三ノ瀬から将監小屋テン泊 西御殿岩〜唐松尾山と【二百名山】和名倉山(白石山)


- GPS
- 12:02
- 距離
- 38.0km
- 登り
- 2,768m
- 下り
- 2,767m
コースタイム
- 山行
- 3:58
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 5:33
- 山行
- 7:26
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:11
天候 | 前線通過で晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特段の危険箇所はありませんが、トラバース道には幅の狭い、傾斜したところがあります。崩落ヶ所の通過にも注意。 |
写真
感想
今年のGW休みは4,5の2日間。
遠征する程の休みではないし、とは言っても良い季節なので家で過ごすには勿体ないので、ヤマレコの計画を見ていたらanbyさんが将監峠でテン泊の予定だった。
奥秩父はもう30年以上も行っていないが、わりと好きな山域だし、車利用で1泊なら手頃な感じがしたので、ビールを担いで合流することにした。
気になっていた天気は、朝のうちに前線が抜けると回復するらしい(風が残るので”てんくら”はCだったが・・・)。ということで前夜車中泊を延期して朝発,9時登山開始予定のプランとした。
4時起床で5時前に出発したときは、雨はまだパラパラ状態。しかし間もなく前線に近づき、強い雨と風で走りにくい。一般道で60km/h程度なのにハンドルが取られるくらいの状態だった。それでも酷かったのは立川を抜ける辺りまでで、吉野梅郷でコンビニ休憩をすることには殆ど止んでいた。期待以上に早い回復になりそうなので先を急ぐ。8時前には三ノ瀬に到着、みはらしのおばあちゃんに料金を払い、道を挟んだ上側の庭先に駐車した。
テン泊は昨年の7月以来、約10ヶ月振り。水はテン場に豊富なので2時間の行動分だけだが、ビール3.35Lやレトルトおでんなどで18kg程度(推定)にしてみた。林道だけの登りだったけど、体力が低下しているのでやはりきつかった。もっと普段のトレーニングが必要だ。
昨晩が荒れたせいか、早立ちが多かったか、10時でテン場は空いていた。水はけもまあまあで、乾くまで待たなくても大丈夫そうだったので、下段の草がある平らな場所を選び、設営をしてから散歩に出る。
和名倉山は翌日に回すことにして、展望のある西御殿岩へ登り、時間を見て唐松尾山前後まで行こうと思っていた。
ザックがサブになり、身軽になって気持ちの良い尾根道を西へ向かう。ザレ場の高巻きを通過し、分岐を西御殿岩に向かって折り返しのトラバースに入る。既レコにも多数あったように、樹林帯が多い奥秩父の縦走路ではこの岩峰の展望は特筆すべきものだと思う。風は適度で気持ち良く、大展望を独り占めとなった。
分岐まで下るのも何だったので、稜線伝いに唐松尾山を目指す。破線だがテープもあり概ね判りやすい。微妙なところは稜線を外さないように意識すれば大丈夫だろう。ただ、痩せ尾根でシャクナゲの藪もあるので、嫌な人は分岐に戻った方がよい。
唐松尾山は樹林で木々の間から多少の山が見えるだけ、電波の入りも悪いので長居はせず折り返す。anbyさんには出会わなかったが水源の巻き道を行っているのだろう。
14時頃には到着すると思うので、こちらもそろそろ時間だ。
思って居たよりも早くテン場に帰ってきたが、もう到着してテント設営中だった。大弛から前後して来たという父娘(4年生)連れと一緒に宴会。5泊目だというのに相変わらずanbyさんのザックからは色々出てくる・・・こちらももう少し持ってこれれば良かったのだけれど・・・・
「ポリ袋レシピ」での炊飯をやったことがなかったので試しにやってみた。水の量をいい加減にしてしまったためか、時間が少し足りなかったか、或いは無洗米で無かったせいか、少しボソボソ気味になったが、真面目にちゃんとやればかなり使えそうなことが判った。袋以外の汚れ物が出ないし(ゴミ袋に転用)、水・燃料・時間に多少の差が出るとしてもアルファ米より良さそうだ。1〜2泊ならレトルトなどと合わせて使える。
陽が陰るまでは半袖で十分なくらいだったが、あっという間に長袖からダウンが欲しいくらいまで気温が下がり、暗くなる前にはお開きとなった。
夜中にパラパラと音が・・・後で見晴らしのおばあちゃんの話だと雨が降ったらしい・・・心配したものの、3時過ぎに様子を見ると満天の星空だったし、起きたときもテントは濡れていなかった。ここではパラパラだけだったようだ。
回りが起き出したようなので、予定より早く(目覚ましは掛けていなかった)3:40に起床。朝食を取りサブの準備。久しぶりのアルファ米にしたが、お湯で20分待ちは長いなぁ。やっぱりラーメンやスープマカロニの方が早く行動できる。
それでも撤営が無いので4:40に出発(ヘッデン不要)、将監峠から山ノ神土を経て和名倉山方面に向かう。風は多少あるが樹林帯では殆ど感じる事もない。
西仙波への登りでルートミス。地図読み不足で状況を見て判断しようとしたのが誤りで、左へ巻くはずがないことを頭に入れておくべきだった。まあ、間違えたのかも知れないとは初めから思っていたのだけれど、地図を確認するのが後になるのは本来やっちゃ行けないと反省。10分くらいロスしたのかな?
吹上ノ頭前後は眺望もあり楽しく歩ける。一方、和名倉山に近づくと落葉松などの樹林帯となって見晴らしはない。新緑の若芽はきれいだが、淡々と歩いて山頂に到着した。いかにも奥秩父の山頂といった感じの樹林だった。
あとは往路を戻るだけ。途中、鹿が落石を起こしてガラガラ音をさせていたが、カメラを出す程の距離ではなく、すぐに行ってしまった。
テントの撤収を終え、林道を下山する。下ってみると前日に結構登ってきたんだと認識させられる。みはらしで蕎麦を食べようかと思って居たのだが、売り切れでソーメンになるというのでパスした。
温泉はのめこい湯が混んでいそうだったので、小菅の湯に行ってみた。こちらも道の駅の駐車場が一杯だったが、運良く駐められた。それなりに混雑していたものの、洗い場にも空きはあり、30分程でさっさと上がって帰路に付いた。一般道のみで18:30帰着。
firebolt さん、こんばんは。
面白そうなルートですね、ルーファイ力量が試されそう(笑)
最近は晴れたら強風、後は曇りか雨なんて変な天候です。
変に煽るのも嫌なので、○○山なんかに行ってもアップしない事にしました…
ダン之助でした。
dan_no_sukeさん、コメント有難うございます。
今回の範囲で言えば、ルーファイ力はそれほど必要ないと思います。ただ、獣道や旧道っぽいものが色々有り、指導標と踏み跡を頼りに地図読みで油断してはいけないってことで。
私も将監峠でテント張ったら何処に行けるのかと思ってレコを当たったら、和名倉山ってこんなところにあったんだと気付いた次第です(笑
GWにしては静かな山で、小屋周辺以外では各日10人程度しか遭いませんでしたが、二百名山の最易ルートになるのでそれなりに登られていますね。
山梨側でなく秩父側のルートを絡めるともう少し面白いかも知れません。
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