木曽駒ヶ岳 静かで贅沢な山旅(上松Aコース)
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- GPS
- 26:28
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 2,227m
- 下り
- 2,239m
コースタイム
- 山行
- 3:00
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 3:11
天候 | 11日 晴れ時々曇り 12日 曇り時々晴れ *2日間とも雨に降られることはありませんでした |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
大阪隊 :アーバンライナー&中央線乗り継ぎJR中津川 中津川で合流後、バローで買い出し。国道19号約1時間で上松Aコース登山口。 *登山口はアルプス山荘ですが、車は砂防公園まで入れます(無料)。 20台くらいは止められそうですが、帰りはアスファルト道を15分程度登り返しです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般に表示物は整っており迷うことはありませんでした(半合ごとに細かく標識あり)。*登山ポストは砂防公園の車止め前* ・砂防公園〜敬神の滝:敬神の滝まではアスファルトの下り。下山後は登り返し。 ・敬神の滝〜金懸小屋(五合目):緩やかな樹林帯です(敬神の滝で水を確保)。 ・金懸小屋〜八合目 :胸突き八丁・ラクダの背とありますが危険箇所は無し。六合目からはコイワカガミの群生が多数。 ・八合目〜九合目 :八合目の先でトラバース道と前岳経由が分岐。トラバース道は ミヤマキンバイ・ハクサンイチゲ・タカネザクラなど高山植物多数。一箇所崩れている所ありますが、ロープが張っており慎重に通れば問題なし。帰りは前岳経由で下山しましたが後半は急な下りが多く要注意。 ・九合目〜山頂 :玉の窪山荘手前からイッキに展望が開けます。ガレ場に注意。 『金懸避難小屋』・・・何と畳敷き! ロフトもあり20名は宿泊出来そう。毛布もあります。小屋の外に綺麗じゃないが手洗いあり。 水場は小屋から六合目に向かい直ぐ近くですが流れはか細いです。できれば敬神の滝で組んでおいたほうが良いと思います。名前通り”金懸けてる”感じの快適な避難小屋です。 6月12日現在、『玉の窪小屋』・『頂上木曽小屋』は閉まっていました。中岳に向かう途中の『駒ケ岳山荘は営業中』だとのこと。 |
その他周辺情報 | ・十割手打ち蕎麦 ”玄”(上松町)・・・国道19線沿い。地味な店ですが粗挽き蕎麦はおススメ!! 数量限定で今回は久しぶりに食べることが出来ました!! |
写真
感想
梅雨に入っての雨男三人旅でしたが、心配した天気も問題なく駒ケ岳からは北アルプスから南アルプス、富士山の裾まで見ることができました。
木曽駒ケ岳と言いながら主なルートは伊那側なので、本来のオモテ側から登ろうと上松Aコースを選択。けれど、登っている途中ではどこが頂上やら?ヤマレコには記録が少ないので相当荒れていたり、藪こぎもあるかも?と思っていました。ところが予想以上に綺麗に整備されて標識や目印も多く道に迷う心配は無いです。これなら積雪期も大丈夫かもと思います。整備されてるという地元の方に出会いましたが、ひたすら感謝です。
何より金懸小屋が綺麗で畳が敷かれていて、泊まりは三人だけなので広々と寝られました。こんなにいいコースなのに出会った人は数人で、頂上には我々三人だけで独占させて貰いました。
日頃の不摂生がたたり登りではペースが上がらず、下りではヒザが笑ってやっとの思いで下りてきました。最後の方は下山後の蕎麦の事だけを考えておりました。みなさんペースを乱してすみません。歴史のあるコースを静かに快適に登れてとても良かったです。木曽駒ケ岳は木曽のものだと再認識しました。
今年のGWのペリカンツアーは諸般の事情で敢なく中止。。。
というわけで去年の12月八ヶ岳遠征以来のペリカン隊の山旅。
今回もリチャードさん・サイモンさん、そして私のいつものメンバー。
最近は他のメンバーが全くついて来てくれないのが残念。。。(T_T)
私が”木曽駒でテント泊したい!!”ってつぶやいたら暫くして計画書が届く。
『上松Aコースから避難小屋泊まりで麓から登るで〜』。なに?うえまつ??
この時点ではロープウエイ使って千畳敷から登るつもりだったんですが・・・
”上松”って地名、初耳だったので”あげまつ”って読むことすら直前まで知りませんでした(^_^;)
ヤマレコを調べてもあんまり記録が出て来ないので荒れてるのかと思いきやしっかりと整備されておりとても歩きやすい、まさに『え〜コース』でした。
それもその筈、かのW・ウエストンさんが明治時代に木曽駒に登られたのがこのコース。樹林帯の続く地味かもしれないけどかつての面影を感じられる静かなルートです。週末の2日間で4・5組みしかすれ違わなかったし、立派な金懸小屋には我々3名だけ。梅雨時で仕方ないにしても、千畳敷の賑わいと比べたら余りにもひっそりしてる。いや〜もっとたくさんの人に知って欲しいコースです。
木曽駒ケ岳なんてロープウエイで登れちゃうから面白くない!!って思ってらっしゃる私のような方には絶対におススメ。 山頂からは千畳敷も見えないので下から歩いて登ってきた達成感もひとしお。 高山植物もたくさん楽しめますよ〜
早月尾根からの剣岳・黒戸尾根からの甲斐駒・赤岩尾根からの鹿島槍、そして今回の木曽駒ケ岳。サイモン隊長のルート選択には毎回???ですが今回が一番ナイス!だったような気がします。また宜しくお願いしますね!!
直前まで「テルテル君」のご機嫌コロコロ変わり、ドキドキ・わくわく・そわそわ。コース選択も「より降水確率の低い山域へ」ってドキ・わく・そわそわ。
最初と最後の(舗装林道)には参りましたが、木曽からの中アは初めてで「忘れえぬ山旅」となりました。
個人的には岩稜をがし・がし登るのが好みですが、今回のような長い下りでは「落ち葉の絨毯」がとても良いです。膝はもとより身体全体にかかるショックをほどよく緩和してくれます。
静かな時の流れの中「色彩のブルース」(エゴ・ラッピン)に 🎶 心で酔い 🎶 ました。
SL・CLさん ありがとうございました。
おまけ 金剛杖は意外と使えると思います。
コメント
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コメントを書いてくださってありがとうございます。saoukunさんはカナビキ尾根を登っておられますが、今度弥山川遡行(双門コース)に挑戦したいと思っています。私の持っている資料には登りのタイムはあるのですが下りのカナビキ尾根の標準タイムが載っていません。もしわかれば教えてください。(八経ヶ岳から熊渡までのタイムです。)
ベッカムさん こんにちわ。先日はどうもありがとうございました。
大峯双門コース、私もいつかは行きたいと思いながら行ってません。
時期的には日の出から日の入りまでの時間が長い今頃がベストなのではと思います。
お訊ねの八経〜熊渡までの下山コースタイムですが、たぶん5時間くらいだったと思います。今週は出張ですので帰宅してから確認させていただきますね。
金引尾根は現在破線ルートで踏み跡はしっかりありますが、下山時には途中で数か所迷いやすいところがあります。自分もまだ単独では歩いたことがありません。。。
出来れば現地に詳しい方が同行、もしくは天川村役場に下山された方が良いかも
いずれにしても改めて連絡させていただきます
satokunさん、お返事ありがとうございました。
金懸小屋といい、狼平といい
避難小屋の達人とお見受けしました。
両方とも小屋そのものも
水場もありで良いところですね。
他にも良いところがあれば教えていただけると
うれしいです。
ベッカムさん こんばんは。
度々の山行でお金も無く天幕担ぐ体力も少しずつ衰える中高年にありがた〜い味方の避難小屋。
”緊急避難の為にあるんだからはなから泊まる目的で使っちゃいかん!!”なんてことも言われますが、そのような場面には出くわしたことないのでご迷惑掛けないよう使っています
達人ってことはありませんが、大峯奥駈けの避難小屋はどこも管理が行き届いていいです。
二蔵宿・小笹宿・行者還小屋・楊子ノ宿・深仙ノ宿。。。南奥駈けはまだ行ってません。
あと四国徳島の三嶺〜剣に駆けての縦走路の小屋も静かでおススメ!!
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-742294.html
伯耆大山の大休峠小屋やユートピア小屋なんかもいいのでは?
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-480687.html
関西在住につきどうしても西日本のことになっちゃいますが。。。
まだ行かれてないなら是非お越し下さいませ〜
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