赤岳(本気の八ヶ岳、山の神様からのご褒美)
- GPS
- 09:45
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,238m
- 下り
- 1,231m
コースタイム
06:35 美濃戸山荘 06:50
09:05 行者小屋 10:05
11:30 文三郎尾根分岐 11:35
12:25 赤岳山頂 12:35
12:36 赤岳山頂小屋 12:55
13:25 地蔵の頭 13:35
14:10 行者小屋 14:35
15:55 美濃戸山荘 15:55
16:10 駐車スペース
天候 | 雨のち雪のち曇りのち快晴(山の神様からのご褒美) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
諏訪南ICからやまのこ村手前駐車スペースまで30分 (本来は赤岳山荘駐車場まで行く予定でしたが、凍結のためたどり着けませんでした・・・) |
コース状況/ 危険箇所等 |
(駐車スペース〜美濃戸山荘〜行者小屋) 本当は、赤岳山荘の駐車場にとめる予定でした。 しかし、昨晩の豪雨と冷え込みで美濃戸までの林道でタイヤがスタッグ・・・ 進むことも戻ることもできなくなってしまったので、ちょっとしたスペースにとめさせていただきました。 当然駐車禁止区間なので本来は駐車できません・・・ これからは2WDでは美濃戸口からの進入は、やめた方がよいでしょう。 行者小屋まではあちこち凍結したり、雨水・雪解け水が川となっていて時間がかかりました。 到着した頃には、だいぶ疲れてしまいました・・・ (行者小屋〜文三郎尾根分岐) ここで朝食とこれからの登山の準備をします。 ダブルストックをしまい、ピッケルに持ち替え、アイゼンを装着します。 トレースもなく、新雪で体力を奪われます。 階段にアイゼンをひっかけないように気をつけて、登っていきます。 (文三郎尾根分岐〜赤岳山頂) ここからは風が強くなるので、防寒対策はしっかりした方がよいでしょう。 いままでは曇っていましたが、この辺りからは突然天気が回復しました。 行者小屋で、山の神様にお願いしたのが叶ったのでしょうか? 山頂手前は、かなりの傾斜の岩場になります。 ピッケルとアイゼンを良く効かせ、登って行きましょう。 (赤岳山頂〜赤岳山頂小屋〜地蔵の頭) なんと、山頂に着くとピーカン。 しばらくは景色を堪能します。 赤岳山頂小屋でお昼を食べ、地蔵の頭に向かいます。 ここからの下りはアイゼンワークをしっかりすれば、軽快に下山できます。 (地蔵の頭〜行者小屋) 今回のルートで一番雪深かったのが、ここでした。 上の方はわりと険しい個所もありますが、樹林帯では尻セードを楽しみました。 (行者小屋〜美濃戸山荘) 日が暮れる心配があったので、急ぎ足で下山しました。 朝登った時よりも、雪が締まり歩きやすかったです。 ただ、また今晩あたりからは冷え込むので、凍結して明日以降登られる方は大変かと思います。 |
写真
感想
冬山を語るためには、晴天の日だけを登っているのでは登ったことにならない・・・
天候の悪い雪山こそが冬山である。
このようなことを、何かで読んだことがあった・・・
今週天気悪いのはわかっていましたが、今年中にもう一度八ヶ岳に行きたいと思っていました。
11月末に、Utunduさんと宝剣岳に登っていましたが、お誘いしてみるとOK。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-89286.html
雪山の単独登山は、相方になるべく避けるように言われているので、ラッキーでした。
それならば、Utunduさんも登りたがっている雪の赤岳にしようと思い、計画しました。
今日は、冬季縦走中の2日目に天候が悪化した場合と、勝手にイメージを膨らませてみました。
自宅を出た時には小雨でしたが、諏訪南IC付近ではドシャ降り・・・
赤岳登頂が無理ならば、別のルートなども検討していました。
歩き始めると次第に雨が弱くなり、行者小屋付近では雪に変わりました。
行者小屋で1時間程休んでいると、雪はやみ、曇り空へ。
登っていくにつれて、天候は回復し、山頂ではピーカンに。
実は、行者小屋で山の神様へ『自分たちを受け入れてください』とお願いしていました。
栗城さんも、エベレストに向かう時は、まず祈るそうです。
自分とはあまりにもレベルが違いすぎますが、山好きだということに違いはありません。
そんな願いが受け入れられたのか、山の神様が自分たちにご褒美をくれたのだと思います。
雪山は怖いところ、そんなイメージは誰しもあると思います。
当然、自分たちも強くそう思い、決して甘くは見てはいません。
それだから、人一倍、情報を収集して準備を整えて雪山に向かいます。
徐々にステップアップして、これからも山に一年中向き合っていければと思っています。
スリーシーズン用の靴ではもう限界なので、新しいものを新調したいものです☆
starさんが、冒頭ご紹介されている「本気の八ヶ岳」。私もこのタイトルにやられてしまった一人です。
毎年冬は丹沢ばっかりでしたが、今年の冬は八ヶ岳をやりたい!そう思っていました。
12月に一度赤岳に登りたいと検討していたところ、starさんからお誘いがありました。
さすがにこの時期の赤岳をいきなり単独は不安があったし、starさんは冬の赤岳経験者だし、心強く思いご一緒させていただきました。
「本気の八ヶ岳計画」なので、好天の中、素晴らしい景色を求めて、という気持ちもありますが、まずはたくさんのコンディションを経験することに決めてます。
今回も悪天候予想でした。starさんが状況に応じたプランをいくつか作ってくれたし、ピークハントより、ルートを歩けるとこまで歩いてみる、ということが目的でした。
青空は微塵も期待してませんでした。今回は雨や雪の中を歩くんだ、と事前に諦めちゃうくらいの天気予報でしたから、まさかの天候回復は奇跡的でした。
帰りの行者小屋から眺める赤岳は見たことのない美しさで超感動、今回も素晴らしい山行でした。
こんばんは
出発時の雨、ガスからは想像できない山頂の晴れっぷりでよかったですねー!!
もしかして・・・「フェイスフラッシュ」をされたとか?
shira-gaさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
今回の山行は、天気については諦めていました・・・
それでも良かったのですが、思わぬ天候回復に見舞われました。
なんだかんだ言っても、山は絶景が一番です。
雨、凍結、雪、風、晴天、ガス、1日で様々な天候が経験できました。
nagagutuさんと行かれた丹沢山と蛭ヶ岳、面白かったです。
自分たちも年明けに行く予定です。
今後もよろしくお願いいたします☆
star
starさん はじめまして。
Utunduさん こんにちは。
車はスタックしちゃいましたか。
JAFのお世話にならず、良かったですね。
赤岳は好きな山でいづれは冬にもいってみたいのですが、お写真を見てその思いが強くなりました。
冬のガスを吹き飛ばすとはお二人とも晴れ男ですね。
あっ晴れです
nagagutuさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
車はRVタイプなので問題ないと思っていましたが、スタッドレスがだいぶ古くなってきていて登れませんでした・・・
4WDならば問題ないと思いますが、自分のは2WDですので力不足でした。
美濃戸口から赤岳山荘までは、所どころ急坂がありますので気をつけてください。
鍋割山のセルフ動画最高ですね。
どこまで行くんだよーって感じでした(笑)
ジャージに長靴スタイル決まっていますね。
自分も栗城ファンなので、セルフ撮影は良くしています。
セルフ動画はやったことがないので今度やってみます。
ただ、カメラの回収がめんどくさいですよね・・・
今後もよろしくお願いいたします☆
star
starさん Utunduさん
おはようございます。
今回の赤岳もなかなか読み応えがありました。
先月、私自身も同じようなルートで登っているので、
その時の記憶が蘇るようでした。
早朝にこの記録を見て、早く感想書かれないかなと、
思ったのですが、思うより早く書かれたのでビックリでした。
それにしても、山頂での天候の回復は良かったですねー
景色が見えるのと、見えないとでは、「天と地」ですからね。
二人での冬山登山羨ましく思いました。
新しいコンビの誕生といったところでしょうか?
今度は私も入れて頂いて「トリオで登りましょう」と、
言いたいところですが、お二人の足手まといになりそう
なので止めておきましょう(笑)
私は、この半年starさんの背中を見ながら山に登って
いたのかもしれません。
決して重い話じゃなくて、良い刺激を受けたのかなって
意味なんですけど・・・
私にとって2010年の登山ライフは劇的に変化したのは、
間違いありません。
あれだけ怖かった冬山にも敢えて挑戦してますし。
また、2011年は更に変化するのだろうと期待できそうです。
登山・・・冬でも夏でも四季を通して、お互い切磋琢磨
して、楽しく登りたいですね
onsen♨
onsenさん
こんばんは、お返事遅くなりました。
仕事から帰ってきて、やっと時間が持てました。
今朝は早起きをして、感想を書きました。
Utunduさんも早々に書いてくれたようで、山行記録が完成しました。
赤岳にはもう何度も登っていますが、やはり山頂からの景色は最高です。
特に今回、雪をまとったまわりの山々は感動的でした。
トリオ登山、実現できたら良いですね。
実はUtunduさんは、自分よりもはるかに健脚です。
単独で槍ヶ岳から西穂高までを、テント泊で縦走なんてことも平気でやってしまいます。
自分は高所恐怖症なので、踏み込めない領域です・・・
来年は、大キレット越えをひそかに計画していますが。
ただ、雪山についてはまだ不慣れなようで、昨日もだいぶ苦しんでいたようです・・・
雪山技術については、自分の方が若干上かなと思っています(笑)
とはいっても、経験回数が多いだけですけどね。
自分の背中を見てなんて、大げさですが嬉しいです。
栗城さんは言っています。
『冒険の共有をしたい』
これは、自分にとっても当てはまります。
自分が見たこと、聞いたこと、感じたことを少しでもお伝えできたらと思って山行記録を書いています。
それが、少しでも皆さんに興味を持っていただき、あいつらができるなら自分だってできるんだって思っていただければ幸いです。
間もなく、2010年も終わります。
2011年も素敵な山行記録を書けるよう、頑張っていきます。
ナマステ☆
star
こんにちは!
コメントありがとうございます。
山頂での晴れっぷりは本当に涙が出そうなほど嬉しかったです
山が受け入れてくれたような気がして
今回は目出し帽スタイルで、私は何度か空に「フェイスフラッシュ」してましたが、やっぱりスグルマスクじゃないと効果がなさそうです(笑)
star氏の晴れ男ぶりは相当なもので、多分、star氏の祈りが通じたんだと思います
私はどちらかというと稜線で濃いガス中での風速20mを経験したいな、とかドM的なこと考えてたんで(笑)
Utundu
こんにちは!
コメントありがとうございます。
私も赤岳が好きで、夏は何回か登ってたんですが、今回初めて雪をまとった赤岳にチャレンジしました
稜線での強風や気温、体力的にも夏とは全く違う山になってますが、頂上からの眺めや、下からの山容も文句無しに素晴らしかったです
厳しい冬山なので気軽におススメです!とは言わないようにしますが、本当に素晴らしい世界でした。
Utundu
始めまして yutaro31と申します。
林道は結構凍ってしまい登れない坂なんですよね!
道幅狭くて怖いし・・・!
それにしても途中からは好天になって良かったですね。
悪天候と好天への切り替わりが安心するんですよね。
所で鹿の湯って下山口から近いのですか?
お疲れさまでした。
yutaro31さん
こんばんは、はじめまして。
コメントありがとうございます。
美濃戸口から赤岳山荘までの林道は、なかなか手ごわいです。
SUVタイプでないと、お腹をすってしまいますし、2WDでは凍結した斜面は登れませんでした・・・
天候の回復は、予定外でした。
悪天候でも良いとは思っていたのですが・・・
やはり、山は天気が良い方がよいですね。
鹿の湯は、富士見高原スキー場のふもとにあります。
八ヶ岳山荘から、20分くらいでしょうか。
かなり立派で、とても綺麗な建物です。
お風呂も、内風呂・露天・サウナととても充実しています。
八ヶ岳界隈では、一番おススメのonsenです☆
star
starさん、Utunduさん、こんばんは!
赤岳登山、お疲れ様でした!
いやいや・・・素晴らしすぎますね!!!
山の神様からのご褒美は、お二人の山へ対する熱い想い、山好きの心が伝わったんでしょう(^−^)
私が夏に歩いたコースだったのでどんなところを歩いているかは想像できましたが、
夏山でさえ頂上付近はヒヤヒヤで歩いたところですから、雪があったら怖さも倍増ですかね。。。
本当にすごいです。
写真がたくさんで、とても楽しく見させて頂きました。
素敵な雪山登山になり、本当に良かったですね♪
hanako
hanakoさん
やはり、神様はいますね。
願いはきっと叶います。
そんな1日でした。
自分は、自称晴れ男ですが、昨日の天気はほんとに恵まれました。
まさに、山に受け入れられたようでした。
前日の天気予報では、赤岳付近に風速20メートルの暴風警報が出されていましたので、登頂は半ば諦めていました・・・
しかし、行者小屋に着くと、雨・雪はやみ、登るにつれて天候は回復してきました。
ここからが、山の神様からのご褒美でした。
山頂から見た、まわりの山々は素敵でした。
雪があると、意外にも歩きやすいです。
自分は下りが苦手なのですが、雪があると足首をひねる心配がありません。
しっかりアイゼンをきかせれば、夏山よりも歩きやすい印象をうけます。
次回の記録も、楽しみにしておいてください☆
star
私は11月に登ったのですが、美濃戸口までの、あの細い道は凍っていなくてもヒヤヒヤものでした。
今の時期、さぞ大変だったと思います。
でも、頂上に近づくに連れて青空になって、本当によかったですね。
これだから山登りはやめられませんね〜。
いい山行記録でした。〜(^^)ありがとう〜
setiseti01さん
はじめまして、コメントありがとうございます。
あの林道は、夏でも気を使います。
でもあそこを車で入れると、往復2時間は短縮できます。
八ヶ岳山荘からの赤岳日帰りは、かなりきついかと思います・・・
何度も言いますが、天気にほんとに恵まれました。
絶景が今でも目に焼き付いています。
今後もよろしくお願いいたします☆
star
こんばんは。
コメントありがとうございます!
今回starさんと一緒に歩いている時に、「あそこが杣添尾根・・・onsenさんがこの間歩かれた杣添尾根」とか「富士山、富士山といえばこの間、この時期に登られたonsenさん」みたいに、ちらちら思い出しながら歩いてました。
実際starさんともonsenさんの話題も出たりして
山歩きの楽しみもちょっぴり広がりますね!
ヤマレコって素晴らしいです
Utundu
こんばんは。
コメントありがとうございます
素晴らしい八ヶ岳山行を堪能してきましたよ
心に残る山歩きができました
ところでhanakoさんも夏に歩かれているから想像していただきたいのですが、今回積雪期の赤岳を歩いてみたら、行者小屋くらいでかなり疲れてしかも雪上歩行に満足して、「もうここで帰ってもいいかな」とか平気で思っちゃいました(笑)
夏だったら、行者小屋までなんて訳なくサクサク歩けて「さぁここからだ!」って感じなんですけどね。
雪の岩場とかの技術もさることながら、体力がかなり必要なことを思い知りました・・・。
テント泊好きの私としては、この上さらに重たいザックを担ぐとなると・・・もっと歩きまくらないといけません!
Utundu
starさん、Utunduさん初めまして。
先日このコースに近い感じで歩いてきました。文三郎尾根からの見える阿弥陀岳が迫力があり感動しました。
赤岳山頂では、kankotoさんと偶然お会い致しました。
starさんとUtunduさんも丹沢でお会いされてようで、kankotoさんは山頂出没率が高いんですね。
その後も、雪山を責められているので今後も是非参考にさせてください。
ilbonさん
はじめまして。
実はilbonさんの山行記録は、よく拝見しております。
我々が宝剣岳に登った翌日に、登られていますよね?
その時にお名前は覚えていました。
そして今週、赤岳でkankotoさんとお会いされていましたね。
お会いした印象はいかがだったでしょうか?
我々には驚くべきスピードで、歩かれる超人の様に感じました・・・
山頂では、いっしょにおでんを食べていただき楽しいお話ができました。
ヤマレコユーザーの方とお会いできると、とても印象深い山行となります。
今後もよろしくお願いいたします。
来週は横岳縦走に行ってきますので、楽しみにしておいてください☆
star
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