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Yamareco

記録ID: 888532
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

御神楽岳(栄太郎新道往復)・・”下越の谷川”は迫力十分

2016年06月03日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:50
距離
13.0km
登り
1,398m
下り
1,393m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:12
休憩
0:35
合計
8:47
距離 13.0km 登り 1,398m 下り 1,402m
4:19
65
5:24
5:30
104
7:14
39
7:53
7:54
48
8:42
8
8:50
9:17
4
9:21
42
10:03
10:04
34
10:38
94
12:12
52
13:04
2
13:06
ゴール地点
天候 快晴で今年一番暑い山行でした
過去天気図(気象庁) 2016年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
登山口100mほど手前の空地に駐車

蝉ヶ平林道の路面状態は問題ありませんでした
コース状況/
危険箇所等
まずは広谷川沿いを湯沢出合へ・・路肩が崩れやすい部分(転落しかけました; 写真60)や支沢の渡渉で滑りやすい岩(先人靴の滑り跡あり)は要注意

湯沢出合から高頭までは急登の連続で、岩場・鎖場・ナイフリッジ等要注意箇所多数あり

岩場鎖場は、湯沢出合付近のウェットな黒い岩は若干スリッピーなものの、高頭への尾根上はフリクションがきき、ホールド・スタンスもシッカリしているので、技術的な難しさはありませんでした・・槍穂や剱の一般ルートを普通に歩ける方には問題ない感じ

ナイフリッジは、両側切れ落ちた高度感がかなり怖かったですが、岩がシッカリしていて本日はドライでフリクションもきき、殆ど問題ありませんでした(南ア深南部の鎌崩(ホールドぽろぽろ・スタンスがらがらのナイフリッジ)を先日歩いたばかりなので、自分の感覚が狂っているかも)

高頭〜湯沢の頭は、岩場は殆ど無いものの潅木が被っている部分が多く、足元は要注意

湯沢の頭〜雨乞峰は、イヤらしいトラバースが1ヶ所あり、そこだけは特に慎重通過しました(写真35)

迷いやすいと思われた箇所が1ヶ所あり・・高頭からの下りで、ピンクテープから真っ直ぐ明瞭な踏み跡が続いている所がありましたが、そこは右折ポイント(写真57)

全般に、心配していた程怖くは無かったものの、難路感は満載で、手もいっぱい使うとても楽しいコースでした
栄太郎新道登山口・・危険なコースなので今日は忘れず届を提出
2016年06月03日 04:18撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3
6/3 4:18
栄太郎新道登山口・・危険なコースなので今日は忘れず届を提出
さあ出発
2016年06月03日 04:18撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
6/3 4:18
さあ出発
今日もヒメ様に出会えた♪
2016年06月03日 04:19撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8
6/3 4:19
今日もヒメ様に出会えた♪
鉱山跡の遭難碑
2016年06月03日 04:34撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
5
6/3 4:34
鉱山跡の遭難碑
へつり道・・時々慎重通過しますが、殆どは普通に歩けます
2016年06月03日 04:35撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
5
6/3 4:35
へつり道・・時々慎重通過しますが、殆どは普通に歩けます
ここは滑りやすい沢の渡渉・・切ってあるステップに足を乗せて慎重通過
2016年06月03日 04:53撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
4
6/3 4:53
ここは滑りやすい沢の渡渉・・切ってあるステップに足を乗せて慎重通過
了解です
2016年06月03日 05:24撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3
6/3 5:24
了解です
湯沢出合に到着・・最後の水場でタップリ補給
2016年06月03日 05:24撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3
6/3 5:24
湯沢出合に到着・・最後の水場でタップリ補給
尾根への取付きは急登・・リボンやペイントのマークが導いてくれます
2016年06月03日 05:34撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
6/3 5:34
尾根への取付きは急登・・リボンやペイントのマークが導いてくれます
ウェットな黒い岩は滑りやすくて要注意
2016年06月03日 05:41撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
6/3 5:41
ウェットな黒い岩は滑りやすくて要注意
尾根に乗るといよいよ現れ思わず「ウォ〜!」
2016年06月03日 05:45撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
10
6/3 5:45
尾根に乗るといよいよ現れ思わず「ウォ〜!」
迫力十分な山伏尾根
2016年06月03日 06:00撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/3 6:00
迫力十分な山伏尾根
チェックポイントの高頭・・どこを歩くのだろう?
2016年06月03日 06:01撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
6/3 6:01
チェックポイントの高頭・・どこを歩くのだろう?
岩場鎖場が多々・・鎖は真新しくて信頼できます
2016年06月03日 06:07撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
4
6/3 6:07
岩場鎖場が多々・・鎖は真新しくて信頼できます
ペイントマークも多くてそれに従います
2016年06月03日 06:09撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
5
6/3 6:09
ペイントマークも多くてそれに従います
コースが見えます・・スゴイ所を上がっていくよう
2016年06月03日 06:11撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
6/3 6:11
コースが見えます・・スゴイ所を上がっていくよう
長〜い鎖・・ステップやホールドはシッカリしていて安心して進めます
2016年06月03日 06:22撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3
6/3 6:22
長〜い鎖・・ステップやホールドはシッカリしていて安心して進めます
いよいよ現れたナイフリッジ・・少々ビビりますが、深南部の鎌崩に行ったばかりなので心配した程の問題はありませんでした
2016年06月03日 06:29撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9
6/3 6:29
いよいよ現れたナイフリッジ・・少々ビビりますが、深南部の鎌崩に行ったばかりなので心配した程の問題はありませんでした
2016年06月03日 06:31撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
6
6/3 6:31
霞みますが飯豊山が見えてきました
2016年06月03日 06:33撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
5
6/3 6:33
霞みますが飯豊山が見えてきました
ここも高度感タップリあった岩場
2016年06月03日 06:37撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
5
6/3 6:37
ここも高度感タップリあった岩場
2016年06月03日 06:40撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
6/3 6:40
ユックリ慎重にクリアしていきます
2016年06月03日 06:42撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
6
6/3 6:42
ユックリ慎重にクリアしていきます
2016年06月03日 06:46撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3
6/3 6:46
2016年06月03日 06:48撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
6/3 6:48
2016年06月03日 06:50撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3
6/3 6:50
高頭に到着して湯沢の頭方向
2016年06月03日 07:11撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5
6/3 7:11
高頭に到着して湯沢の頭方向
小ピークをいくつか越えて〜
2016年06月03日 07:39撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3
6/3 7:39
小ピークをいくつか越えて〜
湯沢の頭に到着
2016年06月03日 07:49撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
5
6/3 7:49
湯沢の頭に到着
いよいよ粟ヶ岳山頂が見えます
2016年06月03日 07:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
8
6/3 7:51
いよいよ粟ヶ岳山頂が見えます
雨乞峰〜山頂への稜線
2016年06月03日 07:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5
6/3 7:51
雨乞峰〜山頂への稜線
飯豊山
2016年06月03日 07:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
4
6/3 7:51
飯豊山
前日登った粟ヶ岳
2016年06月03日 07:52撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
4
6/3 7:52
前日登った粟ヶ岳
雨乞峰への道が見えます
2016年06月03日 08:04撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
6
6/3 8:04
雨乞峰への道が見えます
1ヶ所イヤな感じだったトラバースは特に慎重通過
2016年06月03日 08:28撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
5
6/3 8:28
1ヶ所イヤな感じだったトラバースは特に慎重通過
2016年06月03日 08:40撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
6/3 8:40
室谷分岐からはじきに〜
2016年06月03日 08:42撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
6/3 8:42
室谷分岐からはじきに〜
御神楽岳頂上到着
2016年06月03日 08:49撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/3 8:49
御神楽岳頂上到着
展望は霞み気味ではありますが〜
2016年06月03日 08:56撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
6/3 8:56
展望は霞み気味ではありますが〜
猫耳がランドマークの燧ヶ岳と会津朝日岳
2016年06月03日 08:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
6/3 8:57
猫耳がランドマークの燧ヶ岳と会津朝日岳
その左は会津駒ケ岳
2016年06月03日 08:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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6/3 8:57
その左は会津駒ケ岳
右手は浅草岳で〜
2016年06月03日 08:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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6/3 8:57
右手は浅草岳で〜
さらに右に守門岳
2016年06月03日 08:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7
6/3 8:57
さらに右に守門岳
矢筈岳があって〜
2016年06月03日 08:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
6/3 8:57
矢筈岳があって〜
その右手に昨日登った粟ヶ岳
2016年06月03日 08:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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6/3 8:57
その右手に昨日登った粟ヶ岳
浅草岳を目印に〜
2016年06月03日 09:00撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
6/3 9:00
浅草岳を目印に〜
これが越後駒ケ岳か
2016年06月03日 09:00撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5
6/3 9:00
これが越後駒ケ岳か
下山にかかります
4
下山にかかります
谷を見下ろす高度感はハンパないです
2016年06月03日 09:50撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
4
6/3 9:50
谷を見下ろす高度感はハンパないです
湯沢の頭への登り返し
2016年06月03日 09:51撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
5
6/3 9:51
湯沢の頭への登り返し
強風だとかなり怖そう
2016年06月03日 09:52撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
6
6/3 9:52
強風だとかなり怖そう
迫力満点の岩壁を眺めながら〜
2016年06月03日 10:37撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
6/3 10:37
迫力満点の岩壁を眺めながら〜
荒々しい岩肌を目に焼き付けました
2016年06月03日 09:48撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3
6/3 9:48
荒々しい岩肌を目に焼き付けました
午後になると〜
2016年06月03日 10:39撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
6/3 10:39
午後になると〜
飯豊山がクッキリしてきました
2016年06月03日 10:40撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
6/3 10:40
飯豊山がクッキリしてきました
二王子岳も
2016年06月03日 10:41撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
6/3 10:41
二王子岳も
高頭からの下りで1ヶ所道間違えしたポイント・・リボンテープからは真っ直ぐでなく右折です
2016年06月03日 11:04撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
6/3 11:04
高頭からの下りで1ヶ所道間違えしたポイント・・リボンテープからは真っ直ぐでなく右折です
何度も振り返りつつ
2016年06月03日 11:32撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
6
6/3 11:32
何度も振り返りつつ
“下越の谷川”を実感
2016年06月03日 11:54撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
11
6/3 11:54
“下越の谷川”を実感
登りで路肩が崩れて転落しかけたポイント・・草露を避けようと左に寄り過ぎたのが間違いの元
2016年06月03日 12:49撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
6/3 12:49
登りで路肩が崩れて転落しかけたポイント・・草露を避けようと左に寄り過ぎたのが間違いの元
ヒメ様に癒され〜
2016年06月03日 13:03撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
7
6/3 13:03
ヒメ様に癒され〜
無事駐車地帰着・・暑さと緊張の1日でした
2016年06月03日 13:06撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3
6/3 13:06
無事駐車地帰着・・暑さと緊張の1日でした

感想

前日、粟ヶ岳登山口から移動して今回メインの御神楽岳蝉ヶ平登山口で車中泊。やや“飲みすぎイエローカード”だったものの、前夜夜行バスで余り眠れなかった分を取り戻す爆睡でした。

帰りの新幹線時刻から逆算して4時過ぎの早出をしましたが、日の長い時期はありがたくヘッデン不要でした。

栄太郎新道コースは難路の情報通り、沢沿いの道もタダの道ではなく、滑落したらただでは済まない高巻部(路肩が崩れやすくて実際落ちかけた)や支沢のスリッピーな岩の渡渉もありました。

湯沢出合からは急登の連続で、“下越の谷川”とも称される岩稜・岩壁は好天に恵まれたこともあって大迫力。岩場・鎖場・ナイフリッジなどが続いてクリアするのが楽しい道でした。幸いに、鎖は真新しくて信頼でき、スタンス・ホールドもシッカリしていて技術的な難度はそれ程高くはありませんでした。

湯沢の頭からは、1ヶ所イヤらしいトラバースはあったものの慎重通過で無事に御神楽岳登頂。今回の目標をコンプリートし、山頂からは、新潟〜南東北〜北関東の山々の素晴らしい眺めを堪能できました。

「一歩一歩ゆっくり確実に」という安全登山の基本を再確認した山行でした。

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