天狗岳(新雪にトレースを刻み、ソロ登山で360°のパノラマ)
- GPS
- 06:30
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,019m
- 下り
- 1,030m
コースタイム
07:05 夏沢鉱泉 07:10
07:45 オーレン小屋 08:00
08:20 夏沢峠 08:25
08:55 箕冠山 09:05
09:10 根石岳山荘 09:20
09:25 根石岳 09:35
10:05 東天狗 10:25
10:40 西天狗 11:00
11:15 東天狗 11:25
12:00 箕冠山 12:00
12:20 オーレン小屋 12:30
12:50 夏沢鉱泉 12:55
13:10 桜平
天候 | 快晴(北アルプス、中央アルプス、南アルプスが一望、でも歩きだしは-6℃・・・) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
八王子ICから諏訪南ICまで2400円(ETC割引有) 諏訪南ICから桜平まで45分(唐沢鉱泉分岐からは悪路を20分) 復路 桜平から縄文の湯まで車で30分 縄文の湯から諏訪南ICまで15分 諏訪南ICから八王子ICまで2150円(ETC割引有) |
コース状況/ 危険箇所等 |
(桜平〜夏沢鉱泉〜オーレン小屋) 朝3時起き4時出発で、桜平に向かいます。 その時の気温5℃。 諏訪南ICのいつものコンビニで、食料を調達。 その時の気温-1℃。 唐沢鉱泉分岐からは、悪路になりますのでSUVタイプ以外は進入をおすすめできません・・・ ちなみに、今日は既に凍結も始まっており、スタッドレスでないと登れない個所がありました。 昨日、職場で急遽、履き替えておいて正解でした。 桜平に車を駐車して準備している時の気温、なんと-6℃でした。 いよいよ、歩き出しです。 しょっぱなから、新雪がうっすら積もっていて、歩いた時のぎゅむぎゅむ感がなんとも心地よいです。 あっという間に、夏沢鉱泉に到着です。 ここからは、真っ白な穂高連峰を見ることができます。 オーレン小屋に向かいますが、登山道に小さな足跡がずっとついていました。 新雪なので、人間のトレースはありませんが、この足跡は夏沢峠まで続いていました・・・ 一体、何の足跡だったんでしょうか? コースタイムは1時間10分です。 (オーレン小屋〜夏沢峠〜箕冠山) オーレン小屋からは、レインウエアのパンツとスパッツをはきました。 ここから冷え込みがさらに強くなり、ハイドレーションは凍結して使い物になりませんでした・・・ ここの気温は-7℃でしたから、仕方ありませんね・・・ 樹氷が綺麗で、夏沢峠前では、かるいダイヤモンドダスト状態でした。 夏沢峠まで来ると、陽もあたりとても温かく感じます。 硫黄岳の迫力を感じ、爆裂火口を目に焼き付けてから箕冠山に向かいます。 右手には、浅間山を見ながら少しずつ、高度をあげていきます。 ふり返ると、阿弥陀岳が顔をのぞかせます。 しばらく行くと、これから登る根石岳と天狗岳が現れます。 箕冠山に山頂は、樹林帯の中で展望はありません・・・ コースタイムは50分です。 (箕冠山〜根石岳山荘〜根石岳) 箕冠山から根石岳山荘は、あっという間ですが、稜線に出るともの凄い強風です。 根石岳山荘の影を借りて、レインウエアの上着とグローブ、ネックウォーマーをつけました。 想像を絶する寒さです・・・ ダブルストックは、ここでしまいました。 稜線からは、北アルプスや中央アルプスが綺麗に見えました。 ふり返ると、赤岳や南アルプスも見ることができます。 根石岳山頂は、眺望もよく360°の大パノラマです。 グローブを外し素手でたくさん写真を撮っていたら、冷風であっという間に手の感覚がなくなりました・・・ ここからは先週登った瑞牆山や金峰山、南八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、蓼科山、これから登る天狗岳、浅間山などあらゆる山が見えました。 コースタイムは30分です。 (根石岳〜東天狗〜西天狗) ここからは一度下り、東天狗に向けて登り返します。 ここでもまた、小動物の足跡が登山道沿いについていました。 右手には、本沢温泉を見下ろします。 天狗岳はシルエットがとても綺麗で、見ていて飽きません。 山頂は遠くに思えますが、登ってみると案外すぐ到着します。 東天狗山頂で写真をとって、ザックをデポして西天狗に向かいます。 こちらも、遠くに思えますが、20分程で西天狗の山頂です。 この尾根道にも、足跡がくっきりとついていました。 コースタイムは1時間10分です。 (西天狗〜東天狗〜根石岳) 来た道を戻りますが、登り返しが結構きつい・・・ 東天狗までが一回と、根石岳までもう一回あります。 でも、実際はそんなに時間がかかっていません コースタイムは45分です。 (根石岳〜箕冠岳〜オーレン小屋) 箕冠山から、下りは直接オーレン小屋に下ります。 箕冠山山頂に『オーレン小屋方面冬期間はルート不明につき単独入山禁止』と書かれていました。 たしかに、若干雪深かったですが、特に問題はありませんでした。 コースタイムは50分です。 (オーレン小屋〜夏沢鉱泉〜桜平) オーレン小屋まで来ると、だいぶ暑く感じましたのでレインウエアは脱ぎました。 あとは、桜平までひたすら下るだけです。 コースタイムは50分です。 |
写真
感想
そろそろ雪を踏みたいな・・・
そんな風に最近思っていました。
去年、ピッケルとアイゼン、その他の冬山装備はだいたい揃え、うずうずしています。
ヤマレコを見ていて、常念岳か蝶ヶ岳に行けば、雪山だなとは思っていました。
ただ、自宅からの日帰りを考えると、高速代、ガソリン代、それと一番は往復の運転・・・
単独無酸素(?)登頂が多いため、帰りの運転が結構きついのです。
先週は瑞牆山に登ってきましたが、若干不完全燃焼・・・
同行者の体力に合わせましたので、仕方ないのですが・・・
そろそろ八ヶ岳に雪かなと思っていましたが、最近のヤマレコでの記録はありません。
状況がわかりませんでしたが、15日の夜は東京も雨。
これは、きっと八ヶ岳では雪だなと勝手に判断し(笑)、山行を決定しました。
念のため、前日、職場でスタッドレスに履き替えをしておいてよかった。
自宅で既に、5℃。
トイレ休憩をした八ヶ岳パーキングで1℃。
諏訪南ICを降りたいつものコンビニで-1℃。
そして、桜平では-6℃。
桜平に向かう林道では凍結もあり、スタッドレスでも若干スリップしていました・・・
とにかく寒くてたまりませんが、歩きだすとすぐに暑くなるのでレインウエアはまだ着ません。
新雪で歩きやすく、アイゼンの必要はありませんでした。
登山道を歩いて行くと、人間の足跡は無いのにずっと動物の足跡がついています。
これが登山道沿いにずっと続いているのです。
雪が降った後、夜中に歩いて行ったのでしょうか?
それに導かれるように、登って行きました。
オーレン小屋でスパッツを、根石岳山荘でレインウエアとネックウォーマーとグローブをつけました。
特に根石岳山荘の稜線に出ると、相当の強風と冷風で吹き飛ばされそうになりました。
根石岳山頂でグローブを外し写真を撮っていると、あっという間に手の感覚が無くなります・・・
痛いのと同時に、血の気が無くなってまっ白になってしまいました。
慌てて手の感覚を取り戻します。
天狗岳に向かいますが、この辺りからの景色はまさに絶景。
何度か天狗岳には登っていますが、こんなに見えたのは初めてでした。
ザックをデポして西天狗をピストン。
大変そうに見えますが、往復40分で、案外楽です。
今日も、とにかく写真をたくさん撮りました。
360°の大パノラマで、先週登った瑞牆山、金峰山、南八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、北八ヶ岳、浅間山、が一望できます。
何時間でも眺めていられそうでしたが、寒いので下山します。
オーレン小屋あたりから、雲がかかり、夏沢鉱泉ではほんの少し雪が舞っていました。
今回、アイゼン・ピッケルは使用しませんでしたが、今後は必要になるでしょう。
自分が好きな人の1人に、栗城史多(くりきのぶかず)さんがいます。
山好きならば、彼を知っている方は多いかと思いますが、単独・無酸素で8000メートル峰を登ります。
自分も単独・無酸素で3000メートル峰を登っています(笑)
昨日の天狗岳は、最後まで登山客はゼロ・・・
あまりにもレベルは違いすぎますが、単独登頂という部分では同じかな・・・
登りながら、栗城さんのことを考え、単独ソロ登山を楽しんでいました。
0.5歩位は栗城さんに近づけたかな(笑)
まだまだ、雪山には早かったですがとても良い山行になりました☆
starさん
お帰りなさい!
八ヶ岳行ってるかな?と思っていましたが行ってましたね。お疲れ様でした。
空の青さと周囲の山々の雪の白が最高ですね。
荘厳な感じが堪りません!
私の月曜日に予定していた山歩きは、予想外の体調不良の為にやめました・・・。
starさんの記録見てると発作がおきます・・・山中毒の・・・。
今週末はどっか行けるといいなぁ。
しかし、とっととスタッドレスに替える必要がありそうですね。
Utunduさん
昨日は天気も良く、空気が澄んで遠くまで景色が綺麗に見えました。
しかし、かなり寒く防寒対策が必要でした。
他の山々の稜線もくっきりと見え、次はどの山に登ろうかななんて思いながらの山行となりました。
月曜日に山行記録がアップされないので、まさか遭難・・・なんて心配していましたが、山はお休みされたのですね。
体調の方は、いかがでしょうか?
発作の特効薬は、山に行くことですね(笑)
症状が出ないように、定期的に登りに行くことをお勧めします。
もう雪山間近です、冬対策はしっかりと☆
star
starさん、こんにちは!
今日も寒いですが、八ヶ岳は本当に冬に突入しているのですね。
私が7、8月に歩いた見慣れたコースたちが、雪をかぶり、また違う表情になっていて、なんだか感動しました。
私にとって冬の八ヶ岳は眺める山となりますが、starさんの記録で楽しませていただきました(^−^)
くれぐれも単独登山にはお気をつけてくださいね☆
また素敵な雪景色写真を楽しみにしています!!
*hanako*
hanakoさん
東京にいると、雪とはまだまだ出会えませんが一足お先に楽しんできました。
まだ、本格的に積もっているわけではないですが、今日あたりも少しずつ積もってそうですね。
確か、8月頃に天狗岳に行かれてましたよね?
あの頃とは、もうずいぶん変わっています・・・
とにかく寒かったですよ。
今年はあともう一度くらい、八ヶ岳に登りたいと思っています☆
star
starさん
良い感じ、青空がいいです。
昨日の大菩薩はだめでした。
寒いのは、仕方ないですね、、、。
Y-chan
Y-chanさん
昨日は、大菩薩に行かれていたようですね。
自分の方からは、南アルプスや金峰山方面まで綺麗に見えていたので絶景かなと思いましたが・・・
あまり良くなかったようですね。
寒いと言っても歩いていると、暑くはなるんですが・・・
稜線の強風はフリースを突き抜ける冷たさです。
さすがに耐えきれず、根石岳山荘で風よけを着こみました。
去年は12月に赤岳に登っていますので、今年も挑みたいと思っています☆
star
いいですねー。
素敵な景色をひとりじめですよね。
動物の足跡もかわいいし、違う季節に登った道だから、
安心な心配ない山行ルートだと思います。
これからの冬山も安全登山で楽しんでくださいね。
pretttycatさん
昨日は最初から最後まで、登山者の姿は目にしませんでした・・・
まさに独り占めでした。
と同時に、もし動けなくなったらアウトだなと恐怖心も少しありました。
でもこの気持ちは、いつでも持っておかないといけないと思います。
ソロ登山をする限り、自分の身は自分で守るが大切ですからね・・・
幸いにも、今年はたくさんのルートを歩きましたので、冬場は知っているルートのみを歩くつもりです。
今年は、カモシカ遭遇率がかなり高い気がします☆
star
starさん
こんばんはー
同じ日に私も八ヶ岳登っていました(笑)
いつもながらstarさんの詳細な山行記録はいつも臨場感が
あって判りやすくて好感が持てますね。
私も、そんな記録書ければいいのですがなかなか 難しいです。
私はお隣の美濃戸から赤岳、横岳、硫黄岳に登りました。
山頂からは富士山や北アルプス、南アルプス、中央アルプス、
の山々が丸見えで、それを同じ時間にstarさんも同じ様な
場所で眺めていたなんて、そんな事もあるんですね。
私はトラブルや、アップダウンも厳しくて体調も崩して
ホント疲れました。
UPは明日以降になると思います。
覗いてくれると嬉しいです。
onsen♨
onsenさん
自分の記録をお褒めいただきまして、ありがとうございます。
いつも言っていますが、自分ならこれを見たい、これを知りたいを意識して山行記録を作っています。
自分が思った事をありのまま書いていますので、臨場感が出るんだと思います。
onsenさんの記録も、いつも詳細でわかりやすいですよ。
奇遇にも赤岳も検討していたのですが、先週登れなかった天狗岳に行って来ました。
これは、来年の下見も兼ねているんです。
暖かくなったら、山ガール達を連れていく予定ですので・・・
赤岳に行ったら、お会いできたかも知れませんでしたね。
雪の状況はいかがでしたか?
もう少し積もったら、赤岳に行きたいと思っています。
山行記録のアップを楽しみにしています☆
star
starさん こんにちは。
先週に次いで、快晴に恵まれていますね☆
天狗岳の山行記録と写真達。
読ませて頂きましたが、自分がそこに居るような気持ちになりドキドキしてしまいました(笑)
雪 いいですね〜。
私はまだまだ登る方はトライできませんが、雪山を滑っていた頃を思い出しウズウズしちゃいますよ♪
starさんの山行記録 今後とも楽しみにしています!
sakamayu
sakamayuさん
『自分がそこに居るような気持ちになり・・・』というのは、嬉しいですね。
単独登頂が多いので、誰かと同じ景色を共有することができません・・・
しかし、この山行記録を見て少しでもこの感動を感じてもらえればと思っています。
今後も自分が味わった感動を、少しでも伝えられるよう記録を書いていきます。
自分も以前は、雪山は滑るところだと思っていました。
最近はどうやって登るのだろうに、変わってきました。
そんなことを考えると、また違った点から山を眺めることができるようになります。
これからの季節、また楽しみが増えそうです。
今後も、応援よろしくお願いします☆
star
単独無酸素には笑いましたw
根石付近の稜線の風はすごいですよね、真横から山肌を舐めるように吹いてきますね。僕はザックがでかかったのでふらふらでした。
ハイドレーションの凍りつきですけど、最近どこかのblogで、飲んだら水をタンクに吹き戻して飲み口はポケットに突っ込んでおけば凍りにくいと、聞いたんですけどどうでしょうか?僕は今度試してみるつもりです。
K-PAXさん
こちらにも、コメントありがとうございます。
単独無酸素登頂は、自分が尊敬する栗城さんのポリシーです。
自分には8000メートル峰は、一生かかっても無理でしょうが・・・
最近、栗城さんはテレビに出る機会が増えているので、楽しみに見ています。
それにしても、根石岳の稜線・・・
あそこの風は、ほんとにすごかったですよ。
若干、登るのをためらいました・・・
あちらは強風のため、冬でも雪が積もらないようですね。
きっと雪も、飛ばされてしまうのだと思います。
ハイドレーションのその技は、知っていますが少し抵抗がありまだやっていません。
要するに、タンクの中に吹き戻し、ブクブクするということですよね(笑)
冬場はそんなに飲まないので、ナルゲンのボトルに移行するつもりです。
それよりもサーモスが欲しい今日この頃です☆
star
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