南ア深南部・大無間山と大根沢山（白樺荘より周回）

2016年05月22日(日) [日帰り]

• GPS: 10:55
• 距離: 24.3km
• 登り: 2,555m
• 下り: 2,553m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:19
• 休憩: 0:34
• 合計: 10:53

3:38 白樺荘
7:04 7:09 小無間山
7:19 7:26 唐松谷の頭
7:46 7:46 中無間山
8:32 8:40 大無間山
9:06 9:06 三隅峰
9:22 9:28 三方峰
10:32 10:32 小根沢山
11:37 11:39 大根沢山
12:33 12:39 田代沢の頭
14:31 白樺荘

コースタイムは山と高原地図なら17時間弱だと思います。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場：赤石温泉「白樺荘」さんの向かいの第2駐車場
※畑薙第二ダムのトンネル手前にも空き地あります

コース状況／危険箇所等

■明神橋〜小無間山
　送電線の監視路を使い鉄塔まで、階段やお助けロープを使います。
　鉄塔を横切りトラバース気味に進んだら、ガレガレの急坂を登ります。
　北西尾根に取り付いたら尾根道が続き、シロヤシオやイワカガミが咲いていました。
　1950m付近から踏み跡が薄く赤布を追いますが、直下はハッキリします。
■小無間山〜中無間山〜大無間山
　緩やかな樹林帯の尾根歩きで、一般コースになり高速道路です。
　唐松谷の頭から大無間山の展望、露地から南アルプス南部の展望があります。
　中無間山では北の尾根に入らないようにロープが張ってありました。
■大無間山〜三方峰
　鬱蒼とした森を進み踏み跡は極端に薄くなるので、赤布を追います。
　コルへの下りは道はハッキリしていますが、とても急坂でした。
　三方峰へは枯れ木と笹原で、これぞ深南部の景色が広がります。
■三方峰〜小根沢山〜大根沢山
　基本的に尾根道で深南部の景色を見ながら歩けます。
　ガレ場が何ヶ所かありますが、すぐ右側に巻き道があり危険はありません。
■大根沢山〜田代沢の頭〜白樺荘
　田代沢の頭までは細かなアップダウンがあり体力を削られます。
　小さなピークは巻いて進むこともできますが、効果は薄いと思います。
　田代沢の頭を真っ直ぐ進むと畑薙湖なので、右に折れますが激下りでした。
　この区間は良いか悪いかは別として、テープが非常に多く感じました。

その他周辺情報

温泉：南アルプス赤石温泉「白樺荘」510円
※食事は15時、日帰り入浴は18時まで、ヌルヌルのお湯でオススメです。

写真

5/22 2:09

浜松から大井川左岸を北上します。
途中の林道で崩落があったようですが迂回路ありました。

5/22 2:15

左は寸又峡ですが、井川方面へ。
ここから道は狭く落石が多くなります。

5/22 2:33

落石を起こす犯人は、この子です。
本日、二頭目のカモシカでした。

5/22 2:51

田代の「てしゃまんくの里」でトイレに寄りますが満車でした。
田中陽希さんの影響で人気が出ているようです。

5/22 3:58

白樺荘さんから車道を1キロ歩きます。
明神橋が登山口になります。

5/22 3:59

水場もありました。

5/22 3:59

法面に付けられた黄色いハシゴを登ります。

5/22 4:04

このワイヤーは青薙山のと一緒ですね。

5/22 4:28

鉄塔下までやってきました。
お馴染みのアングルです。

5/22 5:01

ガレガレの急坂を登り詰めると北西尾根に出ました。
ヒメシャラの木が何本かありました。

GPSだと、この辺りです。
もしかしたらルートを外していたのかも。

5/22 5:15

ここから明るい尾根道で迷いようがありません。

5/22 5:16

夜が明けてきました。
方角的に山伏から笹山間あたりかな。

5/22 5:19

三遠なんちゃら製の拡声器のようです。

5/22 5:34

シロヤシオが咲いていました。

5/22 5:34

満開ですね〜

5/22 5:47

目を楽しませてくれます。

5/22 6:09

赤や白のイワカガミも多かったです。

5/22 6:22

左のガレから鋸歯の尾根が見えました。

5/22 6:31

小無間山に近づくとブッシュのようです。
確実に赤布を追います。

5/22 6:39

踏み跡が薄いので下りは厳しいです。

5/22 6:51

小無間山直下は急な登りでした。

5/22 7:01

明神橋からゆっくりで3時間でした。
田代から登った時は3時間半だったので少し楽かな。
小屋泊の方達が上がってきたので談笑しました。

5/22 7:20

唐松谷の頭から大無間山を望む。

5/22 7:45

中無間山は山頂然としていない。
北の尾根に入らないように左折します。

5/22 7:58

歩きやすい道が続きます。
イワカガミが本当に多いです。

5/22 8:21

露地から南アルプスの展望。

こんな感じに見えています。

5/22 8:21

台形の聖岳と赤石岳。
まだ雪がありますね。

5/22 8:21

大根沢山の向こうに光岳と200名山の池口岳です。

池口岳は双耳峰なのでわかりやすい。
流石に白山は見えないでしょう。

5/22 8:16

左の高い所が光岳です。
肉眼では県営光岳小屋も見えています。

5/22 8:21

こちらは深南部の山々です。

5/22 8:32

間もなくで二三二九米
大無間山に到着です。

5/22 8:32

一等三角点があります。

5/22 8:41

木立ちに囲まれていますが気持ちの良い山頂です。

5/22 8:42

ここからが本番。
三方峰へ向かいます。

5/22 8:59

鬱蒼とした森を抜け急な下りでコルです。

5/22 9:05

三隈池。

5/22 9:06

深南部らしい景色になります。
バラ谷山への登りに似ています。

5/22 9:07

大無間山を振り返ります。

5/22 9:12

大無間山から南に派生した1990ピーク「風イラズ」。

5/22 9:12

寸又三山の朝日岳が格好良いです。

5/22 9:20

さらに笹原を登り詰める。

5/22 9:21

2150米
三方峰に到着です。

5/22 9:21

テント跡に可愛らしい花が咲いていました。

5/22 9:24

展望は最高で深南部の山々です。
不動岳が立派に見えました。

5/22 9:26

黒法師岳〜丸盆岳〜鎌崩岳〜不動岳と2000m級の山並み。

5/22 9:23

ガレの先に大根沢山と光岳。

5/22 9:27

5万分の1の地図を繋ぎ自作してみました。

5/22 9:53

ガレの淵を進みます。

5/22 9:53

正面に大根沢山。

5/22 10:33

歩きやすい尾根道が続きます。

5/22 11:03

中央には合地山の�喫�〜�己�が見えます。
大変だったので、もう登りたくありません。

5/22 11:10

信濃俣山が大きく迫ります。
左に池口岳、右に光岳です。

5/22 11:29

歩いたルートを振り返る。

5/22 11:32

大根沢山に近づくと鬱蒼とした樹林になります。

5/22 11:35

静岡100名山
二二三九米大根沢山に到着です。

5/22 12:16

田代沢の頭手前のガレ場から。
光岳に一番迫った瞬間です。

5/22 12:27

上河内岳を挟んで聖岳と赤石岳です。

5/22 12:27

絶景はここまで。
食事に間に合うように下山します。

5/22 12:31

平坦地は難しいのでテープを追います。

5/22 12:32

田代沢の頭です。

5/22 12:32

三等三角点がありました。

5/22 12:34

真っ直ぐ進むと畑薙ダム。
周れ右で急坂を下ります。

5/22 13:11

ガンガン下ります。
青テープの方には終始お世話になりました。

5/22 13:21

左に田代沢の頭から畑薙ダムへの尾根が見えました。

5/22 13:35

林道に近づくと人が作った樹林になります。
どっぷり山に浸かっていたのに急に現実に引き戻されました。

5/22 13:38

山の神。

5/22 13:47

1397ピークで右に行きます。

5/22 14:09

おや、尾根道を外れて林道に降りてしまった。

5/22 14:10

林道は小走りで下ります。

5/22 14:36

白樺荘に到着です。

5/22 18:15

HOKA　ONEONEのチャレンジャーATR2です。
中ノ尾根〜合致山と今回の山行の2回でボロボロです。
黄色のグリップが何か所も剥がれ酷すぎるので返品します。

5/22 14:40

お昼ご飯に間に合いました。

5/22 14:46

やまめおろし蕎麦。

5/22 14:49

手羽先チーズと手羽先餃子。
どちらかわかりますか？

5/22 17:57

永野夫妻の深南部の本を購入、割引が利いてお得でした。
この本の凄さがわかってきた。

5/22 17:57

こちらは最近発売された静岡の山の本です。
ヌルヌルの温泉にゆっくり浸かり疲れを癒しました。

撮影機器：

iPhone 6 Apple

装備

備考

※明神尾根は沢が近いので山ヒル対策をしていたが見なかった。

感想

kitainotori

買いそびれていた永野さんの藪山讃歌-南アルプス深南部の本を購入する為に白樺荘へ行こうと思いました。
大無間山は昨年秋に田代から登っているので、違うルートを調べると北東尾根があるらしい。
さらに静岡百名山の大根沢山も通る、バリエーションルートの周回もあるようだ。
これは挑戦するしかないと、早朝3時半にヘッドランプで出発しました。
（白樺荘の食事のラストオーダーから逆算すると、この時間になるのです。）
反時計回りは明神橋へピンポイントで下降するのが難しいのと、田代沢の頭までが急坂なので避けることにしましたが、大正解でした。
もったいないくらいの快晴と思っていましたが、ガレの淵から展望を楽しめました。