丹沢/虫沢川タカノス沢(ダルマ沢右俣)
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- GPS
- 04:00
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 632m
- 下り
- 628m
コースタイム
- 山行
- 3:59
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 4:00
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
虫沢橋手前の余地に駐車(3-4台駐車可能)。 手前のヒネゴ沢橋にも2台程度駐車可能。仮設トイレも設置されていた(使用可否は未確認)。 ◆公共交通機関利用の場合 新松田駅から寄行きで田代向BSで下車。虫沢川に沿って約3km、50分程度で虫沢橋に着くと思われる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山ポスト 虫沢林道周辺には無いが寄バス停には設置されている。 ◆道の状況 ・虫沢林道は未舗装の部分もあるが歩く限りでは問題無く通じている。 |
写真
感想
本来は連休を使って北アルプスか上越方面へ遠征へでもと思いながらも天候がはっきりしないので、日帰りで丹沢の沢に行くこととした。今まで踏み込んだことが無い寄の虫沢川タカノス沢に行って来たが全ての滝がほどほどの高さでロープ無しで直登可能であり短いけれど想像以上に楽しく過ごせる沢だった。
去年も同じ海の日の連休に穂高に出掛けたが雨に祟られて岳沢から前穂高往復をこなせただけに終わった。なのでこれを繰り返すよりも日帰りで適度な沢へと言う感じだ。どこが好いか?と言うことになってずっと気になっていた虫沢川ダルマ沢を提案したら誰も行ったことが無いので採択された。7時間以下の行程だから夕立前に降りて来られそうだ。
寄方面は久し振りなんで少し道を間違いながらも湘南から1h30m程で虫沢橋に到着した。橋の向こうにはゲートがあり、手前に駐車可能な余地がある。普通には3台、同じパーティならば詰め込んでもう1台と言う程度のこじんまりとしたスペースだ。少し下のヒネゴ沢橋の袂にも2台程度の余地があった。もう沢の脇と言う絶好のアプローチ、なので沢装備を着けて出発とする。
駐車場から赤テープに誘われて斜面を登ると木の階段があり遊歩道のようになっていた。これに沿って行くとそのまま最初の堰堤と次の堰堤を越えて行ける。沢床に降りてみるものの未だ余り渓流感はしない。更に古い堰堤が2つ連続しているがこれも右岸の作業道から越えて行ける。この堰堤を越えると450m二俣になる。左俣の方がやや水量が多く本流らしい。今日は右俣(タカノス沢)へと進む。この先は4m滝から快適に乗越すことができる小滝が続き、一気に渓流感が増す。
485mの分岐では最も水量が多い左へと進む。右岸側に作業道らしいものが続いていたがそこには古い木製の道標が落ちていた。「秦野峠、シダンゴ山」と行き先が書かれておりかつては登山道の一部だったと言うことだろうか。この先も小滝が続き510mの分岐も左へ。540mで上を林道が通る。南タカノス沢橋だ。この辺りから倒木が増えて来た。
南タカノス沢橋を潜ると少しずつ滝のスケールが大きくなってきた。岩もカチッとしていて不安無く登攀できる。連瀑帯、5m滝、ミニ七ツ釜、連瀑帯、5m滝と越えて600m地点のタカノス沢橋に至る。この辺りがこの沢のハイライトかもしれない。
タカノス沢橋の下には新しい堰堤がある。右を見ると尾根に取り付けば楽に越えられそうと思えたが行って見ると結構痩せ尾根、でも最終的にはツルが自然のフィックスロープとなっていて難無く沢に降りることができた。
堰堤の上はしばらくは土砂が埋まって明るい渓相になっている。がしばらく行くと2+2+3m滝に出合う。最後の滝は4m近い感じ。13Kさんは右壁横のスラブを登ったがホールド、スタンスが乏しく難しそうだ。Aki-CLさんは流芯に沿って直登。僕はヌメリが気になってオドオドと左壁側に出て枝を頼りに何とか登った。その後の5m滝は見た目の雄大さ程は難しく無く楽しく容易に登れる。650m分岐を左に取り、進んで行くと690mで堰堤に出合う。
700mを越えると水量が細くなり、倒木も多く、岩も脆さが出て来た。750m二俣も左に取ったが人が踏み込んでいる気配が薄くなった。もう稜線まで100mも無いのだが尾根へと足を踏み出すと踏み固められていない石ころがズルズルと崩れて行く。もう暫くは沢を詰めることとし、3人距離を明けながら進み、杉の植林の急斜面にそれぞれルートを引いて稜線を目指した。随分とアルバイトした感じだったけど20分足らずで登山道に飛び出た。
稜線で沢装備を解いてダルマ沢ノ頭を経てシダンゴ山手前で出合う虫沢林道を虫沢橋まで戻った。虫沢橋が沢床から結構高い印象があったので、途中の沢で沢靴なんかを洗って行ったが、虫沢橋からは沢に降りる階段があった。
単純だけどロープを使わず全てフリーで登ったので速い。カムも13Kさんが持参したけどザックにしまわれたままだった。それはそれで結構なこと。ヒルにも出逢わなかったし、久々にスピーディにバランスを確認しながら登れた沢でなかなか楽しかった。
快適に遡行できた。沢の詰めが落石多く危険。別の詰めルートが良いだろう。下山は虫沢橋まで林道を1時間程歩く。
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