木曽駒ケ岳・闇夜の東、茜の西

2010年07月18日(日) ~ 2010年07月19日(月)

• GPS: 355455:00
• 距離: 6.6km
• 登り: 783m
• 下り: 562m

コースタイム

ロープウェイに3時間待ち

天候

快晴、快適

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

阪神高速道路〜名神高速道路〜中央道・駒ヶ根出口
駐車場はバス停前にあります

コース状況／危険箇所等

登山道はよく整備されています

■食べ物
駒ヶ根名物　　
ソースカツ丼　　
・明治亭　
ソースカツ丼
甘めのソースにサクサク味噌風味カツ
とても美味しい

・ガロ(巨大ソースカツ丼)
有名店
食べたことがありませんが順番を並ぶ人でいっぱいです

■温泉
駒ヶ根温泉ホテル(早朝から深夜まで入浴可能)湯殿の良し悪しはあえて語りませんが登山後に開いている温泉ということでしたら。
宿泊料金も安いです

写真

ロープウェイ
降り立つ

カールを楽しむ
1ヶ所積雪を
歩きました

カールが綺麗
千畳敷を満喫

カナリヤ色の
信濃金梅
シナノキンバイ

刈安(かりやす)
刈安は
イネ科の多年草

刈安の茎や葉を乾燥させたもので染めた色をいい黄八丈を染める植物染料でも有名

鮮やかな黄色
カナリヤ色とも
よばれます

雨に洗われて
すべてが綺麗
雪渓も光ってる

後方から
雲が湧きたち

猩々袴
ショウジョウバカマ　

棟色(おうちいろ)
楝とは
栴檀(せんだん)の　
花の古名で
また栴檀の別名は
白檀(びゃくだん)

その花の色のような
青味がかった
薄紫色

駒ヶ根市内
南アルプも　

大展望

千畳敷の
お散歩なら
子供〜年配者も
大丈夫

千畳敷を後に

梅雨明けの
好天

乗越浄土へ

八丁坂
胸突き八丁

白山一花
白山一華
ハクサンイチゲ
沢山

自然が設えた
創造は
計り知れない

渋滞休憩で
意外と楽

オットセイ岩
中央の下

空色、
群青の乗越浄土
群青
(ぐんじょう)

飛鳥時代に
中国から渡来した
顔料による青色で
赤みの少ない
紺色で薄い色を
白群(びゃくぐん)

濃い青を群青

(紫がかった)
濃い青は
紺青
(こんじょう)

風景
また綺麗

乗越浄土

夏の雲が
湧き立つ

大きな岩

木曽駒ケ岳へ
向かいます

岩で遊ぶ2人
眺めている

テントが
カラフル

木曽駒ケ岳頂上

頂上付近の展望

風が心地よい

天空は
果てしない

ひっそりと
雪渓も

雲が停止している

空の上の青海波
(せいがいは)

雲海の中に立つ
今夜のお宿

静寂と果てしない
雲海と
夕日の薄桃色

金星と夕景

景色が止まって
時間だけが
動いています

東側から
濃密な闇夜が
やってきました

御嶽山に
沈み始める夕日

静寂が辺りを
包み

西は私の住む街

いつも海に沈む
夕陽がここでは
雲海の彼方へ

木曾駒ケ岳から
少し下りてきました
振り返って

なんて、、、
なんて綺麗
なんでしょう

山の支配下に
置かれる
ちっぽけな私

神々しい
御嶽山の背後に
日が沈みゆく

細胞の底辺まで
宇宙を感じて
御嶽山に釘付け

東側(東京方面)は
すでに闇夜

西側(名古屋方面)は
夕日で明るい

御嶽山は
いつまでも
いつまでも
夕日を従えている

ここは
天国と宇宙の境目

金星は輝きを増し
雲が右肩上がりに
なって

この静寂を
なんとしよう?

神の山
御嶽山　

初めて理を知る

東の神の山が
富士山なら　

西はきっと
御嶽山

太古から変わらない
神秘にふれる

寒い空より
ずっと私を
俯瞰している　

頂上木曽小屋
夕食

温かいご飯は
ご馳走

夜明け前　

木曾駒ヶ岳山頂より

矍鑠ものを前に
襟を整え
待つ夜明け

朝日を浴びる
御嶽山　

美麗

明けは
魂を限りなく
満たし
往く

天空も果てしなく
朝染まる

気に入りの光景

北アルプス方面

御嶽山と乗鞍岳

向いあっていても
それぞれ違う印象を
受けた山

小屋の朝食

お茶、ご飯
お味噌汁は
おかわりOK

木曽駒ケ岳を
宰領しているもの

いつか
知りたいような
知っては
いけないような

宝剣岳
今度は空木岳にも
行きたい

この時は
空木岳への登山道が
崩落の為
通行止でした

南アルプス方面

快晴

空が蒼い　
青い

名誉ある
千畳敷の美しさ

形容がしがたい

絵葉書のようですが
今思っても
構図がもどかしい

沢山の花に
迎えられ
千畳敷を
後にします

さようなら　
また来ます

駒ヶ根高原より
千畳敷

駒草屋の蕎麦を
待つ前に
駒ヶ根高原から

ここから番外編:　
明治亭の
信州豚の
ロースカツ丼

大変おいしゅう
ございました

駒草屋の蕎麦

今まで食べてきた
蕎麦の中で
一番美味しい

冷たい方を
是非どうぞ

駒草屋の五平餅

ゆずの風味と
甘味の味噌で
美味しい

2008年11月

木曾駒ヶ岳の
千畳敷から

写真
中央に富士山

友人と訪れた
木曽駒ケ岳

天気が違うと
印象も
厳(いかめ)しい

新雪

サクッサクッキュと
柔らかい足裏

南アルプス

凄く
楽しかったな

知り合ってから
お互いの心に
浸透するまで
時間がかかった
けれど
この日は意見を
違えなかった

ケンカには
ならないよ
いつも折れるのは私

夏とは違った景色も
素晴らしい

墨絵の世界に
魅せられた

南アルプスの下を
雲が流れる

天と
駒ヶ根市内を分断

感想

まあ

年々に
わが悲しみは深くして　
いよいよ華やぐ
命なりけり
　　　
岡本かの子


元職場の同僚Kさんが
2年ぶりに電話をしてきて
ご飯でも食べに行かない?って
聞くから
山に行かない?と尋ねた

運転好きの私の助手席に
初対面の大阪のMさん
後部座席にKさんを乗せて
3人で木曽駒ヶ岳へ　
　
木曽駒頂上山荘
夕刻時
しんしんと冷え行く中
山小屋前から
西日を光背に佇む御嶽山が
とてつもなく雄大で美しく
独り囚われ眺め過ごす
　
関東方面は既に闇が
支配している

なのに御嶽山は　
いつまでも
夕日を従えている

神々しさに
言葉が見つからない

何かが集約し
そして開放する

東が富士山なら
西は御嶽山なんだと
理を知る旅でした