甲斐駒を望む絶好展望台 日向山&鞍掛山
- GPS
- 06:30
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,230m
- 下り
- 1,215m
コースタイム
天候 | 無風快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
紅葉シーズンを過ぎたので満車にはなりませんでした |
コース状況/ 危険箇所等 |
矢立登山口〜日向山: とても歩きやすいハイキングコースです。山頂までを10分割した標識があるので、あとどれくらいで山頂かを把握しやすいので助かります。三角点は樹林帯で見通しがありません。 雁ヶ原: 鳳凰三山のオベリスク付近に似た白砂がきれいで、八ヶ岳・甲斐駒ヶ岳の展望が良いです。 雁ヶ原〜駒岩: 出だしはアップダウンのある痩せ尾根ですが、そこを過ぎると歩きやすい樹林帯を笹原になります(帰りは笹原でコースロスト)。 駒岩〜鞍掛山〜展望台: 鞍部へかなり下って、一気に登り返しするので疲れます 破線ルートですが、危険箇所はありません。踏み跡が薄いのでコースロストに注意 (行きも帰りもロストして大変でした) 展望台は黒戸尾根から続く甲斐駒を間近に望める絶景ポイントです。 雁ヶ原〜錦滝: けっこうな急斜面です。トラロープ箇所もいくつかありました。膝が悪い人はこの下りはツライでしょう。 錦滝は滝壷まで下りられます。水も空気も涼しいです。 ここから林道歩きで登山口に戻ります。 |
写真
感想
元々、このタイミングで黒戸尾根からの甲斐駒ピストンを七丈小屋泊で考えてました。残念ながら週末天気が微妙な予報が続いたこともあって日曜日だけの日帰り山行でどこに行こうか考えていたんですが、なんと土日とも晴れ、風も無い絶好の登山日和! う〜ん、今シーズンは天気との相性が合わないなあと諦めモードながら、せめて甲斐駒を間近で見られる山で、登った人からの人気が高かった日向山へ日曜日の日帰りで行ってきました。久々のマイカー単独行です(久々といっても1ヶ月ちょいぶりなんですが)。
山と高原地図でルートを確認すると、少し先にある鞍掛山の先に「甲斐駒の眺めが絶品」展望台という表記が。日向山だけの山行ではぐるっと周ってもコースタイム3時間程度でちょい物足りないなあと思っていたところだったので、早速このコースも入れたコース計画で練ってみました。
日向山周回+コースタイム5時間=8時間の日帰り。久々のガッツリ行動コース。
駒岩から展望台は破線コースだし、ネットで記録を検索すると意外とタフで道迷いしやすいようなので、念のため2万5千分の1地図に100mごとの等高線を上書きして地形を把握して臨みました。
早朝3時半起床、4時過ぎにマイカーで船橋を出発。矢立石登山口脇の駐車スペースには6時45分に到着。もう紅葉シーズンは過ぎていましたが、この時点で車は10台ほど。人気の山なんですね。
日向山までの登り道はハイキングコースとして整備されているので、とても歩きやすく、10分割したコース標識(日向山まで3/10)があるので、あとどれくらいで山頂に到着できるのかを正確に把握できて助かります。
山頂(三角点)は樹林帯にあって、何てことのない場所ですが、登山道をさらに5分ほど進むと樹林帯が切れて北斜面側が「パァ〜」っといきなり開けた白砂の台地が眼前に!
風化した花崗岩と白砂の風情が鳳凰三山や燕岳みないな雰囲気。白砂の向こうに裾野を大きく拡げた八ヶ岳の展望が素晴らしい! そして振り返り側には甲斐駒ヶ岳
。
本来ならここでノンビリしたいところですが、先が長いので5分ほど休憩しただけで先を急ぎます。
日向八丁尾根は、あまり歩く人がいない雰囲気。たぶん本日一番の先行者なので薄い踏み跡を見つけながら先を進みました(北斜面はところどころ雪が薄く残っていましたが、軽アイゼンをつけるようなものでもありません)
出だしの痩せ尾根アップダウンを過ぎると樹林帯の緩やかな登り基調の道となり、1時間半ほどで駒岩分岐標識に到着(岩があると思っていたので、いきなりの標識にビックリ)。駒岩の標識とは別に「←鞍掛山」標識もあり、その方向に薄い踏み跡を辿って、一旦100m近い下りで鞍部へ出て、そこからまた100mの登り返し、しかもかなりの急斜面でした。途中で何度も踏み跡が解らず、崖を間違えて登りかけて必死で戻ったり、赤テープの印を探してコースを戻ったりで大変でした。こういう時に単独は孤独で寂しいですね。
何度も迷いながらも何とか樹林帯のなかの何でもない鞍掛山頂に到着し、そのまま展望台標識に従って先へ進むと、ここもいきなり樹林帯が切れて眼前に甲斐駒が「ド〜ン」と望める白い台地に出ました。
谷越しに黒戸山と、そこから稜線で続く甲斐駒が大きく迫ります。
本日一番乗りの静かな展望台。快晴・無風の最高の状態。
11時くらいに到着できればとプランしていたところが10時すぎに到着できたので、もうノンビリと甲斐駒を肴にアルコールタイム。
30分ほどして後続のご夫婦到着。ご夫婦の話だと駒岩と鞍掛山の鞍部で雪上の先行者(私)の足跡の上に大きな熊の足跡があったとか。「チリンチリン」うるさいぐらいの熊鈴を付けてきて良かった〜。
その後に10名ほどの団体さん、3人組さんなどが次々到着し、広い台地が騒がしくなってきたので、先行して下山開始。
帰りも駒岩への鞍部からの登り返しでコースを見失ったり(上に登れば台地状の駒岩なので、とにかく上に登ってコースに復帰)、日向八丁尾根の途中にある笹原でコースを見失って10分ほどウロウロしたりもありましたが、行きと違って後続がいる安心感で落ち着いて行動できました(自分以外にも近くに人がいるって心強いですね)。
雁ヶ原分岐から錦滝への下りは予想以上に急斜面で所々トラロープ箇所もあって、膝が弱い人にはツライ下り道な感じでした。
錦滝の滝つぼで冷たい飛沫を少々浴びてブルブルしてしまいましたが、あとはノンビリ晩秋の風情でありながら意外と暖かい林道歩きを30分弱でマイカーに帰着。
結局、歩行時間5時間半弱で予想以上に早く戻ってこれたので、高速渋滞前に帰ってしまおうと、当初予定した温泉を取りやめて、一路船橋へ。
やはりというか、さすが日曜日の中央高速。しっかり渋滞にもハマって、でも4時間少々の所要時間で午後6時に無事家に帰着でき、家族一緒の晩ご飯には間に合って「終わり良ければすべて良し」。
鞍掛山までをコースに入れるとそれなりの脚力が必要ですが、日向山だけなら子供でも歩けるし、とにかく雁ヶ原の風情は1600m級の山では贅沢なほどの趣のあるところです。矢立石登山口ピストンなら全く危険箇所無しなので、初めての登山にオススメできるコースですね。
それにしても、黒戸尾根から甲斐駒、あ〜あ登りてぇ。
kazさん、こんばんは。相変わらずタフに登ってますね。計画も読んでたんですが、甲斐駒は行かなかったんですね。自分は10月の西穂以来停滞しちゃってます。今週末も地元の忘年会でまたダメだし。その次の週はヤマケイに載っていた大町での雪山講習会に参加の申し出だけしてあります。卓上講習なんですが、二日で3500円だったから、申し込んでおきました。でも40名を超えると抽選になるみたいで、どうなる事やら。年末年始は天気次第ですが、燕岳に行こうと計画しています。去年も計画したんですが、去年は猛吹雪になってしまって諦めました。今年こそはと思ってます。それと最近はカシミール3Dのソフトを勉強しています。以前からのトラックが保存してあるので、変換してまた過去の記録としてアップしてみますね。暇つぶしに読んでみて下さいね。ちょっといつになるか分かりませんが。GPSを買った時からの記録ですから、2008年の秋からの記録になります。それではkazさんもお身体に気をつけて頑張ってくださいね。
joeさん、コメントいつもありがとうございまず。
甲斐駒計画、実は間近に黒戸尾根からの甲斐駒を見てしまったことで、メチャメチャ行きたいモードなんです。
今週末に行こうかなと本気で計画しているんです。
年末年始は田舎への帰省が予定に入ってしまったので、ガッツリ山登りはちょいと無理そうで、残念なんです。でも田舎への帰路で北アルプスの脇を抜けていくので、日帰りのナンチャッテ雪山コースぐらいは登っておきたいなと思ってはいるんですが。
joeさんの過去の山行レポ、楽しみに待ってますね。
ではでは、お互いに身体に気をつけて山登りをエンジョイしましょうね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する