雪のしおりを…立山連峰浄土山 〜等身大の心で〜
- GPS
- 04:42
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 553m
- 下り
- 558m
コースタイム
天候 | 終日快晴 夕刻から日本海側2000m付近に雲海 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コースの大半が残雪。 非常に緩んでおり歩きにくい。アイゼンが効くのはごく一部。 |
写真
感想
前夜、天気図を眺めていた。
明日は確実に晴れだ。まちがいない。
こりゃ行くしない!ってことで久々に立山連峰を目指す。
今回も扇沢まで自走しアルペンルートで室堂まで出て、そこから浄土山を目指す。
室堂からしばらくは残雪路でかなり弛んでいて歩きにくい。
でもその反面どこでも歩けてしまうので最短ルートで向かう。
途中から夏道になっていて高山植物帯なので必ず正規のルートを登らなくてはならい。
しかし雪に埋もれたルートを探すのは難しく、だいぶロスった。
山頂からは立山、剱ファミリーはもちろんのこと、北アルプスの山々、白山、そして日本海に富山湾、能登半島まで見えてた。
山頂でも暖かく、風が気持ちい。
山頂でのんびりした後は室堂まで降りみくりが池温泉で癒される。
この温泉は日本最高標高にある温泉らしい。
裏の地獄谷で煮立ったPH2.3という草津みたいな濃いお湯で源泉かけ流し。
しかも結構な湯量。
さっぱりして立山三山を眺めながらエネルギーを補充して岐路についた。
ここ数か月間、まともに山に登る気力がわかなかった。
でも今日は久々に自分で計画して出向いた。
最近背伸びばかりしていたように思う。
さり気ない日々の中で必要以上のことを想い、悩んでいたのかも知れない。
遠ざかる想いに気が付いていながらも、自分でなんでもできると思っていたんだ。
今日の山行で気持ちが少し変わった。
一歩踏み込むたびに、
尾根を越えるたびに、
その上の空に近づくたびに、
ゆっくりだけど気持ちが前に進んでいった気がする。
ほんの少しだけど、踵を上げずに確かな一歩を踏み出せたと思う。
からっぽの心に降り積もった雪を、錆びた鉄粉を混ぜたお湯をかけて溶かしていく感じ。
半年前にいた少し背伸びした自分の心に裁きを入れた!
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