摩耶 桜谷遡行 快適な沢歩きを楽しむ

2016年07月10日(日) [日帰り]

• GPS: 06:35
• 距離: 12.4km
• 登り: 798m
• 下り: 760m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:32
• 休憩: 1:01
• 合計: 6:33

距離 12.4km 登り 798m 下り 773m

8:06 ＪＲ新幹線新神戸駅
8:15 8:16 布引の滝（雌滝）
8:21 8:26 布引の滝（雄滝）
8:39 布引貯水池
8:58 桜茶屋（市が原）
9:07 天狗道分岐点
9:27 9:30 立岩（三笠岩）
10:02 10:03 森林植物園 東門
10:14 黄連谷
10:24 10:39 桜谷出合
12:33 摩耶ロープウェー星の駅
12:58 12:59 掬星台
13:50 14:25 杣谷堰堤
14:39 護国神社前
14:39 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

登山口：新神戸駅　下山口：護国神社バス停

コース状況／危険箇所等

桜谷は快適な沢歩きが出来ますが、何ヶ所もある堰堤がお邪魔虫。
滝はフリーでも登れそうですがちょっとリスキー。もちろん巻くことは可能です。

その他周辺情報

下りルートは山寺西尾根〜摩耶東谷下部

写真

7/10 8:07

8:07 先週に続き新神戸駅スタート

7/10 8:12

久しぶりに雌滝に立ち寄りました。

7/10 8:19

そして雄滝。水流も豊富で見応えありました。

7/10 8:34

五本松かくれ滝。最近、隠れることが少ないみたい。

7/10 8:38

8:38 布引貯水池。新神戸駅から30分。ここまで身体が重く、全くペースが上がりません。

7/10 9:16

黒岩尾根手前の沢沿いの広場。沢の様子を見に行くことにしました。

7/10 9:20

なかなかいい感じですが、水量も多く今日は断念。

7/10 9:41

河童橋。ちょっとイージーな名前ですが、奥に穂高（新穂高や槍（シェール槍）があることから何となく納得。

7/10 10:24

桜谷出合に来ました。

7/10 10:27

ここでサワーシューズに履き替えて沢に下ります。

7/10 10:37

10:37 沢に下りてみるとこんな感じ。まぁまぁいい感じの沢です。

7/10 10:39

いざ、出発！

7/10 10:44

早速、流れのある小さな段差を乗り越えます。

7/10 10:45

ジャブジャブと進みます。

7/10 10:46

頭上に覆い被さる大岩。

7/10 10:46

滑滝が現れました。

7/10 10:47

涼感たっぷり。気持ちいい！

7/10 10:48

かなり歩きやすい沢です。

7/10 10:50

ここからが核心部。三つの滝が待ち構えています。

7/10 10:51

滑滝。簡単に歩けるので三つの滝には含みません。

7/10 10:53

一つ目の滝が現れました。

7/10 10:54

高さは3mぐらい。左の細いクラックのあるスラブを登ることにしました。

7/10 10:56

あと一手で滝を乗り越えれるのですが、しっかりとしたホールドがなく、かなり緊張しました。

7/10 10:58

二番目の滝（左）と奥に三番目の滝。二番目の滝は苦も無くクリア。

7/10 10:59

そして三番目の滝。ホールドがなく高度感もあり最大の難敵。

7/10 11:00

直登は諦め、安全優先で右を巻きました。

7/10 11:02

その後も現れるほどよい段差を水を浴びながら越えます。

7/10 11:04

ここまで快適でしたが、突然、堰堤が！

7/10 11:04

やむを得ず右岸を高巻きします。

7/10 11:06

巻いて下りてきました。

7/10 11:06

と思ったら、今度はもっと高い堰堤が立ちはだかります (>_<)

7/10 11:12

仕方なく堰堤の右岸を巻き、堰堤を越えました。

7/10 11:14

快適な（そう見えないかも）沢を登ります。倒木に張られたクモの巣を払いながら進行。

7/10 11:16

判りにくいですが、登山道が左から右に沢を横切ります。

7/10 11:16

整備された登山道を団体さんが下りてきました。

7/10 11:17

怪訝な視線を浴びながら、団体さんの列を横切りました。

7/10 11:18

登山道から見える距離でいい感じの滝が出現。高さは1.5mぐらい。

7/10 11:18

滝の右側から左足トゥフック＆マントリングで乗り越えます。

7/10 11:20

底のフェルトがしっかり岩面を捉え快適に登ります。

7/10 11:21

滝の上部は溝状の岩盤が続きます。

7/10 11:24

7/10 11:28

小さな段差を何度も越えます。

7/10 11:30

また登山道が沢を横切ります。（今度は右から左）

7/10 11:35

快適な沢歩きが続きます。

7/10 11:39

流れに沿って登ります。

7/10 11:42

またまた登山道が横切ります。（確か右から左）

7/10 11:45

小滝が階段のように続きます。

7/10 11:46

が快適な区間はここで終わり。また堰堤が立ちふさがっています。

7/10 11:51

左を巻いて越えましたが・・・

7/10 11:53

すぐ奥にはまた堰堤が！しかもかなり高い。さっきと同じ感じ。

7/10 11:55

仕方なくまた右岸を巻きます。ガレ場を登ると、

7/10 11:56

登山道にひょっこり出ました。

7/10 11:57

堰堤を越えて柵の左から下ります。

7/10 11:59

が、またまた堰堤が！三連チャン。これがまた高い。

7/10 12:01

下った場所を登り返して、この堰堤も越えました。

7/10 12:02

堰堤の上部。このあと堰堤がないことを祈って遡行を再開。

7/10 12:02

幸い、堰堤はなさそうです。清らかな水流はまだまだ健在です。

7/10 12:04

またまた登山道が横切ります。（左から右）

7/10 12:06

判りにくいですが谷が分岐しています。右は本流。左は駐車場に続く道が付いています。

7/10 12:08

本流入り口にある堰堤。これが最後です。

7/10 12:12

登山道で堰堤を高巻きします。

7/10 12:13

堰堤を越え沢に戻りました。

7/10 12:14

さすがに水流は減ってきましたが沢筋はしっかりしています。

7/10 12:17

まだまだ、沢歩きを楽しませてくれます。

7/10 12:18

7/10 12:20

登山道の石橋を潜ります。

7/10 12:20

さらにはこんな橋も越えます。

7/10 12:21

水たまり程度の流れになりました。渇水期なら涸れていると思われます。

7/10 12:29

沢はかすかに続いていますが、この先は笹藪なのでここで終了とし、桜谷道に移ります。

7/10 12:33

桜谷道終了点。

7/10 12:35

12:35 掬星台に到着。桜谷出合より2時間経過していました。ここで昼食。弁当を持ってきたのでcafe702には寄りませんでした。

7/10 13:01

13:01 のんびり昼寝。

7/10 13:09

下りは山寺尾根から支尾根の山寺西尾根を下ります。

7/10 13:31

13:31 行場小屋の上の岩場に到着。

7/10 13:35

行場の三段滝。冬期と違い水量があり見応えありました。

7/10 13:41

摩耶東谷を下ります。この滝も水量豊か。
この後、護国神社近くのローソンの「チョコモナカジャンボ」で生き返りました。

撮影機器：

DMC-SZ7 Panasonic

装備

備考

持って行って良かったもの：渓流シューズ（モンベル　サワーシューズ）
持って行けば良かったものジップ付きビニル袋（i phone用）

感想

Ham⭐

暑い夏は、水しぶきを浴びながらの沢歩きに限る・・・という訳で先週、フェルト底のシューズを何十年ぶりで購入しました。
今回はその履き心地を確認すべく、お気に入りの桜谷の遡行をしました。

結論として、靴の中を濡らしてはいけないという山の鉄則？により、如何に行動が縛られていたかということに気付かされました。濡れてもイイじゃないか、濡れる方が気持ちイイじゃないか、を実感した山行でした。

さて、「サワーシューズ」の使用感ですが、全行程を通し滑るということが全くなく、安心して沢を歩くことが出来ました。
特に滑滝ではしっかりと岩面を捉え、快適そのものです。ビブラムであろうと、トレイルグリッパーであろうと、登山靴でフェルト底の右に出るのはないのではと思います。また水に浸かっても、冷たくもなく、濡れの気持ち悪さもなく、わざわざ水の中を歩きたくなる始末です。

桜谷は小さな枝沢で、本格的な沢登りではありません。沢歩き、或いは沢遊びが適切な表現と思います。しかし、予想しなかった小滝の連続やきれいな岩床の滑滝、そして清らかな流れと、スケールは小さいものの沢の魅力に溢れた谷でした。
惜しむらくは途中、6つもの堰堤の出現。急峻な沢でもガレた沢でもないのにここまで必要なの？　とあらためて過去の神戸の治山対策に疑問を感じました。

ともあれ、お気軽沢歩きも夏のバリエーションルートとして、入れていきたいと思っています。問題は・・・・六甲に何百もある歩きにお邪魔な堰堤かなぁ。

コメント

notung

見応えあるレコ
Ham0501さん、こんにちは。
桜谷そのものの遡行レコは今まで見た記憶がなく、
ただいまワクワクもんで拝見しました。
それと、沢登りシューズの威力にも驚嘆です（ド素人なもので ）
これなら、ご覧戴いた大池地獄谷なんざ鼻歌交じりの楽勝ですね
序盤から中盤、連続する滝や段差は見ているだけで涼しそう。
付近一帯はよく知った場所なのに、歩くルートが違うと全く新鮮ですね。
見応えのあるレコに感謝です。

なんせ昭和42年の大水害を経験しているジジィなもんで（当時9歳、溺れかけた）
いつもヒィヒィ堰堤を巻きながら「仕方ないな」とは思っておりますが
（お互いに）高ッかい市民税を負担している者としては
どこもかしこもベタ張りの状況に、当時お定まりの利権臭が漂うのも事実？
・・・まぁ、こんなん言い出したらキリがないのですが・・

今後ともご更新を楽しみにしております

Ham⭐

Re: 見応えあるレコ
notungさん、こんばんは
桜谷の遡行の記録がないのはおそらく、沢登りといえるほどのものでないからではないでしょうか。梅雨でもなければ水量も少なかったことでしょうし、沢遊び初心者向けといったジャンルでしょうか
それに登山道が並行しており、そちらを歩けば50分の所をわざわざ2時間も掛けて歩いたわけで、まぁ天の邪鬼ハイカーならではの山行かと思います

印象に残ったのは、一般道を歩いていた団体の登山者の とした表情です。
この日、身体が重くて歩くペースが上がらず、桜谷出合まで何人もの登山者に追い越されていたのですが、団体さんに遭遇してからは天の邪鬼気質がよみがえり、しんどさを忘れ元気になったことは否定いたしません

42年の水害は確か市ヶ原で大規模な山崩れがあった時ですよね
まだ山を始める前なので詳しいことは覚えていませんが、その後さらに堰堤が増えたに違いありません。
沢歩きの第一の天敵は大堰堤（第二はクモの巣）ですが、最近はスリット式の登山者に優しい堰堤も出現してきたことは歓迎です。

notungさんレコでご紹介あった地蔵谷や大池地獄谷も、気軽な沢歩きに向いていそうです。この夏は行ってみたところがいっぱいあって、週末の来るのが待ち遠しいです。
早く梅雨が明けて欲しいですね