行ってみよ
うかな」などと考えないヨーニ。危険な発想ですゾ。
kintakunteさん、おはようございます。
今回は取りあえずつぼ足でOKでしたが、ラッセルではワカンかスノーシューがあれば楽だったかも知れません。
この日は、7パーティ11人が一ノ沢から常念に入っていました。
でも、もう完全にオフシーズンモードですね。
shira-gaさん、おはようございます。
今回は、Kさんと交代でラッセルができたので、なんとか山頂に行けました。
常念山頂からの大展望は目に焼きついています
NoraKura40さん、おはよございます。
白馬岳の計画は、全くそのとおりですね。
先週の好天の爺ヶ岳を踏まえて、行けるとこまで行ってみようかと思ってましたが、林道通行止めでした。
この時期の北アルプスは、自分で登れるか試してみたかったのも事実ですが、一ノ沢ルートも全く無理するつもりはありませんでした。
雪崩の危険性も承知していますが、今回は危険は見当たりませんでした。
でも、常念の冬期小屋の注意書きのとおり11月中旬以降は積雪が多くなるので雪崩の危険性は大いにあるルートですね。
それにしても、一ノ沢登山口には、登山ルートに関する注意は一切なく、冬期小屋の中にあるんじゃ意味ないですよね。
今回のレポを見て、この時期でも気軽に行ける山と思われるのは自分としては本意ではありませんので、レポの修正をしますね。
NoraKura40さん、貴重な進言を頂き本当にありがとうございました。
これかもよろしくです
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