樹海から富士山:ヘタレラン


- GPS
- 10:38
- 距離
- 34.9km
- 登り
- 3,043m
- 下り
- 1,995m
コースタイム
- 山行
- 9:34
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 10:38
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
その他周辺情報 | 下山後は須走温泉天恵。須走五合目から御殿場に向かうバスを宮上バス停で途中下車、徒歩10分。温泉からは徒歩3分の所に富士高原ゴルフ場というバス停があり、御殿場駅行き路線バスが1時間に2本、21時ぐらいまで来る(去年も今年もバスが10分以上遅れてあさぎり号への乗り継ぎでトラブった)。 |
写真
感想
昨年に続いて山開き前の富士山を麓から登ってみた。昨年富士山駅から登って自信がついたので、今年はいわゆる精進登山口ルートで樹海からの富士山登山に挑戦。
精進民宿村に前泊して(ちなみにひとりで借り切りだった・・・)、翌朝出発、すぐに樹海に入って富士スバルライン五合目まで、誰にも会わずに約4時間。我ながらオタクだな〜と思う(笑)。約18キロあるので飽きちゃう人もいるかも。でも奇特な体験だった。
広葉樹林、コメツガ林、カラマツ林などが入り混じり、至るところが苔むしてる。キビタキ、ウグイス、ホトトギスなどが終始さえずってる。欲を言えば陽が射した樹海がきれいなので、もう少し遅めに出発しても良かった。トレイルは整備されているので走りやすい。
樹海から富士スバルライン五合目に突然飛び出すと世界がガラッと変わる。朝8時なのに結構人がいた。山に登らない観光の人たちも大勢来るんだな。知らなかった。
五合目から登山ルート閉鎖の看板をすり抜けるとまた人が少なくなる。無人の富士山安全指導センターからは延々と続くザレ場のジグザグ。七合目手前で溶岩の岩場に変わったあと、酸素が薄いせいか、バランス感覚が普段より悪い感じがした。そういえば去年もそうだった。超スローで登ってるのに心拍数が150を超えることも。なるべく手を使うようにしたら少し登りやすくなった。
昨年と違って足は攣らなかった。頭痛もなし。ただ、お鉢を回る間、猛烈に、去年以上に体がだるかった。インフルエンザで40度の熱が出た時の感じというとさすがに大げさだけど、体を動かすのがシンドくてしかたがない。無理に動くと吐き気を催しそうなので、だましだまし進む。標高の低いエリアで追い越した人達にお鉢近辺で逆に追い越されることも。低山での登りには強いけど、体の高度順応力が低いんだろうな。この春はあまり高い山に登ってなかったし。
でも何よりも空が青くて素敵だった。
下山ルートはそこかしこにロープが張られていて、どれを無視するか迷った結果、いきなりお鉢から須走下山ルートに入るのは見合わせて、御来光館のところでロープを跨いで吉田ルートから須走下山ルートへ移った(ちなみに去年はそのもう少し下のトモエ館から)。お鉢からの須走下山ルートを下っている人の姿も遠目にみかけたので、そちらも除雪は済んでいたようだ。通行止めは小屋開き準備のブルドーザーの関係だったのかな。
*****
ヤマテンの予報によると、正午の山頂の気温は7度。上半身は半袖2枚とアームウォーマー。風が強かったので、途中でグローブ、イヤーウーォーマー、ウィンドブレーカーを付ける。お鉢ではフードをかぶる時間もあった。冷たい強風で鼻の皮膚が数分麻痺した場面も。でも麓では30度に達したところもあったようなので、麓まで走って下ったらさぞ暑かったと思う。
*****
装備としては、サンバイザーを持っていかず、その代わり日焼け止めオイルを塗りまくったのは、風が強かったので正解だった。帽子を両手で抑えながら歩いている人もいた。
失敗は、しっかりしたゲイターを持って行かなかったこと。砂走りの最中に靴の中が砂でパンパンになって、二度も靴を履きなおすハメになった。
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平均心拍数は122、消費カロリー4291。
山の中で摂ったカロリーは900kcalにも達しなかった。なんで空腹にならなかったんだろう?
スバルライン五合目までに取った水分は0.5L。五合目の自販機で1L購入した(ボトルは持ち帰り。また、売店営業時間外は電気が通じなくて自販機も使えないそうなので注意)。そこからゴールまでに取った水分は1.2L。
所要時間は標準歩行時間の58%。特にお鉢ではハイカーの方々と大差ないスピードだったのでトレランに分類するのは気が引けるんだけど・・・次回は高度順応を工夫しないと!
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