鳥海山＆月山 山形県が誇る名峰を１日２座登頂【一部秋田県】鉾立・月山八合目から（山形県遊佐町 秋田県にかほ市 山形県鶴岡市、西川町、庄内町）

2025年09月24日(水) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: ---km
• 登り: ---m
• 下り: ---m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:04
• 休憩: 0:45
• 合計: 10:49

距離 26.6km 登り 2,009m 下り 2,006m

5:12 鉾立
5:18 5:19 鉾立展望台
5:53 賽の河原
6:12 御浜小屋
6:22 御田ヶ原
6:26 御田ヶ原分岐
6:31 八丁坂
6:39 七五三掛
6:44 外輪山・千蛇谷分岐
7:32 7:35 鳥海山山頂御室参籠所
7:47 8:09 鳥海山
8:19 新山・外輪分岐
8:23 8:24 七高山
8:27 8:28 新山・外輪分岐
8:39 行者岳
8:43 伏拝岳
8:56 文珠岳
9:08 外輪山・千蛇谷分岐
9:11 9:12 七五三掛
9:18 八丁坂
9:28 御田ヶ原
9:39 御浜小屋
9:51 賽の河原
10:15 鉾立展望台
10:19 10:20 鉾立
12:47 12:51 八合目 弥陀ヶ原
13:33 一ノ岳
13:40 たたみ石
13:47 九合目 佛生池
14:05 行者返し
14:12 大峰
14:26 14:30 月山
14:33 14:38 月山頂上小屋
14:41 14:42 月山
14:52 大峰
14:59 行者返し
15:14 月山佛生池小屋
15:20 15:21 たたみ石
15:27 一ノ岳
16:00 八合目 弥陀ヶ原
16:01

天候

ケチのつけようがない快晴☀

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鳥海山象潟口の鉾立へは国道７号線から鳥海ブルーラインに入り20km。うねうねの山道ですが片側一車線の広い道路なので運転は苦労しないと思います。駐車場（無料）は250台分ですが、建物に近い区画は観光客用なので登山者は指定された遠いところの駐車場を利用してください。トイレあり、携帯電波入ります。登山ポストあり。

公共交通機関で行く場合、羽越本線象潟（きさかた）駅から完全予約制の乗合タクシー（鳥海ブルーライナー）があります。６月〜10月の土日祝を中心とした特定日運行。くわしくは「象潟合同交通」で検索してみてください。

象潟合同交通　鳥海ブルーライナー
https://www.kisakata-goudo.com/kanko/blue-liner/


月山八合目へは鶴岡市の中心部から34km。羽黒山方面へ進んでいき、月山ビジターセンターからクネクネの細い山道に入ること20kmで到着します。すれ違いが大変な箇所もあります。月山八合目駐車場は約170台駐車可能（無料）。トイレあり。携帯電波入ります。登山ポストあり。

公共交通機関では、鶴岡駅からの路線バス利用。７〜９月の土日祝を中心とした特定日運行。運行日や時刻は庄内交通のサイトを確認してみてください。

庄内交通
https://www.shonaikotsu.jp/sp/local_bus/t008_haguro.html

コース状況／危険箇所等

【鳥海山】（鉾立から千蛇谷経由）
鉾立登山口〜千蛇谷〜山頂のコースタイムは上り５時間です。

登山口から御浜小屋までは石畳で整備された緩い上りがつづきます。御浜小屋を過ぎるといったん普通の登山道となりますが、御田ヶ原付近でまた石畳。七五三掛（しめかけ）付近からは完全に登山道らしい登山道となります。

七五三掛を過ぎると分岐。右は外輪山、左は千蛇谷経由のコース。ここは左の千蛇谷へと進みましょう。千蛇谷へはつづら折りの急な下り。多少高度感はありますが、登山道崩落防止の丸太がガードしてくれます。

下り切ると千蛇谷の底。ここは夏山シーズン遅くまで雪が残りますが、さすがに９月後半ともなるとほぼ消えていました。対岸の登山道めがけて飛び石で渡っていきます。雪渓が残っている時期はトレースや塗料の目印がしっかりと付けられており、傾斜も緩いので滑り止めなしで渡っていけます。

千蛇谷からは右岸に付けられた道を頂上御室めがけて登っていきます。斜度は緩いけどこれが長い。ここは鳥海山の中でも花が多い場所として知られていますので、花の時期は花を愛でながらゆっくり進むのがいいかと思います。

上り切ると頂上御室。ここでじっくり休憩を取って、新山山頂のある溶岩ドームの岩登りに備えます。初めて登るときは「こ、ここを行くんか……。」とびっくりしますが、斜度はそれほどでもなく矢印のペンキマークも豊富なので、それに沿って進めば大丈夫です。北アルプスの岩場上りの練習に最適です。ただ段差が大きいところが多いので、小柄な人はちょっと辛いかもしれません。

矢印をしっかり辿って進むとひょっこり新山山頂に出ます。山頂は畳３枚分ほどの狭い空間しかありません。休憩には適さないので、混雑しているときは写真だけ撮ってそそくさと退散するのがよいでしょう。休憩は頂上御室に戻るか外輪山に出るかのどちらかがよいです。溶岩ドームの岩場下りは足場が豊富でじっくりいけば問題ないと思いますが、スマホなどを落としたら回収不能なので慎重に。落石はほぼ無いのでヘルメットは無くても大丈夫だと思います。

今回帰りに利用した外輪山コースは、眺望は抜群によいです。ただ千蛇谷コースに比べてアップダウンあるのと、少ないながら急な上り下りも出てくるので若干タフな印象。

道中に水場はありません。雪の残る時期なら賽の河原で採れますが、あまり当てにしないのが無難です。御浜小屋と頂上御室でペットボトルの飲料を購入できますが、冬季休業期間に注意。


【月山】（月山八合目から山頂）
登山口から山頂までのコースタイムは上り３時間です。

道中の大半は岩がゴロゴロした緩い上り。あとは序盤と後半に木道が少し登場。急登は「行者返し」のポイントのみ。岩の登山道なので歩きやすいとは言えないですが、乾いてれば滑りません（雨で濡れてたらわかりませんが）。浮き石少ないので大きくてフラットな岩に足を置くようにしてコツを掴めばだんだん上手に歩けるようになるんじゃないかと思います。

月山の山頂は月山神社の裏手、だいぶ地味な場所にあります。月山八合目から来る場合は見逃すことはないと思いますが、リフト方面からだとスルーしてしまうことがあり得るのでしっかり山頂を踏むようにしてください。

道中に水場はありません。仏生池小屋と月山頂上小屋でペットボトルの飲料を購入できますが、間もなく冬季休業期間に入るので注意。

その他周辺情報

鳥海山は山の中に頂上御室、御浜小屋と二つの営業小屋があります。また登山口周辺にも山小屋がありますので前泊すると余裕のある登山ができます。くわしくは以下のリンクを

鳥海山の山小屋・宿泊施設
http://chokaizan.com/route/lodge.html


月山にも営業小屋が２軒あります。今季の営業は９月下旬で終了。冬季休業期間に入ります。来季の営業開始は６月下旬の見込み。

月山頂上小屋
https://www5c.biglobe.ne.jp/~gassan/index.html/

仏生池小屋
http://bussyouike.travel.coocan.jp/


私が鳥海山帰りに立ち寄ることが多い日帰り入浴施設はここ

道の駅象潟「ねむの丘」
https://www.kisakata.nemunooka.jp/

大型の道の駅で、売店が充実。日帰り温泉、そして敷地内の別棟になんとモンベルの店舗もあります。秋田県に入ってしまうので酒田方面へ行く場合遠回りになるのが難点といえば難点。

鳥海山鉾立、月山八合目ともに登山口に売店、案内所、トイレがあります。

写真

9/24 4:37

今日は午前0時に起きて車を走らせて、鳥海山の象潟口（鉾立）までやってきました。鳥海山の夜が明けます

9/24 5:12

ヘッデンがいらないくらい明るくなったのでスタートです。当初は中房温泉から燕岳大天井岳、または三股から常念岳と大天井岳（もしくは蝶ヶ岳の周回）を考えていたのですが、こないだの四阿山登山ツアーに参加したためお金がないんですw高速道路代が出せないので下道だけで行ける鳥海山に予定変更しました

9/24 5:14

登山道入ってすぐのところにある東雲荘。ここは登山好きには「TDK小屋」の方が通りがいいはず。TDKの保養施設ですが、申し込めば一般の方でも利用できるらしいです（休業中っぽい）

9/24 5:18

鳥海山のシルエット。今日はよい天気になりそうだ。私は今日が４回目の鳥海山ですが、全部鉾立からです。

「毎回毎回楽な鉾立から登りやがって……この俗物があッ！！」

とハマーン様に激怒されてしまいそうです（ガンダム好きな人にしかわからないネタ）

9/24 5:19

展望台からのこれから進む尾根道。「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」で太川さん蛭子さん一行がここに来てたなあ。宿でもらった弁当食べて、売店で買った山形名物玉こんにゃくも食べてた

9/24 5:28

御浜小屋まではバッチリ整備された石畳の道です。急登も少ないので歩きやすい

9/24 5:52

賽の河原。ここは残雪があれば融雪水が採れるのですが、さすがに９月下旬ともなると雪は無いですねえ

9/24 6:13

１時間で御浜小屋。ここからの鳥海湖は絶景

9/24 6:22

鳥海山から太陽が顔を出してきました。山頂と太陽が重なる「ダイヤモンド鳥海」を狙いましたがちょっとズレちゃった

9/24 6:30

酒田方面を眺めます。雲ひとつないねえ

9/24 6:38

七五三掛（しめかけ）。ここに分岐があります。外輪山は帰りに通ることにして、左の千蛇谷へ進みましょう

9/24 6:46

千蛇谷へはつづら折りの下り。丸太がガードしてくれるので安心。ちなみにこの丸太、表面にうっすら霜が付いていました。もうそんなに寒いのか。考えてみたらもう間もなく10月。10月ともなれば鳥海山はいつ雪に包まれてもおかしくない

9/24 6:51

千蛇谷の渡渉部。雪がほんの僅かに残っていました。岩がゴロゴロ。対岸の登山道めがけて岩場を進みます。ここは夏山シーズンでも雪渓で覆われていますが、目印やトレースがしっかりついていますし斜度も緩いので滑り止めは無しで大丈夫です

9/24 7:03

千蛇谷の右岸を上がっていきます。ここから頂上御室（小屋）までは斜度は緩いですが長い長い。この付近は７月くらいだと高山植物が豊富なエリアです

9/24 7:35

頂上御室から日本海。すばらしい青空。この夏は休みと天候がうまく合わなかったので、こんなコンディションで登れたのは久しぶり

9/24 7:35

これから溶岩ドームの新山山頂へ岩登り。ここを初めて見たときびびった。こんなとこ登れるのかと

9/24 7:36

斜度はたいしたことないし、目印のペンキマークも豊富なのでそこまで厳しくありません。ただ一段一段が大きいので小柄な人にはちょっと辛いかも

9/24 7:40

矢印を追って上っていくと

9/24 7:51

鳥海山新山山頂2236mに出ました。涼しくて登りやすかったので順調に来ることができました。まだ８時前か。これ速攻で下山したら月山も行けちゃったりする！？

9/24 7:52

南の方角を眺めたら、どれが月山だかはよくわかりませんが山がきれいに見えてます。うむ、これは早々に下るか。といってもあまり早く下りすぎても勿体ないので空いてるのをいいことに山頂で景色を楽しんで

9/24 8:02

外輪山経由での下山を開始。「胎内くぐり」なんてのもあります。筑波山みたい

9/24 8:14

外輪山との鞍部は水たまりに氷がはってます。ここはなかなか陽が当たらんからなぁ

9/24 8:19

外輪山の稜線に出て

9/24 8:23

外輪山最高峰の七高山へ。新山の山頂は狭いので、じっくり休憩するにはこちらの方が適しています

9/24 8:23

由利本荘市方面。矢島口からも登ってみたいんですけどねえ。そっちまで回るのがしんどい

9/24 8:24

東の方角は、おやちょっと雲が

9/24 8:32

これから進む外輪山

9/24 8:45

このコースは多少急な場所がありますが、眺望は抜群

9/24 8:55

外輪山からさっきまでいた場所を眺めます。「鳥海」っていうと競走馬を思い浮かべてしまう競馬ファンの私。競馬を見始めた頃にチョウカイキャロル（オークス馬）が活躍してました

9/24 9:35

鳥海湖もすっかり明るくなりました。鉄道ファンだと鳥海といえば特急「鳥海」（上野〜青森　新津回り）ですかねえ。定期列車としての稼働期間がやたら短かった記憶あり

9/24 9:18

これは笙ヶ岳（しょうがたけ）方面？最初読めなかったwここは花が豊富だそうですし、鳥海湖のロケーションも良いので新山山頂まで行かなくてもハイキングならここで十分楽しめそう

9/24 9:37

最後に新山を眺めて鉾立へ再加速

9/24 9:40

あのピークは稲倉岳。昔は登山道あったらしいですが、今は検索しても雪のある時期のレコしか上がってないので廃道になったようです。ん！？どうやら草紅葉始まってる？

9/24 9:43

石畳の道を下ります。めちゃめちゃ下りやすい

9/24 10:23

鉾立に下山です。まあまあ良いペースで下れたので、これなら月山へ行けるかな！？平日ですが駐車場は登山客以外にも観光客でにぎわっていました

9/24 10:26

鉾立は登山者用の駐車場として建物から遠い場所が指定されています

9/24 10:26

今は鉾立経由の路線バスは無くなって予約制の乗合タクシーだけになってしまいました。「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」を見てても地方の路線バス廃止、減便はえぐい。鳥海山は乗合タクシーが走ってるだけまだ恵まれてるといえそうです

9/24 10:29

鉾立は標高1150m。日本海まで一望。さあ月山八合目まで移動しましょう。「１時間もあれば移動できるかな？」なんて思っていましたがナビに入れたら88km2時間30分ですって。こりゃけっこうギリギリかもしれない

9/24 11:15

移動中の田んぼからの鳥海山。すばらしい山容。羽越本線乗ってこの付近を通るとき、毎回その山容と風格に目を奪われてしまいます。

「深田百名山」から10座……いや５名山を選ぶとしてもこの鳥海山は入ってくると思います。鉄板なのは富士山、利尻山、鳥海山……あとの２座は知らん！！（人それぞれでしょうが、個人的には剱岳と甲斐駒ヶ岳を推したいです）

9/24 12:51

安全運転したのと途中でコンビニ寄ったので２時間半かけて月山八合目まで移動してきました。最後のクネクネ山道が狭くて運転難儀しました。さああまり時間もないですしさっさとスタートしましょう。コースタイム通りに歩いたら日没になりそうなので巻いていかないと

9/24 12:55

最初は弥陀ヶ原湿原。いい感じの草紅葉になってます

9/24 13:33

木道が終わると岩ゴロゴロの緩い上りが山頂まで延々とつづきます（一部木道あり）。斜度は緩いですし岩も乾いてれば滑らないですが、歩きやすいというほどでもないかな。浮き石が少ないのはありがたい

9/24 13:46

今まで月山は姥沢口からしか登ったことがないのでここは初めてのコースです。なので「あどちゃんねる」で予習してきました。「かほの登山日記」でもこのコースを見たことありますが、あの「デナリ事件」以来すっかり視聴しなくなっちゃいました

9/24 13:47

仏生池小屋。ソフトクリームあるのか！！「帰りに寄ろうかな」なんて思ってたら帰りには終わってた……。残念

9/24 13:53

だいぶ上がってきました。あれ？灌木が紅葉し始めてる！？

9/24 13:58

東側の高層湿原
なんちゅう広さだ

9/24 13:58

稜線に出ました。なっ、あんなとこまで行くのか。まだけっこう遠い

9/24 14:17

木道が出てきたらもうちょい

9/24 14:26

ふーっ、ようやく月山1984m山頂に着きました。鳥海山につづいての２座目はちょっとくたびれたかな。道が比較的良いので飯豊や西蒲三山縦走に比べたらダメージは少ない気がするけど

この月山山頂は月山神社の裏手、東側の斜面から回り込んだところにあります。八合目からはともかく姥沢口から来たら見落とす可能性があるかも

9/24 14:26

がっさーん、立てジョー、遊びでねえんだ

これ知ってる人は間違いなくおっさんかおばさん
「水曜どうでしょう」の「試験に出るどうでしょう」をやってたのはもう25年も前なんだよなあ。そりゃファンも高齢化するわけだわ

9/24 14:32

月山山頂の神社。ここでは500円？払ってお祓いしてもらうことができますが、今回はパスしました。初めて月山に登ったときお祓いしてもらって、「無事に下山できますよう」と参拝したのに下山を始めて早々に左足をグキッと負傷したことがありますw大事には至らず下山できましたが、「神なんてのはいないな」と思うしかない出来事でしたwww

9/24 14:32

月山頂上小屋の近くでちょっと休憩し、あまりゆっくりもしてられないので下山開始。この日は鳥海山登る前に朝食のお弁当食べて、それ以降は水も食料もろくに補給してなかったので、ここで食べたランチパックが効いた。元気出た

9/24 14:48

どんどん下ってちょっと雲が出てきました。もし姥沢口から来てたらガスだったかもしれません

9/24 14:50

この付近で歩荷さんに追い抜かれました。ここ御方が恐ろしく速くてあっという間にぶっちぎられました。私もコースタイムの半分程度では動いているはずなんですが、すごい人がいるもんだ

9/24 15:52

だいぶ下ってきて弥陀ヶ原の池塘。ここは「ミニ尾瀬」みたいな感じかな。今日は絶好の散策日和

9/24 16:05

月山八合目に下山。ここは標高1400m。鳥海山の鉾立より高く絶景も、どれがどの山なのかさっぱり分からん。朝日連峰と蔵王は見えてると思うけど……。普段見ている方向とまったく逆だからなあ。

さあ帰りましょう。お金ないから下道でゆっくり

9/24 17:53

国道７号線を走っている最中に海沿いのパーキングに入れて日本海に沈む夕日を眺めようとしたらすでに沈んでた……。鶴岡市内を運転中に真正面に西日がきつすぎて運転が困難になり、20分くらいドラッグストアの駐車場に避難したのが失敗だったか。サングラス用意しといた方がいいかな。

それにしても今日は最高の登山日和に鳥海山と月山という名峰中の名峰に登ることができて幸せでした。次の休みもこんな天気でお願いします

撮影機器：

SO-53C Sony

感想

きらきらうえつ

山形県の名峰、鳥海山（2236m）と月山（1984m）を立て続けに登ってまいりました。この日は当初北アルプスの燕岳（中房温泉）もしくは常念岳（三股）に登って余力があれば大天井岳にも足を伸ばすつもりでいたのですが、先日の四阿山ツアー登山でお金を使いすぎてしまい、懐具合が厳しく高速道路料金を払えなくなったので（泣）、下道だけで行ける山形県に矛先を転じました。

午前0時に新潟市を出発し、４時過ぎに鉾立に到着。ちょっと仮眠するもちと寒い。ヘッデンがいらないくらい明るくなった5時10分スタート。満天の星空が広がっていたので晴れを確信していましたが、想像以上の快晴になってくれそう。快調に登り御浜小屋、七五三掛、千蛇谷と経由し頂上御室へ。ここで鳥海山新山の溶岩ドーム岩場上りに備え息を整えてから山頂アタック。最初ここに来たときは「こ、こんなとこ登るんか！？」なんて思いましたがキャリアを重ねた今はどうということはありません。矢印に沿って進みあっさり山頂到着。

気温が下がって快適だったこともあり予想以上に早く着いたので「あれ？これってがんばって下れば月山にもいけるんじゃない？」なんて考え、鳥海山でゆっくりしたい気持ちはありつつも早々に下山を開始。帰りは外輪山経由で飛ばしに飛ばして10時20分鉾立に下山。最高の天気で超名峰の鳥海山に登らせてもらえてラッキーでした。

つづいて月山八合目へ。鉾立から88kmもあって意外と遠い。2時間半もかかって移動。昼過ぎからの登山開始。月山八合目からのコースは初めてですがYouTubeで見たことあったので予備知識あり。岩ゴロゴロの緩い上りが延々とつづくコースは意外と歩きづらかったです。好天の午後だったので平日とはいえたくさんの登山者とスライドしました。「こんな時間から登るん？」って思われていたかもしれません。

月山八合目からのコースは姥沢口とちょっと趣が違う感じですねえ。広大な高層湿原は一見の価値ありです。また標高上げていくと灌木が紅葉し始めてました。あと半月くらいしたらすごいことになってそうです。

月山も順調に登って山頂に無事到着。ただ稜線に出てからは意外と遠かった。山頂付近はガスってました。姥沢口から来てたら真っ白だったかもしれません。山頂の神社でのお祓いはパスし、時間的な余裕がそれほどないのでこちらでも早々に下山を始めます。特に手間取ることもなく進み16時に下山完了。その後は鶴岡市の中心部へ出て、国道７号線をひたすら走り帰りました。

鳥海山＆月山という名峰、そして絶好の登山日和だったこともあり、今年イチの山行となりました。次の休みもこんな感じになるといいけど。だんだん秋も深まっていき、そろそろ2000mオーバーの山は店じまいが近づいてきている感じです。飯豊か朝日か北アルプスか、あるいは越後三山、谷川連峰。今年はあと何回行けるかな！？

コメント

泥助

きらきらうえつさん、こんにちは😊

24日は、鳥海山・月山は素晴らしいお天気だったのですね。何よりです✨。
東北の山々は、今週は一気に紅葉🍂に突入しはじめたという感じですね。私もなんとなく実感してきました。
24日の朝方ラジオの天気予報を聴いていると、東北地方はすべて基本晴れなのですが、所によって午前中は霧と言っていました。私が車を走らせていた宮城や福島あたりは、午前中は晴れではありながらも、時折ガスがでたり曇に隠れたりと天気がコロコロ変わっていました。

で、ネタですが、
�．船腑Ε�イキャロルのオークスは、チョウカイキャロルから流していましたが、ゴールデンジャックは距離が合わないだろうと思って買っていませんでした。（当時は競馬をやっていました。今はもう判らないです。）
��鳥海は、特急の「いなほ青森行き、改め鳥海」ではなく、その前の急行「鳥海」上野ー秋田（羽越線経由）の印象が強いです。この急行は、秋田⇒羽後本荘のひと区間だけ乗ったことがあります。鳥海は最後まで旧客だったような…。（ちょっと乗り鉄をやっていた頃の話です🤣🤣）

きらきらうえつ

泥助さん

こんにちは！！おかげさまで最高の登山日和に登ることができました。おっしゃるように天気予報は晴れでも、山はガスが出てるなんてことは珍しくないですね。そんな意味でも今回の登山は天候にとても恵まれました。

で、競馬の話ですが、私はあのオークスの本命、実はゴールデンジャックでした。ゴールデンジャックの単勝とアグネスパレードへの馬連１点だけ持ってたのでめちゃめちゃ熱かったです。なんでチョウカイキャロルを軽視してしまったのか……。

特急鳥海、急行鳥海が走っている時代はまだ小学生で、私は白新線沿線に住んでいるのですがこれらの列車は羽越本線経由で新潟在住ながらなかなか見る機会はありませんでした。なので近いようで遠い存在です。特急白鳥、いなほは散々見ているのですが（笑）

pochi_j

きらきらうえつさんこんにちは
山形2座/1dayさすがです👍
いつも感心してレコ拝見しています。
前回のツアーでの物足りなさを一気に解決（笑）
山頂の薄氷はやいですねこの週末は紅葉🍁も山頂から降りて来そうですね！
天気も良くいい山行楽しめたみたいで何よりです。

きらきらうえつ

pochi_jさん

こんにちは！！四国から戻られたのですね。そして月曜日に月山に登られたようで、レコ拝見いたしました。

おっしゃるように前回の四阿山登山ツアーが消化不良もいいとこでしたので、大好きな東北の山を思うがままに駆け回って一気に鬱憤を晴らすことができました。雪が降る前にもう一回行けたらいいなあ、なんて考えたりもしています。

山はあっという間に冬になりそうですね。私は冬山をやらない……いや、やらなくはないですがせいぜい弥彦角田くらいなので冬季休業前に秋の山をしっかり楽しみたいと思っています。