磐梯山
- GPS
- 09:51
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 1,410m
- 下り
- 1,154m
コースタイム
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
五色沼東園地駐車場 ◆バス 磐梯東都バス 05:51 五色沼入口BS 06:08 九軒町角BS |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆猪苗代スキー場→赤埴山 スキー場のゲレンデを突っ切るように登ります。 林道がゲレンデトップまで続き登山道に突入します。 天の庭、赤埴山分岐を経て赤埴山に至ります。 ◆赤埴山→磐梯山 赤埴山から下り巻き道と合流し、樹林の中を進みます。 沼の平の湿地を過ぎ、渋谷登山道と合流し、その先に黄金清水があります。 急傾斜を制すると広場になり弘法清水小屋に至ります。 小屋の先を左折して急登を登り切ると磐梯山山頂に到着します。 ◆磐梯山→五色沼 山頂から弘法清水小屋まで戻り、さらに下ってお花畑を左手にしながらぐるりと回り込み裏磐梯方面に進みます。 分岐で右に進路をとり急傾斜を過ぎると緩やかになり裏磐梯スキー場のトップに出ます。 ゲレンデを下り舗装路を進み国道を右に進むと裏磐梯高原駅にいたり、その向かいが五色沼自然探勝路です。 |
その他周辺情報 | ◆日帰り温泉 休暇村裏磐梯 < http://www.qkamura.or.jp/bandai/hotspa/ > |
写真
感想
◆みちのく探訪/初日
夏休みに計画していた東北への遠征。
休暇取得の関係で思うように計画が立てられなくなったことや振替休暇があったことから半分だけ前倒しに訪ねることに。
狙うは磐梯山のほか安達太良山と一切経山で、いずれも登山口から日帰り山行が可能です。
磐梯山山頂へのルートは、南の猪苗代スキー場から北上して五色沼へ抜けるものです。
五色沼から市バスに揺られてスキー場に一番近いバス停で降り、しとしと雨が降る中、スタートしました。
ゲレンデトップを過ぎ「天の庭」から猪苗代湖を望めるはずですが、濃い霧があたりを覆っていて展望は得られず。
次第に風が強くなり、赤埴山では休憩もそこそこに樹林に逃げ込みました。
◆弘法清水小屋で
緩急を繰り返して登り詰め、黄金清水を経て弘法清水小屋にたどり着くころになると、風雨が一層激しくなりました。
小屋の女将さんは優しい笑顔で迎え入れてくれました。
汗と雨で濡れた衣類を着替え、軽く食事をさせてもらいました。
この女将さん、この付近のおヤマによく登っていて、西吾妻山や翌日訪ねる予定の安達太良山の話に花が咲きます。
安達太良山へは沼尻を起点として噴火口を時計回りに巡るコースを勧めていただきました。
時折強く吹き付ける雨風の音を聞きながら気づけば1時間半近く雨宿り。
しかし、いっこうに天候が回復する気配がなく、それどころか到着した時より悪化した条件の中、小屋を発ち山頂を目指しました。
◆バンダイクワガタ
弘法清水小屋で扱っているヤマバッヂは2種類。
一つは猪苗代湖側から見た表の磐梯山で、もう一つは裏磐梯の山容でした。
裏磐梯にはバンダイクワガタが描かれていたので迷わずこちらを選びました。
山と高原地図には、磐梯山山頂下のお花畑に「バンダイクワガタ6月中旬」と記されていて、今がちょうど開花時期のようです。
雨風が強くお花を見つけながら歩く余裕がなく、また、背丈が低いためなかなか見つけられませんでした。
やっと見つけたときは思わず両手で風を防いであげたくなるような可憐な出で立ちでした。
上品な青紫色の花びらに加え2本の雄しべと1本の雌しべは長く伸びたまつ毛のように見えます。
この花は「磐梯鍬形」の字が当てられるようでカタカナで書くと強くたくましいイメージを持ちましたが、細く小さく、か弱そうで愛らしい花でした。
◆噴火の爪痕
銅沼(あかぬま)の水面は文字どおり赤銅色で一見して銅が溶け出していることがうかがえます。
1888年の噴火直後に誕生したようです。
銅沼は磐梯山を北側から望む位置にあり、噴火により崩れた荒々しい山肌が見えます。
朝登ってきた猪苗代湖側は緑が濃かっただけにギャップが大きく噴火のエネルギーの大きさを実感できます。
登山道の岩は、ところどころ溶岩を思わせる黒くて荒い岩が見られ、また、中ノ湯跡では硫黄の香りが強く感じられました。
◆五色沼自然探勝路
磐梯山の北側には、銅沼以外にも大小の沼が点在しています。
五色沼には、青沼、るり沼、みどろ沼など水面の色を表す名前が付いているものが多く見受けららます。
アップダウンがほとんどない沼巡りをしてこの日の山行を締めくくりました。
◆暦
福島(福島県)
2016年6月17日(金)
日の出 4:16
日南中時 11:39
日の入り 19:02
月の出 15:57
月南中時 21:22
月の入り 2:08
正午月齢 12.0
コメント
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こんにちはー!
先日、雄国沼までは行ったのですが磐梯山は行けませんでした…。
このお山は晴れていると絶景ですので、ぜひ青空の時に再チャレンジしてみてください!
バンクワ、実はまだ実物に会ったことがなく。
ちょっと羨ましかったりします。
というか、最近のみなさんのレコを背景していたら磐梯山に行きたくなってきた。。。(笑)
よりによって酷い天気の日に行ってしまいました。
絶景といえば絶景、白さが際立ってました(*´ω`*)
バンクワ見てきました!
お花に詳しいジョーさんに先んじて見ることができたのでちょっと優越感。。。
レコを見て行きたくなる・・・
バンクワのシーズンは短いようです。
お早めに!
いいスキー場ですよねぇ。。懐かしい。
今回は山よりも沼のお写真に心惹かれました。
美しい沼がこんなにも点在しているんですね。
冬にしか訪れたことの無い地なので、夏の良さも探訪してみたくなりました
裏磐梯スキー場は小さいながら雪質が良くいいゲレンデですよね。
滑りに行きたくなります。
火山群の山域で湿地や池沼がたくさんあって、硬軟あわせ持つヤマの景色が次々と現れ変化に富んでいました。
沼の色は二つと同じものはなく特徴的な色合いを楽しめました。
冬だけではもったいないです!
コメントありがとうございました。
こんにちは。
すっかり雨でも白くてもお出かけする姿が板について・・・
しかも降りたら晴れる・・・
でも、お花畑で癒されていらしたようで、この時期を選ばれたのは良かったですね。
私はお花畑歩きが出来なかったので、皆さんのレコを読んでは、やっぱり行けば良かった・・・と思っているところです。
ま、また行きますから
ところで、最後の写真のなんとも言えないヤラセ感が胡散臭くてステキです
もうちょっと気合入れて引っ張ってる感じがでるともっと良かったですね〜(笑)
胡散臭い写真を公開してスミマセン!
設営後のテントでもよかったのですが、たまには小道具を使ってみたのです。
慣れないことをするのはダメですね。
この日の雨と風には参りました。
梅雨のこの時期なので仕方ありませんが・・・
お花畑は強風に当たり、雨に当たりでお花がかわいそうでした。
小さな花たちが必死に生きようとする姿を見て力づけられた気がします。
また行きたくなるイイおヤマでした。
LArcさん、こんにちは。
東北シリーズ、というか福島シリーズですかね。
磐梯山、麓から見るととても美しい独立峰なのですが、ガスがかかりやすいという面もあるようで、私が訪れたときも、山の上ではガスガスでした。
赤埴山から猪苗代湖を眺めると気持ちいいんですけどね。
まあ、何かの折にまた来てくださいということで。
銅沼も寄られたのですね。
私の時よりも水量も多く、美しいです。
五色沼は、一般の観光客の方も多い景勝地ですね。
福島シリーズ行ってきました。
福島県、特にこの一帯は、イイおヤマがたくさんありますね。
今回訪れて改めてそういう認識になりました。
磐梯山を間近で見たのは春先の西吾妻からでした。
そのときは気高さを感じちょっと近寄りがたい存在に思ってました。
しかし、実際は火山活動による有害ガスを除けば親しみやすいヤマなんですね。
展望が良くてお花がたくさん咲いていて・・・
天気ばかりはどうしようもないので、また機会を作って(今度は絶対晴れの日に!)景色を楽しみたいと思ってます。
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