記録ID: 870899
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ハイキング
東北
会津朝日岳
2016年05月13日(金) [日帰り]
ad70s
その他1人
- GPS
- 07:57
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,444m
- 下り
- 1,433m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
イワナの里に多数駐車可能。そこから数百メートルで登山口駐車場。ダートだが問題なく入れる。10台程度駐車可能。 イワナの里に簡易トイレ男女別各1基あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・渡渉点が6か所ほど。広い沢にはすでに木橋が設置されていて問題ない。(渡渉グッズを持って行ったが使用せず) ・避難小屋のすぐ上が迷いやすい雪の急斜面。しばらくコースを探した。バイウチの高手から完全な雪道となる。赤布は少ない ・最後の急斜面は週ごとに状況変化する。上部はかなりの急だが、適切なギアと雪山歩きの経験があればいけると思う。稜線到達部に赤布が見えるが雪渓途中にはない。 ・山は小雪で、山開きの6月12日にはほぼ消えているのでは。 ・本日の登山者は我々以外3名。 |
写真
感想
只見川源流域を囲み、会越の名山が巨大なスラブをまとい幾つも聳え立っている。この風景を見るために、残雪期に南会津を訪れたくなる。今年は名峰会津朝日岳を歩いた。会津朝日は、今は無き南会津朝・駒縦走路の出発点。マイナー12名山の丸山岳の全貌を間近に眺めるのも楽しみの一つ。
前半は厳しい登りだが、春の花とブナの新緑が美しい。沢沿いにはスミレ、ニリンソウ、サンカヨウが大きな群落を作っている。尾根に上がるとタムシバとイワウチワ。シャクナゲも咲きだした。人見の松からは大展望の稜線歩きとなる。
避難小屋から上が雪道。バイウチの高手まで登ると目の前に巨大な衝立が聳え立っている。会津朝日の核心部である。この雪壁を歩きたくて来たのだが、はたして我々に登れるのだろうか。トレースもないので、コース取りをちょっと考える。
アイゼンを装着しているうちにお一人先行された方がいた。草付き部分に沿って、左から右へトラバース気味に進まれた。上部の急傾斜部分でそのトレースをお借りした。ピッケルで足場を切りながら、安全第一の安定した歩き。山慣れた方とお見受けした。
稜線にたどり着き、右手の岩峰に攀じ登る。絶壁上の360度の大展望。さらに50mほど進むと念願の会津朝日岳山頂である。時間を忘れて会越の名峰難峰を眺める。今日登れてよかった。
先行された方は奥日光尾瀬のネイチャーガイドをされているSさんで、トレースのお礼を申し上げた。個人山行とのこと。周辺の山と自然に大変詳しくいろいろと教えていただいた。
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コメント
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お久しぶりです❗
もう、会津朝日岳に行かれたのですね。
レコを拝見して、昨年、山開きの前日に行ったことを思い出しました。(^-^)
最後の急登を軽々と登られるとは、さすがです。昨年は、スコップで足場を作りながら登っている方もいましたし、滑落した方もいたそうです。
先日、浅草岳を断念してしまったので、改めてヒメサユリを見に行ってみようかと考えています。
ところで、兜山のアドバイスをいただいたmokkedanoさんが、一緒に山に登られるお友だちだったとはびっくりしました。(^-^)
FUKUSHIMA様、コメントありがとうございます。
ヤマレコ登録の際、「会越」というエリア名が欲しいですね。豪快で美しい山が南会津にたくさんあります。他県人ですが、実はこのあたりが一番好きな山域かもしれません。うちからは実に遠いのですが。ヤマレコでは駒・朝を縦走されたレコが何件かあります。大幽朝日から丸山に至る戦慄の稜線を眺めるのが今回の楽しみの一つでした。いつかは丸山まで(窓明からですが)と思いながら、もうその願いも叶わない年になってしまいました。
浅草岳行かれますか。私も大好きな山の一つです。只見尾根しか歩いたことがないので、入叶津や六十里越えのコースを歩きたく思っていました。また前後して歩くことになるかもしれませんね
mokkedanoさんとはずいぶんご一緒しています。というかもはや介護していただいている感じですね 頼りになる若者?です。
FUKUSHIMA様の膝の調子、いま一つのようですね。早期の回復を心よりお祈り申し上げます。
会越の名峰難峰、すばらしい眺めですね!
丸山岳は憧れの山ですが、私もかなわないまま終わってしまいそう
35番の写真を眺めて楽しませていただきます
私の場合はともかく・・cheezeさんご夫婦なら長い縦走の山旅、色々楽しめるのでは
会越のヤマレコ、これからも楽しみにさせていただきます
kamadamさんも昔歩かれたでしょうか、誠に険しく美しい山でした。先行されたSさんのおかげで無事に登頂できましたよ
丸山岳方面は本当にロマンを感じさせる稜線ですね。kamadamさんのように道のない尾根を縦横無尽に歩けたら、可能性もでてくるのでしょうが。
会越の山々これからも歩きたいと思っています。でも、なかなか遠いですねえ
cheezeさん、こんばんは。
やはり、会津に行かれましたね。この時期の会津朝日とはすごいです。会越の山々の眺望も素晴らしいですね。
朝日ー丸山に行ったのは44年前です。苦しかった憶えしかありませんが、会津朝日は会越の山では私にとっては特別の山です。
会津朝日は再訪しようとは思うものの、なかなかハードルが高いです。
kyenさんの思い出の山でしたね
昨年GWに歩いた三岩岳の山頂から眺めた朝・駒の長大な稜線が、頭に焼きついていました。ちょうどそこでkyenさんの会津駒のレコを拝見して、やっぱり行く!と前日に決定いたしました。いい山でした。ややハードでワイルドで、登り甲斐がありますね。山頂直下の雪がある程度融ければ特に危険個所もありません。どうぞヒメサユリの頃にでも再訪なさってください。私達も秋にまた来たいねと話しながら歩いておりましたよ。
こんにちわ
文字通り“奥”会津への遠征お疲れ様でした。「叶ノ高手」以降クリアな残雪晩期の絶景が続き、素晴らしい山行でしたね。
この山は稀少種ヒメサユリ自生の山として十数年前小生も当域最初に登った山で、花の美しさと山頂直下の雪渓をノーアイゼンで(6月、雪は無いと思い込み持参者しなかった😥)挑み、恐怖を味わった思い出の山です。そして大抵の方は、和賀岳からの羽後朝日岳の様に、西方のピーク丸山岳に魅了されロマンを抱かせる山です。
ヒメサユリの時期にも是非お訪ね下さい。
懐かしく拝見しました。
会越のマスターtonkara様からコメントいただき誠に光栄です。
山行は凡庸ですが、お天気は素晴らしく、絶景を堪能できました。あの雪壁は私はノーアイゼンで登る技量はありません スプーンカットもできない斜度でしたが、キックステップが効くので何とかなりました。
丸山岳はすぐそばにあるのに、それは繋ぐ稜線は余人を寄せ付けない迫力でした。和賀からの羽後朝日、確かに。ロマンある山岳風景ですね。
南東北の名花ヒメサユリ、あと一ヶ月後位でしょうか。今年も浅草か朝日かいずれそのあたりで会いたいものです。これから東北の山は百花繚乱ですね。本当に楽しみです。山を知らず、花を知らずの素人ですが、またアドバイスをいただければ幸いです。ありがとうございました。
cheezeさん
早々と会津入りでしたか〜
自分の計画書に昨年から入っているのですが・・・
今年は行けるかな〜
残雪の会津朝日、さすが慣れてらっしゃるお二人さん
あれもこれも見たい花が、透き通ったサンカヨウに感激
写真では少ないですが、ブナの新緑が広がっているのでしょうね
kazikaさん、裏から無断侵入してしまいました 山開き後は今年も混みそうなので、一足早くお邪魔しましたよ。
会津のブナも立派ですね。でも尾根に出るまでの急登部分なのでじっくり見る余裕なし 花は上に書いた種類ですが、どれもこれもどっさりあります!
濡れたサンカヨウ、足が止まりましたよ
先ほど、kazikaさんの昨年7月の雲上のお花畑の記録を改めて拝見しておりました。行けるかなあ、連れの膝が持つかどうかちょっと心配ですけど、なんとかなるかな。
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