鎖場が楽しい! 両神山
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 746m
- 下り
- 748m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(6:45で満車になりました) |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません |
写真
感想
今回は鎖場の練習のために、八丁峠から両神山へ登りました。
両神山に登るのは今回が初めてです。(kenboさんは2回目。1回目は日向大谷から登ったとのことです。)
このルートは鎖場が非常に多いということで、表妙義でヘロヘロだった私は、他の方のレコでじっくり予習してから挑みました!
スタートは上落合橋にある駐車場から。
駐車場というか車が10台くらい停められるスペースなのですが、朝6時半過ぎの時点で、空きが後2〜3台といった感じでした。
その空きも私たちが朝ご飯を食べている間に次々と埋まっていき、あっという間に満車に。
八丁尾根ルートはかなり人気のあるコースのようです。
鎖場が多いので渋滞するかも?と急いで出発。
登山口から木の梯子を登り、いきなりの急登です。
最初のポイント八丁峠まではコースタイム1時間弱。
ちょうどいいウォーミングアップです。
歩きやすい九十九折の道を登っていくと、頭上に少し明るい場所が見えて峠へ到着。
ここは、トンネルを挟んで向かい側の「八丁トンネル登山口」から登ってきた人達と合流する場所で、休憩したりヘルメットを装着したりする人達で賑わっていました。
八丁峠から先、行蔵峠〜西岳〜東岳〜両神山頂区間は、鎖場の連続するアップダウンの激しい稜線歩き。
両神山を遠くから見ると、ギザギザした峰がいくつも連なる特徴的な山容なのですが、これからあのギザギザの一部を歩くのかな?と緊張が高まります。
まずは八丁峠〜行蔵峠。
最初はなだらかな道、しかしすぐに岩と木の根のゴツゴツした歩きにくい道になります。
しばらく行くと第一鎖場がありましたが、ここは特に鎖を使わなくても問題ありませんでした。
その後いくつかの鎖場を越えて(最初数えようかと思いましたが、面倒になってきたのでカウントせず)、行蔵峠へ到着。
ここはとても展望が良く、これから進むギザギザが良く見えました。
行蔵峠〜西岳
一度大きく下り、また大きく登り返します。
下りの鎖と、鎖のないザレた道を特に気を付けながら歩きました。
ここも今までの鎖と同じで足場や手掛かりがしっかりしていたので、鎖に頼って腕の力を使って体を支えるような場所はほとんどありませんでしたが、1カ所だけ腕力で体を持ち上げて越えた場所がありました。
「ここは下りで要注意だね」とkenboさんと確認。
今回のコースはピストンなので、行きの道をまた戻ってこなくてはならないのです。
帰り道に備えて登りの鎖では下りを、下りの鎖では登りをイメージしながら通過しました。
西岳〜東岳
ここは今回のコースの中でも特に鎖場が集中する区間です。
両神山頂から下ってくる人とのすれ違いも始まり、鎖場ではちょっとした渋滞が発生する場面もあり。
中には急いでいるのか鎖で体が振られた危ない下り方の人もいて、見ていてちょっとヒヤヒヤしました。
あとは「先に通らせてください!」と狭い場所で無理やり追い抜いて行く人。
そこはヤセ尾根の岩の上だったので避けられず、言われたkenboさんは「広い所まで行くので待ってください!」とお怒りモードでした。
このような鎖場や岩場が集中する比較的危険なコースでは、急いでいたり焦っていたりすると、小さなことでミスを起こし重大な事故に繋がりかねません。
体力的にも気持ち的にも、もう少しゆとりを持って山を楽しめばいいのにな…と思ってしまいました。
(表妙義でいっぱいいっぱいだった私が言うのもなんですが)
この区間も落ち着いて行けば特に難しい場所はなく、何箇所か「下りで面倒そうだな」と思った所はありましたが問題なくクリアできました。
東岳〜両神山
東岳から先は、今までと打って変わって歩きやすい道になります。
鎖場も最後の山頂へ向かう2個所だけだったと思います。
30分程で両神山山頂へ到着。
他のルートから登ってきた人達も大勢いて、狭い山頂はとても混んでいました。
帰りは来た道を戻りますが、下山開始がお昼前だったので、これから登ってくる人達とのすれ違いが多かったです。
普通は下りだと徐々に標高を下げていくので体力的に楽なはずなのですが、今回のコースは峰と峰を下って登ってまた下っての繰り返しなので最後まで気が抜けません。
しかも稜線は日光を遮るものがなく暑いので、帰りの方が行きよりも汗をかいてしまいました。
行蔵峠を越えて八丁峠まで戻ったところで、ようやくホッと一息。
その後は車を停めてある上落合橋まで、とても歩きやすい道をくねくねと下りてゴール。
下山後は八丁トンネルを通って志賀坂林道を下り、両神薬師の湯で汗を流しました。
ここで両神山と四阿屋山(まだいっていない)の山バッジを買ってご満悦なkenboさん。
こんどは同じ山域の二子山にも登ってみたいと言っていましたが…
今回のコースは、表妙義の後ということと、他の方のレコで予習していたこともあり、鎖場の多いコースでしたが落ち着いて歩くことが出来ました。
特に「最後の方は腕力がなくなってしまった」と書いてあるレコを見たので、腕の力だけで鎖を登ったり下りたりせず、ゆっくりでも手掛かり足の置場を探しながら鎖に頼り切らないようにしました。
おかげで下山後も体力の余裕がありました。
距離も短く、時間も登り3時間、下り2時間半くらいなので、鎖場の練習にはとても良いコースなのではないかと思います。
おススメの季節は今頃の新緑の季節か、秋の紅葉の時期でしょうか?
両神山の標高が1700mくらいなので、夏は暑すぎて大変かもしれません。(特に稜線上)
今回は、計画してから延び延びになっていた両神山へ。
自宅からのアクセスは、国道299号〜志賀坂峠を経て八丁トンネル登山口が近いのですが、八丁トンネルまでの道が荒れているとのことなので、国道140号から乾徳山登山口のひとつである大平荘までの道を想像し、却下。kazuruさんがかつて中津峡で紅葉狩りをしたついでにニッチツ秩父事業所の社宅等の廃墟を見学された際の「そこまで道は荒れていなかった」という記憶を頼りに、遠回りになるけれど上落合橋登山口を選択しました。
まだ現役のニッチツ秩父事業所のあたりの道が少し穴ぼこがあったものの、比較的すんなりと運転することができました。速度を落として共同浴場跡の前を社会科見学するように通過しながら上落合橋を目指します。途中にある橋の前で車が3台停められていて、登山の格好をした年配のグループが準備をされていたので、ここが上落合橋かと思って尋ねると「ここは赤岩尾根。両神山に登るならもっと先だよ」とのこと。
赤岩尾根…!?藪岩魂の上級ではないですかっ!
「失礼しました」とばかりに車を走らせ、6:40に上落合橋に到着すると既にほぼ満車。かろうじて停めることができました。朝食をとっていると、八丁トンネル方面から車がどんどんとやってきます。わざわざ八丁トンネルを超えてくるということは、八丁峠登山口の駐車場は既に満車なのでしょう。八丁尾根ルートはあまり人気がないと思っていましたが、予想外の展開です。今日の山行は渋滞が発生するかな?
登山口にある太い木の梯子を登ると、いきなり急登が始まります。しかし、歩きやすい道のため、比較的楽に進むことができました。
八丁峠では、八丁トンネル登山口から登って来た方との合流により、少し賑やかでした。ここで、ヘルメットやハーネスを装着しているグループが…。事前に確認した色々な方のレコでは、この八丁尾根は「鎖場がひたすら続く」「腕の筋力がパンパンになる」などと多数書かれているため、表妙義の悪夢が蘇ってきました。そこで、この重装備…。果たしてクリアできるのか?不安になってきました。
なだらかな道を進むと、鎖場が登場します。ここは鎖を掴む必要はなく、先に進むと次第に急斜面の鎖場が登場。それでもホールド・スタンスはしっかりしていて、さらに頑丈な木の根が至る所で剥き出しになっているため、割とあっさりと行蔵峠に到着。ここからこれから進む方面を眺め、アップダウンが結構あるな…との印象を受けました。
行蔵峠から一度下ります。ここは鎖がなく、木の根を頼りに下る感じでした。雨の日は少し厄介かもしれません。次々に鎖場が登場しますが、やはり特に問題なし。一箇所だけ「どうやって登ろうかな?」と思った部分(もちろん、帰りは「どうやって下ろうかな?」になります)があり、ここで腕力を頼りに登ってしまいました。またしてもあっさりと西岳に到着。
ここから東岳までは、山と高原地図では「クサリ場の連続 登降には十分注意」と書かれている区間。少し緊張しましたが、特に問題ありませんでした。ただ、このあたりからすれ違いによる渋滞が発生し始め、進むペースが落ちながら龍頭神社奥社に到着。ここで、社を見物して目の前にある道へ進もうとすると、なんだか荒れています。おかしいな?と思っていると、kazuruさんが「両神山はこっちみたいだよ」と逆方面の擦れた標識を指さしています。
地図を出して確認すると破線の沢コースとなっています(藪岩魂では中級)。これはいけない。引き返して進むと、岩肌の横に張られた鎖場が登場。飛騨泣きのステップが無いような感じ?いや、表妙義のおわん内壁のような鎖トラバース?を思い出して、ここは岩肌の上を歩く方がほとんどのようですが、せっかくだからと鎖を握り、表妙義を思い出してあの時の進み方で超えて岩肌に上がると、後から来た二人組の方が「長谷川ピークみたいだね」と岩肌を跨いで座って写真を撮り始めました。
その様子にすぐ後から来たトレラン風の二人組が苛立ち始め、その二人組の方を強引に抜かしました。さらに私に「先に行かせてください」と私に鎖に退避するように要求してきたので、「こんな場所で抜かすなら、自分が下を進めよ」と小声でカチンとしながらも「この先の広い場所まで行くから待ってください」と進みました。「すみません」のひと言もなく先に進むトレラン風の二人組。なんだ、コイツらは?
先に進むと、年配のグループの方との擦れ違い渋滞が発生。人数もさることながら、基本を無視して腕力で強引に下ろうとするために振られて少し宙吊りになる方もいて、余計に時間がかかるどころか見ていてヒヤヒヤしました。先ほどのトレラン風の二人組は「こんなに待たされると、先に進むのが面倒になるなぁ」と不満タラタラ。恐怖心から立ち往生して渋滞しているわけでもないし、こればかりは仕方が無いよなぁ。
東岳に着くと、テーブルとベンチがあって休憩されている方がいました。ただ、ここは日差しを遮る木々がないので、暑い時期に長時間休憩するのは遠慮したくなります。
ここから先はなだらかな広い道となり、サックリと両神山山頂に到着。日向大谷側から登って来る方が続々と到着するため、狭い山頂がただでさえ狭くなります。おまけにここで食事をされる方もいるので、さらに狭くなり、写真には知らない誰かが写ってしまう状態に。梵天尾根方面から作業道を経て上落合橋まで一気に下るルートがあるようですが、せっかくだから鎖場を楽しむこととし、かつてお母様が登ったことがあるという両神山に登ることができて「これでお母さんに報告できる!」とご満悦なkazuruさんに下山を促します。
直射日光を避けるため、東岳の少し先の木の下で昼食にしました。東岳〜両神山の間の方が道が広くて木が茂っているので、こちらの方が休憩には適していると思います。
往路よりもすれ違い渋滞が発生したため時間がかかりましたが、割とあっさりと八丁峠まで戻ることができました。八丁峠から先の赤岩尾根に続く道を確認し、「今の実力では絶対に無理でも、いつか挑戦するぞ!」と心に誓いました。あとは歩きやすい道をのんびりと下り、ゴールとなりました。
ゴールしてみて、多くの方の感想ほど、鎖場が多いとは思いませんでした。むしろ呆気なく終わってしまった感があります。八丁尾根の鎖場は基本に忠実であればクリアできるし、登りであれば鎖は使わなくても登ることはできるので、両神山は、時間があるときは日向大谷からのんびりと、時間がないときは八丁峠から一気に登るのが良いのかもしれません。
国道140号は、道の駅大滝以外にお風呂らしいお風呂がないため、「国道299号経由で帰りたい」とkazuruさん。「道が荒れているみたいだから嫌ですよ」と拒否しても、「向こうから車が来るくらいだから、道は大丈夫だと思うよ」と譲らないため、諦めて志賀坂峠方面へ。八丁トンネル登山口は車の台数が凄かったです。志賀坂峠までは、ニッチツの前のように荒れていることはなく、わざわざ遠回りして上落合橋スタートにすることはなかったな…。
途中で見えた二子山(藪岩魂初級)に挑戦したみたいなぁ。
両神山、お疲れ様でした〜
積極的に鎖場の練習にお出かけになられているご様子で、素晴らしいです
表妙義に比べれば、両神山はまだイイのですかね
実は両神山は未踏なんです
周辺の山塊は大概登ってるのに、何故か過去3度に渡って両神山は敗退しております鬼門の山なんですよ。
※土砂崩落で登山口までいけず×2回、子供連れでタイムオーバー×1回
近いうちに、行ってみたいなぁ...
赤岩尾根は、藪岩魂炸裂尾根で、楽しいですよ〜〜^^g
いつかは、チャレンジしてみてくださいね
山友さんに「表妙義の後に行ったらガッカリするよ」と言われていました。
しかし、他の方のレコを拝見し、少々ビビり気味に挑戦したのでした。
bicycleさんなら、尾ノ内渓谷から龍頭神社奥社経由で両神山に登りそうですね。
八丁尾根ルートは、小さなお子さんも挑戦されていました。
もちろん、同伴の保護者の方がロープ等を持参している雰囲気でしたが。
いきなり炸裂尾根は無理なので、徐々にレベルアップできたら…と思っています。
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