裏那須・井戸沢

2016年07月16日(土) [日帰り]

• GPS: 07:25
• 距離: 15.0km
• 登り: 1,180m
• 下り: 1,165m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:22
• 休憩: 0:04
• 合計: 7:26

距離 15.0km 登り 1,188m 下り 1,173m

7:55 スタート地点
8:44 三斗小屋宿跡
12:27 流石山
13:03 13:07 大峠
14:38 三斗小屋宿跡
15:21 ゴール地点

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

7/16 7:52

深山ダム奥の大川林道終点のゲートから出発しました。

7/16 8:21

ゲートからも割としっかりした会津中街道が続いています。

7/16 8:45

会津中街道が会津への主要道だったころの宿営地、三斗小屋宿跡です。きれいに刈払われて整備されています。

7/16 8:54

その先に車が駐車してありました。ゲートが閉まっているのにどうして入ったのでしょう？
ここから左に分岐して歩いていくと木製の堰堤が見えてきました。しかしガスに巻かれた様子は気分まで落ち込んでしまいます。ここは右から草付きを頼りに少し高巻いて越えました。

7/16 9:29

沢に下りて少し行くとF1が見えてきました。ここは階段状で足慣らしにはちょうどいいところです。

7/16 9:34

次の15m滝が核心部と言われているところです。右側のカンテ沿いに登っていきました。

7/16 9:36

ここは最後がハングになっています。しかしうまい具合にシュリンゲが2本ぶら下がっています。ここは思い切りA0で越えました。

7/16 9:56

さらに8mスダレ状滝です。ここは真ん中から取り付きました。そして頭からシャワーをかぶりながらバンド伝いに左壁に移動して越えました。

7/16 10:05

ここは一見登れそうもありません。しかし左壁に移動してみると草付きの中に巻道がありました。

7/16 10:12

次が18m階段状、と言っても真っ直ぐ登れるわけもなく、水流際に登ってから左壁に移動して登りました。しかし最後の一手が悪かったような・・・。

7/16 10:25

そしてほんとの階段状、これは楽ちんでした。

7/16 10:50

後はもう大した滝はありません。水流も消え、ゴーロを詰めていくといきなり青空が見えてきました。思わずバンザーイです。

7/16 11:06

両脇はシモツケソウやトリアシショウマ、オオババギボウシその他のお花畑で、気分は最高です♪　癒しの沢は本当でした。

7/16 11:14

そして何とシナノキンバイが咲いていました。この花を見たのは30年以上ぶりです。

7/16 12:19

長い急傾斜のゴーロを詰め、さらにササヤブを少し漕いでやっと稜線に出ました。装備を解いているとおばさんが歩いてきました。いろいろ話しかけてきて沢のルートには興味津々のようでした。

7/16 12:22

お馴染みのハクサンフウロもあちことに咲いていました。

7/16 12:22

草原の尾根を歩いていきます。ここも癒しの稜線です。

7/16 12:26

流石山を過ぎ、

7/16 12:46

いよいよ大峠への下りにかかります。黄色い絨毯にはいまいちでしたが、満足の光景でした。

7/16 12:53

7/16 13:02

大峠まで下りました。ここのお地蔵さんのファッションはいつも和ませてくれます。

7/16 13:11

三斗小屋宿跡方面に林道（会津中街道）を下りていくとヤマオダマキが一輪咲いていました。

7/16 14:16

峠沢、中の沢を渡り、最後の渡渉点のところで峠沢を下降してみました。しかし意外に水量が多く、時間がかかりそうだったので右岸から林道に上がってしまいました。

7/16 13:38

途中で見つけた一本です。イグチの類でしょうか？
しばらく行くと井戸沢の分岐に戻りました。さらに中街道を歩いて出発地点に戻りました。

撮影機器：

TG-625 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

tochimochi

入渓時の暗い雰囲気も核心部を過ぎたころから、天候の回復とともに明るくなってきました。沢の詰めというのはヤブ漕ぎに悩まされることも多いのですが、それがないのもこの沢のいいところです。ほとんどのホールドがカチッと決まり、お花畑を見ながら稜線に達せられました。そしてキスゲ咲く大峠への下り、まさに癒しの山行でした。
ただし、単独での遡行は危険が多くなります。年を経るにつれ、臆病になってきている自分を感じます。易しいと評されている沢でも危険なところはあります。沢に入るのは情報をできるだけ集めて、確実に安全と思えるところにしようと感じた山行でもありました。